昇格組ジローナが大健闘!アトレティコ苦しめドロー決着《リーガエスパニョーラ》

2017.08.20 05:40 Sun
Getty Images
▽リーガエスパニョーラ開幕節のジローナvsアトレティコ・マドリーが19日に行われ、2-2のドローに終わった。

▽クラブ史上初の1部昇格を果たしたジローナと、昨季のリーガを3位で終えた欧州屈指の強豪クラブ、アトレティコ・マドリーが開幕節で相まみえた。
▽試合の立ち上がりから、ジローナが果敢に前からプレスをかけたがアトレティコはこれに付き合わず。ディフェンスラインを低めに設定し、サイドを広く使ったカウンターを素早く繰り出していく。14分にはカウンターの場面でサウールがミドルシュートを放ったが、枠を外れた。

▽アトレティコがやや攻め込みながらも決定機を作り出せずにいると、ジローナが先制に成功する。23分、左サイドでボールを持ったグラネルがクロスを供給。ボックス内で競り合いに勝ったストゥアーニが頭で合わせ、ネットを揺らした。

▽昇格組に先制を許したアトレティコは、動揺を隠せないままさらに失点を重ねた。25分、ジローナが敵陣左サイドでFKを獲得すると、キッカーは先制アシストのグラネル。放たれたクロスはFWには収まらなかったものの、ボックス内にこぼれたボールを再びストゥアーニが押し込み、追加点とした。
▽追う展開となったアトレティコは、最前線のトーレスやグリーズマンに素早くボールを供給して打開を試みたものの、効果的な攻撃にはならず。2点のビハインドを抱えたまま後半に突入することに。

▽試合を折り返しても攻めあぐねたアトレティコに対し、67分にはさらなる不運が降りかかった。ロングボールに反応してボックス内に飛び出したグリーズマンが飛び出した相手GKと接触し転倒するが、主審はシミュレーション行為と判定しイエローカードが提示される。これに抗議したところレッドカードが掲げられ、退場処分となった。

▽苦しい展開となったアトレティコだったが、徐々に攻勢を強めていき78分に反撃の狼煙を上げる。敵陣中央付近でコレアがボールを受けると、ドリブルを選択。スピードに乗った状態でボックス手前まで運び右足を振り抜くと、ネットに突き刺った。

▽さらに85分、得点したコレアが敵陣でFKを獲得。キッカーをコケが務めると質の高いクロスが供給される。反応したヒメネスが、高い打点のヘディングシュートを繰り出し、アトレティコの同点弾とした。

▽試合はこのまま終了。昇格クラブ相手に不覚を取ったアトレティコだったが、苦しみながらも黒星スタートは免れた。
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