【J1クラブ中間評価】物議醸した指揮官交代も、連覇へ気運が高まる《鹿島アントラーズ》2017.07.27 16:00 Thu

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▽2017シーズンの明治安田生命J1リーグは早くも折り返し地点に。DAZNマネーで増加した分配金などを巡る争いも背景に存在していることから、優勝争いのみならず、例年以上に戦いが激化している。超ワールドサッカー編集部は、このタイミングでJ1全18クラブを中間評価。最終回は鹿島アントラーズ編をお届けする。

◆物議醸した監督解任で好転
勝ち点36 / 12勝5敗
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▽J1リーグと天皇杯の国内2冠を達成した昨シーズンの成功継続を狙う鹿島アントラーズは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を並行しながら、リーグ戦は12勝5敗の結果を残し、首位で折り返した。開幕前には、MFレオ・シルバ(アルビレックス新潟)、FWペドロ・ジュニオール(ヴィッセル神戸)らJリーグで実績のある外国人選手や、FW金森健志(アビスパ福岡)、DF三竿雄斗(湘南ベルマーレ)とJ2降格クラブからも獲得。さらに、開幕直前に韓国代表GKクォン・スンテ(全北現代モータース/韓国)を獲得するなど、計9名の新戦力を迎えた。

▽開幕節こそFC東京に敗れたものの、そこからリーグ戦4連勝を記録。しかし、5月の半ばから2連敗となると、ACLでは広州恒大を前にベスト16で大会を後にした。これを受け、クラブは石井正忠監督の解任を決断。第14節からは、コーチから昇格した鹿島OBの大岩剛監督が指揮を執り、そこから5連勝で勝ち点を積み上げ、首位ターンを実現した。

◆ポジション別採点
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【GK&DF】90/100点満点
▽GKは、今シーズン全北現代から加入した韓国代表GKクォン・スンテがJリーグ初挑戦ながらも上々のパフォーマンスを披露し、守護神として君臨。さらに、セカンドGKにも曽ヶ端準が控えており、盤石の態勢を維持している。センターバックに関しては、開幕当初からDFファン・ソッコが抜けて選手層が不安視されたが、伸び代十分のDF植田直通とDF昌子源のコンビがしっかり稼働し、問題とはならなかった。左サイドバックのDF山本脩斗、右サイドバックのDF西大伍とDF伊東幸敏を含め、大崩れのない最終ラインが形成できている。

【MF】70/100点満点
▽テネリフェに移籍したMF柴崎岳に代わる形で加入したMFレオ・シルバだったが、5月に左ヒザ半月板損傷により手術を強いられて離脱となったことが大きな誤算。さらに、攻撃のバリエーションとアクセントを付けることができるMF遠藤康が1カ月ほど離脱したのも痛かった。それでも、ベテランMF小笠原満男がいまだ健在で、MF中村充孝やMF永木亮太、MF 三竿健斗ら力のある選手も控えている選手層が鹿島の強み。負傷者が復帰して調子を上げてくるとみられる後半戦は、監督にとって中盤の人選が嬉しい悩みになりそうだ。

【FW】60/100点満点
▽軸となるべきFW金崎夢生の好調が続かず、FWペドロ・ジュニオールも大岩政権後こそ調子を上げてきたものの、序盤戦は低調なパフォーマンス。石井監督が起用し続けたFW鈴木優磨も、インパクトを残すことができず、チームとして頼りどころを欠いた。チャンスメークで貢献できるFW土居聖真も肝心のゴール数は1つと物足りない。新加入のFW金森健志とFW安部裕葵はリーグ戦でなかなかチャンスを得ることができていないが、6月21日の天皇杯でスタメン出場すると、金森が1ゴール、安部が2ゴールと結果を残した。後半戦、もう少し出場機会を与えられれば面白い存在になれるかもしれない。あとはやはり、ここにきて動きの質を上げているペドロ・ジュニオールの好調が続くかどうかに懸かっている。

◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー
DF昌司源(24歳/No.3)
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明治安田生命J1リーグ:17試合(先発17回)/1ゴール
▽ここまで全試合に出場している日本代表DF昌司源が前半戦のチーム内MVPだ。前への対人対応と粘り強い守備に磨きがかかっており、相棒である植田をしっかりとリードして最終ラインを統率。日本代表としても定位置確保を狙えるところまで評価を高めた。クロス処理やクリアの精度を高めれば、より完成度の高いセンターバックとなれそうだ。

◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW鈴木優磨(21歳/No.9)
明治安田生命J1リーグ:12試合(先発6回)2ゴール
▽インパクトを残した昨シーズンからさらなる飛躍が期待された鈴木だが、前半戦はサポーターの期待に応えることができなかった。途中出場も多かったが、リーグ戦12試合で2ゴールは物足りない。また、ゴール数だけでなく、攻守の切り替えの面や動きの質、量も含めて好調時の出来にはなかった。まだ21歳のためパフォーマンスにムラがあるのは仕方ないものの、メンタル面を含めてさらなる成長に向けて奮起してもらいたいところだ。

◆ホームで強さを見せることができるか
▽前半戦は、アウェイ8試合で全勝を収める偉業を達成。24ポイントを稼いだ一方で、ホームでの勝ち点は半分の12ポイントにとどまった。常勝軍団だけにサポーターを前にしてのプレッシャーもあるだろうが、この点は優勝を目指す後半戦に向けて改善したいところだ。負傷者も戻ってきており、選手の質だけでなく層も十分な状況。後半戦は、ACL敗退を受けてリーグにより集中できる環境となる点もプラス材料で、無論、狙うはJ1リーグ連覇となる。

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▽2017-18シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今季のプレミアリーグベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:デ・ヘア DF:ウォーカー、オタメンディ、ヴェルトンゲン、マルコス・アロンソ MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、シルバ FW:サラー、ケイン、スターリング GK ダビド・デ・ヘア(27歳/マンチェスター・ユナイテッド) 出場試合数:37(先発:37)/出場時間:3330分 失点数:28<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_105_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽ユナイテッドのリーグ2位の失点数を支えたのはこの男。驚異的な反射神経と身体能力でビッグセーブを連発し何度もピンチを救った。18度のクリーンシートはリーグ最多の数字だ。 