【セリエA総括&ベスト11】超WSの最優秀選手はメルテンス!

2017.06.02 18:00 Fri
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★ローマとナポリ健闘もユーベが史上初の6連覇、ミラノ勢は不振続く
▽開幕前の予想通り、王者ユベントスが順当にセリエA史上初の6連覇を達成した。ローマとナポリの健闘により優勝が決まったのは第37節となったが、安定した戦いを続けての優勝だった。イグアイン、ピャニッチ、ダニエウ・アウベスら実力者を加えた王者は、アッレグリ監督の巧みな手綱捌きによって堅実に勝利を積み重ねた。そのアッレグリ監督の功績として挙げられるのが使い慣れた3バックから[4-2-3-1]へのシステム変更と、本職FWのマンジュキッチの左サイドハーフ起用だった。この変更により攻守両面で機能性を増したユベントスは、決勝まで進出したチャンピオンズリーグ(CL)を戦いながら、ホーム戦33連勝のクラブ記録を更新するなど盤石の強さを示した。
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▽ユベントスの対抗馬筆頭と目されたローマは、ライバルにプレーメーカーのピャニッチを奪われながらも昨季不発に終わったゼコが本領を発揮し、リーグ最強の破壊力を見せた。29ゴールで得点王に輝いたゼコを軸に、2桁ゴールをマークしたサラーとナインゴランらが織り成す攻撃はイタリアのみならず欧州屈指。不安視された守備面もGKシュチェスニーやファシオの思わぬ活躍でユベントスに次ぐ失点の少なさを誇り、攻守に安定した戦いを続けてCLストレートインの2位を死守した。
▽ローマとし烈な2位争いを演じたナポリも大健闘のシーズンだった。昨季得点王のイグアインをユベントスに引き抜かれながらもシーズン序盤はミリクが穴を埋め、ミリク負傷後はメルテンスがセンターフォワード抜擢に見事応えて28ゴールをマークし、ナポリを押し上げた。サッリ監督2シーズン目を迎えたチームは連動性をさらに増し、イタリアでは異質なエンターテイメント性に優れたサッカーを存分に展開し続けた。

▽ヨーロッパリーグ出場権を獲得した4位アタランタと5位ラツィオも予想を上回る良いシーズンを送った。26年ぶりに欧州への切符を手にしたアタランタは、ガスペリーニ監督の手腕によって4位躍進を果たした。ジェノアで攻撃サッカーを展開していたガスペリーニ監督は、イタリア最高の下部組織を持つアタランタで多くの若手を一流選手へと成長させた。その筆頭がインテルへ移籍したガリアルディーニであり、ユベントスへの移籍が決まったカルダーラだ。その他にもコンティやケシエ、スピナッツォーラらをビッグクラブでも活躍できるような選手に育て上げ、充実のシーズンを過ごした。

▽開幕前にビエルサ監督と一悶着あった中、急遽続投の決まったS・インザーギ監督は、チームのポテンシャルを最大限に発揮させた。とりわけ、ケイタやミリンコビッチ=サビッチ、GKストラコシャら若手の急成長はS・インザーギ監督の手腕によるところが大きかった。そして、カウンタースタイルの中で最も輝いたのがFWインモービレ。ドイツとスペインで泣かず飛ばずだった男は23ゴールを挙げて、チームを5位に導いた。
▽一方でミラノ勢は今季も不調に終わった。ユベントスとのスーペル・コッパを制すなど前半戦を良い形で終えたミランだったが、攻撃のキーマンだったボナヴェントウーラの負傷やスソ、ロカテッリらのパフォーマンス低下などがあって失速。冬に獲得したデウロフェウはフィットしたものの、自陣に引いた相手を崩す術がなく、煮え切らない試合を繰り返した。

▽インテルもF・デ・ブール監督の後を受けたピオリ監督がうまく立て直したかに思えたが、終わってみれば散々のシーズンとなってしまった。ピオリ監督就任後はシンプルなカウンタースタイルとしたことで両翼のペリシッチとカンドレーバが活かされ、一時は7連勝を記録して4位浮上を果たすなど、CL出場権獲得すら見えていた状況だった。ところが4月に入って攻守のバランスが突如崩れ、泥沼の状況に陥り8戦勝利から見放された。結局、ピオリ監督を解任した中、EL出場権も得られず復調のきっかけを掴めないまま今季も終了した。

