ドイツvsチリの強豪国対決はドロー決着《コンフェデレーションズカップ2017》

2017.06.23 05:00 Fri
Getty Images
▽コンフェデレーションズカップ2017グループB第2節のドイツ代表vsチリ代表が22日に行われ、1-1で引き分けた。

▽3日前に行われた初戦のオーストラリア代表戦を3-2と辛勝したドイツは、その試合のスタメンから4選手を変更。ワグナー、ブラント、リュディガー、GKレノに代えてカン、ジューレ、ギンター、GKテア・シュテーゲンを起用し、守備色の強い人選となった。システムは[3-4-3]を採用し、最前線にシュティンドル、シャドーにドラクスラーとゴレツカ、両ウイングバックにキミッヒとヘクターを配した。
▽一方、4日前に行われた初戦のカメルーン代表戦を2-0と勝利したチリは、その試合のスタメンから2選手を変更。フエンサリダとプッチに代えてサンチェスとパブロ・エルナンデスの両主力を起用した。システムはビダルをトップ下に、ディアスをアンカーに据える中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]を採用した。

▽勝利すれば準決勝進出が決まる一戦は立ち上がり、互いに鋭いボールホルダーへの寄せを見せる。すると6分、ショートカウンターに転じたチリが先制する。ビダルとのワンツーでボックス左に侵入したサンチェスが意表を突いた左足のシュートでGKテア・シュテーゲンを破った。サンチェスはこのゴールで代表通算38得点目となり、サラスを抜いてチリ歴代最多得点者となった。

▽失点を受けて反撃に出るドイツは8分にドラクスラーがドリブルシュートでゴールに迫れば、15分にはシュティンドルが枠内シュートを浴びせた。
▽しかし20分、E・バルガスのミドルシュートがバーを直撃し、すかさずチリが反撃に転じると、ショートパス主体の攻撃でドイツを揺さぶっていく。前半半ば以降も引き続き鋭い寄せを見せるチリが流れを掴むも、41分にドイツが試合を振り出しに戻した。

▽カンのスルーパスをボックス左で反応したヘクターがダイレクトでクロスを折り返すと、ゴール前に詰めたシュティンドルが押し込んだ。そして、追加タイム1分のサンチェスのミドルシュートをGKテア・シュテーゲンがセーブし、1-1のまま前半を終えた。

▽迎えた後半も球際での攻防で勝るチリが主導権を握る。しかし、シュートに持ち込むには至らず時間が過ぎていった。

▽拮抗した展開が続く中、70分にチリにアクシデント。メデルが右足太ももを負傷してプレー続行不可能となり、P・ディアスが投入された。

▽後半半ば以降は互いに引き分けでも良しという意思が垣間見え、前半のような球際での激しさは見られず。そのまま1-1でタイムアップを迎え、両国が勝ち点1を積み上げている。なお、ドイツはグループステージ最終節でカメルーンと、チリはオーストラリアと対戦する。
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