世界水準のサッカー中継『サンデー・Jプライム』の裏側を体験!JリーグとDAZNの“狙い”とは?
2017.07.02 15:00 Sun
▽2017シーズンからJリーグの全試合を配信している『DAZN(ダ・ゾーン)』が、世界水準の高品質サッカー中継を目指していることはご存知だろうか。『DAZN』が用意しているサッカープログラム『サンデー・Jプライム』がその1つだ。
▽『DAZN』は6月18日、明治安田生命J1リーグ第15節の浦和レッズvsジュビロ磐田を前に、埼玉スタジアム2002で『サンデー・Jプライム』のプレスツアーを行った。
▽『サンデー・Jプライム』は、毎節日曜日の17:00(夏季は18:30)から行われるJリーグの試合を16台のカメラを用いて中継する番組のこと。通常のJ1の中継は9台のカメラを使用しているが、サンデープライムではカメラ7台を追加。通常のサッカー中継では楽しめないリッチな映像を見ることができる。
▽武笠氏、水野氏は『サンデー・Jプライム』の狙いや目的を説明してくれた他、試合前の埼玉スタジアム2002内に設置されたカメラを案内してくれ、各カメラの役割や設置の狙いなどについて解説。ピッチサイドを実際に歩き、カメラのポジションを確認することができた。
▽また、武笠氏は「選手の直前のロッカーアウトのシーンが拡張版にはある」と語り、『サンデー・Jプライム』では試合直前のロッカールームの映像も配信されることについて言及。「直前のロッカーには今までなかなか立ち入れなかったが、Jリーグとしてやりたかった。生ではデリケートな部分があるため、すぐ確認して映像として出すためニアライブとしている」と語り、緊迫感、臨場感を伝えたい目的があることを明かしている。
▽今後の展開については「前半戦は色々なスタジアムでやりたいと考えてこれまでやってきた。後半戦は順位争いなどの好カードをやっていく」と語り、より注目を集めるカードを中心に取り組んでいくとのこと。J1が開催されないタイミングではJ2の試合でも実施するとのことで、多くのクラブのファンが今までにない体験をすることができるだろう。ぜひ、『サンデー・Jプライム』を楽しんでみてはいかがだろうか。
■『サンデー・Jプライム』今後の配信予定
7月2日(18:30キックオフ)
柏レイソルvs鹿島アントラーズ(日立柏サッカー場)
7月9日(18:30キックオフ)
浦和レッズvsアルビレックス新潟(埼玉スタジアム2002)
7月30日(18:30キックオフ)
ベガルタ仙台vs柏レイソル(ユアテックスタジアム仙台)
8月9日(19:00キックオフ)
ヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ(ノエビアスタジアム神戸
※水曜日開催のため“Jプライム"となる
8月13日(18:30キックオフ)
ガンバ大阪vsジュビロ磐田(市立吹田サッカースタジアム)
▽『DAZN』は6月18日、明治安田生命J1リーグ第15節の浦和レッズvsジュビロ磐田を前に、埼玉スタジアム2002で『サンデー・Jプライム』のプレスツアーを行った。
(C)CWS Brains,LTD.
ゴールライン際のリプレイ時に役立つゴールラインカメラ
▽注目すべき点は、ゴールラインカメラ(両サイド2台)、ゴールネットカメラ(両ゴールに1台ずつ)だ。ゴールラインカメラは、微妙な判定となるゴールライン上の攻防を見ることが可能だ。GKやDFが守り切ったのか、それともゴールラインを越えているのか。画面の前でも確認することができる。(C)CWS Brains,LTD.
ゴールシーンの迫力を撮影するゴールネットカメラ
▽また、ゴールネットカメラはゴール時の臨場感を味わうことができる。欧州のリーグ戦でも観ることができるゴールネットカメラは、ボックス内の攻防を捉えており、GKの動きやシュートの迫力を味わうことができる。スタジアムでも味わえない臨場感を目にすることができるだろう。(C)CWS Brains,LTD.