DF カイル・ウォーカー(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:32 (先発:32)/出場時間:2787分 得点数:0<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_106_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽移籍金5000万ポンドでトッテナムから加入したウォーカーはすぐさまグアルディオラ監督のスタイルに順応。効果的な上下運動を繰り返し驚異的な支配率を誇るシティのフットボールを支えた。 DF ニコラス・オタメンディ(30歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34試合(先発:33)/出場時間:2968分 得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_107_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽ペップの下で足元の技術が洗練されたオタメンディは元々の守備力に加えビルドアップ能力も身に着けた。183cmという比較的低身長にもかかわらず空中戦でも強さを見せ、セットプレー時では相手の脅威となった。 DF ヤン・ヴェルトンゲン(31歳/トッテナム) 出場試合数:37(先発:37)/出場時間:3296分 得点数:0<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_108_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽1試合あたりの失点数を「1」以下に抑えたこの男の貢献度は計り知れない。シーズン途中に長期離脱を強いられたアルデルヴァイレルトに代わって抜擢されたダビンソン・サンチェスと鉄壁の“元アヤックスコンビ"を築き、持ち前のキック精度の高さで攻撃陣を後方から支援する姿も見受けられた。 DF マルコス・アロンソ(チェルシー) 出場試合数:33(先発:33)/出場時間:2860分 得点数:7<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_109_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽昨季王者から唯一の選出。昨シーズン、ヴィオラ時代にもプレーしたウイングバックに主戦場を見出したマルコス・アロンソは今季もその攻撃力を遺憾なく発揮。第2節のトッテナム戦での2ゴールや第18節のセインツ戦での決勝点など大事な場面での得点が光った。卓越した左足のプレースキックを武器に低空飛行を続けたチェルシーで一定のパフォーマンスを披露し、今季はスペイン代表デビューも飾った。 MF フェルナンジーニョ(33歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:33)/出場時間:2885分 得点数:5<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_110_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽今季で5シーズン目を迎えた33歳のベテランはこのチームのキーマンとなった。守備からボールを繋ぐ前線への橋渡し役としての重要な役割を完遂。抜群のボール回収能力でシティの怒涛の攻撃を陰からアシストした。 MF ケビン・デ・ブライネ(26歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:37(先発:37)/出場時間:3085分 得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_111_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽新設された“アシスト王"の初代受賞者が文句なしの選出。今季のシティはデ・ブライネなしでは語れない。指揮官も「プレミアに彼以上の選手はいない」と舌を巻くほど、今シーズンのデ・ブライネはシュート、パス、ドリブル、いずれをとってもパーフェクトだった。 MF ダビド・シルバ(32歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:29(先発:28)/出場時間:2437分 得点数:9<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_112_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽目まぐるしく入れ替わるチームの中で、今季で8シーズン目を迎えたシルバはシーズンを通してハイパフォーマンスを披露。ザネやジェズス、スターリングら若手をまとめ上げた司令塔には同胞の指揮官グアルディオラからの信頼も絶大だった。 FW モハメド・サラー(25歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:34)/出場時間:2920分 得点数:32(PK1) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_113_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽序盤から驚異的なペースで得点を重ね、得点王と共に、今季のプレミア最優秀選手賞を獲得したサラー。抜群のスピードと得点感覚で簡単に得点を奪ってしまう姿は “ファラオ(王)”と呼ぶにふさわしかった。ゴール数だけでなくアシスト数も「11」と、合わせて43ゴールを創出。守備でも献身的に走り、今季のサラーは欠点が見当たらなかった。 FW ハリー・ケイン(24歳/トッテナム) 出場試合数:37(先発:34)/出場時間:3083分 得点数:30(PK2) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_114_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽2017年はケインの年になった。プレミア年間36得点&2017年56得点でメッシや、イングランドのレジェンド、シアラーを凌駕。3年連続プレミア得点王とはならなかったものの、キャリアハイの30得点の大台に乗せてきたところはさすがの一言。キャプテンにも任命されたワールドカップでも活躍が期待される。 FW ラヒーム・スターリング(23歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:33(先発:30)/出場時間:2593分 得点数:18(PK1)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_115_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽1シーズン18ゴール11アシストは当然のようにキャリアハイの数字で、ゴールに直接絡んだ回数では、チーム内得点王のアグエロを上回る。とりわけ、第3節のボーンマス戦や、第14節のセインツ戦の後半アディショナルタイムでの劇的決勝弾は特筆もの。この勝利がシティの快進撃を支えたのは言うまでもない。 2018.05.25 01:01 Fri
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【プレミアリーグ・シーズン総括】最優秀選手はサラー!

