逃げ切ったCL王者マドリーがEL王者ユナイテッド撃破! 2年連続4度目の優勝!《UEFAスーパーカップ》
2017.08.09 05:57 Wed
▽UEFAスーパーカップ、レアル・マドリーvsマンチェスター・ユナイテッドが8日にマケドニアのスコピエで行われ、2-1で勝利したマドリーが2年連続4度目の優勝を果たした。
▽昨シーズン、史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)連覇を達成したマドリーは、新シーズン最初の公式戦に臨む。今夏のプレシーズンでは90分間の戦いの中で未勝利とやや調整が遅れているマドリーは、先日のインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)でPK戦の末に敗れた、かつての指揮官が率いるユナイテッド戦に向けて、合流が遅れたエースFWクリスティアーノ・ロナウドを除く昨季の主力を起用。GKにケイロル・ナバス、最終ラインにカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ。中盤はカゼミロがアンカー、クロースとモドリッチがセントラルMFに入り、トップ下にイスコ。2トップは去就が注目されるベイルがベンゼマと共に務めた。
▽一方、昨シーズンにクラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)王者に輝いたユナイテッドは、就任2年目に無類の強さを見せるモウリーニョ監督の下でプレシーズンマッチ6勝1敗と好仕上がりを披露。今週末にウェストハムとのプレミアリーグ開幕節を控えるなか、この試合に向けては今夏獲得したルカク、マティッチ、リンデロフの3人を起用。GKにデ・ヘア、3バックにリンデロフ、スモーリング、ダルミアン。中盤はエレーラ、マティッチ、ポグバが3センターを組み、ウイングバックにバレンシアとリンガード。縦関係を築く2トップにムヒタリャンとルカクが入った。
▽開始直後、ゴール前に浮いたボールに反応したベイルがいきなり決定機に絡むが、その後は人数をかけた守備とポグバやルカクの強さを前面に押し出した堅守速攻でユナイテッドがきっちり応戦する。この流れの中で最初の決定機は17分、左CKの場面でキッカーのクロースが入れたボールをファーのカゼミロがダイビングヘッドで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
▽その後、最終ラインや中盤の持ち上がりや後方からの飛び出しを生かして相手守備を揺さぶり始めたマドリーは24分、敵陣バイタルエリア右でクリアボールを拾ったカルバハルが柔らかな浮き球のパスをゴール前に送ると、オフサイドラインを確認して飛び出したカゼミロが巧みな左足のスライディングボレーでゴール右隅に流し込んだ。
▽後半に入っても主導権を譲らないマドリーは開始直後にクロースの強烈なブレ球ミドルでGKデ・ヘアを脅かすと、その後もマルセロらのシュートで追加点に迫る。すると52分、ボックス左でボールを持ったイスコが狭いスペースでベイルとのパス交換からゴール前に飛び出して右足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。
▽再び緩い守備からゴールを許したユナイテッドは、すぐさま反撃を開始。54分にはエレーラのクロスをゴール前に抜け出したポグバがヘディングシュート。GKケイロル・ナバスが弾いたボールをゴール前でフリーのルカクが押し込みにかかるが、利き足とは逆の右足で放ったシュートは枠を捉え切れない。
▽その後、モウリーニョ監督はリンガードに代えてハーフタイム明けに投入したラッシュフォードに続き、56分にはエレーラを下げてフェライーニを投入。中盤から前にフィジカルと高さを特長とする選手を配置し、パワープレー気味の戦い方にシフトした。すると62分、ボックス手前中央でラッシュフォードから短いパスを受けたマティッチが左足の強烈なミドルシュートを放つ。これを相手GKが前に弾くと、こぼれ球に詰めたルカクが今度は右足のシュートをゴールネットに突き刺した。
▽その後、やや運動量が落ち始めたマドリーに対して、フェライーニ、ポグバ、ルカクへのロングボールやクロスで押し切ろうとするユナイテッドが、徐々に押し込む展開に。流れを変えたいジダン監督は74分、ベイルとイスコを下げてルーカス・バスケスとアセンシオを同時投入。さらに83分にはベンゼマを下げてC・ロナウドをピッチに送り出す。
▽試合終盤にかけては拮抗した展開となったなか、追いつきたいユナイテッドは81分にムヒタリャンのスルーパスに抜け出したラッシュフォード、91分にはバレンシアのクロスからフェライーニに決定機も、いずれもGKケイロル・ナバスの好守に遭う。一方、試合を決めたいマドリーもバスケスの折り返しからゴール前のアセンシオに決定機が訪れるが、ここはGKデ・ヘアの好守に阻まれた。
▽結局、試合はこのままマドリーの2-1でタイムアップ。CL王者としてEL王者ユナイテッドを破ったマドリーが2年連続4度目のUEFAスーパーカップ制覇を成し遂げた。なお、今季初タイトルに輝いたマドリーは、13日にバルセロナとのスーペル・コパ1stレグに挑む。一方、敗れたユナイテッドは、同じく13日にウェストハムとのリーグ開幕戦に臨む。
