ジネイ3発で打ち勝った湘南が首位独走! 2位福岡と3位名古屋が共にホームで敗戦…《J2》
2017.09.09 23:02 Sat
▽明治安田生命J2リーグ第32節の6試合が9日に行われた。
▽2位以下に7ポイント差を付けて首位に立つ湘南ベルマーレ(勝ち点64)は、降格圏の21位に沈むレノファ山口(勝ち点25)とのアウェイゲームに臨み、5-3で勝利した。
▽立ち上がりから優勢に試合を運ぶ湘南は24分、セットプレーの二次攻撃から右サイドで藤田征が入れたクロスをゴール前に攻め残っていたアンドレ・バイアが見事な右足ボレーで合わせ、先制に成功する。だが、直後の24分に岸田の浮き球パスに抜け出した小塚に同点ゴールを許す。さらに38分には右サイドからの宮城のクロスを今度は岸田に頭でニアに流し込まれ、まさかの逆転を許す。それでも、慌てない湘南は前半終了間際に石川がボックス内に入れたグラウンダーのスルーパスが相手のオウンゴールを誘い、2-2で試合を折り返す。
▽ハーフタイムでチョウ・キジェ監督から激しい檄が飛んだであろう首位チームは、後半に入って本来の強さを取り戻す。54分、山田のスルーパスに反応したジネイが対応したDFを振り切って独走し、最後は冷静にネットに流し込み、後半早々に勝ち越しに成功。さらに63分にはボックス手前右でボールを奪ったジネイがカットインから左足のシュートを流し込み、追加点を奪取する。極めつけは79分、石川のスルーパスに抜け出したジネイがボックス右で中途半端に飛び出したGKをかわし角度のないところからファーポストに流し込み、圧巻のハットトリックを達成。その後、試合終了間際に大石のゴールで1点を返されるが、5-3の快勝で2試合ぶりの勝利を手にした。
▽その後も決め切れない福岡相手に粘る愛媛は、逆にワンチャンスを生かす。前半終了間際のアディショナルタイム1分、左サイドの白井がアーリークロスを入れると、これをゴール前に走り込んだ丹羽が巧みなヘディングで合わせた。
▽ホームで負けられない福岡はエウレーらを投入して後半に攻勢をかけるが、そのエウレーや石津、ウェリントンが再三の決定機をモノにできない。試合終盤にかけて決死の猛攻を見せたホームチームだったが、試合はこのままタイムアップ。愛媛に競り負けた福岡は厳しい5戦未勝利となった。
▽前回対戦で敗れた大分相手に積極的な戦いを見せる名古屋は、好調シモビッチや出場停止明けの田口を起点に押し込むが、相手の粘り強い守備を崩しきれない。逆に、大分のシンプルかつ効果的なカウンターに晒され、三平らに決定的な場面も許した。
▽ゴールレスで迎えた後半、玉田と新井を下げて永井、ワシントンと早い時間帯に交代カードを切る名古屋は、シモビッチとガブリエル・シャビエルの助っ人コンビがチャンスに顔を出すが、シモビッチのシュートがポストに嫌われるなど、後半もあと一歩が足りない。すると、ゴールレスドローが濃厚となり始めた89分、大分のセットプレーからキッカーの鈴木惇のアウトスウィングのクロスを鈴木義に技ありのヘディングで合わされ、ゴール右隅に決められる。結局、この土壇場のゴールが決勝点となり、ホームで惜敗の名古屋は3戦未勝利となった。
▽後半戦に入って好調を継続する横浜FCは、レアンドロ・ドミンゲスとイバのコンビを軸に主導権を掴むが、前半はゴールレスで終了。それでも、持ち味の堅守で先に失点しない横浜FCは70分、右サイドで小宮山が入れた精度の高いクロスをレアンドロ・ドミンゲスが珍しいヘディングシュートで流し込み、待望の先制点を奪う。これで完全に流れを掴んだホームチームは83分、レアンドロ・ドミンゲスの右CKを西河が頭で流し込み、試合を決定付ける2点目を奪った。前節の2ゴールに続き、レアンドロ・ドミンゲスの1ゴール1アシストの活躍で快勝した横浜FCが暫定ながら5位に浮上した。
◆J2第32節
▽9/9(土)
アビスパ福岡 0-1 愛媛FC
レノファ山口 3-5 湘南ベルマーレ
横浜FC 2-0 ツエーゲン金沢
水戸ホーリーホック 1-2 FC岐阜
モンテディオ山形 2-2 京都サンガF.C.
