イカルディの2戦連続ドッピエッタでインテルが新指揮官古巣ローマに逆転勝利! 長友は56分までプレー《セリエA》
2017.08.27 05:55 Sun
▽セリエA第2節、ローマvsインテルが26日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのインテルが3-1で逆転勝利した。インテルのDF長友佑都は56分までプレーした。
▽難所ベルガモで行われた昨季4位アタランタとの開幕戦を1-0で辛勝し、ディ・フランチェスコ新監督の初陣を飾った昨季2位のローマ。連勝スタートを狙うホーム開幕戦では、昨季までチームを率いたスパレッティ新監督率いる強豪インテルと激突した。アタランタ戦からは負傷したブルーノ・ペレスに代えてファシオを起用し、本職右サイドバック不在の中、左利きのファン・ジェズスを右サイドバックで起用した。
▽一方、フィオレンティーナとの開幕戦を3-1で快勝したスパレッティ新監督率いる新生インテルは、プレシーズンから新指揮官の戦術の浸透ぶりが窺える安定感が光る。指揮官の古巣のホームに乗り込んだこの一戦では、フィオレンティーナ戦からブロゾビッチに代えてガリアルディーニを起用した以外、同じメンバーを起用。長友も開幕から2試合連続でスタメンに入った。
▽開幕戦の内容を反映するような入りとなった中、ボルハ・バレロを起点とした質の高いポジショナルプレーでボールを動かすインテルが、ローマにボールを触らせない鮮やかな攻撃を続ける。10分過ぎにはボックス内でカンドレーバ、イカルディに続けて決定機も、ここは相手DFのブロックに阻まれる。
▽一方、自分たちのお株を奪うインテルのパスワークを前に守勢が続くローマだが、14分にボックス手前のコラロフが左ポスト直撃のシュートで最初の決定機を作ると、この直後の15分に先制点を奪う。二次攻撃からボックス右でデフレルの短いパスを受けたナインゴランがゴール前に浮き球のパスを送ると、オフサイドラインをぎりぎりでかい潜ったゼコが胸トラップから右足のボレーをゴール左隅に突き刺した。
▽さらに39分にはストロートマンの左サイドからのクロスをファーのデフレルが胸でマイナスに落とし、最後はナインゴランが右足を一閃。だが、地を這うシュートは再び左ポストを叩き追加点とはならず。それでも、43分にイカルディの決定的なシュートをGKアリソンのファインセーブで凌いだローマが1点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、1点ビハインドを追うインテルは攻守に精彩を欠いたガリアルディーニを諦めて、ハーフタイム明けにジョアン・マリオを投入。この交代でボルハ・バレロが1列下がり、ジョアン・マリオがトップ下に入った。
▽一方、押し込まれた前半立ち上がりの反省を生かしてアグレッシブな入りを見せたローマは、開始直後にゼコとのワンツーでボックス内に抜け出したストロートマンにいきなり決定機が訪れるなど、集中した入りを見せる。
▽ローマペースが続く中、インテルは56分に長友を下げてこれがデビュー戦となるダウベルト・エンリケを投入。対するローマは疲労が見えたデフレルを下げて、62分にエル・シャーラウィを投入する。互いにフレッシュな選手を送り出してオープンな展開の中で65分にはボックス手前左からペロッティが右足を振り抜くが、これは右ポストを叩く。
▽この試合3度ポストに救われて最少得点差をキープするインテルは、ここまで眠っていたエースが目を覚ます。67分、相手のクリアボールを拾ったカンドレーバの短いスルーパスに反応したイカルディが反転途中の意表を突いたタイミングで右足を振り抜くと、これがニアサイドに決まり、同点ゴールを奪う。さらに一進一退の攻防の中、77分には左サイドで仕掛けたペリシッチのマイナスの折り返しをボックス中央でピタリと足元に収めたイカルディは再び反転から相手DFの股間を抜くシュートを流し込み、2試合連続のドッピエッタでチームを逆転に導く。
▽相手を突き放せない流れの中で逆転まで許す厳しい展開を強いられたローマは、82分にゴール前のナインゴランに続けて決定機も相手DFのブロックなどに阻まれ、同点に追いつけない。その後、ジェンギズ、トゥッミネッロと若手アタッカーを投入してゴールを目指すが、87分にはナインゴランのボールロストからカウンターを許し、ボックス左で仕掛けたペリシッチの折り返しをゴール前に飛び込んだヴェシーノに決められ、痛恨の3失点目を喫した。