★ペップ・シティが完全優勝 ▽今季はマンチェスター・シティの完全優勝と言っていいだろう。第5節で今季初めて首位に立つと、第3節からリーグ記録の18連勝を収め、他の追随を許さずトップを独走。その後も調子を落とすことなく首位を保ち、4月15日、第34節を終えた時点で4シーズンぶり5度目のプレミア優勝が決定した。稀に見る強さを見せた最大の要因はグアルディオラ体制2年目を迎えたチームの成熟度と、昨夏に2億ポンドをかけて行った守備陣の補強が成功したこと。名将の下、若手とベテランが融合しより洗練されたチームは、失点「27」、得点は「106」というリーグ記録を叩き出し、最終的に獲得した勝ち点は前人未到の大台「100」に到達。得失点差「79」、2位との勝ち点差「19」など数々のリーグ新記録も打ち立てた正真正銘の“完全制覇”となった。 ▽2位のマンチェスター・ユナイテッドも近年の結果を鑑みると一定の満足感を得られるシーズンとなったのではないだろうか。FWルカクやMFマティッチら即戦力の補強を成功させた赤い悪魔はスタートダッシュに成功し、同じ街のライバルチームに食らいついた。チャンピオンズリーグ(CL)などのカップ戦による疲労が中盤戦以降響いたものの、勝ち点「81」は立派な数字だ。 ▽混戦を制して3位に入ったのはトッテナムだ。一昨年は3位、昨年は2位と好成績を残し、今季も14戦無敗というクラブ記録を達成した。シーズン半ばに守備の要アルデルヴァイレルトが長期離脱を強いられるアクシデントがあったものの、新加入のD・サンチェスが台頭し、クラブ史上最高額の移籍金に見合う活躍を披露。シーズン終盤に激戦となったトップ4争いを制し堂々の3位フィニッシュとなった。 ▽トッテナムと最後まで争ったリバプールは4位でシーズンを終えた。クロップ体制として3シーズン目を迎えた今季は、FWサラーやDFロバートソンを補強。ロバートソンは左サイドバックでリーグ戦22試合に出場し、サラーは言わずもがなの活躍を披露した。第23節では今シーズン初めてシティに土をつけ、CLでも決勝に進むなど、シーズンが進んでいくと共にチームの完成度を高めていった。クロップ監督4年目となる来季、王者シティを止めるのはリバプールかもしれない。 ▽昨季の王者チェルシーは苦いシーズンとなった。初戦で黒星スタートを切った今季は、格下相手の取りこぼしが目立ち、トップ6との対戦でも勝ったのは3試合のみ。最終的に5位で終え、来季はヨーロッパリーグ(EL)に参加することになった。それでも、2年連続決勝進出となったFAカップでは、ユナイテッド相手に今季のチェルシーらしさをいい意味で存分に発揮し、1-0で完封勝利。不遇のシーズンを最終的にタイトルで締めくくった。 ▽6位に終わったアーセナルは、格下相手に取りこぼすことも多くシーズンを通して不安定な試合が続いた。そんな中、シーズン終盤に差し掛かった4月20日、指揮官アーセン・ヴェンゲルの突然の退任発表がイギリス国内に轟いた。1996年から続いた22年もの長い旅路にフランス人指揮官は終止符を打つことを決意。最終的にリーグ6位、ヨーロッパリーグでも準決勝敗退と有終の美を飾ることは叶わなかったが、その雄姿は誰しもの目に焼き付いている。そして来シーズン、ガナーズがその未来を託したのは前パリ・サンジェルマンのウナイ・エメリ監督だ。 ▽一方、残留争いではニューカッスル、ブライトン、ハダースフィールドと昇格組が久々に全チーム残留を果たし、スウォンジー、ストーク、WBAが降格。2度の監督交代を行ったWBAだったが、結局チームを浮上させることはできなかった。 ▽また、レスター・シティFW岡崎慎司とサウサンプトンDF吉田麻也の2人の日本人選手では、岡崎が27試合出場で6ゴール3アシストを記録も、シーズン序盤以降は思うように出場機会を得られず、尻すぼみのシーズンとなった。一方、シーズンを通してチームが残留争いを強いられた吉田は今年1月から3月にかけて厳しい時期を過ごしたものの、最終的にポジションを奪い返して24試合出場で2ゴール1アシストという記録を残している。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWモハメド・サラー(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_99_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽リーグ最多得点記録(38試合制)を更新したサラーが最優秀選手に。デ・ブライネと最後まで争ったが、加入1年目、アシスト数も「11」であることを加味しての結果となった。昨夏にローマから加入し、チェルシーでプレーした2015年以来のプレミア復帰を果たしたエジプト代表アタッカーは、シーズン序盤からゴールを量産。5試合連続ゴールに加え、第31節のワトフォード戦では圧巻の4ゴールを記録。新記録の「32」得点をマークし、文句なしの最優秀選手となった。 ★最優秀監督 ◆ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_100_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽就任2年目となった今シーズン、グアルディオラスタイルが浸透したシチズンズはまさに最強だった。開幕前に昨季の課題だった守備面の補強を成功させ、攻守とも万全の状態で臨んだ今シーズン、ガブリエウ・ジェズス、レロイ・ザネ、スターリングのような若手を育成しつつ、フェルナンジーニョやオタメンディといったベテランたちにも真価を見出した。