ピッチサイドでカメラの役割を説明する水野重理氏(左)と武笠一樹氏
▽プレスツアーは二部構成で行われ、第一部はJリーグの映像事業や制作を担当しているJリーグデジタルの全体統括・武笠一樹氏とDAZNコンテンツ制作本部長・水野重理氏による説明が行われた。▽武笠氏、水野氏は『サンデー・Jプライム』の狙いや目的を説明してくれた他、試合前の埼玉スタジアム2002内に設置されたカメラを案内してくれ、各カメラの役割や設置の狙いなどについて解説。ピッチサイドを実際に歩き、カメラのポジションを確認することができた。
(C)CWS Brains,LTD.
ピッチサイドの臨場感が味わえるステディカム
▽ステディカムは『サンデー・Jプライム』の売りの1つで、サイドライン際の攻防を間近で撮影する時に使用。スローインやコーナーフラッグ付近での攻防、またCK時などの臨場感を味わうことができる。(C)CWS Brains,LTD.
埼玉スタジアム2002の実況席からの風景
▽また、実況ブースに立ち入ることも許され、実況・解説の方が見ている風景を観ることに。埼玉スタジアム2002の設備はかなり恵まれているとのことで、ピッチ全体をしっかりと確認できるだけでなく、サポーターの様子もチェックできる視界の広さが保たれていた。(C)CWS Brains,LTD.
左が配信映像、右が16台のカメラが撮影している映像
▽第二部では実際の試合中継を観ながら、武笠氏、水野氏が解説。試合前のカメラ割りの説明や、各カメラの役割についても説明。水野氏は「リプレイが一番差が出る」と語り、「1つか2つのシーンが通常のやり方だったが、DAZNは全カメラのリプレイが可能となっている」と語り、新たなサッカー中継の楽しみを提供できると語った。▽また、武笠氏は「選手の直前のロッカーアウトのシーンが拡張版にはある」と語り、『サンデー・Jプライム』では試合直前のロッカールームの映像も配信されることについて言及。「直前のロッカーには今までなかなか立ち入れなかったが、Jリーグとしてやりたかった。生ではデリケートな部分があるため、すぐ確認して映像として出すためニアライブとしている」と語り、緊迫感、臨場感を伝えたい目的があることを明かしている。
(C)CWS Brains,LTD.
Jリーグとしての狙いを武笠氏が説明
▽カメラ台数が増えたことで、中継では使用されないシーンも多く撮影されており「色々な事象が撮れているため、審判の向上にもつながる。色々なことを考えている」と武笠氏は語り、試合後の検証用に使える可能性も示唆。「ジャッジ向けに撮影しているわけではない」と前置きしながらも、「大きな意味で日本のサッカーの発展につながるものにしていきたい」と語った。▽今後の展開については「前半戦は色々なスタジアムでやりたいと考えてこれまでやってきた。後半戦は順位争いなどの好カードをやっていく」と語り、より注目を集めるカードを中心に取り組んでいくとのこと。J1が開催されないタイミングではJ2の試合でも実施するとのことで、多くのクラブのファンが今までにない体験をすることができるだろう。ぜひ、『サンデー・Jプライム』を楽しんでみてはいかがだろうか。
■『サンデー・Jプライム』今後の配信予定
7月2日(18:30キックオフ)
柏レイソルvs鹿島アントラーズ(日立柏サッカー場)
7月9日(18:30キックオフ)
浦和レッズvsアルビレックス新潟(埼玉スタジアム2002)
7月30日(18:30キックオフ)
ベガルタ仙台vs柏レイソル(ユアテックスタジアム仙台)
8月9日(19:00キックオフ)
ヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ(ノエビアスタジアム神戸
※水曜日開催のため“Jプライム"となる
8月13日(18:30キックオフ)
ガンバ大阪vsジュビロ磐田(市立吹田サッカースタジアム)
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