浦和が5分間の逆転劇でミシャ踏みとどまる!!…新潟はクラブワーストの6連敗目《J1》

2017.07.09 20:59 Sun
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▽明治安田生命J1リーグ第18節、浦和レッズvsアルビレックス新潟が9日に埼玉スタジアム2002で行われ、2-1で浦和が勝利した。

▽8勝2分け7敗で8位に順位を落としている浦和(勝ち点26)が、2勝2分け13敗で最下位に沈む新潟(勝ち点8)をホームに迎えた。浦和は5日に行われたミッドウィーク開催の第13節延期分川崎フロンターレ戦に1-4で敗北。直近5試合で1勝4敗と大きく調子を落としている。さらに、川崎戦で退場処分を受けた遠藤が出場停止に。その穴を埋めるべく、浦和はベテランの那須を2試合ぶりのスタメンとして送り出した。そのほか、駒井を武藤へ変更した以外は川崎F戦と同様の布陣で臨んだ。
▽対する新潟は、クラブ史上ワーストとなる5連敗中。その5試合では2得点12失点と攻守に課題を抱えている。さらに今節は、0-2で敗北した前節のジュビロ磐田戦で警告を受けた、チーム内得点数2位のFWホニが累積警告で出場停止。泥沼の中、リーグ中断前最後の1戦に臨む新潟は、その磐田戦からホニを鈴木へと代える1名のみの変更に留めた。

▽3バックを採用した浦和が序盤から攻勢をかける。槙野や森脇がボールを運びワイドに開く関根に預けて勝負するという展開が続くと、10分に右サイドからチャンスが生まれた。那須のロングフィードを関根が受けると、そのまま新潟陣内深くまで縦に侵攻。DFを振り切り斜め後方からボックス内へ走り込んだ武藤へ、ドンピシャのクロスが上がる。フリーで放たれたシュートがゴールを脅かすも、これはGKに阻まれた。サイドを押し込まれた新潟は、攻撃に転じることができず。新潟陣内で試合が進行していく。

▽攻め込まれながらも人数をかけた守備で耐え忍ぶ新潟は、27分にカウンターから怖さを見せる。中盤の左サイドでチアゴ・ガリャルドがボールを奪うと、鈴木とのワンツーを用いボックス手前まで駆け上がる。勢いそのまま右足を振り抜きミドルシュートを放つが、枠を外れた。チアゴ・ガリャルドや矢野が浦和のパスをインターセプトするシーンが目立ち始める。
▽すると35分、新潟がカウンターを成功させる。浦和ボールのCKからこぼれ球を小泉が拾うと、加藤、山崎と繋ぎあっという間に敵地のゴール前まで侵攻。走り込んでいた矢野が右サイド深くから上げたクロスはGK西川に弾かれたが、クリア先に居た山崎の身体に当たる。こぼれ球に反応した小泉が無人のゴールへ頭で押し込み、先制点とした。戦術の嚙み合った新潟は、その後もチアゴ・ガリャルドを起点にして浦和ゴールを度々脅かす。

▽試合が後半に入ると、浦和は新潟のディフェンスラインの裏を狙うパスを増やし始める。しかし、低く保たれたラインにことごとく弾かれシュートまでは持ち込めない。52分、左サイドの宇賀神からボックス内のラファエル・シルバへ質の高いクロスが供給されたが、これもDFにクリアされた。痺れを切らした浦和は57分に最初のカードを切る。シャドーの一角に入っていた武藤に代えて、ドリブラーの駒井を投入。関根のポジションをシャドーに変更し、駒井を右サイドに配置した。関根が精力的に走りスペースを作り出そうとするが、ディフェンスラインに6枚を並べる新潟の牙城は崩せない。

▽前半とは変わり、浦和が新潟のカウンターに対して身体を張って止める対応をし始めると、64分に阿部、66分に那須が立て続けに警告を受ける。両者ともにシュートまで持ち運べる回数が減り、試合は睨み合いの様相を呈し始める。