自身のスタイルをイングランドの地でも通用させた手腕はさすがの一言に尽きる。 【期待以上】 ★チーム ◆バーンリー<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_101_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽昨季命からがら残留を果たしたチームとは思えないほどの躍進を果たした。今季で6シーズン目を迎えたショーン・ダイチェ監督の下、開幕戦で王者チェルシーに打ち勝ったバーンリーは、シーズンを通して下位相手からしっかり勝ち点を奪った。特筆すべきは失点の少なさ。上位チームに次いで少ない失点数「39」は統率の取れた守備があってこそ。GKニック・ポープは、ワールドカップのイングランド代表メンバーにも選ばれている。 ★選手 ◆MFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_102_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽まだ20歳にも満たないこの青年の躍進を誰が想像しただろうか。昨シーズン、下部組織からトップチームに昇格した19歳の逸材は、今季はリーグ戦19試合に出場。本職はセントラルMFながらも高精度のキックやスピードを武器に、DFクラインの長期離脱によって主力不在の右サイドバックで存在感を発揮し、最終節ではトップ4入りを手繰り寄せる1点目をアシストした。そして今回、ワールドカップに臨むイングランド代表に大抜擢。初招集にして初のワールドカップ、このティーンエイジャーがどんな輝きを見せてくれるのか注目したい。 【期待外れ】 ★チーム ◆チェルシー<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_103_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽昨季王者とは思えない体たらくぶりが目立った。開幕で格下と思われていたバーンリーに敗れたチェルシーは上位陣に勝てないどころか、下位相手にも勝ち点を取りこぼす始末。今年に入ってからは格下相手の連敗、マンチェスター勢との連敗が重なり一気にトーンダウン。チームには覇気が感じられず、結局、トップ4入りも逃す結果となってしまった。 ★選手 ◆FWアルバロ・モラタ(チェルシー) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_104_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ▽チェルシーの不調はモラタが調子を上げられなかったことに起因すると言っても過言ではない。クラブ史上最高額の7000万ポンド(約101億円)の移籍金で加入したスペイン人ストライカーは、最終的に11ゴールをマーク。昨季20ゴールを奪ったジエゴ・コスタの代役としての期待値を遙かに下回る結果だった。シーズン半ばからは自身も語る「謎のケガ」によって序盤の調子を落とし、後半戦はたったの2ゴールだった。 2018.05.25 01:00 Fri
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Images<hr></div>▽抜群の安定感で覇権奪還の立役者に。今季、ネイマールとムバッペの加入で破壊力を増した攻撃陣の躍動ぶりが印象的だったPSGだが、唯一の20失点代をキープした守備陣の奮闘も見逃せない。とりわけ、安定感を欠く守護神、両サイドバックまで攻撃的なアンバランスな布陣の中でセンターバックにかかる負担は大きく、マルキーニョス、キンペンベとの3人体制の中で見事に守備を統率し続けたキャプテンの働きぶりは称賛に値する。 DF ルイス・グスタボ(30歳/マルセイユ) 出場試合数:34(先発:34)/出場時間:3018分 得点数:5<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽マルセイユ陰のMVP。今季ヴォルフスブルクから加入したブラジル人MFはシーズン序盤に守備的MF、後半戦はセンターバックの負傷者続出に伴い、センターバックの主軸として獅子奮迅の活躍を見せた。強靭なフィジカルに加え、豊富な経験に裏打ちされた巧みな守備で再三のピンチを凌げば、攻撃では左足の正確なパスや局面を変える持ち出し、強烈なミドルシュートで存在感を放った。 DF フェルラン・メンディ(22歳/リヨン) 出場試合数:27(先発:24)/出場時間:2121分 得点数:0<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽リヨンのアタッキングフットボールをけん引した攻撃的左サイドバック。昨季、リーグ・ドゥのル・アーヴルでの活躍をキッカケに名門リヨンに加入したメンディはリーグ・アン初挑戦とは思えない活躍を披露。守備面では時折集中を欠くなど課題は少なくないが、圧巻のスピードとドリブルテクニックを生かした突破力と5アシストを記録した攻撃性能はその欠点を補って余りあるものだった。稀少価値の高い左利きのサイドバックだけに今後のフランス代表入りと、ビッグクラブ移籍が予想される。 MF レオ・デュボワ(23歳/ナント) 出場試合数:34(先発:34)/出場時間:3020分 得点数:3 ▽新進気鋭の右サイドバックの大器。