ムバッペ&デンベレ躍動の10人フランスが逆転勝利! ケイン2発のイングランドは堅守崩壊…《国際親善試合》
2017.06.14 06:21 Wed
▽国際親善試合のフランス代表vsイングランド代表が13日にスタッド・ド・フランスで行われ、ホームのフランスが3-2で勝利した。
▽9日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選第6節でスウェーデン代表に土壇場の失点で逆転負けのフランスは、その試合から先発5人を変更。GKにはスウェーデン戦で痛恨のミスを犯したキャプテンのロリス、最終ラインには右からシディベ、ヴァラン、ユムティティ、メンディ。中盤は右からデンベレ、カンテ、ポグバ、ルマール、2トップにジルーとムバッペが並んだ。
▽一方、W杯欧州予選第6節でスコットランド代表との英国勢対決を辛くもドローで終えたイングランドは、その試合から6選手を変更。GKにヒートン、3バックにケイヒル、フィル・ジョーンズ、ストーンズが入り、左右のウイングバックにはバートランドと代表デビューのトリッピアー、セントラルMFはエリック・ダイアーとチェンバレンのコンビ。3トップはケイン、スターリング、デレ・アリが入った。
▽共にテロ被害に遭った両国が連帯を示すなど、穏やかなムードでスタートした試合は、早い時間帯に動く。9分、右サイドに流れたデレ・アリのフィードをボックス左で受けたスターリングがオーバーラップしてきたバートランドにヒールパス。バートランドが丁寧にグラウンダーで折り返したボールを、巧みなプルアウェイでDFユムティティの背後を取ったケインが冷静に流し込んだ。
▽新主将ケインの2戦連続弾で先制を許したフランスだが、ムバッペとデンベレの若手コンビの個人技が序盤から猛威を振るう。16分には自陣低い位置からのロングカウンターで左サイドを独走したムバッペが中央でフリーのデンベレにラストパス。だが、ややフィニッシュを焦ったデンベレのシュートは枠の右に外れる。
▽1-1のイーブンに戻った試合は、ここからさらにヒートアップ。31分にはルマールのスルーパスに抜け出したムバッペがボックス内で巧みな切り返しでDFを外してニアを狙ったシュートを放つが、これはGKヒートンが右足で弾き出す。直後の34分にはイングランドのセットプレーの場面でケイヒルが頭で流したボールをダイアーがワンタッチで合わすが、これはわずかに枠の左に外れる。
▽その後も拮抗した展開が続く中、前半終了間際の43分にフランスが勝ち越す。シディベからパスを受けたデンベレが自らのスルーパスのこぼれを拾い、ボックス内に侵入。巧みなステップでDFをかわして左足のシュートを放つ。これはGKヒートンのセーブに遭うが、こぼれ球をシディベが左足で流し込んだ。
▽フランスの1点リードで迎えた後半、ビハインドを追うイングランドはGKヒートンに代えてGKバトランド、バートランドに代えてウォーカーを投入。すると、後半も立ち上がりに試合を動かす。ボックス内に抜け出したデレ・アリが後ろから迫ってきたDFヴァランと交錯。ここで主審はビデオ判定でこの接触を確認すると、ヴァランの決定機阻止と判断し、イングランドにPKが与えられる。さらにヴァランにはレッドカードが掲示された。このPKをキッカーのケインが冷静に中央へ蹴り込み、イングランドが追いついた。
▽ヴァランの退場を受けて、ジルーを下げDFコシエルニーを投入したフランスは、ムバッペを最前線に残した[4-4-1]の布陣でカウンター主体の戦い方にシフトする。ここから劣勢が予想されたフランスだったが、ボールを持たされて攻めあぐねるイングランドに対して、カウンター向きの人材が揃った攻撃が猛威を振るう。71分、カウンターからカンテのパスを受けたムバッペがボックス中央から左足のシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
▽一方、10人相手にリズムをつかみ切れないイングランドは、76分にトリッピアーを下げてララナを投入。この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更する。だが、直後の78分にバイタルエリアのポグバからボックス内のムバッペに縦パスを許すと、ムバッペにDFが引き付けられてフリーとなったデンベレにボックス右から右足のシュートをゴール左隅に決められ、逆転を許した。