▽しかし、試合は突然大きく動いた。74分、浦和CKのこぼれ球を拾った森脇がボックス手前右から強烈なグラウンダーシュートを放つ。シュートは右のバーに嫌われたが、阿部が跳ね返りを押し込み、ビハインドを追いつく。そしてその5分後の79分に、逆転弾が生まれた。場面は再び浦和のCK。柏木の放った質の高いボールに合わせたラファエル・シルバのヘディングシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を自ら拾う。これを右足で確実に決め、電光石火の逆転弾となった。

▽試合はこのまま終了。この結果、勝利した浦和(勝ち点29)の順位は8位と変動しなかったものの、最下位を相手にホームで敗北して中断期間へ突入という事態は免れた。対する新潟(勝ち点8)は、クラブワーストを更新する6連敗目となり、降格ライン上の15位コンサドーレ札幌との勝ち点差は1つ広がり「8」。残留争いは苦しいものとなった。
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「もう少しシャープにプレーしていれば」押し込みながらも一撃に敗れた浦和・ヘグモ監督は一定の評価、負傷者も復帰近づく「トンネルの奥から光が射して来た」

浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督がガンバ大阪戦の敗戦を振り返った。 20日、明治安田J1リーグ第9節で浦和はホームにG大阪を迎えた。 この試合では負傷離脱していたDFアレクサンダー・ショルツが6試合ぶりに復帰。試合はホームの浦和がペースを握っていく展開となるが、ゴールが遠い。21分には相手のキックが中島翔哉の足に当たってあわやゴールという展開も。G大阪の攻撃も防いで後半にゴールレスで向かうと、ギアを上げてゴールに迫る回数を増やしていく。 しかし、浦和は決定力を欠いてしまい、数多くあるチャンスも活かすことができない。サミュエル・グスタフソンの決定機者がし、55分には左からのクロスに伊藤敦樹がファーでヘッドもポスト直撃。 渡邊凌磨の枠内シュートもGK一森純のワンハンドセーブに防がれる。 すると78分に一瞬の隙を突かれて失点。この1点が決勝点となり、0-1で敗れることとなり、今シーズン初の連敗となった。 試合後、記者会見に出席したヘグモ監督は、チームのプレー、特に後半押し込んでいたことを評価も、ゴール前のクオリティを欠いたことなど試合を総括した。 「前半は大きなチャンスは作れなかったものの、ゲームはコントロールできていた。ハーフタイムでは後半に入ればよりスペースが生まれてくるので、焦れずにプレーし続けようと話した」 「後半も引き続きゲームコントロールができていたと思う。駆け上がってきた(渡邊)凌磨のチャンスや(伊藤)敦樹のヘディングなど、大きなチャンスも生まれた。右サイドで5本、6本とパスを繋いだ後、サミュエル(・グスタフソン)が良いシュートを打つ場面もあった。その数分後、チアゴ(・サンタナ)がターンしてフリーでシュートを打つという場面もあった。凌磨のところはGKの良いセーブがあった」 「そして、引かないで前から守って、ボールを奪い返すこともやっていた。選手たちには良い仕事をしたと声を掛けた。8回から10回ぐらい決定機があった。相手は1回ぐらいだっと思う。失点の場面は、今回の人数は十分いたのに、シュートを止めるというクオリティが足りなかった」 「ただ、攻撃的な我々がやろうとしているサッカーもできた試合だった。