現在、ナント生え抜きの23歳はトップデビュー2年目からポジションを獲得すると、今季は智将ラニエリ監督の下でキャプテンとしてチームをけん引した。堅実な守備と豊富な運動量に加え、果敢なオーバーラップと正確なクロスと総合力の高い右サイドバックは今季3ゴール4アシストを記録。すでに来シーズンのリヨン加入が決定しており、モナコDFシディベ以外に有力な選手のいないフランス代表の右サイドバックのポジション争いにも割って入るはずだ。 MF アドリアン・ラビオ(23歳/パリ・サンジェルマン) 出場試合数:33(先発:27)/出場時間:2364分 得点数:1<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽優勝チームの中盤を支えた若き司令塔。今季はヴェッラッティとモッタという2人の相棒たちがやや調子を落とした中、シーズンを通して波が少ない安定したプレーで中盤の主軸を担い続けた。球際や前線への飛び出しといった持ち味に加え、球離れの良いシンプルなパスワークで強力な攻撃陣を見事に操った。 MF ナビル・フェキル(24歳/リヨン) 出場試合数:30(先発:28)/出場時間:2477分 得点数:18(PK3)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽CL出場権を置き土産に更なるステップアップへ。ラカゼット(現アーセナル)、トリッソ(現バイエルン)と下部組織で共に育った主力がクラブを去った今季は両選手に代わる新たなリーダーとしてチームをけん引。2列目を主戦場に魔法の左足を駆使したチャンスメークで個性派の助っ人アタッカー3人を見事に生かし、自身もキャリアハイの18ゴールとエースに相応しい活躍を見せた。なお、今季限りでの退団が決定的となっており、来季は前述の2選手に倣うように国外のビッグクラブ入りが濃厚だ。 MF メンフィス・デパイ(24歳/リヨン) 出場試合数:36(先発:28)/出場時間:2555分 得点数:19(PK2)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽不遇をかこったマンチェスター・ユナイテッド時代を払拭する完全復活のシーズンに。ユナイテッドで失格の烙印を押されて昨冬失意の中でリヨンに加入した24歳のオランダ代表FWだが、半年間の順応期間を経た今季は序盤から爆発。マリアーノ、トラオレ、フェキルという同世代の新進気鋭のアタッカーと共に欧州屈指のアタッキングユニットを結成。左ウイングと2トップの一角で持ち味の鋭い仕掛けやパワフルなミドルシュート、正確なプレースキックで抜群の存在感を発揮し、19ゴール9アシストを記録。さらに、マルセイユとの直接対決での劇的決勝点や最終節でのハットトリックとチームのCL出場権獲得に貢献した勝負強さも見事だった。 FW フロリアン・トヴァン(25歳/マルセイユ) 出場試合数:35(先発:35)/出場時間:2949分 得点数:22(PK3)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽完全覚醒したマルセイユの絶対的エース。今季22ゴール11アシストと圧巻のスタッツを叩き出した25歳のフランス代表FWは押しも押されもしないベロドロームのアイドルだ。傑出した左足の技術と相手の逆を突く巧みな仕掛けを武器に右サイドから相手の守備を切り裂けば、オフ・ザ・ボールの局面でも質の高い動き出しをみせゴール前に飛び出してのワンタッチシュートなど、掴みどころのない万能アタッカーに成長した。上位陣相手のパフォーマンスに課題を残すものの、間違いなくワールドクラスに手が届く位置にいるはずだ。 FW エディンソン・カバーニ(31歳/パリ・サンジェルマン) 出場試合数:32(先発:30)/出場時間:2581分 得点数:28(PK3)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今季リーグ・アンの最優秀選手。ムバッペ、ネイマールと共に超強力トリデンテの“MCN"を形成し、2年連続得点王を獲得した。今季も豊富な運動量や質の高いオフ・ザ・ボールの動き、決定力を武器にゴールを量産。後半戦はネイマール不在の中でマークが厳しくなるも、要所できっちり仕事を果たした。 FW ネイマール(26歳/パリ・サンジェルマン) 出場試合数:20(先発:20)/出場時間:1796分 得点数:19(PK4)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_103_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽後半戦欠場も新天地フランスで格の違いを見せつけた。今夏、バルセロナから移籍市場最高額で電撃移籍を果たしたメガクラックは、序盤からゴールとアシストを量産し、その高額な移籍金に相応しい活躍を披露。2月末に負った負傷の影響で後半戦を棒に振ったものの、リーグ3位タイの19得点、リーグトップタイの13アシストの圧倒的な数字でフランス・プロサッカー選手協会(UNFP)の年間MVPを受賞した。ただ、今夏にはレアル・マドリー移籍の噂が盛んに伝えられており、来季の去就に注目が集まるところだ。 2018.05.24 21:31 Thu
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【リーグ・アン・シーズン総括】最優秀選手はカバーニ!

