決勝T1回戦の対戦カード決定! 日本はイングランドと激突《U-17W杯》

2017.10.15 16:20 Sun
Getty Images
▽インドで開催されているFIFA U-17ワールドカップのグループステージ全日程が終了し、決勝トーナメントに勝ち上がった16チームの顔ぶれが決定した。

▽2大会ぶり8回目の出場となるU-17日本代表は1勝1分け1敗でグループEを2位通過。決勝トーナメント1回戦では、全勝でグループFを首位突破したU-17イングランド代表と17日に激突する。勝者は21日に準々決勝でU-17パラグアイ代表vsU-17アメリカ代表の勝者と対戦することとなる。決勝トーナメント1回戦の日程は以下の通り。
◆決勝トーナメント1回戦
▽10月16日(月)
《20:30》
コロンビア vs ドイツ
《23:30》
パラグアイ vs アメリカ

▽10月17日(火)
《20:30》
イラン vs メキシコ
フランス vs スペイン
《23:30》
イングランド vs 日本
マリ vs イラク

▽10月18日(水)
《20:30》
ガーナ vs ニジェール
《23:30》
ブラジル vs ホンジュラス
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強豪イングランドに善戦もPK負けでベスト16敗退《U-17W杯》

▽U-17日本代表は17日、インドで開催されているFIFA U-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でU-17イングランド代表と対戦し、0-0で終了した。しかし、90分を戦い終えて迎えたPK戦を3-5で敗れ、ベスト16敗退に終わっている。 ▽3日前に行われたU-17ニューカレドニア代表戦を1-1と引き分けてグループEを1勝1分け1敗の2位で通過した日本は、ニューカレドニア戦のスタメンから大幅に8選手を変更。MF中村敬斗、MF福岡慎平、DF鈴木冬一の3選手のみが引き続きスタメンとなった。 ▽グループFを全勝で首位通過したイングランドに対し、5-0と大勝した初戦のU-17ホンジュラス代表戦と同じスタメンで臨んだ日本は、フラットな[4-4-2]の布陣を採用。GKに谷晃生(G大阪ユース)、最終ラインは右から喜田陽(C大坂U-18)、菅原由勢(名古屋U-18)、小林友希(神戸ユース)、鈴木冬一(C大阪U-18)。中盤は右に中村敬斗(三菱養和SCユース)、左に上月壮一郎(京都U-18)、2ボランチに平川怜(FC東京U-18)と福岡慎平(京都U-18)を起用。2トップは久保建英(FC東京U-18)と宮代大聖(川崎F U-18)を配した。 ▽開始4分に左サイドからカットインした上月が枠内シュートを浴びせた日本だったが、イングランドのハイプレスの前に押し込まれる時間が続く。14分には平川のボールロストからブルースターに枠内シュートを浴びると、その後もフォーデンを筆頭に個人能力の高いイングランドに主導権を握られる。 ▽18分に久保がミドルシュートで牽制した日本だったが、イングランドの攻勢を受ける展開が続くと、27分にはボックス右への侵入を許したブルースターに右ポスト直撃のシュートを浴びせられてしまう。 ▽ハーフタイムにかけても一方的に押し込まれる中、カウンターに転じた日本は37分にチャンス。ボックス内から中村が放ったシュートのルーズボールをゴールエリア左の上月がシュート。しかし、枠を捉えきれなかった。そのまま何とか耐えきった日本はゴールレスで前半を終えた。 ▽迎えた後半も押し込まれた日本は49分にピンチ。マクイークランのミドルシュートが枠を捉えたが、GK谷が横っ飛びのセーブで阻止した。劣勢が続く日本は54分に中村に代えて椿直起(横浜F・マリノスユース)を投入すると、オープンな展開に移行する。 ▽徐々に敵陣でプレーする時間を増やしていった日本は、69分に福岡とのパス交換から持ち上がった久保がミドルシュートを浴びせた。後半半ば以降も運動量の落ちたイングランド相手に押し込んだ日本は、76分に宮代がGKを強襲するミドルシュートを放つ。 ▽攻勢に出ていた日本だったが、84分にピンチ。自陣右サイドを突破され、最後はキルビーにシュートを許すも、菅原が身体を張った守備で防いだ。すると凌いだ日本は87分に決定機。ボックス右に侵入した椿の折り返しを宮代がダイレクトシュート。しかし、GKの守備範囲に飛んでしまった。 ▽その後も久保がミドルシュートを浴びせるなど攻め立て日本だったが、90分をゴールレスで終了。決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では5人全員が決めたイングランドに対し、日本は3番手の喜田がGKに止められて3-5で敗戦。強豪イングランド相手に善戦しながらもPKで惜しくも敗退となった。 ◆PK戦 イングランド 5-3 日本 1.ブルースター 〇 〇 菅原 2.ハドソン=オドイ 〇 〇 宮代 3.フォーデン 〇 × 喜田 4.アンダーソン × 〇 上月 5.キルビー〇 2017.10.18 01:42 Wed

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『FIFA.com』がU-17日本代表FW中村敬斗に2択の一問一答…「あらゆる面でチームに貢献したい」