▽その後、クレスウェルを投入して攻勢に出るイングランドだったが、より守備に重心を置いたフランスの堅守を前に最後まで決定的な場面を作れず、試合はこのままタイムアップ。ムバッペとデンベレの若手コンビの躍動で10人のフランスが、イングランドに逆転勝利を飾った。
▽9日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選第6節でスウェーデン代表に土壇場の失点で逆転負けのフランスは、その試合から先発5人を変更。GKにはスウェーデン戦で痛恨のミスを犯したキャプテンのロリス、最終ラインには右からシディベ、ヴァラン、ユムティティ、メンディ。中盤は右からデンベレ、カンテ、ポグバ、ルマール、2トップにジルーとムバッペが並んだ。
▽共にテロ被害に遭った両国が連帯を示すなど、穏やかなムードでスタートした試合は、早い時間帯に動く。9分、右サイドに流れたデレ・アリのフィードをボックス左で受けたスターリングがオーバーラップしてきたバートランドにヒールパス。バートランドが丁寧にグラウンダーで折り返したボールを、巧みなプルアウェイでDFユムティティの背後を取ったケインが冷静に流し込んだ。
▽新主将ケインの2戦連続弾で先制を許したフランスだが、ムバッペとデンベレの若手コンビの個人技が序盤から猛威を振るう。16分には自陣低い位置からのロングカウンターで左サイドを独走したムバッペが中央でフリーのデンベレにラストパス。だが、ややフィニッシュを焦ったデンベレのシュートは枠の右に外れる。
▽その後、20分過ぎに負傷したメンディに代えてディーニュの投入を余儀なくされたフランスだが、22分に追いつく。相手陣内中央で得たFKの場面でルマールのクロスをゴール前のジルーがヘディングシュート。これはGKヒートンの好守に阻まれるが、こぼれ球をユムティティが冷静に流し込んだ。
▽1-1のイーブンに戻った試合は、ここからさらにヒートアップ。31分にはルマールのスルーパスに抜け出したムバッペがボックス内で巧みな切り返しでDFを外してニアを狙ったシュートを放つが、これはGKヒートンが右足で弾き出す。直後の34分にはイングランドのセットプレーの場面でケイヒルが頭で流したボールをダイアーがワンタッチで合わすが、これはわずかに枠の左に外れる。
▽その後も拮抗した展開が続く中、前半終了間際の43分にフランスが勝ち越す。シディベからパスを受けたデンベレが自らのスルーパスのこぼれを拾い、ボックス内に侵入。巧みなステップでDFをかわして左足のシュートを放つ。これはGKヒートンのセーブに遭うが、こぼれ球をシディベが左足で流し込んだ。
▽フランスの1点リードで迎えた後半、ビハインドを追うイングランドはGKヒートンに代えてGKバトランド、バートランドに代えてウォーカーを投入。すると、後半も立ち上がりに試合を動かす。ボックス内に抜け出したデレ・アリが後ろから迫ってきたDFヴァランと交錯。ここで主審はビデオ判定でこの接触を確認すると、ヴァランの決定機阻止と判断し、イングランドにPKが与えられる。さらにヴァランにはレッドカードが掲示された。このPKをキッカーのケインが冷静に中央へ蹴り込み、イングランドが追いついた。
▽ヴァランの退場を受けて、ジルーを下げDFコシエルニーを投入したフランスは、ムバッペを最前線に残した[4-4-1]の布陣でカウンター主体の戦い方にシフトする。ここから劣勢が予想されたフランスだったが、ボールを持たされて攻めあぐねるイングランドに対して、カウンター向きの人材が揃った攻撃が猛威を振るう。71分、カウンターからカンテのパスを受けたムバッペがボックス中央から左足のシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
▽一方、10人相手にリズムをつかみ切れないイングランドは、76分にトリッピアーを下げてララナを投入。この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更する。だが、直後の78分にバイタルエリアのポグバからボックス内のムバッペに縦パスを許すと、ムバッペにDFが引き付けられてフリーとなったデンベレにボックス右から右足のシュートをゴール左隅に決められ、逆転を許した。
▽その後、クレスウェルを投入して攻勢に出るイングランドだったが、より守備に重心を置いたフランスの堅守を前に最後まで決定的な場面を作れず、試合はこのままタイムアップ。ムバッペとデンベレの若手コンビの躍動で10人のフランスが、イングランドに逆転勝利を飾った。
|
関連ニュース