新主将ケインの劇的同点弾で首位イングランドが無敗キープ! ノヴァコヴィッチが現役ラストゲームで惜別弾《ロシアW杯欧州予選》
2017.06.11 03:42 Sun
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループF第6節、スコットランド代表vsイングランド代表が10日に行われ、2-2のドローに終わった。
▽ここまでグループF唯一の無敗で首位に立つイングランド(勝ち点13)が、4位スコットランド(勝ち点7)のアウェイに乗り込んで英国勢対決。今回のインターナショナルウィークの初戦に向けてサウスゲイト監督は、キャプテン初指名のケインに加え、デレ・アリ、エリック・ダイアー、ウォーカーとトッテナム勢を中心としたメンバー構成で臨んだ。
▽立ち上がりからボールを保持して相手を押し込むイングランドだが、自陣で守備を固めるスコットランドの守備に手を焼く。開始6分にはセットプレーの流れからグリフィスにシュートを許すが、ここはGKハートが正面で対応した。
▽デレ・アリ、ケイン、ララナの連係でゴールをこじ開けにかかるイングランドは18分、ダイアーから浮き球のパスを受けたケインがボックス右でDFをかわしてボレーシュートを狙うが、これは枠を外れる。さらに29分には、エリア外に飛び出してGKゴードンがクリアしたボールを左サイドで拾ったケインがすかさず浮き球のシュートを放つが、これはゴール前でDFのクリアに遭う。このこぼれ球を拾ったラッシュフォードがボックス中央でシュートするが、今度は戻ったGKゴードンの好守に阻まれた。
▽前半終盤にかけて攻勢を強めるイングランドは40分にララナ、43分にリバモアがボックス付近でミドルシュートを放つが、前半のうちにゴードンの牙城を破ることができなかった。
▽流れを変えたいサウスゲイト監督は65分、ラッシュフォードに代えてチェンバレンを投入。この交代で攻勢を強めると、67分には左サイドでバートランドが上げたクロスをゴール前のケインが頭で合わすが、これはGKゴードンの好守に阻まれる。
▽しかし、この直後の70分、相手陣内右サイドでの素早いスローインから見事な個人技でボックス中央に切り込んだチェンバレンの強烈な左足シュートがGKゴードンの腕を弾いてゴールネットに吸い込まれた。
▽チェンバレン投入が嵌って待望の先制点を奪ったイングランドは、その後デレ・アリに代えてスターリングを投入し、逃げ切りを図る。一方、序盤から守備に追われて足を攣る選手が目立つスコットランドは、アニャに代わってクリス・マーティンをピッチに送り出し、ゴールを目指す。
▽ここまでほとんど決定機を作れなかったスコットランドだったが、試合終盤に伏兵グリフィスの左足が火を噴く。87分、ボックス手前中央の好位置でFKを得ると、これをキッカーのグリフィスが直接左足で狙うと、壁の上を越えた鋭いボールがゴール右隅に突き刺さり、今予選無失点を続けていた堅守イングランドから値千金の同点ゴールを奪う。さらに90分にもボックス手前やや左の位置でFKを獲得すると、これを再びグリフィスが見事な左足のキックで左隅に突き刺し、圧巻の直接FK2発で試合を引っくり返した。
▽グリフィスの驚異の左足にまさかの逆転を許したイングランドは、W杯とユーロ予選での連続無敗記録が34試合でストップする絶体絶命の危機に陥る。だが、この窮地を新主将が救う。後半アディショナルタイム3分、ダイアーの直接FKがGKゴードンにセーブされるもこぼれ球をバートランドが拾い、左サイドのスターリングがクロスを入れる。このクロスに反応したケインが冷静に右足インサイドで流し込み、イングランドが土壇場で追いついた。
▽この直後に試合はタイムアップを迎え、試合終了間際に大きな動きを見せた白熱の英国勢対決は2-2のドローに終わった。この結果、予選無敗継続のイングランドが首位キープに成功した。
▽同日に行われた3位スロベニア代表(勝ち点8)と最下位マルタ(勝ち点0)の試合は、ホームのスロベニアが2-0で勝利した。なお、同試合を最後に現役を引退するFWミリヴォイエ・ノヴァコヴィッチが、84分にチーム2点目を記録。代表通算80試合目で32点目を決め、自身の花道を飾った。
