ケイン躍動のスパーズが香川先発のドルトムント撃破! 聖地ウェンブリーで今季初白星《CL》
2017.09.14 05:53 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第1節、トッテナムvsドルトムントが13日にウェンブリー・スタジアムで行われ、ホームのトッテナムが3-1で勝利した。ドルトムントのMF香川真司は66分までプレーし、1アシストを記録した。
▽2連覇中の絶対王者のレアル・マドリー(スペイン)、昨季国内リーグ2位のドルトムント(ドイツ)、トッテナム(イングランド)、キプロス王者のアポエル(キプロス)という顔ぶれとなったグループH。3強1弱という三つ巴の争いとなる中、マドリーに次ぐ2位通過を目指す2チームが注目の初戦に臨んだ。
▽経験不足を露呈してグループステージ敗退となった昨季からのリベンジを目指すトッテナムは、国内リーグでここまで2勝1敗1分けと調子はいまひとつも、直近のエバートン戦ではエースFWケインの2ゴールなどで3-0の快勝を収めた。苦手意識のあるホームのウェンブリーで今季初勝利を目指すチームは、エバートン戦から先発3人を変更。オーリエがデビューを飾ったほか、3試合出場停止のデレ・アリに代わってソン・フンミン、ムサ・シッソコに代わってデンベレが復帰した。
▽一方、昨季に続いてマドリーと同グループとなった中、2年連続の首位通過を目指すドルトムントは、今季からボス新体制での戦いとなるが、直近のフライブルク戦でドローに終わったものの2勝1分けの無敗スタートとまずまずの滑り出し。今回の初戦に向けては、バルトラやシュメルツァー、ラファエウ・ゲレイロと最終ラインに負傷者が続出しており、長期離脱で登録外のロイスを含め、主力数名が欠場。この一戦では新加入のトルヤンとヤルモレンコが初先発を飾り、香川が今季初先発となった。
▽ブンデスリーガ時代に幾度もやられた天敵ソン・フンミンのゴールで先手を許したドルトムントだが、失点前と同様に果敢なプレスと細かい繋ぎで相手を押し込むと、11分に追いつく。右サイド深くでパスを受けたヤルモレンコがボックス左の香川にボールを預けて内に入りながらマイナスのリターンパスを受けると、得意の左足で絶妙なコントロールシュートをゴール左上隅に突き刺し移籍後初ゴールを挙げた。
▽一瞬の隙から追いつかれたトッテナムだが、頼れるエースが魅せる。失点からわずか4分後の15分、自陣からヴェルトンゲンのロングボールフィードに対して競り勝ったケインがカバーに入ったシャヒンもなぎ倒してボックス左に持ち込むと、先制点と似たような形から左足の強烈なシュートをニアサイドに突き刺した。
▽開始15分までに3点が生まれるオープンな展開となった試合だが、その後はビハインドを追うドルトムントが完全にボールを支配して押し込む展開が続く。3バックとウイングバックの間のスペースを起点に攻めるドルトムントは、香川らのラストパスから3トップが背後に抜け出して決定機を創出。30分過ぎにはプリシッチとオーバメヤンが、それぞれ深い位置のクロスから互いにゴールに迫るが、最後の部分で合わない。その後もアウェイチームが優勢に試合を運ぶが、前半はトッテナムの1点リードで終了した。
▽迎えた後半、前半押し込まれて3バックが終始5バックの形となっていたトッテナムは、後半立ち上がりからハイプレスを仕掛けて流れを引き戻しにかかる。50分と51分にはいずれもエリクセンの絶妙なスルーパスで相手最終ラインの背後を取り、ボックス内のケインとソン・フンミンに決定機が訪れるが、いずれもシュートを枠に飛ばせない。
▽前半とは打って変わって押し込まれる入りとなったドルトムントだったが、56分に後半最初の決定機。セットプレーの流れからボックス手前右のダフードがファーサイドのオーバメヤンに絶妙なクロスを入れると、これをガボン代表FWが抑えの利いたボレーシュートでゴール右隅に蹴り込んだ。しかし、完全にオンサイドだったオーバメヤンのポジションを副審がオフサイドと判定し、ゴールは認められなかった。
▽判定に救われてリードを保ったトッテナムは、このチャンスを見逃さない。60分、バイタルエリアでボールを持ったデンベレのクサビをボックス手前のベン・デイベスが下がりながらワンタッチで叩くと、これを受けたエリクセンがボックス左のケインにラストパス。これを受けたケインがDFピシュチェクの股間を抜く左足のシュートでゴール右隅に流し込んだ。
▽厳しい3失点目を喫したドルトムントは、後半に入ってやや存在感を欠いた香川を下げて66分にゲッツェを投入。70分には右CKの場面でニアで味方がフリックしたボールをファーでフリーのオーバメヤンがワンタッチで蹴り込むが、これはGKロリスのビッグセーブに遭う。さらに72分にはダフードを下げてカストロをピッチに送り込んだ。
▽一方、攻守に豊富な運動量を見せてドルトムントを圧倒するトッテナムは、前がかりな相手を引っくり返しては再三の決定機を創出する。その後、ソン・フンミンに代えてムサ・シッソコ、殊勲のケインに代えてこれがデビュー戦となるジョレンテをピッチに送り込む。試合終盤にはゲッツェとの競り合いで顔を叩いてしまったDFヴェルトンゲンが2枚目の警告で退場となるアクシデントに見舞われたが、このまま3-1で勝ち切った。
▽苦手のホーム、ウェンブリーで強豪ドルトムントを撃破したトッテナムが、今季の公式戦ホーム初勝利を手にするとともに貴重な勝ち点3を手にした。一方、不運な判定で同点ゴールが取り消されるなど、ツキに見放されたドルトムントは黒星発進となった。
