ルカク2発などで圧勝のユナイテッドが連勝! バーゼルに5発大敗のベンフィカがまさかの連敗…《CL》

2017.09.28 06:13 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループA第2節、CSKAモスクワvsマンチェスター・ユナイテッドが27日にルジニキ・スタジアムで行われ、アウェイのユナイテッドが4-1で勝利した。

▽バーゼルとの開幕節を3-0の快勝で飾ったユナイテッドは、国内リーグでも5勝1分けの無敗と絶好調。ベンフィカとの初戦を2-1で勝利しているCSKAモスクワとの一戦に向けては、直近のサウサンプトンから先発5人を変更。バイリーと共にスモーリング、リンデロフを3バックに配し、両ウイングバックにヤングとブリント、負傷者続出のセントラルMFはマティッチとエレーラのコンビとなる3トップはムヒタリアン、ルカク、マルシャルが務めた。
▽試合は開始早々に動く。4分、ボックス左手前で仕掛けたマルシャルの浮き球のクロスをファーサイドでDFに競り勝ったルカクが頭で流し込んだ。

▽ルカクの2試合連続ゴールでいきなりリードを奪ったユナイテッドは、13分にもブリントの鋭い左クロスをゴール前に飛び込んだムヒタリアンがワンタッチで合わすが、ここはGKアキンフェエフの正面を突く。それでも、18分にはボックス右に抜け出したムヒタリアンが相手DFシェンニコフと交錯し、ユナイテッドにPKが与えられる。これをキッカーのマルシャルが冷静に決めた。

▽その後も攻勢を続けるユナイテッドは27分、左サイド深くでマルシャルが入れた何でもないクロスをDFヴァシリフ・ベレズツキが痛恨の空振り。ファーに流れたボールをルカクが難なく流し込んだ。このラッキーな3点目で勝利を大きく引き寄せたユナイテッドは、その後もルカクの強烈なミドルシュートなどで、4点目に近づく。また、守備の局面ではヴィチーニョらの個人技にやや手を焼くも、前半終盤のチャロフやヴィチーニョの決定機をGKデ・ヘアの圧巻のセーブなどで凌ぎ、前半を3-0で終えた。
▽迎えた後半、開始4分にマルシャルのクロスからルカクにハットトリックのチャンスが訪れるなど、後半も相手を押し込むユナイテッド。すると57分、最終ライン裏へ抜け出したマルシャルのシュートが相手GKを襲うと、このこぼれ球に詰めたムヒタリアンが冷静に流し込み、後半最初のゴールを奪った。

▽この4点目で試合の大勢を決したユナイテッドは、ムヒタリアンに代えてリンガード、ヤングに代えてダルミアンを続けて投入。さらに、足を痛めたマルシャルに代えてラッシュフォードを投入したユナイテッドは、リンガードらに幾つか決定機が訪れるものの、意地を見せる相手GKアキンフェエフにことごとく阻まれる。その後、試合終了間際に途中出場のクチャイェフにゴールを決められ、クリーンシートこそ逃したものの、敵地で4-1の快勝を収め、グループステージ2連勝を達成した。

▽また、同日行われたグループAのもう1試合、バーゼルvsベンフィカは、ホームのバーゼルが5-0で圧勝し今大会初勝利を手にした。

▽共に初戦を落とした両者が今大会初勝利を目指す一戦は、開始早々に動く。2分、相手守備陣の連係ミスを突きこぼれ球に反応したラングが冷静に流し込み、ホームのバーゼルが早々に試合を動かす。その後、20分にカウンターからオベルリン、59分にはファン・ヴォルフスヴィンケルがPKでゴールを重ねる。

▽一方、厳しい3失点を喫したベンフィカは、それに追い打ちをかけるように63分にアウメイダが危険な両足タックルで一発退場となり、数的不利まで背負う。その後、オベルリンに2点目を許すなど、大量5失点を喫したベンフィカは開幕2連敗と厳しいスタートとなった。
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