辛勝の湘南が首位福岡と勝ち点で並び2位浮上!!《J2》

2017.06.10 18:07 Sat
©超ワールドサッカー
▽10日に明治安田生命J2リーグ第18節の徳島ヴォルティスvs湘南ベルマーレが鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで行われ、1-0で湘南が勝利した。

▽第17節終了時点で4位の湘南(勝ち点31)は、1位の福岡(勝ち点33)とは勝ち点2差と昇格が狙える位置に付けている。対する7位の徳島(勝ち点27)は、4試合で連続引き分けが続いていたが、前節の群馬戦で6試合ぶりに勝利し、調子は上向きにある。
▽序盤はホームの徳島がペースを握った。2トップの山崎と渡が積極的に動いてスペースを作り、湘南DFを揺さぶる。11分、押し込む徳島に最初のチャンスが訪れる。ボックス手前中央で前川が胸でボールをトラップ。そのままシュートを放つも、これは枠を外れた。

▽受けに回っていた湘南だが、徐々に調子を取り戻す。中央でのプレスを強めつつ、奪ってから素早くサイドへ回す展開が増えると、ボールを保持できるように。15分、17分、21分と立て続けに湘南がCKを得るも、決定的なチャンスとはならず。両チームとも攻守に渡りアグレッシブなプレーをするも、決定機を作ることができない。

▽試合は再び徳島が支配し始める。29分に杉本、岩尾、馬渡、山崎、岩尾、渡とテンポよく繋ぎ、ハーフウェイライン付近からあっという間にボックス内へ。渡がクロスを上げ、ボックス内へ走り込む前田へ合わせる。美しい形だったが、これを決め切れずに相手DFにクリアされた。
▽後半へ入ると、湘南は山田と島村を交代し、DFラインを4バックから3バックに変える。さらに安藤を石川と代えボランチへ配置し、中盤を厚くした。

▽システム変更が功を奏したのか、湘南がチャンスをものにする。折り返して50分、野田がボックス手前中央でキープし左サイドへスルーパスを送る。これを受けた杉岡がボックス内左を深めに侵入し、そのまま左足を振り抜く。勢いの良いシュートはゴールネット右側に突き刺さった。

▽1点を追う徳島が攻撃に人数をかけると、立て続けにチャンスを迎える。67分、大崎の縦パスを受けた渡が山崎、島屋と連動して湘南DFを中央から崩す。ボックス内中央でフリーとなった山崎が右足を振り抜くも、枠を外してしまう。続いて69分、左サイドを駆け上がった内田が、素早いクロスをピンポイントで山崎へ合わせる。山崎のシュートは枠内へ飛んだが、GKに弾かれた。

▽しかし徳島の猛攻は実らず。試合はこのまま終了し、耐えきった湘南が勝ち点3を守り通した。この結果、湘南は勝ち点34となり首位の福岡(勝ち点34)と同勝ち点での2位に浮上した。対して、ホームで敗北を喫した徳島(勝ち点27)は暫定7位のまま。J1昇格圏内へ近づくことは叶わなかった。
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