レーティング:パリ・サンジェルマン 3-0 バイエルン《CL》

2017.09.28 05:54 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第2節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバイエルンが27日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが3-0で完勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。
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▽パリ・サンジェルマン採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
16 アレオラ 6.5
再三の決定機を阻止。多くのセットプレーの場面でも冷静な対応が光った
DF
32 ダニエウ・アウベス 7.0
ネイマールとの阿吽の呼吸で先制点を奪取。安定した守備に加え、攻撃面でも圧巻の存在感

5 マルキーニョス 6.5
押し込まれた中でも常に適切なポジショニング、判断を見せてクリーンシートに貢献

2 チアゴ・シウバ 7.0
世界最高クラスのレヴァンドフスキを完封。空中戦でもかなり身体を張った
20 クルザワ 6.0
無謀な攻撃参加を控え、堅実な対応でチームを助けた

MF
6 ヴェッラッティ 6.5
課題の守備面で奮闘しつつ、攻撃の場面では高精度のパスでカウンターの起点に

(→ドラクスラー -)

8 モッタ 6.5
抜群のバランス感覚で流動的なミュラーやハメス・ロドリゲスを封殺。繋ぎの質も高かった

(→ロ・セルソ -)

25 ラビオ 6.5
トリッソ、ビダルというタフな相手に対して、全く引けを取らないインテンシティで圧倒

FW
29 ムバッペ 7.0
1アシストを含め、2ゴールに絡むまさに怪物級の活躍。ネイマールの3点目に繋がる仕掛けは鳥肌もの

(→ディ・マリア -)

9 カバーニ 7.0
前線からの激しい守備に加え、貴重な2点目を奪い、CL6戦連発

10 ネイマール 7.0
開始直後の圧巻アシストに加え、泥臭い一撃で完勝に貢献

監督
エメリ 6.5
難敵相手に完璧な試合運びで完勝

▽バイエルン採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
26 ウルライヒ 5.5
個人としてできることはやったが、厳しい3失点

DF
32 キミッヒ 5.0
攻守両面で奮闘したが、楽しみにしていたネイマールとの対戦では完敗

8 ハビ・マルティネス 6.5
チームとして大量失点も個人としては素晴らしい守備を何度も披露。攻撃でもセットプレーを中心にチャンスに絡んだ

4 ジューレ 4.5
相手の強力トリデンテを前に粉砕される。やや判断に躊躇が見えた

27 アラバ 4.5
負傷明けのぶっつけ本番で絶好調のムバッペ相手ではさすがにきつかった

MF
24 トリッソ 5.0
自身の持ち味を出せないまま、前半のみの出場に

(→ルディ 5.5)
中盤の守備を立て直したが、プラスアルファがほしかった

6 チアゴ 5.5
負傷明けの中で最低限の仕事はこなした

23 ビダル 5.5
後半は積極的に前線に顔を出すなど、劣勢の中で気持ちは見せた

FW
25 ミュラー 5.0
積極的な動き出しで起点にはなっていたが、フィニッシュの場面で怖さがなかった

(→ロッベン 5.0)
大勢が決した中、今日の相手にさすがに1人で何とかするのは難しかった

9 レヴァンドフスキ 5.5
前線で身体を張って存在感は見せたが、今日はチームとして機能しなかった

11 ハメス・ロドリゲス 5.0
プレースキックやクロス以外に見せ場なし。インテンシティの高い試合に入り切れなかった

(→コマン 5.0)
古巣相手に見せ場は作ったが、流れを変えるまでには至らず

監督
アンチェロッティ 4.5
[4-3-2-1]の布陣を含め、メンバー選考などに多くの疑問。とりわけ、戦術批判の影響か、フンメルスを外した決断が痛恨に…

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ネイマール(パリ・サンジェルマン)
▽怪童ムバッペやダニエウ・アウベスの活躍も見事だったが、圧巻の個人技で試合の流れを引き寄せる先制点アシストを決めたネイマールをMOMに選出。カバーニとの衝突でチームの輪を乱した反省か、攻守によく戦った。

パリ・サンジェルマン 3-0 バイエルン
【パリ・サンジェルマン】
ダニエウ・アウベス(前2)
カバーニ(前31)
ネイマール(後18)

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