▽また、2位スロバキア代表(勝ち点9)と、5位リトアニア代表(勝ち点5)の一戦は、アウェイのスロバキアが2-1で勝利し、2位キープに成功している。
▽ここまでグループF唯一の無敗で首位に立つイングランド(勝ち点13)が、4位スコットランド(勝ち点7)のアウェイに乗り込んで英国勢対決。今回のインターナショナルウィークの初戦に向けてサウスゲイト監督は、キャプテン初指名のケインに加え、デレ・アリ、エリック・ダイアー、ウォーカーとトッテナム勢を中心としたメンバー構成で臨んだ。
▽デレ・アリ、ケイン、ララナの連係でゴールをこじ開けにかかるイングランドは18分、ダイアーから浮き球のパスを受けたケインがボックス右でDFをかわしてボレーシュートを狙うが、これは枠を外れる。さらに29分には、エリア外に飛び出してGKゴードンがクリアしたボールを左サイドで拾ったケインがすかさず浮き球のシュートを放つが、これはゴール前でDFのクリアに遭う。このこぼれ球を拾ったラッシュフォードがボックス中央でシュートするが、今度は戻ったGKゴードンの好守に阻まれた。
▽前半終盤にかけて攻勢を強めるイングランドは40分にララナ、43分にリバモアがボックス付近でミドルシュートを放つが、前半のうちにゴードンの牙城を破ることができなかった。
▽後半も攻勢を見せるイングランドは51分、ボックス手前右角でリバモアが放ったシュートが相手DFにディフレクトしてゴールに向かうが、これは右ポストを叩く。この決定機を逸したイングランドは、徐々に中盤でのミスが増え始めると、相手のカウンターからロバートソン、アームストロングとフィニッシュの形を作られてしまう。
▽流れを変えたいサウスゲイト監督は65分、ラッシュフォードに代えてチェンバレンを投入。この交代で攻勢を強めると、67分には左サイドでバートランドが上げたクロスをゴール前のケインが頭で合わすが、これはGKゴードンの好守に阻まれる。
▽しかし、この直後の70分、相手陣内右サイドでの素早いスローインから見事な個人技でボックス中央に切り込んだチェンバレンの強烈な左足シュートがGKゴードンの腕を弾いてゴールネットに吸い込まれた。
▽チェンバレン投入が嵌って待望の先制点を奪ったイングランドは、その後デレ・アリに代えてスターリングを投入し、逃げ切りを図る。一方、序盤から守備に追われて足を攣る選手が目立つスコットランドは、アニャに代わってクリス・マーティンをピッチに送り出し、ゴールを目指す。
▽ここまでほとんど決定機を作れなかったスコットランドだったが、試合終盤に伏兵グリフィスの左足が火を噴く。87分、ボックス手前中央の好位置でFKを得ると、これをキッカーのグリフィスが直接左足で狙うと、壁の上を越えた鋭いボールがゴール右隅に突き刺さり、今予選無失点を続けていた堅守イングランドから値千金の同点ゴールを奪う。さらに90分にもボックス手前やや左の位置でFKを獲得すると、これを再びグリフィスが見事な左足のキックで左隅に突き刺し、圧巻の直接FK2発で試合を引っくり返した。
▽グリフィスの驚異の左足にまさかの逆転を許したイングランドは、W杯とユーロ予選での連続無敗記録が34試合でストップする絶体絶命の危機に陥る。だが、この窮地を新主将が救う。後半アディショナルタイム3分、ダイアーの直接FKがGKゴードンにセーブされるもこぼれ球をバートランドが拾い、左サイドのスターリングがクロスを入れる。このクロスに反応したケインが冷静に右足インサイドで流し込み、イングランドが土壇場で追いついた。
▽この直後に試合はタイムアップを迎え、試合終了間際に大きな動きを見せた白熱の英国勢対決は2-2のドローに終わった。この結果、予選無敗継続のイングランドが首位キープに成功した。
▽同日に行われた3位スロベニア代表(勝ち点8)と最下位マルタ(勝ち点0)の試合は、ホームのスロベニアが2-0で勝利した。なお、同試合を最後に現役を引退するFWミリヴォイエ・ノヴァコヴィッチが、84分にチーム2点目を記録。代表通算80試合目で32点目を決め、自身の花道を飾った。
▽また、2位スロバキア代表(勝ち点9)と、5位リトアニア代表(勝ち点5)の一戦は、アウェイのスロバキアが2-1で勝利し、2位キープに成功している。
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