インモービレのトリプレッタでラツィオがミランに完勝《セリエA》

2017.09.11 01:02 Mon
Getty Images
▽セリエA第3節、ラツィオvsミランが10日に行われ、4-1でラツィオが完勝した。

▽前節キエーボ戦をミリンコビッチ=サビッチの終盤弾で制し、今季初勝利を飾って1勝1分けスタートとしたラツィオは、キエーボ戦同様のスタメンを送り出した。
▽一方、カリアリに大苦戦を強いられながらもクトローネの公式戦3戦連発弾とスソの1ゴール1アシストの活躍で2-1と競り勝ち、2連勝スタートとしたミランは、代表戦で負傷したA・コンティが欠場となった中、古巣対決となるビリアがスタメンとなった。

▽大雨の影響でキックオフが1時間遅れた一戦。ビリアを中心にボールを動かすミランがポゼッションする展開となった中、9分にケシエ、14分にボリーニがそれぞれ枠内シュートをマークしていく。

▽劣勢のラツィオは16分に左足を痛めたワラセがピッチを退きバストスが投入される。アクシデントに見舞われたが、17分にルイス・アルベルトの鋭い左CKで直接ゴールを脅かすと、ここから盛り返していく。2トップのルイス・アルベルトとインモービレがカウンターで牽制していった。
▽すると、37分にPKを獲得する。ボックス左にドリブルで侵入したルイス・アルベルトがケシエに倒された。このPKをインモービレがゴール左に決めてラツィオが先制した。さらに42分、右サイドからのルリッチのクロスにファーサイドのインモービレが綺麗にボレーで合わせてリードを2点に広げ、前半を終えた。

▽迎えた後半、開始3分にラツィオが決定的な3点目を奪いきる。左サイドをルリッチが突破してクロスを送ると、これを受けたパローロがDF2人の間を通す絶妙なパス。このパスを受けたインモービレがGKドンナルンマを制してネットを揺らした。

▽さらに49分、カウンターから左サイドに流れたインモービレの折り返しを、ルイス・アルベルトが決めて4-0と突き放した。

▽守備が崩壊したミランはクトローネとボリーニに代えてチャルハノールとカリニッチを投入。すると56分、FKの流れからモントリーボが1点を返した。

▽諦めないミランがその後は攻勢に出るも、ラツィオは70分にインモービレがボヌッチを交わして独走。GKと一対一となったが、シュートを枠の右に外してしまう。結局、終了間際にパローロが退場となったものの、終盤はミランにチャンスを許さずにタイムアップ。2勝1分けスタートとした。一方、敗れたミランは今季初黒星を喫している。
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