沼津、静岡ダービー制せず暫定首位浮上のチャンスを逃す…富山は年1平塚開催試合を制して上位食らいつき《J3》

2017.10.08 18:29 Sun
▽明治安田J3リーグ第26節の6試合が8日に各地で行われた。

▽藤枝総合運動公園サッカー場で行われた藤枝MYFCvsアスルクラロ沼津の静岡ダービーは、2-2の引き分けに終わった。
▽ここまで10勝6分け7敗で9位に位置する藤枝と、13勝7分け4敗で2位につける沼津(勝ち点46)の一戦。試合は勝てば暫定で首位に浮上する沼津が15分に先制する。藤原からパスを受けたボックス左の青木が落とし、これを受けた太田がボックス右手前から右足を振り抜く。インサイド回転がかかったボールはゴール右隅へと吸い込まれた。

▽先制に成功した沼津はさらに23分、右サイドからの尾崎のパスを受けた越智がボックス手前でスルーしてボックス内へと走りこむ。これを見逃さなかった鈴木将が浮き球のスルーパスを供給し、越智が右足で合わせたがゴール右隅へと逸れた。

▽1-0で試合を折り返すと、リードしている沼津が後半開始早々に追加点を奪う。51分、ボックス手前左からのクロスを渡辺亮が飛び出したGKの前で触り、ゴール前左へと飛んだボールを薗田が押し込んだ。
▽リードを2点に広げ、暫定での首位浮上が見えてきた沼津。しかし、藤枝が意地を見せる。68分、枝本のボックス右外からのクロスをボックス中央の遠藤が頭で合わせて、ゴール左隅へと流し込んだ。

▽その後、1点差に詰め寄った藤枝が試合のペースを引き寄せて一気に沼津ゴールへと迫る。しかし、バーに嫌われるなどなかなか同点ゴールが生まれない。それでも後半アディショナルタイム4分、左CKを得てキッカーの大迫がクロスを供給する。これがボックス中央で待ち構えていた川島に当たってボールはゴール左へと吸い込まれ、そのまま試合終了。藤枝が土壇場のラッキーゴールでドローに持ち込んだ。一方の沼津は手痛いドローで暫定での首位浮上のチャンスを逃している。

▽Shonan BMWスタジアム平塚で行われた福島ユナイテッドFCvsカターレ富山は、0-1で富山が勝利している。

▽ここまで9勝3分け12敗で11位につける福島(勝ち点30)と、11勝7分け6敗で4位につける富山の一戦。年に一度の平塚開催となった試合は、上位に位置する富山が苔口をターゲットにした攻撃で福島ゴールへと迫るが、決めきることができない。

▽ゴールレスのまま試合を折り返すと、富山が後半早い時間帯に先制点を奪う。49分、佐藤からの右CKをファーサイドの平出がヘディングで押し込んだ。

▽先制を許した福島は72分にチャンスを迎える。ボックス右手前でパスを受けた志知が左足でクロス。これがファーサイドに流れると走り込んでいた樋口がゴール前左でGKと一対一を迎えたが、GK永井の攻守に阻まれてしまう。

▽その後も福島は富山ゴールへと迫ったが、同点ゴールは最後まで生まれず試合終了。年に1度の平塚開催のゲームを制した富山が3位のブラウブリッツ秋田との勝ち点差を2に縮めた。

▽10/8(日)
Y.S.C.C.横浜 2-1 ギラヴァンツ北九州
AC長野パルセイロ 1-1 グルージャ盛岡
藤枝MYFC 2-2 アスルクラロ沼津
ガイナーレ鳥取 1-2 鹿児島ユナイテッドFC
SC相模原 4-2 FC琉球
福島ユナイテッドFC 0-1 カターレ富山

▽10/7(土)
ブラウブリッツ秋田 1-2 FC東京U-23
C大阪U-23 3-2 G大阪U-23
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