そして、さらに多くのチャンスを作る潜在的なチャンスはあったと思う。もう少しシャープにプレーしていれば、さらに多くのチャンスを作れていた」 「パフォーマンス、姿勢、彼らの我々のサッカーに忠実な姿勢に感謝した。今後、まだまだたくさんの試合があるので、良いところは次の試合に持ち込まないといけない。(アレクサンダー・)ショルツやトモ(大久保智明)がゲームに戻ってこられたことは非常に良いことだ。彼らは良い仕事をしてくれた。だが、色々なリスクは犯したくなかったので、2人とも最後には交代した」 前半は決定機までは多く作れなかったが、後半は確実にゴールに接近していた。しかし結果は無得点。2試合連続で0-1の敗戦となった。 ヘグモ監督は「前回のホームゲームでは3つの非常に良いゴールが決まった。そして今日も勝利に繋げられる十分な数のチャンスを作っていたと思う。CKが11回あり、そこにもゴールの可能性がもちろんあった」と、チャンスメイクは多くできたという。また、「シュートのクオリティのところで改善できるところはあると思うが、今日のように8回から10回ほどチャンスを作っても、1-0で負けてしまうという試合はある。ただ、パフォーマンスのところで成長している姿を見られたので、そこを継続したいし、ケガ人も戻りつつあるので、そういった選手が揃ったところでさらに多くのチャンスメイクをしてプレーできればと思う」とコメント。結果はまだ出ていないが、ゴールに近づけたこと、そしてケガ人も戻り、選手が揃ってきたことをポジティブに捉えた。 前半については「相手はボックス内で非常に良い守備をしていたと思う。もしかしたら、我々ももっと枚数をかけなければいけなかったと思う」とコメント。「右サイドからの攻撃を考えると、そこでの可能性はあったが、あまり力を発揮できなかったと思う。右からのチャンスが生まれなかった」と、右サイドがあまり機能してなかったと振り返った。 また「試合によってはボールを動かし、相手を動かしてじっくり時間をかけて1点を目指すこともあると思うが、もう少しシャープにプレーしていれば、前半のうちに決められていたかもしれなかった」と語り、「ラストサードまで行くという意味では本日はそれができたので、そこは喜んで良いと思うが、そこからのディテールを高めて行って、より大きなチャンスにしていきたい」と、フィニッシュワークの課題が見えたとした。 それでも「ボールをよく動かしていたし、試合前にゴールの前での動きが必要だと言っていたが、それもあった。良いコンビネーションや裏への動きもあった。ボールを奪いに行くアグレッシブさもあった。我々の基礎の部分となるところはあったので、その上に積み上げていきたい」と、手応えを感じる部分もあったとし、まだまだ発展途上だとした。 ケガから復帰のショルツは76分で交代。奇しくもその直後に失点を喫して破れていた。交代については「交代の5分前にショルツが近寄ってきて、交代した方が良いと言ってきた。選手たちの健康も非常に大事で、次に向けてフレッシュでいることが大事だ。今日はショルツもトモもケガなく素晴らしい仕事をしてくれたと思っている」とコメント。「来週はケン(岩尾憲)、タカ(関根貴大)、ヒロキ(酒井宏樹)あたりが練習に復帰できればと思っている。オラ・ソルバッケンもジョギングも始めたので、トンネルの奥から光が射して来たと思う」とコメント。チームも改善していきながら、ケガ人が戻ってくることで、よりクオリティは上がるだろうとした。 2024.04.20 22:05 Sat

