JFAが株式会社ビームスとアパレルプロバイダー契約を締結! なでしこジャパンにスーツの提供で支援

2017.10.11 20:15 Wed
©超ワールドサッカー
▽日本サッカー協会(JFA)は11日、株式会社ビームスと日本代表アパレルプロバイダー契約を締結したことを発表した。株式会社ビームスは、なでしこジャパン(日本女子代表)をオフィシャルスーツの提供を通じて支援していくとのことだ。

▽今回の製作したスーツは、しなやかでありながら芯の強さを感じさせる女性像をイメージして作られており、日本が世界に誇る藍染をモチーフにした印象的な色をベースになでしこジャパンのイメージカラーであるピンクをアクセントとして取り入れてある。
▽この発表会見にはJFAの事務総長を務める岩上和道氏と、株式会社ビームス 第一事業本部 ビームス二部統括ディレクターの吉田周平氏が登壇。本契約の締結について説明を行った。

◆岩上和道氏(日本サッカー協会 事務総長)
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「この度、日本サッカー協会は株式会社ビームス様とオフィシャルプロバイダーの契約を締結致しました。これにより、ビームス様のスーツを選手たち及び役員等に提供して頂くことになりました。まずはこのようなオフィシャルスーツを提供して頂くことになりましたビームス様に感謝を申し上げたいと思います」

「このオフィシャルスーツに関しては、来週に長野で行われる「MS&ADカップ2017」で着用することになります。なでしこジャパンに関してはご存知の通り、昨年から高倉麻子監督を迎えまして、新しいチームを再建しているところでございます。公式戦としてはこれから12月に行われるEAFF E-1 東アジアサッカー選手権2017(E-1サッカー選手権)で初お披露目することになります」
「もちろん、ユニフォームはなでしこジャパンにとって大切なモノではありますけど、オフィシャルスーツを着ることによって、また新しい文化を作り出せると考えております。このスーツは非常に軽快でスポーティ、なおかつ女性らしさが出ています。新生なでしこジャパンに相応しいものだと思います。このような機会を与えて頂き、ビームス様に本当に感謝しております。最後にはなりますが、株式会社ビームスの設樂洋社長にも御礼を申し上げたいと思います」

◆吉田周平氏(株式会社ビームス 第一事業本部 ビームス二部統括ディレクター)
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「この度、なでしこジャパンのオフィシャルプロバイダーというお話を頂きまして、私どもも皆様にハッピーを伝えられるようにファッションや文化だったりというところでお仕事をさせて頂いておりました。今回はこのような形でお声掛け頂き、非常に光栄に思っております」

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▽説明終了後、なでしこジャパンの高倉麻子監督、GK池田咲紀子(浦和レッズレディース)、MF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)がビームスのオフィシャルスーツを着用して登壇。吉田周平氏とともにメディア陣による質疑に応対し、着用してみての感想やこれまでとのスーツの違いについてコメントした。

◆高倉麻子監督(なでしこジャパン)
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「新しいスーツを先ほど初めて着ました。これ、選手たちは可愛らしいですけど、私は似合っているかちょっと心配なんですけど大丈夫ですかね…(笑) 大丈夫ですと言ってくださったんですけど、本当かなって(笑) ただ、非常に軽くて動きやすいなと思っています。グラウンド上ではユニフォームが勝負服ですけど、移動の時はこれからこのスーツを着ますし、ある意味これも勝負服だと思います。これを身につけてたくさんの勝負に挑むことになりますけど、非常に明るい色ですし、素敵なスーツを作っていただけたなと思っています。心機一転、また頑張っていかなくてはいけないなと思いました」

◆池田咲紀子(浦和レッズレディース)
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「初めてこのスーツを着た時は、とてもお洒落だなという印象で、デニム生地のような感じでとても着心地も良いです。移動の際にはいつもこの服を着るので、とてもリラックスして移動できるかなと思いました」

◆長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
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「見た目もとてもかっこよくて良いですけど、一番は動きやすさかなと思います。このスーツで移動することが多いので、今回来てみてリラックスできるなと感じたので良いなと思います」

――どういった経緯で今回の契約が実現したのか
吉田氏「経緯に関しましては、いろいろな方面からお話を頂いたという流れにはなりますけど、ビームスとしては世の中にハッピーを表現していく会社であり、なでしこジャパンに関しましても、試合を通して皆様にハッピーや勇気を与えています。そこに共感を受けて引き受けさせて頂いたという形になります。契約年数に関しては、これからいろいろな部分を詰めていかなくてはいけないですけど、年間契約というところを基本にして進めていく形になります」

――どういった点にこだわったか
吉田氏「一番は動きやすさです。動きやすさにも様々な要素があり、素材や形、どのような動きをするのかという3つのポイントになります。その3つのポイントを優先して選びました。生地に関しては、伸縮性の強いもの。スタイルに関しても大きすぎず、小さすぎずという部分です。ファッションの部分では、今細いものが流行っており、その流れとは違う部分はありますけど、少しゆとりをもたせております。そのスーツでスポーツをする訳ではないので、移動時にストレスを感じないようなスタイルでお作りさせて頂きました」

実際に着用してみて、これまでのスーツとの違いは
池田「スーツの生地の部分で伸縮性があって、移動の時はゆったりしている方が苦しくないので、その部分は今までのスーツとは違うかなと思います」

長谷川「今歩いたり、ヒザを高く上げても窮屈さがないですし、楽に歩くことができます。スーツで走ることはないですけど、走れるんじゃないかというくらい動きやすいです」

高倉麻子監督「軽いです(笑)」

――サッカーでアパレル展開するメリットについてと、ビームスはイメージカラーがオレンジでなでしこジャパンは青とピンクだがどのようにビームスらしさを入れ込んだか
◆吉田氏「なでしこジャパンの仕事に関わる点については、他のスポーツと同様ではありますけど、今回で言えば女子ということがポイントになります。日本はもちろん、世界で活躍する女性を応援したいという気持ちもありまして、お受けさせていただきました」

「色に関しては、確かにオレンジがビームスのカンパニーカラーになりますけど、今回に関しては日本の代表するチームということで、ファッションの観点で言うと素材の中に日本を代表する藍染があります。その藍染という部分を一つのヒントにしてスーツに落とし込んだということです。あとはいろいろな色を使ったファッションというよりは、できるだけ色数を絞ってしなやかな動きと信頼感を得られるような形でこの色味に決定しました」
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