▽昨シーズン、史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)連覇を達成したマドリーは、新シーズン最初の公式戦に臨む。今夏のプレシーズンでは90分間の戦いの中で未勝利とやや調整が遅れているマドリーは、先日のインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)でPK戦の末に敗れた、かつての指揮官が率いるユナイテッド戦に向けて、合流が遅れたエースFWクリスティアーノ・ロナウドを除く昨季の主力を起用。GKにケイロル・ナバス、最終ラインにカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ。中盤はカゼミロがアンカー、クロースとモドリッチがセントラルMFに入り、トップ下にイスコ。2トップは去就が注目されるベイルがベンゼマと共に務めた。
▽開始直後、ゴール前に浮いたボールに反応したベイルがいきなり決定機に絡むが、その後は人数をかけた守備とポグバやルカクの強さを前面に押し出した堅守速攻でユナイテッドがきっちり応戦する。この流れの中で最初の決定機は17分、左CKの場面でキッカーのクロースが入れたボールをファーのカゼミロがダイビングヘッドで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
▽その後、最終ラインや中盤の持ち上がりや後方からの飛び出しを生かして相手守備を揺さぶり始めたマドリーは24分、敵陣バイタルエリア右でクリアボールを拾ったカルバハルが柔らかな浮き球のパスをゴール前に送ると、オフサイドラインを確認して飛び出したカゼミロが巧みな左足のスライディングボレーでゴール右隅に流し込んだ。
▽昨シーズンに続いて大舞台で勝負強さを見せるカゼミロのゴールで先手を奪ったマドリーは、その後もイスコやモドリッチを起点に相手を押し込む。これに対して劣勢が続くユナイテッドは、前半終盤にかけて前線からのプレスとボールホルダーへのプレッシャーを強めて、より攻撃的な守備に変更。この流れからポグバやルカクにシュートチャンスも、相手GKケイロル・ナバスを脅かすまでには至らず。逆に、前半終了間際の43分には相手のカウンターからボックス右に抜け出したベンゼマに決定機を許すが、ここはGKデ・ヘアの好守で凌ぎ、前半はマドリーの1点リードで終了した。
▽後半に入っても主導権を譲らないマドリーは開始直後にクロースの強烈なブレ球ミドルでGKデ・ヘアを脅かすと、その後もマルセロらのシュートで追加点に迫る。すると52分、ボックス左でボールを持ったイスコが狭いスペースでベイルとのパス交換からゴール前に飛び出して右足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。
▽再び緩い守備からゴールを許したユナイテッドは、すぐさま反撃を開始。54分にはエレーラのクロスをゴール前に抜け出したポグバがヘディングシュート。GKケイロル・ナバスが弾いたボールをゴール前でフリーのルカクが押し込みにかかるが、利き足とは逆の右足で放ったシュートは枠を捉え切れない。
▽その後、モウリーニョ監督はリンガードに代えてハーフタイム明けに投入したラッシュフォードに続き、56分にはエレーラを下げてフェライーニを投入。中盤から前にフィジカルと高さを特長とする選手を配置し、パワープレー気味の戦い方にシフトした。すると62分、ボックス手前中央でラッシュフォードから短いパスを受けたマティッチが左足の強烈なミドルシュートを放つ。これを相手GKが前に弾くと、こぼれ球に詰めたルカクが今度は右足のシュートをゴールネットに突き刺した。
▽その後、やや運動量が落ち始めたマドリーに対して、フェライーニ、ポグバ、ルカクへのロングボールやクロスで押し切ろうとするユナイテッドが、徐々に押し込む展開に。流れを変えたいジダン監督は74分、ベイルとイスコを下げてルーカス・バスケスとアセンシオを同時投入。さらに83分にはベンゼマを下げてC・ロナウドをピッチに送り出す。
▽試合終盤にかけては拮抗した展開となったなか、追いつきたいユナイテッドは81分にムヒタリャンのスルーパスに抜け出したラッシュフォード、91分にはバレンシアのクロスからフェライーニに決定機も、いずれもGKケイロル・ナバスの好守に遭う。一方、試合を決めたいマドリーもバスケスの折り返しからゴール前のアセンシオに決定機が訪れるが、ここはGKデ・ヘアの好守に阻まれた。
▽結局、試合はこのままマドリーの2-1でタイムアップ。CL王者としてEL王者ユナイテッドを破ったマドリーが2年連続4度目のUEFAスーパーカップ制覇を成し遂げた。なお、今季初タイトルに輝いたマドリーは、13日にバルセロナとのスーペル・コパ1stレグに挑む。一方、敗れたユナイテッドは、同じく13日にウェストハムとのリーグ開幕戦に臨む。
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