途中出場のエースFW横山の豪快弾でなでしこがオランダに勝利!《オランダ・ベルギー遠征》
2017.06.10 03:28 Sat
▽なでしこジャパン(日本女子代表)は9日、ラト・フェルレーフ・スタディオンで行われた国際親善試合でオランダ女子代表と対戦し、1-0で勝利した。
▽オランダ・ベルギー遠征中のなでしこは、欧州予選初戦で女子ユーロ2017開催国であるオランダと対戦した。高倉監督は、今年3月に行われたアルガルベカップで敗れたオランダ撃破に向けて、これまでの主力と新戦力を織り交ぜたメンバー構成を採用。ウォーミングアップ中に負傷したGK池田に代えてGK山下が急遽ゴール先発に入り、最終ラインは右から大矢、熊谷、市瀬、鮫島。中盤は右から籾木、阪口、猶本、中島。2トップには菅澤と田中という並びとなった。
▽開始4分、猶本のスルーパスに抜け出した中島がボックス内でいきなり決定機を迎えるが、ここは戻った相手DFに対応され、早々の先制点とはならず。さらに、相手の背後を積極的に狙うなでしこは、14分にフィードに抜けだした籾木がボックス左でループシュートを狙うが、これはわずかにクロスバーの上を越えた。
▽序盤の決定機を逸したなでしこは、15分に右サイドを突破したファン・デ・サンデンからパスを受けたミエデマに左足の強烈なシュートを浴びるが、枠の右隅を捉えたシュートはGK山下の好守で凌ぐ。その後は前線のスピードを活かした相手のシンプルなサイドアタックや、セットプレーに手を焼くが、粘り強い対応で決定機は許さない。
▽前半30分を過ぎて攻勢を強めるなでしこは、鮫島のミドルシュートやボックス内での阪口、田中の立て続けのシュートでゴールに迫る。さらに背後を狙う菅澤に幾つか決定機が訪れるが、いずれもオフサイドにかかり、前半のうちにゴールを奪うことができない。それでも、前半終了間際にミエデマに許したミドルシュートをGK山下が冷静に防ぎ、無失点で前半を終えた。
▽攻勢を強めたい高倉監督は59分、猶本と菅澤を下げて中里と切り札のエースFW横山を同時投入。すると62分、そのエースがいきなり魅せる。バイタルエリア中央で阪口から縦パスを受けた横山が鋭い反転で前を向いて右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール右上隅に突き刺さった。
▽横山のゴールで先制に成功したなでしこは、直後の65分にも中島のスルーパスに抜け出した田中に決定機が生まれるなど、畳みかける攻めを見せる。その後、69分に中島を下げて長谷川を投入したチームだが、71分にこの試合最大のピンチが訪れる。右サイドをえぐったファン・デ・サンデンにグラウンダーのクロスを許すと、これをニアに飛び込んだマルテンスにフリーで合わせられる。だが、この至近距離からのシュートをGK山下が圧巻の反応で枠外に弾き出す、見事なビッグセーブで凌いだ。
▽試合終盤にかけて籾木と負傷した市瀬に代えて、隅田、高木を投入して逃げ切りを図るなでしこは、猛攻に出るオランダに押し込まれる展開となる。だが、相手の決定機をDF大矢の決死のブロックなどで最後まで凌ぎ切って、1-0の勝利。アルガルベカップで敗れたオランダ相手にリベンジを果たしたなでしこが、オランダ・ベルギー遠征の初陣を勝利で飾った。なお、ベルギー女子代表との試合は13日に行われる。
▽オランダ・ベルギー遠征中のなでしこは、欧州予選初戦で女子ユーロ2017開催国であるオランダと対戦した。高倉監督は、今年3月に行われたアルガルベカップで敗れたオランダ撃破に向けて、これまでの主力と新戦力を織り交ぜたメンバー構成を採用。ウォーミングアップ中に負傷したGK池田に代えてGK山下が急遽ゴール先発に入り、最終ラインは右から大矢、熊谷、市瀬、鮫島。中盤は右から籾木、阪口、猶本、中島。2トップには菅澤と田中という並びとなった。
▽序盤の決定機を逸したなでしこは、15分に右サイドを突破したファン・デ・サンデンからパスを受けたミエデマに左足の強烈なシュートを浴びるが、枠の右隅を捉えたシュートはGK山下の好守で凌ぐ。その後は前線のスピードを活かした相手のシンプルなサイドアタックや、セットプレーに手を焼くが、粘り強い対応で決定機は許さない。
▽前半30分を過ぎて攻勢を強めるなでしこは、鮫島のミドルシュートやボックス内での阪口、田中の立て続けのシュートでゴールに迫る。さらに背後を狙う菅澤に幾つか決定機が訪れるが、いずれもオフサイドにかかり、前半のうちにゴールを奪うことができない。それでも、前半終了間際にミエデマに許したミドルシュートをGK山下が冷静に防ぎ、無失点で前半を終えた。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、最初のチャンスはなでしこに訪れる。50分、右CKの場面で中島のクロスに反応した菅澤がニアに飛び込んでヘディングシュートを放つが、これは枠の右に外れる。
▽攻勢を強めたい高倉監督は59分、猶本と菅澤を下げて中里と切り札のエースFW横山を同時投入。すると62分、そのエースがいきなり魅せる。バイタルエリア中央で阪口から縦パスを受けた横山が鋭い反転で前を向いて右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール右上隅に突き刺さった。
▽横山のゴールで先制に成功したなでしこは、直後の65分にも中島のスルーパスに抜け出した田中に決定機が生まれるなど、畳みかける攻めを見せる。その後、69分に中島を下げて長谷川を投入したチームだが、71分にこの試合最大のピンチが訪れる。右サイドをえぐったファン・デ・サンデンにグラウンダーのクロスを許すと、これをニアに飛び込んだマルテンスにフリーで合わせられる。だが、この至近距離からのシュートをGK山下が圧巻の反応で枠外に弾き出す、見事なビッグセーブで凌いだ。
▽試合終盤にかけて籾木と負傷した市瀬に代えて、隅田、高木を投入して逃げ切りを図るなでしこは、猛攻に出るオランダに押し込まれる展開となる。だが、相手の決定機をDF大矢の決死のブロックなどで最後まで凌ぎ切って、1-0の勝利。アルガルベカップで敗れたオランダ相手にリベンジを果たしたなでしこが、オランダ・ベルギー遠征の初陣を勝利で飾った。なお、ベルギー女子代表との試合は13日に行われる。
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