★名門3チーム奮闘もスーパースター軍団PSGが2年ぶりの戴冠 ▽近年、混戦模様となることが多いリーグ・アンだが、今季はFWネイマールやFWムバッペの加入で大きな話題を集めたスーパースター軍団のパリ・サンジェルマン(PSG)が、2シーズンぶりの覇権奪還を果たした。 ▽昨シーズン、モナコに5連覇を阻まれたPSGは、今夏の移籍市場でネイマール、ムバッペ、DFダニエウ・アウベスら世界屈指の名手を札束攻勢で獲得し、勝負のシーズンに臨んだ。すると、ムバッペ、FWカバーニ、ネイマールの超強力トリデンテ“MCN”が早々に機能すると、圧倒的な攻撃力を武器に開幕6連勝。その後、チャンピオンズリーグ(CL)との並行から格下相手に勝ち点を取りこぼすも前半戦を余裕の戦いぶりで首位フィニッシュ。後半戦はネイマールの負傷離脱など幾つかのアクシデントに見舞われたものの、ライバルたちの取りこぼしを生かして首位を独走。そして、第33節のモナコ戦では昨季王者相手に衝撃的な7-1の圧勝劇をみせ、5節を残して2年ぶりの覇権奪還を果たした。なお、今季国内3冠を成し遂げたPSGだが、今季限りでエメリ監督の退任が決定し来季は智将トゥヘル監督の下で新たな黄金時代構築を目指す。 ▽圧倒的な戦力を持つPSGの一人旅を許したものの、シーズンを通じて奮闘が目立ったモナコ、リヨン、マルセイユの名門3チームは最終節までもつれ込む来季CL出場を懸けたトップ3争いを展開。その三つ巴の争いを制したのは昨季王者モナコとリヨンの2チームだった。前述のムバッペを筆頭に優勝に貢献した主力を引き抜かれたモナコは若手主体の新戦力補強が機能せず、序盤戦は苦しい戦いを強いられた。それでも、CLグループステージ4位敗退に伴い、国内の戦いに集中できたことで徐々にチームの熟成も進み、主砲ファルカオやMFロニー・ロペスらを軸とする強力な攻撃陣を生かして最終的に2位フィニッシュを決めた。 ▽一方、FWラカゼットやMFトリッソなど例年通り、主力を引き抜かれたリヨンだが、育成能力に長けたジェネシオ監督の下で世界屈指の育成組織から昇格してきた逸材たちが躍動。さらに、昨冬加入のFWデパイを含めFWトラオレ、FWマリアーノが新エースFWフェキルと2桁ゴールカルテットを形成し、リーグ屈指の破壊力で最終的に3位の座を死守した。 ▽その2強との争いに敗れて来季のCL出場権を逃したマルセイユだが、就任2年目を迎えたガルシア監督の下でエースFWトヴァンやMFアンギッサ、MFマキシム・ロペス、DFブバカル・カマラなど期待の若手が急成長。さらにアメリカ人オーナーの下で獲得したMFグスタボやDFラミといったベテランが若いチームをしっかりとリードし、ヨーロッパリーグ(EL)準優勝など今後の飛躍を予感させるシーズンに。また、日本代表DF酒井宏樹も本職の右サイドバックに加え、左サイドバック、3バックの右ストッパーと新境地を開き絶対的な主力としてチームを支えた。 ▽PSGの国内カップ2冠によって6位まで広がったEL出場権争いでは前述のマルセイユに加えて、レンヌとボルドーが熾烈な争いを制した。レンヌはクリスティアン・グルキュフからサブリ・ラムシ監督、ボルドーはジョスリン・グーヴェネックからグスタボ・ポジェ監督と共にシーズン途中の監督交代に踏み切るも、この選択が奏功して後半戦に勝ち点を積み重ねて逆転でのEL出場を手にした。さらに、レンヌではMFブリゴーとFWサール、ボルドーではFWマウコムと若手逸材の活躍も光った。 ▽例年、熾烈を極める残留争いではアミアン、ストラスブールという昇格組がいずれも残留を果たすも、昇格・降格プレーオフを制して昇格したトロワが19位で1年での2部降格に。また、日本代表GK川島永嗣が正GKを務めたメスも最下位に終わり、2年での2部降格となった。なお、今季18位のトゥールーズはACアジャクシオとの昇格・降格プレーオフ初戦を3-0で快勝しており、残留が濃厚な状況だ。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_102_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽前半戦で主役を担ったネイマールの活躍も見事だったが、シーズンを通した貢献度で勝ったカバーニがMVPに相応しい。昨シーズン、イブラヒモビッチが去ったチームでようやく主役の座についたものの、今季は新たにネイマールというスーパースターが加入したことで、再び脇役に回ることに。シーズン序盤にはPKキッカーを巡って衝突するなど精神的に難しい時期も過ごした。それでも、自身のエゴを封じて再びチームプレーヤーに戻ったカバーニはネイマールの負傷離脱で迫力不足となった後半戦の攻撃陣を見事にけん引し、28ゴールで2年連続の得点王に輝いた。 ★最優秀監督 ◆ブルーノ・ジェネシオ(リヨン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_102_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽卓越した育成力と調整力で主力が大きく入れ替わったリヨンを見事にまとめ上げた。昨夏、主砲ラカゼット、中盤の要トリッソなど多くの主力選手が引き抜かれたリヨンは厳しいシーズンが予想された。しかし、若手育成に定評があるフランス人指揮官はMFアワールやMFエンドンベレ、MFトゥザールといった若手逸材を一人前に育て上げると、移籍市場で獲得したFWトラオレやFWマリアーノ、DFメンディら粗削りな逸材たちを見事に組織に組み込み、PSGやマルセイユ、モナコに勝るとも劣らない好チームに仕上げ、最終的にCL出場圏内の3位フィニッシュに成功した。今夏もフェキルを中心に主力の引き抜きが予想されるが、ヨーロッパ屈指の育成組織とジェネシオ監督の手腕を持ってすれば問題なく乗り切れるはずだ。 【期待以上】 ★チーム ◆モンペリエ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_102_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽リーグ屈指の堅守を武器に最後までEL出場権を争う躍進のシーズンに。