変化したレアル・マドリーの補強方針 若手への投資を重視

2017.09.05 15:35 Tue
Getty Images
▽スペイン『マルカ』は、移籍市場に投入される資金が莫大な額となっている近年、レアル・マドリーの補強方針が明確に若手重視のものに移り変わっていることを指摘した。
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▽今夏の移籍市場において、パリ・サンジェルマン(PSG)がバルセロナからブラジル代表FWネイマールを、推定2億2200万ユーロ(現在のレートで約288億9500万円)で獲得。さらには、マンチェスター・ユナイテッドがエバートンから推定8470万ユーロ(現在のレートで約110億2400万円)でベルギー代表FWロメル・ルカクを、チェルシーはレアル・マドリーからスペイン代表FWアルバロ・モラタを推定8000万ユーロ(現在のレートで約104億1300万円)で迎えるなど、移籍金の高騰が騒がれている。
▽そんな中、例年であれば移籍市場を賑わせる主役の1クラブであった、レアル・マドリーの今夏の新加入選手は以下の通りとなっている。

◆DFヘスス・バジェホ(U-21スペイン):20歳
[フランクフルトから加入]
【推定移籍金】-(レンタルバックでの加入)

◆DFテオ・エルナンデス(U-20フランス代表):19歳
[アトレティコ・マドリーから加入]
【推定移籍金】2600万ユーロ(現在のレートで約33億8400万円)
◆DFアクラフ・ハキミ(モロッコ代表):18歳
[レアル・マドリー・カスティージャから昇格]
【推定移籍金】-(下部組織からの昇格)

◆MFマルコス・ジョレンテ(U-21スペイン代表):22歳
[アラベスから加入]
【推定移籍金】-(レンタルバックでの加入)

◆MFダニ・セバージョス(U-21スペイン代表):21歳
[ベティスから加入]
【推定移籍金】1800万ユーロ(現在のレートで約23億4300万円)

◆FWボルハ・マジョラル(U-21スペイン代表):20歳
[ヴォルフスブルクから加入]
【推定移籍金】-(レンタルバックでの加入)

▽上記の6選手の平均年齢は20.0歳であり、推定移籍金の平均は733万ユーロ(現在のレートで約9億5400万円)となっている。その他、フラメンゴのU-17ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(17)の、2019年7月からの加入を推定4500万ユーロ(現在のレートで約58億5800万円)で内定させたことに関して、『マルカ』は安い金額ではないものの、将来爆発的に活躍するであろう選手を迅速に確保するための投資となった、と主張している。

▽また、記事はレアル・マドリーの政策の切り替えの象徴として、推定350万ユーロ(現在のレートで約4億5600万円)でマジョルカから獲得したスペイン代表FWマルコ・アセンシオ(21)を挙げている。同選手の市場価値が、現在では推定1億ユーロ(現在のレートで約130億1700万円)にも上るであろうことを記述。『才能を持った選手を若いうちに発見し、市場価値が膨れ上がる前に獲得を目指す』という方針が現れている、とのことだ。

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