【日本代表プレビュー】勝利は必須! テスト&確認で実りある一戦に
2017.06.07 12:47 Wed
▽日本代表は7日、キリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦する。13日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節のイラク代表戦に向けたテストマッチとなる一戦だが、結果とともに内容も求めたいところだ。
◆悲願のW杯出場を目指すシリア
▽対戦相手のシリアは、日本と同じロシアW杯最終予選に残っており、グループAでイラン代表、韓国代表、ウズベキスタン代表に次いで4位に位置している。プレーオフに進出できる3位のウズベキスタンとは勝ち点差4。残り3試合と考えれば、厳しい状況でもあるが希望は残されている。13日には5位の中国代表との最終予選を控えており、こちらもテストマッチの位置づけとなる。
◆W杯2次予選でも対戦
▽2016年3月にホームで行われた試合は、終盤のゴールラッシュで5-0と圧勝。しかし、試合中にMF山口蛍が相手MFムバエドとの激突により、負傷交代。鼻骨骨折と左眼窩底骨折の重傷を負った相手でもある。
◆W杯最終予選では3失点
▽国内情勢が不安定なため、常にアウェイか中立地での試合を行っているシリア。しかし、7試合を終えたロシアW杯アジア最終予選では、わずかに3失点と堅守を誇る。しかし、得点がわずかに2しか記録できず、苦しい状況に。アイマン・アルハキム監督は「守備は強いと思っている」と語るも、「明日の試合で色々と選手たちが勉強できるのではないかと思う」とテストの位置付けが強いことを強調した。
▽一方、ロシアW杯アジア最終予選のグループBで首位に立つ日本は、前述のとおり13日のイラク戦に向けたテストマッチとなる。今回のメンバーには、DF宇賀神友弥(浦和レッズ)、DF三浦弦太(ガンバ大阪)、MF加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア)が初招集。一方で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下でレギュラーだったDF森重真人(FC東京)や、GK西川周作(浦和レッズ)が招集外となった。
▽守護神は3月のロシアW杯アジア最終予選からGK川島永嗣(メス/フランス)が務めているため変更はなさそうだが、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)とセンターバックでコンビを組む相手は必然的に変更となる。また、MF乾貴士(エイバル/スペイン)やMF井手口陽介(ガンバ大阪)らも控えており、中盤の選択肢も増えている状況だ。シリア戦では選手のコンディション確認も含め、選手交代などで新たな顔を目にすることになりそうだ。
◆森重の代役は
▽「2カ月パフォーマンスが最も良い選手」と前日会見でハリルホジッチ監督が評価したのは、初招集となったDF三浦だ。今シーズンからG大阪でプレーする三浦は、好パフォーマンスを継続。一気に日本代表にまで上り詰めた。しかし、「すぐプレーするかはわからない」とも語っており、シリア戦ではDF昌子源(鹿島アントラーズ)がプレーすることになるだろう。それでも、試合展開を考え三浦をはじめ、宇賀神や加藤ら初招集の選手を起用する可能性も残されている。
◆「メモリアルユニフォーム」を着用
▽また、この試合ではワールドカップ初出場から20周年を記念し、当時着用していた「炎」をモチーフとしたメモリアルユニフォームを日本代表が限定で着用する。当時の思い出を蘇らせる炎のユニフォームで、熱い試合を期待したい。
★予想フォーメーション[4-3-3]
▽ディフェンスラインに関しては、右サイドバックにDF酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)、左サイドバックにDF長友佑都(インテル/イタリア)が入るだろう。また、CBの一角は吉田で確定。相棒には、三浦、昌子、DF槙野智章(浦和レッズ)の3名が考えられるが、昌子が入ることになるだろう。
▽中盤に関しては難しい側面がある。アンカーに入るのはMF山口蛍(セレッソ大阪)だろう。そして、インサイドハーフにMF香川真司(ドルトムント/ドイツ)、そして左第5趾基節骨骨折から復帰したMF今野泰幸(ガンバ大阪)が入ると見る。ハリルホジッチ監督が60分程度の起用を示唆していたことも考えると、先発で今野を起用し、後半からMF倉田秋(ガンバ大阪)を起用するのではないかと見る。
▽左ウイングには不動のMF原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)が入り、右にはシーズン終盤の2試合でプレーしたFW本田圭佑(ミラン/イタリア)が起用されるだろう。結果を出しているFW久保裕也(ヘント/ベルギー)の起用も考えられるが、イラク戦に向けたテストとしては本田を起用するだろう。また、中央にはクラブでも好調を維持するFW大迫勇也(ケルン/ドイツ)を起用するとみる。
◆イラク戦に向けたテストの場
▽あくまでも13日のイラク戦が最も重要であり、メインの試合となるが、シリア戦を無駄にすることは許されない。ハリルホジッチ監督も「この試合に勝とう」と口にし、大迫も「まずは勝つことが大前提です」と結果を残すことへの意気込みを口にした。
▽シリア戦では、新戦力のテストはもちろんのこと、これまで支えてきたメンバーのコンディションチェック、新たな戦略の確認とタスクは多い。結果を残しつつ、イラク戦向けた実りある試合にすることができるのか。キリンチャレンジカップ2017のシリア戦は7日(水)の19時25分にキックオフを迎える。
◆悲願のW杯出場を目指すシリア