昨季、降格圏内とわずかのポイント差の15位と低迷を強いられたモンペリエだが、今季は堅実なチーム作りに定評があるデル=ザカリアン新監督の下で飛躍の1年となった。昨季チーム得点王のFWムニエ(現ハダースフィールド)とリーグ屈指の司令塔MFブデブス(現ベティス)の2大エースの流出によって降格候補の一角にも予想されたが、[5-3-2]の守備的な布陣を武器に序盤戦は勝ち切れなかったものの負けないチームに変貌。GKルコント、DFペドロ・メンデス、DFアギラールといった無名ながらも質の高い新加入選手に加え、来年41歳を迎えるレジェンドDFイウトン、今夏のビッグクラブ行き濃厚な若手DFムキエレ、DFルシヨンといった現有戦力がソリッドな守備を形成。さらに、後半戦に入ると、FWムベンザやFWジョバンニ・シオ、FWイコネといった攻撃陣の成長によりカウンターの精度も高まり、得点力に課題こそあるものの好チームに仕上がった。ラスト2試合の取りこぼしでEL出場圏内とは勝ち点4差の10位フィニッシュも、トップ4相手に1敗7分け、昨季66失点から33失点に半減させた、その変貌ぶりは今季のトピックの1つだった。 ★選手 ◆MFロニー・ロペス(モナコ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_102_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今季モナコの2位フィニッシュに貢献した成長株。FWムバッペ(現PSG)やMFベルナルド・シウバ(現マンチェスター・シティ)、FWジェルマン(現マルセイユ)と昨季優勝に貢献したアタッカー陣が相次いで流出したモナコはFWケイタ・バルデ、FWヨベティッチ、MFゲザルといった新戦力を補強したが、いずれの選手もケガの影響やチーム戦術への適応に苦戦し思うような活躍ができなかった。その中で主砲FWファルカオと共にチームを救ったのが、リールからレンタルバックした22歳のポルトガル代表MF。ベンフィカ、マンチェスター・シティの下部組織育ちの俊英はプレシーズンからアピールに成功すると、最終的にリーグ戦全試合に出場し15ゴール5アシストを記録。同胞で同じレフティのベルナルド・シウバの後釜として右サイドを主戦場に攻撃の起点となり、より優れた得点能力を生かしてチーム2位のゴール数も記録した。 【期待外れ】 ★チーム ◆リール<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_102_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽ルクセンブルク人実業家のジェラール・ロペス新オーナーの下で鬼才ビエルサを招へいしモナコのような育成型クラブを目指したリールだが、昨季に続き残留争いに巻き込まれる厳しい1年となった。今夏の移籍市場でMFチアゴ・マイアやFWポンセ、FWニコラス・ペペなど国内外の若手逸材をかき集めたリール。しかし、指揮官の難解すぎる戦術に若手選手が順応できなかったうえ、リーグ・アン初挑戦となった多くの選手がフィジカル的なスタイルに苦戦し、惨敗を重ねた。そして、昨年11月末には予てよりフロントとの確執が噂された指揮官が、ある意味予想通りに退任。その後、前サンテチェンヌ指揮官ガルティエ監督の下で再スタートを切ることになったが、後半戦に入ってもチームは安定することなく昇格・降格プレーオフ圏内の18位トゥールーズを勝ち点1差で振り切っての17位フィニッシュとなった。 ★選手 ◆FWコンスタンティノス・ミトログル(マルセイユ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_102_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽新エースストライカー候補として加入もトップ3を逃す戦犯に。昨夏、ガラタサライに旅立ったFWゴミスの後釜としてFWジルーらの獲得を逃したクラブが最後に白羽の矢を立てて獲得したミトログルだが、19試合出場で9ゴールと期待外れの1年目となった。加入当初からコンディションに問題を抱えて出遅れると、ギアが上がり切らないままシーズンを終えることになった。最後までCL出場権を争ったモナコとリヨンとの間に大きな差はなかったものの、両チームがFWファルカオ、FWマリアーノとエースストライカーが決定的な仕事を果たした一方、マルセイユではミトログルとジェルマンが期待外れに終わり、それが最終的な順位に影響した印象だ。来季はコンディションを整えて捲土重来のシーズンとしたい。 2018.05.24 21:30 Thu
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【2017-18ブンデスリーガ・ベストイレブン】6連覇のバイエルンから6選手を選出

▽2017-18シーズンのブンデスリーガが終了しました。そこで本稿では今季のブンデスリーガのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆ブンデスリーガベストイレブン GK:ウルライヒ DF:パパスタソプーロス、ナウド、フンメルス MF:キミッヒ、ミュラー、フォクト、ハメス・ロドリゲス FW:ウート、レヴァンドフスキ、ベイリー GKスベン・ウルライヒ(29歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_88_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:29(先発回数:29)/失点数:26 /出場時間:2610分 ▽CLレアル・マドリー戦では敗退につながる凡ミスを犯して悪い印象を残してしまったが、リーグ戦では守護神ノイアーの代役を見事に全うしていた。決して少なくないピンチをウルライヒのセーブで救われたシーンは幾度もあった。バイエルンの優勝に間違いなく貢献した一人だった。 DFソクラティス・パパスタソプーロス(29歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_89_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:30(先発回数:28)/得点数:2/出場時間:2374分 ▽ドルトムントから唯一の選出とした。