▽U-17日本代表は17日、U-17ワールドカップのラウンド16でU-17イングランド代表と対戦する。『FIFA.com』が、日本のFW中村敬斗に注目し、一問一答を行った。 ▽日本は、フランス、ホンジュラス、ニューカレドニアとグループステージで同居。1勝1分け1敗の2位でグループステージを突破し、ラウンド16に臨む。 ▽中村は、初戦のホンジュラス戦でハットトリックを記録すると、第3戦のニューカレドニア戦でも1得点を記録。ここまで3試合で4得点を挙げている。 ▽ラウンド16で対戦するイングランドは、メキシコ、チリ、イラクと同居したグループステージで3勝を記録。11得点2失点と結果も残し、優勝候補にも挙げられている。 ▽『FIFA.com』は日本を牽引する中村を特集。2択のインタビューを実施し、大会の目標やプレースタイル、中村の好みについて迫った。 <span style="font-weight:700;">──イングランドと日本。準々決勝に進むのは?</span> 「日本、明らかに日本です。疑いの余地はありません」 <span style="font-weight:700;">──コルカタでタイトルを獲りたいか、テレビで決勝を見るか?</span> 「コルカタでタイトルを獲りたいです。僕たちが2年半前にスタートさせた目標でもあります。チームと僕は、長期間このために取り組んできました。僕たちはそのことだけを話していますし、そのために努力してきました」 <span style="font-weight:700;">──これまでの日本のパフォーマンスは、満足か不満か?</span> 「結果だけを見ると、不満です。僕たちはより攻撃的に、積極的にプレーしたいですし、しなければいけません」 <span style="font-weight:700;">──クリスティアーノ・ロナウドかリオネル・メッシか?</span> 「ロナウドです。多分、僕のスタイルはロナウドにより似ていると思います。ロナウドのドリブルと、右足でシュートを打つ姿が好きです」 <span style="font-weight:700;">──将来的にはヨーロッパでプレーしたいか、日本でプレーしたいか?</span> 「ヨーロッパです。なぜなら、多くの日本代表選手がプレーしているからです。それも、僕の目標です」 <span style="font-weight:700;">──シュートかドリブルか?</span> 「難しい質問ですね…でも、シュートです。なぜなら、僕はゴールを決めるチャンスがあります」 <span style="font-weight:700;">──ウイングか中央か?</span> 「ウイングです。僕は攻撃をして、チャンスを作ることはできますが、ゴールも決めています」 <span style="font-weight:700;">──ゴールかアシストか?</span> 「ゴールです。僕のプレーするポジションを考えると…」 <span style="font-weight:700;">──寿司かピザか?</span> 「寿司です。僕の好物は、実際に刺身です」 <span style="font-weight:700;">──アディダスゴールデンブーツ(得点王)かアディダスゴールデンボール(大会MVP)か?</span> 「ゴールデンボールは、大会の最高の選手です。僕はゴールを決めるだけでなく、あらゆる面でチームの成功に貢献したいと思っています」 2017.10.17 12:30 Tue

日本、痛恨のドローもグループステージ2位で決勝T進出!《U-17W杯》

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【六川亨の日本サッカー見聞録】U-17W杯で日本はフランスに完敗。見たい試合を探す苦労を痛感

▽個人的な感想ではあるが、これだけ日本のサッカーはあらゆるカテゴリーで活躍しているのだから、W杯という世界大会は公共放送であるNHKに、BSでもいいからライブ中継して欲しいということだ。 ▽今シーズンからダ・ゾーンに加入し、ルヴァン杯などを視聴するためスカパー! とも契約した。さらにACLを見るには日テレとの契約視聴が必要だ。そして昨日のインドで開催中のU-17W杯は、フジテレビのオンデマンドと契約しないと見られない。これほどストレスのかかる環境は、利用者にとって負担になるのではないだろうか。 ▽こうしたジレンマを解消すべく、U-17W杯の日本対フランス戦は、仕事仲間がネットで調べ、ライブ中継しているサッカー居酒屋を探し出し、昨夜は西武池袋線の中村橋にあるお店で同業者や旧知のサッカー解説者である川勝良一氏や代理人のI氏らとともに観戦した。いつもは現場にいることが多いものの、こうしてテレビ観戦すると、今回と同じ環境にありながら、現地に赴き、あるいはスポーツバーで声援を送るファン・サポーターの熱意を改めて感じる貴重な経験をできた。 ▽ただ、試合は日本の完敗だった。期待の久保建英は相手のハードマークに持ち味を消され、平川怜もゲームを作ることができなかった。給水時間があったため、かなり高温多湿の劣悪な試合環境だったことは推測される。 ▽フランスとは2015年の国際大会で勝っていたものの、今回は体のぶつけ合い、ハリルホジッチ監督の言うデュエルで圧倒された。「これほどまで体をぶつけてくるのか」という激しさ。元々、身体能力で凌駕しているフランスが本気で挑んで来る。それだけ日本のスキルを消すにはデュエルで勝負するのが効果的と判断したのだろう。 ▽それは今回のU-17W杯だけでなく、なでしこジャパンが現在は劣勢を余儀なくされていることにもつながる。日本のスキルを消すにはフィジカルで勝負する――だからこそハリルホジッチ監督はデュエルや体脂肪率にこだわるのだろう。 ▽話をフランス戦に戻すと、欧州選手権の得点王であるグイリに2ゴールを奪われた。左サイドからの突破を得意にして、日本は開始直後から何度も決定機を作られた。一瞬にしてトップスピードにギアアップする瞬間的な速さに、日本のDF陣は対応できなかった。シュートの技術もアイデアが抱負で、決まらなかったもののアウトサイドで狙ったり、右足インフロントで巻くようなシュートで右上スミを狙ったりするなど、17歳以下とは思えないクレバーな選手だった。恐らく次代のフランス代表を担う逸材だろう。 ▽対する日本は、最終戦がニューカレドニアということもあり、グループ2位通過はほぼ確定だろう。山場となる決勝トーナメントの相手は、現在のところフランスと並んで優勝候補のイングランドが有力だ。そして、ここを突破できれば一気にファイナリスト進出も見えてくる。そのためにも、久保の強気のプレーに期待したい。 ▽それにしても、NHKが中継しないのは残念でならない。 <hr>【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2017.10.12 17:16 Thu
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