坂本一彩2戦連発のG大阪が2連敗からの2連勝! ショルツ復帰の浦和は今季初の連敗に【明治安田J1第9節】

明治安田J1リーグ第9節の1試合が20日に埼玉スタジアム2002で行われ、アウェイのガンバ大阪が浦和レッズを1-0で下した。 2連勝中のホームで仕切り直しを期す11位浦和は古巣戦の佐藤瑶大に代わって先発のアレクサンダー・ショルツがマリウス・ホイブラーテンとの鉄板センターバックコンビとして6試合ぶり復帰。そのほか、中島翔哉が左ウィングで今季初先発した。 5試合ぶり白星の勢いをもって敵地戦の10位G大阪はネタ・ラヴィがメンバー外となるなか、出ればデビューとなる新戦力の山下諒也がベンチ入り。先発陣では倉田秋に代わり、唐山翔自が右サイドハーフとして2試合ぶりにスタートから出場した。 1ポイントでひしめく両雄の一戦は昨季4戦全勝の浦和が仕掛け、G大阪がそれを受けて立つ入りに。ボール保持率やCK数などを見ると、浦和ペースの序盤だが、G大阪もブロック崩れずの守りから速攻ベースの戦いに転じて対抗していく。 ボールを持つわりに崩しからのフィニッシュが乏しい浦和に対して、G大阪は12分に右サイドのウェルトンが坂本一彩のポストプレーから右足の枠内シュート。22分には宇佐美貴史が右足ミドルに持ち込み、単発ながら鋭い攻めを繰り出す。 ここまで攻めあぐねる浦和は39分に左サイドからチアゴ・サンタナが強引に左足を振るが、GK一森純が処理。G大阪も42分にダワン起点のカウンターからボックス左に持ち込んだウェルトンが右足で狙うが、精度が伴わず、0-0で折り返す。 なかなかチャンスらしいチャンスを作れず、後半に入った浦和だが、48分に左サイドからのサイドチェンジからボックス右で伊藤敦樹の折り返しに反応したサミュエル・グスタフソンが右足シュート。可能性を感じたが、惜しくも枠を外れる。 52分にも敵陣中央で鈴木徳真から伊藤がボールを奪った流れから、チアゴ・サンタナが左足を振り抜いたが、GK一森の守備範囲。55分にはボックス左から渡邊凌磨が左足クロスを上げ、大外の伊藤が頭で合わせるが、左ポストを叩く。 リズムが悪いと見るや、58分に岸本武流を送り出したG大阪だが、攻め返せず。宇佐美を組み立て役に押し返す時間も作るなか、65分に右サイド深くで渡邊と入れ替わった岸本がボックス右で倒されるが、ファウルは認められない。 66分に安居海渡と松尾佑介を投入した浦和は68分に右サイドからの繋ぎをバイタルエリア左で受けた渡邊が右足ミドル。G大阪ゴールの右隅を突くシュートだったが、ここでGK一森のビッグセーブが飛び出し、得点チャンスを逸する。 そんな浦和は76分に古巣戦の佐藤と小泉を一挙に送り込み、勝負に出るが、G大阪のカウンターが炸裂。78分、ボックス右に仕掛けたウェルトンの横パスを中央で受けた坂本が反転からの右足フィニッシュをゴール左に突き刺した。 G大阪が坂本の2戦連発となる今季2ゴール目で均衡を破ったなか、浦和は反撃に出るが、80分にボックス中央からチアゴ・サンタナが放った右足フィニッシュもGK一森の正面。84分に興梠慎三の交代カードも切るが、ゴールを割れず。 後半アディショナルタイムにかけても前がかりの展開を続けた浦和だが、デビューの山下や倉田も送り込み、締めにかかったG大阪が逃げ切り、2連敗からの2連勝。浦和は今季のホーム4試合目にして初黒星となり、初の連敗となった。 浦和レッズ 0-1 ガンバ大阪 【G大阪】 坂本一彩(後33) <span class="paragraph-title">【動画】G大阪の若きFW坂本一彩が2試合連続ゴールで連勝に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>とうとう均衡破れる!<br>\<br><br>カウンターで一気に敵陣に攻め込み<br>ウェルトンがマイナスに折り返し<br>最後は坂本が素早い振りで決めた!<br><br>新エース候補の坂本のゴールで<br>アウェイのガンバが先制!<br><br>明治安田J1第9節<br>浦和×G大阪<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%A6%E5%92%8CG%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#浦和G大阪</a> <a href="https://t.co/V0CwmlRGZF">pic.twitter.com/V0CwmlRGZF</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1781606356992053409?ref_src=twsrc%5Etfw">April 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.20 17:58 Sat
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