▽ダウベルトに続いてカンセロをピッチに送り出し試合を締めくくったインテルが、難所オリンピコで見事な逆転勝利を飾り、開幕2連勝を飾った。一方、決定力不足が響き、昨季までの指揮官相手にホーム開幕戦で敗れたローマは、痛恨の今季初黒星となった。
▽難所ベルガモで行われた昨季4位アタランタとの開幕戦を1-0で辛勝し、ディ・フランチェスコ新監督の初陣を飾った昨季2位のローマ。連勝スタートを狙うホーム開幕戦では、昨季までチームを率いたスパレッティ新監督率いる強豪インテルと激突した。アタランタ戦からは負傷したブルーノ・ペレスに代えてファシオを起用し、本職右サイドバック不在の中、左利きのファン・ジェズスを右サイドバックで起用した。
▽開幕戦の内容を反映するような入りとなった中、ボルハ・バレロを起点とした質の高いポジショナルプレーでボールを動かすインテルが、ローマにボールを触らせない鮮やかな攻撃を続ける。10分過ぎにはボックス内でカンドレーバ、イカルディに続けて決定機も、ここは相手DFのブロックに阻まれる。
▽一方、自分たちのお株を奪うインテルのパスワークを前に守勢が続くローマだが、14分にボックス手前のコラロフが左ポスト直撃のシュートで最初の決定機を作ると、この直後の15分に先制点を奪う。二次攻撃からボックス右でデフレルの短いパスを受けたナインゴランがゴール前に浮き球のパスを送ると、オフサイドラインをぎりぎりでかい潜ったゼコが胸トラップから右足のボレーをゴール左隅に突き刺した。
▽エースの今季初ゴールで先手を奪ったローマは、このリードで落ち着きを取り戻す。立ち上がりに苦戦した相手のハイプレスをうまくいなしながら、ここから試合をコントロールする。26分にはボックス手前でコラロフから斜めのパスを足元に受けたゼコが反転から右足のコントロールシュートを放つが、これはGKハンダノビッチの好守に遭う。
▽さらに39分にはストロートマンの左サイドからのクロスをファーのデフレルが胸でマイナスに落とし、最後はナインゴランが右足を一閃。だが、地を這うシュートは再び左ポストを叩き追加点とはならず。それでも、43分にイカルディの決定的なシュートをGKアリソンのファインセーブで凌いだローマが1点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、1点ビハインドを追うインテルは攻守に精彩を欠いたガリアルディーニを諦めて、ハーフタイム明けにジョアン・マリオを投入。この交代でボルハ・バレロが1列下がり、ジョアン・マリオがトップ下に入った。
▽一方、押し込まれた前半立ち上がりの反省を生かしてアグレッシブな入りを見せたローマは、開始直後にゼコとのワンツーでボックス内に抜け出したストロートマンにいきなり決定機が訪れるなど、集中した入りを見せる。
▽ローマペースが続く中、インテルは56分に長友を下げてこれがデビュー戦となるダウベルト・エンリケを投入。対するローマは疲労が見えたデフレルを下げて、62分にエル・シャーラウィを投入する。互いにフレッシュな選手を送り出してオープンな展開の中で65分にはボックス手前左からペロッティが右足を振り抜くが、これは右ポストを叩く。
▽この試合3度ポストに救われて最少得点差をキープするインテルは、ここまで眠っていたエースが目を覚ます。67分、相手のクリアボールを拾ったカンドレーバの短いスルーパスに反応したイカルディが反転途中の意表を突いたタイミングで右足を振り抜くと、これがニアサイドに決まり、同点ゴールを奪う。さらに一進一退の攻防の中、77分には左サイドで仕掛けたペリシッチのマイナスの折り返しをボックス中央でピタリと足元に収めたイカルディは再び反転から相手DFの股間を抜くシュートを流し込み、2試合連続のドッピエッタでチームを逆転に導く。
▽相手を突き放せない流れの中で逆転まで許す厳しい展開を強いられたローマは、82分にゴール前のナインゴランに続けて決定機も相手DFのブロックなどに阻まれ、同点に追いつけない。その後、ジェンギズ、トゥッミネッロと若手アタッカーを投入してゴールを目指すが、87分にはナインゴランのボールロストからカウンターを許し、ボックス左で仕掛けたペリシッチの折り返しをゴール前に飛び込んだヴェシーノに決められ、痛恨の3失点目を喫した。
▽ダウベルトに続いてカンセロをピッチに送り出し試合を締めくくったインテルが、難所オリンピコで見事な逆転勝利を飾り、開幕2連勝を飾った。一方、決定力不足が響き、昨季までの指揮官相手にホーム開幕戦で敗れたローマは、痛恨の今季初黒星となった。
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