疑惑の判定から先制点…鬼才・デンべレデビューのバルサがメッシの今季初ハットでダービーを制する!!《リーガエスパニョーラ》

2017.09.10 05:37 Sun
Getty Images
▽9日にリーガエスパニョーラ第3節、バルセロナvsエスパニョールの“バルセロナ・ダービー”がカンプ・ノウで行われ、5-0でバルセロナが勝利した。

▽開幕2連勝のバルセロナは[4-4-2]のフォーメーションを採用。テア・シュテーゲンがゴールマウスを守り、バックラインは右からN・セメド、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバが並んだ。中盤は右からデウロフェウ、ラキティッチ、ブスケッツ、イニエスタが配置され、前線は負傷明けのスアレスとメッシが務めた。注目のデンベレはパウリーニョとともにベンチスタートとなった。
▽一方、1分け1敗のエスパニョールは[4-4-2]のフォーメーションを採用し、ゴールマウスはパウ・ロペスが守る。バックラインは右からビクトル・サンチェス、D・ロペス、エルモソ、アーロンが並び、中盤は右からピアッティ、ハビ・フエゴ、パペ・ディオプ、ダルデルが置かれた。前線はレオとジェラール・モレノが並んだ。

▽試合は早々にバルセロナがチャンスを作る。2分にイニエスタがゴール前に入れた斜めのパスにデウロフェウが抜け出す。ボックス内のスアレスに折り返そうとするも、ここはクリアされた。この流れで得た左CKからメッシがボックス右からコントロールシュートを狙うが、ボールは枠を捉えられなかった。

▽勢いを持って試合に入ったバルセロナだったが、エスパニョールが積極的に前線からプレスを仕掛けてきたことで徐々にビルドアップがうまくいかずに、攻撃が停滞していく。それでも15分、右サイドに流れたメッシのクロスからスアレスが頭で落としたボールにラキティッチが飛び込むなど要所でエスパニョールゴールに迫る。その後17分には、カタルーニャがスペイン王国に占領された1714年にちなんで17分14秒から独立コールが行われた。
▽すると26分、ラキティッチの鋭いスルーパスにメッシが反応。オフサイドポジションながらもラインズマンの旗は上がらず、メッシはマーカーを交わしてシュートを蹴り込み疑惑の判定か先制点をもぎ取った。31分にはラキティッチがドリブルで中央を突破。メッシとのパス交換からシュートを放つがGKパウ・ロペスに阻まれる。

▽迎えた35分、バルセロナはカウンターからジョルディ・アルバが運び、メッシがドリブルを仕掛ける。これは相手に引っかかるもこぼれ球を拾ったジョルディ・アルバがダイレクトで折り返すと、これをメッシが右足で押し込んで2点目を奪った。

▽ここまでチャンスを作れていなかったエスパニョールだったが43分、ピアッティがボックス内でこぼれ球を拾って放ったシュートがゴールマウスを捉える。しかし右ポストを叩いてしまい得点とはならず。前半はバルセロナが2点リードして終えた。

▽お互いに交代なしで迎えた後半、48分に右サイドを使って攻め込んだバルセロナはこの流れから逆サイドのジョルディ・アルバが入れたグラウンダーのボールを配給。スアレスがヒールで合わせるが、GKパウ・ロペスの好守に阻まれた。エスパニョールも51分、ロングボールの処理でジョルディ・アルバにミスが出たところを、ピアッティがボールを収めてループシュートを狙う。しかしボールはわずかに枠を外してしまった。

▽55分にはカウンターからバルセロナにチャンス。左サイドでイニエスタがボールを残して入れたクロスからラキティッチ、メッシと繋いで最後はスアレスがシュートを狙うが、やや無理な体勢により、ボールはクロスバーを越える。エスパニョールは61分、左サイドのアーロンが入れたボールにレオがボックス内で合わせるが、このチャンスも決めきれない。

▽62分には再び独立コールが行われるなど独特な雰囲気の中、デンベレがアップを終えて交代の準備を行う。迎えた65分にはメッシが今シーズン初となるハットトリックを達成し、直後にデウロフェウと交代でデンべレが投入された。さらに73分にはブスケッツを下げてパウリーニョを送り出した。

▽81分にはスアレスのクロスにパウリーニョが飛び込むなど、バルセロナは攻撃の手を緩めない。エスパニョールも82分に途中出場のディダックがボックス手前から左足のミドルシュートを狙うなどゴールを目指す。

▽すると87分、左CKからピケのゴールが決まってバルセロナが4点目を奪取。90分にはアンドレ・ゴメスのスルーパスに抜け出したデンべレの折り返しをスアレスが押し込み試合は終了。バルセロナがダービーマッチを5ゴール大勝を飾った。
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28日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝2ndレグの2試合が行われ、バルセロナとパリ・サンジェルマン(PSG)の準決勝進出が決定。ベスト4が出揃った。 前回大会王者のバルセロナは、ホームにSKブランを迎え、3-1で勝利。合計スコア5-2で準決勝進出を決めた。 ノルウェーでの1stレグを2-1と勝ち切って終えたバルセロナ。序盤はキャロライン・グラハム・ハンセンのフィニッシュやイレーナ・パレデスのヘッドがGKのセーブを強いると、24分にアイタナ・ボンマティがテクニカルなトラップと正確なシュートでネットを揺らし、試合を動かす。 70分には速攻からトミネ・スヴェンハイムに1点を返されたものの、88分には再びグラハム・ハンセンの突破を起点に、ボンマティのラストパスからパトリシア・ギハーロがタップインゴールを決めて勝負あり。6年連続の4強入りを果たし、準決勝ではチェルシーと対戦する。 同じく、敵地での1stレグを2-1と先勝していたパリ・サンジェルマン(PSG)は、パルク・デ・プランスでヘッケンに3-0と快勝した。 立ち上がりから主導権を握るPSGは27分、マリー・アントワネット・カトトのラストパスからタバサ・チャウィンガがネットを揺らすと、折り返しての70分にはアメリカ女子代表の新星、SheBelieves Cupのメンバーにも名を連ねるコービン・アルバートが、目の覚めるような左足のロングレンジショットを沈めてリードを広げる。 74分にはカトトがヘディング弾で追加点を奪ったPSGに対し、ヘッケンも途中出場の19歳FWマチルダ・ニルデンを中心に反撃を試みるが、点差の優位を生かしたPSGがそのまま逃げ切り勝ち。合計スコア5-1とし、リヨンの待つ準決勝へ駒を進めた。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ ▽3/28(木) バルセロナ 3-1(AGG:5-2) SKブラン パリ・サンジェルマン 3-0(AGG:5-1) ヘッケン ▽3/27(水) リヨン 4-1(AGG:6-2) ベンフィカ チェルシー 1-1(AGG:4-1) アヤックス ▽準決勝(4月20/21日、27/28日) バルセロナ vs チェルシー リヨン vs パリ・サンジェルマン <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】グラハム・ハンセンの突破力は圧巻!バルセロナがブランを下す</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8xMCy2Q7YfM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】なでしこ戦にも出場する?アルバートの鮮烈ミドル弾などPSGが快勝</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="lrnitDzPh2s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.29 15:15 Fri
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