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▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第1節、トッテナムvsドルトムントが13日にウェンブリー・スタジアムで行われた。▽経験不足を露呈してグループステージ敗退となった昨季からのリベンジを目指すトッテナムは、国内リーグでここまで2勝1敗1分けと調子はいまひとつも、直近のエバートン戦ではエースFWケインの2ゴールなどで3-0の快勝を収めた。苦手意識のあるホームのウェンブリーで今季初勝利を目指すチームは、エバートン戦から先発3人を変更。オーリエがデビューを飾ったほか、3試合出場停止のデレ・アリに代わってソン・フンミン、ムサ・シッソコに代わってデンベレが復帰した。
▽一方、昨季に続いてマドリーと同グループとなった中、2年連続の首位通過を目指すドルトムントは、今季からボス新体制での戦いとなるが、直近のフライブルク戦でドローに終わったものの2勝1分けの無敗スタートとまずまずの滑り出し。今回の初戦に向けては、バルトラやシュメルツァー、ラファエウ・ゲレイロと最終ラインに負傷者が続出しており、長期離脱で登録外のロイスを含め、主力数名が欠場。この一戦では新加入のトルヤンとヤルモレンコが初先発を飾り、香川が今季初先発となった。
▽アウェイのドルトムントが果敢にハイプレスを仕掛ける立ち上がりの中、ホームのトッテナムが早い時間帯にスコアを動かす。開始4分、自陣後方からのロングボールをハーフウェイライン付近左のソン・フンミンが頭で落とし、これを拾ったエリクセン、ケインを経由したボールが左サイドのスペースに走り込むソン・フンミンに通る。ボックス左までドリブルで持ち込んだ韓国代表FWの左足シュートがニア上を破った。
▽ブンデスリーガ時代に幾度もやられた天敵ソン・フンミンのゴールで先手を許したドルトムントだが、失点前と同様に果敢なプレスと細かい繋ぎで相手を押し込むと、11分に追いつく。右サイド深くでパスを受けたヤルモレンコがボックス左の香川にボールを預けて内に入りながらマイナスのリターンパスを受けると、得意の左足で絶妙なコントロールシュートをゴール左上隅に突き刺し移籍後初ゴールを挙げた。
▽一瞬の隙から追いつかれたトッテナムだが、頼れるエースが魅せる。失点からわずか4分後の15分、自陣からヴェルトンゲンのロングボールフィードに対して競り勝ったケインがカバーに入ったシャヒンもなぎ倒してボックス左に持ち込むと、先制点と似たような形から左足の強烈なシュートをニアサイドに突き刺した。
▽開始15分までに3点が生まれるオープンな展開となった試合だが、その後はビハインドを追うドルトムントが完全にボールを支配して押し込む展開が続く。3バックとウイングバックの間のスペースを起点に攻めるドルトムントは、香川らのラストパスから3トップが背後に抜け出して決定機を創出。30分過ぎにはプリシッチとオーバメヤンが、それぞれ深い位置のクロスから互いにゴールに迫るが、最後の部分で合わない。その後もアウェイチームが優勢に試合を運ぶが、前半はトッテナムの1点リードで終了した。
▽迎えた後半、前半押し込まれて3バックが終始5バックの形となっていたトッテナムは、後半立ち上がりからハイプレスを仕掛けて流れを引き戻しにかかる。50分と51分にはいずれもエリクセンの絶妙なスルーパスで相手最終ラインの背後を取り、ボックス内のケインとソン・フンミンに決定機が訪れるが、いずれもシュートを枠に飛ばせない。
▽前半とは打って変わって押し込まれる入りとなったドルトムントだったが、56分に後半最初の決定機。セットプレーの流れからボックス手前右のダフードがファーサイドのオーバメヤンに絶妙なクロスを入れると、これをガボン代表FWが抑えの利いたボレーシュートでゴール右隅に蹴り込んだ。しかし、完全にオンサイドだったオーバメヤンのポジションを副審がオフサイドと判定し、ゴールは認められなかった。
▽判定に救われてリードを保ったトッテナムは、このチャンスを見逃さない。60分、バイタルエリアでボールを持ったデンベレのクサビをボックス手前のベン・デイベスが下がりながらワンタッチで叩くと、これを受けたエリクセンがボックス左のケインにラストパス。これを受けたケインがDFピシュチェクの股間を抜く左足のシュートでゴール右隅に流し込んだ。
▽厳しい3失点目を喫したドルトムントは、後半に入ってやや存在感を欠いた香川を下げて66分にゲッツェを投入。70分には右CKの場面でニアで味方がフリックしたボールをファーでフリーのオーバメヤンがワンタッチで蹴り込むが、これはGKロリスのビッグセーブに遭う。さらに72分にはダフードを下げてカストロをピッチに送り込んだ。
▽一方、攻守に豊富な運動量を見せてドルトムントを圧倒するトッテナムは、前がかりな相手を引っくり返しては再三の決定機を創出する。その後、ソン・フンミンに代えてムサ・シッソコ、殊勲のケインに代えてこれがデビュー戦となるジョレンテをピッチに送り込む。試合終盤にはゲッツェとの競り合いで顔を叩いてしまったDFヴェルトンゲンが2枚目の警告で退場となるアクシデントに見舞われたが、このまま3-1で勝ち切った。
▽苦手のホーム、ウェンブリーで強豪ドルトムントを撃破したトッテナムが、今季の公式戦ホーム初勝利を手にするとともに貴重な勝ち点3を手にした。一方、不運な判定で同点ゴールが取り消されるなど、ツキに見放されたドルトムントは黒星発進となった。
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