▽残留争いでは昇格組のクロトーネがシーズン終盤に怒涛の追い上げを見せて奇跡の残留を勝ち取った一方でペスカーラが順当に1年で降格。そして、名物会長のザンパリーニ氏が去ったパレルモがセリエBへ降格している。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆FWドリエス・メルテンス(ナポリ)
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▽得点王に輝いたゼコと迷ったが、メルテンスを選出。イグアインを引き抜かれ、代役と目されたミリクが長期離脱を強いられる窮地のナポリを救ったのがベルギー代表FWだった。本来は左ウイングを主戦場とするが、センターフォワード起用に見事応え、意外な得点力を発揮した。彼の活躍なくしてナポリの上位争いはありえなかった。

★最優秀監督
◆マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)
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▽就任3季目の今季は自身の色を前面に出しての連覇だった。とりわけ前半戦はディバラやボヌッチといった代えが利かないと思われた選手たちの離脱がありながらも乗り切り、堅実に勝ち点を積み重ねた。そしてシーズン後半戦はこれまでの3バックにアンカーを置くシステムから[4-2-3-1]へシステム変更し、マンジュキッチを左サイドハーフに起用する大胆な策で、一気にチームのバランスを改善させる見事な手腕を発揮した。

【期待以上】
★チーム
◆アタランタ
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▽今季のセリエAにサプライズをもたらした。ジェノアで攻撃サッカーを確立したガスペリーニ監督を招へいしたチームは、[3-4-3]の攻撃的な布陣を採用しつつ、守備面はマンツーマンを採用し、攻守にバランスの取れたチームに仕上げた。規律の取れたチームの中で多くの若手が急成長を遂げた他、これまでドリブラーのイメージが強かったアレハンドロ・ゴメスが得点力を開化。15ゴールを挙げ、チームを牽引した。

★選手
◆ダニエウ・アウベス(ユベントス)
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▽バルセロナ不動の右サイドバックとして全盛期を過ごしたブラジル代表DFは、ユベントスでもう一花咲かせて見せた。34歳を迎えたものの衰えない運動量と、持ち前の攻撃センスでユベントスの右サイドになくてはならない存在となった。CLでは古巣バルセロナ戦でネイマールを抑え込むなど、経験に裏打ちされた駆け引きでも秀逸さを見せ、攻守両面でユベントスのチーム力を押し上げる存在となった。

【期待外れ】
★チーム
◆インテル
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▽強豪が順当に上位に名を連ねた中、インテルが苦しんだ。開幕前に急きょ招へいしたF・デ・ブール監督のポゼッションサッカーが全くハマらず、11月に解任。その後就任したピオリ監督がカウンター主体の戦術に切り替えて以降は立ち直ったかに思われたが、4月に突如失速。戦力的には上位に絡めるだけのポテンシャルを持っており、来季はフロントの監督人選に命運が委ねられる。

★選手
◆ガブリエウ・バルボサ(インテル)
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▽現在20歳とまだまだこれからの選手ではあるものの、リオ五輪優勝メンバーのチームメートであるマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスの鮮烈な活躍と比較すると、寂しいシーズンに終わったことは否めない。移籍金3000万ユーロという大金を叩いて獲得したレフティーの移籍初年度はセリエAで1ゴールに終わり、先発出場の機会はない散々なものとなった。

◆ベストイレブン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ドンナルンマ
DF:カルダーラ、ボヌッチ、ファシオ
MF:サラー、ケディラ、ナインゴラン、アレックス・サンドロ
FW:イグアイン、ゼコ、メルテンス

GKジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)
▽デビュー2年目の今季、その実力がフロックでないことを証明した。ミランの正GKとして全試合にフル出場し、決して安定感ある最終ラインではない中、45失点に抑えた。大きなミスはペスカーラ戦でのトラップミスによるオウンゴール献上くらいのもので、18歳とは思えない冷静なゴールキーピングが目立った。大柄ながらシュートへのレスポンスが鋭く、ブッフォンの後継者に相応しいパフォーマンスを続けた。
37試合(先発37)3330分

