中田英寿氏、バティやモンテッラとともに名を連ねローマの高額移籍金選手トップ10に

2017.06.27 12:00 Tue
1990年以降、ローマが獲得した高額移籍金の選手のトップ10に元日本代表の中田英寿氏が名を連ねた。ローマ情報サイト『ForzaRoma.info』が25日、特集を組んだ。

元アルゼンチン代表のレジェンド、ガブリエル・バティストゥータや現ミランの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラ、悪童ながらも天才と称された FWアントニオ・カッサーノらとともに、中田氏は高額移籍金の選手第5位にランクインした。

中田氏は2000年1月、日本人として初めてローマに入団し、翌年、スクデットを獲得することにも成功した。ローマに加入した当時、中田氏は「才能あるトップ下として評判」の選手であった。だが同ポジションを務め、ローマの王子として親しまれていたフランチェスコ・トッティの脅威となるのではないかと心配され、獲得の際には好意的に見られなかった。だがトッティの壁は大きく、中田氏は在籍した1年半で出場は40試合、6ゴールにとどまった。

それでも中田氏のゴールは「スクデット争奪戦において決め手となるゴールだった」として称えられている。2000-01シーズンの5月、ローマは優勝争いの渦中にあるユヴェントスと対戦した。前半、ローマはFWアレッサンドロ・デル・ピエロとジネディーヌ・ジダンのゴールでユベントスに0-2とリードを許した。だが後半、トッティに代わってピッチに入った中田が豪快なミドルシュートを放ち1点差に迫った。続いて試合終盤、中田のシュートのこぼれ球をモンテッラが押し込み同点に追いつき、ローマのスクデットの獲得をほぼ確実なものとした。このため中田は「ローマサポーターの間で、伝説的な存在となった」と言われている。

なお高額移籍金の選手第1位はバティストゥータ、2位はモンテッラとカッサーノとなっている。

ローマの歴代高額移籍金の選手 トップ101位 ガブリエル・バティストゥータ 3620万ユーロ(約45億円)
2位 ヴィンチェンツォ・モンテッラ 2580万ユーロ(約32億円)
2位 アントニオ・カッサーノ 2580万ユーロ(約32億円)
4位 フアン・マヌエル・イトゥルベ 2450万ユーロ(約31億円)
5位 中田英寿 2200万ユーロ(約27億5000万円)
6位 モハメド・サラー 2160万ユーロ(約27億円)
7位 エメルソン・ダ・ローザ 2000万ユーロ(約25億円)
8位 ケビン・ストロートマン 1940万ユーロ(約24億2000万円)
9位 ジェルソン 1890万ユーロ(約23億6000万円)
10位 クリスティアン・キブ 1800万ユーロ(約22億円)

提供:goal.com
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