▽対戦相手のシリアは、日本と同じロシアW杯最終予選に残っており、グループAでイラン代表、韓国代表、ウズベキスタン代表に次いで4位に位置している。プレーオフに進出できる3位のウズベキスタンとは勝ち点差4。残り3試合と考えれば、厳しい状況でもあるが希望は残されている。13日には5位の中国代表との最終予選を控えており、こちらもテストマッチの位置づけとなる。
Getty Images
▽シリアと日本は、ロシアW杯アジア2次予選で対戦している。2015年10月に行われたアウェイでの戦いは前半こそ苦しんだものの、FW本田圭佑のPKを皮切りにFW岡崎慎司、FW宇佐美貴史のゴールで0-3と勝利を収めた。▽2016年3月にホームで行われた試合は、終盤のゴールラッシュで5-0と圧勝。しかし、試合中にMF山口蛍が相手MFムバエドとの激突により、負傷交代。鼻骨骨折と左眼窩底骨折の重傷を負った相手でもある。
◆W杯最終予選では3失点
▽国内情勢が不安定なため、常にアウェイか中立地での試合を行っているシリア。しかし、7試合を終えたロシアW杯アジア最終予選では、わずかに3失点と堅守を誇る。しかし、得点がわずかに2しか記録できず、苦しい状況に。アイマン・アルハキム監督は「守備は強いと思っている」と語るも、「明日の試合で色々と選手たちが勉強できるのではないかと思う」とテストの位置付けが強いことを強調した。
◆日本は新布陣をテスト
▽一方、ロシアW杯アジア最終予選のグループBで首位に立つ日本は、前述のとおり13日のイラク戦に向けたテストマッチとなる。今回のメンバーには、DF宇賀神友弥(浦和レッズ)、DF三浦弦太(ガンバ大阪)、MF加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア)が初招集。一方で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下でレギュラーだったDF森重真人(FC東京)や、GK西川周作(浦和レッズ)が招集外となった。
▽守護神は3月のロシアW杯アジア最終予選からGK川島永嗣(メス/フランス)が務めているため変更はなさそうだが、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)とセンターバックでコンビを組む相手は必然的に変更となる。また、MF乾貴士(エイバル/スペイン)やMF井手口陽介(ガンバ大阪)らも控えており、中盤の選択肢も増えている状況だ。シリア戦では選手のコンディション確認も含め、選手交代などで新たな顔を目にすることになりそうだ。
◆森重の代役は
▽「2カ月パフォーマンスが最も良い選手」と前日会見でハリルホジッチ監督が評価したのは、初招集となったDF三浦だ。今シーズンからG大阪でプレーする三浦は、好パフォーマンスを継続。一気に日本代表にまで上り詰めた。しかし、「すぐプレーするかはわからない」とも語っており、シリア戦ではDF昌子源(鹿島アントラーズ)がプレーすることになるだろう。それでも、試合展開を考え三浦をはじめ、宇賀神や加藤ら初招集の選手を起用する可能性も残されている。
◆「メモリアルユニフォーム」を着用
▽また、この試合ではワールドカップ初出場から20周年を記念し、当時着用していた「炎」をモチーフとしたメモリアルユニフォームを日本代表が限定で着用する。当時の思い出を蘇らせる炎のユニフォームで、熱い試合を期待したい。
★予想フォーメーション[4-3-3]
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▽GKは川島が務めるだろう。3月にはGK東口順昭(ガンバ大阪)を起用する可能性もあったようだが、イラク戦の準備と考えれば川島が先発することになるだろう。▽ディフェンスラインに関しては、右サイドバックにDF酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)、左サイドバックにDF長友佑都(インテル/イタリア)が入るだろう。また、CBの一角は吉田で確定。相棒には、三浦、昌子、DF槙野智章(浦和レッズ)の3名が考えられるが、昌子が入ることになるだろう。
▽中盤に関しては難しい側面がある。アンカーに入るのはMF山口蛍(セレッソ大阪)だろう。そして、インサイドハーフにMF香川真司(ドルトムント/ドイツ)、そして左第5趾基節骨骨折から復帰したMF今野泰幸(ガンバ大阪)が入ると見る。ハリルホジッチ監督が60分程度の起用を示唆していたことも考えると、先発で今野を起用し、後半からMF倉田秋(ガンバ大阪)を起用するのではないかと見る。
▽左ウイングには不動のMF原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)が入り、右にはシーズン終盤の2試合でプレーしたFW本田圭佑(ミラン/イタリア)が起用されるだろう。結果を出しているFW久保裕也(ヘント/ベルギー)の起用も考えられるが、イラク戦に向けたテストとしては本田を起用するだろう。また、中央にはクラブでも好調を維持するFW大迫勇也(ケルン/ドイツ)を起用するとみる。
◆イラク戦に向けたテストの場
▽あくまでも13日のイラク戦が最も重要であり、メインの試合となるが、シリア戦を無駄にすることは許されない。ハリルホジッチ監督も「この試合に勝とう」と口にし、大迫も「まずは勝つことが大前提です」と結果を残すことへの意気込みを口にした。
▽シリア戦では、新戦力のテストはもちろんのこと、これまで支えてきたメンバーのコンディションチェック、新たな戦略の確認とタスクは多い。結果を残しつつ、イラク戦向けた実りある試合にすることができるのか。キリンチャレンジカップ2017のシリア戦は7日(水)の19時25分にキックオフを迎える。
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