名古屋グランパス 0-1 大分トリニータ
▽9/10(日)
《18:00》
カマタマーレ讃岐 vs ロアッソ熊本
ファジアーノ岡山 vs FC町田ゼルビア
《18:30》
東京ヴェルディ vs 松本山雅FC
《19:00》
V・ファーレン長崎 vs 徳島ヴォルティス
ザスパクサツ群馬 vs ジェフユナイテッド千葉
▽2位以下に7ポイント差を付けて首位に立つ湘南ベルマーレ(勝ち点64)は、降格圏の21位に沈むレノファ山口(勝ち点25)とのアウェイゲームに臨み、5-3で勝利した。
▽ハーフタイムでチョウ・キジェ監督から激しい檄が飛んだであろう首位チームは、後半に入って本来の強さを取り戻す。54分、山田のスルーパスに反応したジネイが対応したDFを振り切って独走し、最後は冷静にネットに流し込み、後半早々に勝ち越しに成功。さらに63分にはボックス手前右でボールを奪ったジネイがカットインから左足のシュートを流し込み、追加点を奪取する。極めつけは79分、石川のスルーパスに抜け出したジネイがボックス右で中途半端に飛び出したGKをかわし角度のないところからファーポストに流し込み、圧巻のハットトリックを達成。その後、試合終了間際に大石のゴールで1点を返されるが、5-3の快勝で2試合ぶりの勝利を手にした。
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▽レベルファイブスタジアムで行われた2位のアビスパ福岡(勝ち点57)と、15位の愛媛FC(勝ち点40)の一戦は、アウェイの愛媛が1-0で勝利した。▽4戦未勝利で首位湘南との勝ち点差が開くと共に3位以下との勝ち点差が縮まりつつある福岡は、2連敗中の愛媛をホームに迎えた一戦で必勝を目指した。是が非でも勝ち点3がほしい両チームは、立ち上がりから気迫のこもった攻防を見せる。その流れの中で主導権を掴んだのはホームチームだったが、28分に山瀬の右クロスからゴール前のウェリントンに決定機もワンタッチシュートは枠を捉え切れない。
▽その後も決め切れない福岡相手に粘る愛媛は、逆にワンチャンスを生かす。前半終了間際のアディショナルタイム1分、左サイドの白井がアーリークロスを入れると、これをゴール前に走り込んだ丹羽が巧みなヘディングで合わせた。
▽ホームで負けられない福岡はエウレーらを投入して後半に攻勢をかけるが、そのエウレーや石津、ウェリントンが再三の決定機をモノにできない。試合終盤にかけて決死の猛攻を見せたホームチームだったが、試合はこのままタイムアップ。愛媛に競り負けた福岡は厳しい5戦未勝利となった。
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▽上位2チームを追う3位の名古屋グランパス(勝ち点53)は、パロマ瑞穂スタジアムで9位の大分トリニータ(勝ち点48)と対戦し、0-1で敗戦した。▽前回対戦で敗れた大分相手に積極的な戦いを見せる名古屋は、好調シモビッチや出場停止明けの田口を起点に押し込むが、相手の粘り強い守備を崩しきれない。逆に、大分のシンプルかつ効果的なカウンターに晒され、三平らに決定的な場面も許した。
▽ゴールレスで迎えた後半、玉田と新井を下げて永井、ワシントンと早い時間帯に交代カードを切る名古屋は、シモビッチとガブリエル・シャビエルの助っ人コンビがチャンスに顔を出すが、シモビッチのシュートがポストに嫌われるなど、後半もあと一歩が足りない。すると、ゴールレスドローが濃厚となり始めた89分、大分のセットプレーからキッカーの鈴木惇のアウトスウィングのクロスを鈴木義に技ありのヘディングで合わされ、ゴール右隅に決められる。結局、この土壇場のゴールが決勝点となり、ホームで惜敗の名古屋は3戦未勝利となった。
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▽ニッパツ三ツ沢球技場で行われた8位の横浜FC(勝ち点49)と、19位のツエーゲン金沢(勝ち点30)の一戦は、ホームの横浜FCが2-0で勝利した。▽後半戦に入って好調を継続する横浜FCは、レアンドロ・ドミンゲスとイバのコンビを軸に主導権を掴むが、前半はゴールレスで終了。それでも、持ち味の堅守で先に失点しない横浜FCは70分、右サイドで小宮山が入れた精度の高いクロスをレアンドロ・ドミンゲスが珍しいヘディングシュートで流し込み、待望の先制点を奪う。これで完全に流れを掴んだホームチームは83分、レアンドロ・ドミンゲスの右CKを西河が頭で流し込み、試合を決定付ける2点目を奪った。前節の2ゴールに続き、レアンドロ・ドミンゲスの1ゴール1アシストの活躍で快勝した横浜FCが暫定ながら5位に浮上した。
◆J2第32節
▽9/9(土)
アビスパ福岡 0-1 愛媛FC
レノファ山口 3-5 湘南ベルマーレ
横浜FC 2-0 ツエーゲン金沢
水戸ホーリーホック 1-2 FC岐阜
モンテディオ山形 2-2 京都サンガF.C.
名古屋グランパス 0-1 大分トリニータ
▽9/10(日)
《18:00》
カマタマーレ讃岐 vs ロアッソ熊本
ファジアーノ岡山 vs FC町田ゼルビア
《18:30》
東京ヴェルディ vs 松本山雅FC
《19:00》
V・ファーレン長崎 vs 徳島ヴォルティス
ザスパクサツ群馬 vs ジェフユナイテッド千葉
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