大半の選手が水準以下のパフォーマンスに終わっていた中、ディフェンスリーダーであるパパスタソプーロスは、経験値の乏しいDFアカンジやDFザガドゥらを携えて奮闘していた印象だ。ただ、そのパパスタソプーロスも契約延長を固辞してアーセナル行きが濃厚と見られており、ドルトムントとしては頭の痛い問題が続く。 DFナウド(35歳/シャルケ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_90_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:34(先発回数:34)/得点数:7/出場時間:3060分 ▽大ベテランの域に達したが、フルタイム出場で大車輪の活躍を見せた。テデスコ監督の下、3バックの中央を任されたナウドは、本職でないスタンブリらをうまく統率するとともに攻撃時のセットプレーで存在感を発揮。7ゴールを挙げ、チームを攻守両面で支えた。 DFマッツ・フンメルス(29歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_91_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:26(先発回数:25)/得点数:1/出場時間:2213分 ▽バイエルンの守備の要として十分なパフォーマンスを発揮。例年泣かされる負傷もなくコンスタントにプレーし、チームを後方から支えた。相棒では新たにジューレと組む機会が増えたが、問題なくディフェンスラインを統率した。 MFヨシュア・キミッヒ(23歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_92_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:29(先発回数:26)/得点数:1/出場時間:2331分 ▽重鎮ラームが引退した中、右サイドバックの穴を埋める以上の活躍を見せた。本職でないながら持ち前の器用さを活かして攻守にそつなくこなし、1ゴール12アシストと攻撃の起点としても十二分に機能した。 MFケビン・フォクト(26歳/ホッフェンハイム)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_93_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:31(先発回数:31)/得点数:1/出場時間:2790分 ▽ホッフェンハイムの守備の要。もともとはボランチが本職だが、3バックの中央を任され、期待に応えている。194cmの長身で空中戦に強いうえ、フィードも正確でナーゲルスマン監督の戦術を忠実に体現している存在だ。 MFハメス・ロドリゲス(26歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_94_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:23(先発回数:19)/得点数:7/出場時間:1623分 ▽レアル・マドリーからレンタルで加入したコロンビア代表MFは、7ゴール11アシストと多くのゴールシーンに絡んだ。その創造性は王者バイエルンにおいても群を抜いており、違いを生み出せる存在だ。日本と対戦するワールドカップを前に非常に厄介な存在となっている。 MFトーマス・ミュラー(28歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_95_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:29(先発回数:22)/得点数:8/出場時間:1962分 ▽アンチェロッティ体制下とは別人ではないかと思われるパフォーマンスを見せ付けた。ハインケス監督就任によって本来のゴールへの嗅覚を取り戻したミュラーは、8ゴール16アシストと大暴れ。昨季から続いていた不振が嘘のような活躍を見せた。 FWマルク・ウート(26歳/ホッフェンハイム)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_96_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:31(先発回数:24)/得点数:14/出場時間:2176 ▽ホッフェンハイムのダイナミックな攻撃を支えた立役者。推進力が売りのアタッカーはブンデスでキャリアハイとなる14ゴールをマーク。アシストも8つ決め、飛躍のシーズンとなった。ホッフェンハイムにCL出場権をもたらし、来季はシャルケでプレーする。 FWロベルト・レヴァンドフスキ(29歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_97_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:30(先発回数:24)/得点数:29/出場時間:2169分 ▽好不調の波が非常に少ないゴールゲッター。コンスタントにゴールを積み重ね、バイエルンを6連覇に導いた。ハメス・ロドリゲス同様、ワールドカップでは日本の前に立ちはだかる。 MFレオン・ベイリー(20歳/レバークーゼン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_98_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:30(先発回数:25)/得点数:9/出場時間:2219分 ▽本来はFWだが、ヘルリッヒ監督の下で左ウイングバックを任された。ゴールから遠ざかったはずだが、持ち前の爆発的なスピードを生かしたドリブルを駆使し、9ゴール6アシストと目に見える結果を残した。 2018.05.24 21:01 Thu
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