インモービレのドッピエッタとラストプレーのPKストップでラツィオが逆転勝利! ユベントスは今季初黒星《セリエA》

2017.10.15 03:13 Sun
Getty Images
▽セリエA第8節、ユベントスvsラツィオが14日に行われ、1-2でラツィオが逆転勝利した。

▽前節アタランタ戦を2点のリードを守りきれずに引き分けて開幕からの連勝が7でストップした2位ユベントス(勝ち点19)は、代表戦で出場機会のなかったディバラの他、南米予選を戦ったクアドラードやアレックス・サンドロがベンチスタートとなった。
▽対する4位ラツィオ(勝ち点16)は前節サッスオーロ戦を6-1と圧勝したスタメンからパトリックに代えてバストスのみを変更した。

▽今季開幕前に行われたスーペル・コッパではラツィオが勝利したこのカード。3トップに右からドグラス・コスタ、イグアイン、マンジュキッチと並べ、中盤アンカーにベンタンクールを配す[4-3-3]で臨んだユベントスが、[3-5-2]で臨んだラツィオを立ち上がりから押し込んでいく展開で推移していく。

▽ボールを動かして隙を窺うユベントスは、23分に最初のチャンスを活かして先制する。左サイドのアサモアがマイナスに送ったクロスをケディラがシュート。GKが弾いたルーズボールをゴールエリア左のドグラス・コスタが右足ボレーで蹴り込んだ。
▽ドグラス・コスタの移籍後初ゴールで先制したユベントスがその後もボールを保持して主導権を握ると、36分にケディラの強烈なミドルシュートでゴールに迫るも、GKストラコシャのファインセーブに阻まれた。続く37分にはバックパスに詰めたイグアインがGKストラコシャにプレッシャーをかけてキックをブロック。ボールはクロスバーを叩く。

▽迎えた後半開始2分、ラツィオが同点に持ち込んだ。L・アルベルトのスルーパスを受けたインモービレがボックス中央へ侵入。GKブッフォンとの一対一を制してゴール右に流し込んだ。

▽追いつかれたユベントスは49分、イグアインがマンジュキッチとのワンツーでボックス中央へ侵入。GKとの一対一となったが、ストラコシャのセーブに阻まれてしまった。

▽すると52分、ラツィオはミリンコビッチ=サビッチのスルーパスで両センターバックの間を突いたインモービレがディフェンスライン裏を取り、ボックス内でブッフォンに倒された。このPKをインモービレがゴール右に決めて逆転に成功した。

▽追う展開となったユベントスはドグラス・コスタに代えてベルナルデスキを投入。前がかってリスクを冒すも攻めあぐねていたことで、65分にケディラに代えてディバラを投入した。

▽ディバラ投入で[4-2-3-1]に変更したユベントスが引き続き攻勢に出る中、集中した守備を見せるラツィオを崩せない状況が続く。そんな中、追加タイム1分にようやくディバラのミドルシュートでゴールに迫ったものの、右ポストに阻まれたユベントスは直後に大ピンチ。しかし、ブッフォンがカイセドとの一対一を止めて望みをつなぐ。

▽すると直後、ボックス内でベルナルデスキがパトリックに倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってPKを獲得。しかし、キッカーのディバラがゴール左を狙ったシュートはストラコシャにセーブされてしまった。直後にタイムアップとなり、ユベントスは1-2で敗戦。今季初黒星を喫した。一方、勝利したラツィオはユベントスと同勝ち点の19に伸ばしている。
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