DFマッティア・カルダーラ(アタランタ)
▽今季までほぼ無名の存在だったセンターバックが急成長を遂げた。ガスペリーニ監督に3バックの中央に据えられたアタランタユース出身のカルダーラは、対人の強さと統率力を武器に頭角を現し、今季のアタランタ躍進を語る上で欠かせない存在となった。セットプレー時には得点力も発揮し、7ゴールを記録。この活躍が認められ、ユベントスが1500万ユーロで保有権を獲得している。
29試合(先発29)2566分
7得点

DFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)
▽前半戦こそ負傷で離脱する期間があったものの、後半戦はほぼフル稼働。堅守ユベントスの絶対的ディフェンスリーダーとして君臨した。30歳となり、脂の乗り切ったボヌッチは4バックにも3バックにも対応できる戦術理解度の高さも併せ持つ。対人の強さは当然ながら、相変わらずのフィードのうまさも兼ね備え、正に世界屈指のDFとして揺るぎない地位を築いている。
29試合(先発26)2407分
3得点

DFフェデリコ・ファシオ(ローマ)
▽ローマの躍進に欠かせないピースとなった。トッテナムで泣かず飛ばずの苦しいシーズンを送ったのち移籍してきた元アルゼンチン代表DFは予想外の活躍を見せた。ストッパータイプの多いローマの中で的確なカバーリングと統率力を発揮。195cmの長身を活かした空中戦の強さでローマの守備を締める役割も担った。
37試合(先発35) 3116分
2得点

MFモハメド・サラー(ローマ)
▽爆発的なスピードは誰にも止められないレベル。アフリカ・ネイションズカップに参加していた影響で欠場していた時期があったにも関わらず、昨季の14ゴールを上回る15ゴールをマーク。チャンスメークにも長け、ゼコとの凸凹コンビは欧州でもトップレベルの破壊力を誇った。
31試合(先発29)2485分
15得点

MFサミ・ケディラ(ユベントス)
▽例年、筋肉の負傷に悩まされるケディラだが、今季は終盤の負傷を除いてほぼフル稼働した。これまでのインサイドから中盤センターにポジションが変わったが、コンビを組んだ新戦力のピャニッチと好連係を見せ、攻守に存在感を発揮。持ち味の得点力も衰えず、5ゴールを決めた。
31試合(先発31)2550分
5得点

MFラジャ・ナインゴラン(ローマ)
▽ローマの闘う象徴。ハードワークを怠らず、球際で抜群の強さを発揮する。泥臭いプレーを厭わない上、攻撃センスも抜群で度々正確なミドルシュートでゴールを陥れた。インサイドからよりゴールに近いトップ下でのプレーが増えたが、ゼコと好連係を築き、リーグ屈指のローマの攻撃を牽引した。
37試合(先発35)3042分
11得点

MFアレックス・サンドロ(ユベントス)
▽移籍2年目の今季も高パフォーマンスを維持した。エブラとのポジション争いを完全に制したブラジル代表DFは、攻守に質の高いプレーを継続。多くのゴールを高精度クロスと馬力あるドリブル突破で演出し、一対一の守備でも抜群の強さを誇った。また、3バックの左ウイングバック、4バックのサイドバックを器用にこなすインテリジェンスも持ち合わせ、チームにとって欠かせない存在となっている。
27試合(先発25)2310分
3得点

FWゴンサロ・イグアイン(ユベントス)
▽9000万ユーロの高額な移籍金に見合う活躍をしっかりと見せた。ナポリから鳴り物入りで加入したアルゼンチン代表FWはシーズンを通してケガなく戦い抜いた。シーズン前半戦こそ周囲との連係に難を見せたが、[4-2-3-1]にシステムを変更して以降は本領を発揮。同胞のディバラや左サイドにポジションを移したマンジュキッチとプレーエリアが被らず、伸び伸びとプレーできるようになった。
38試合(先発32)2967分
24得点

FWエディン・ゼコ(ローマ)
▽昨季はセリエAで8ゴールとふるわなかったが、今季は本領を発揮。29ゴールを挙げて得点王に輝いた。惜しむらくはユベントスとの大一番でやや勝負弱さを見せてしまったこと位か。得点力以外にも確度の高いポストプレーでサラーやナインゴランらを活かし、攻撃の核として十分な働きを見せた。
37試合(先発33)3051分
29得点

FWドリエス・メルテンス(ナポリ)
▽急なコンバートへの対応力を見せ、イグアインの抜けた穴を見事に埋めて見せた。チャンスメーカーからゴールゲッターへ変貌を遂げ、ナポリの新ストライカーとなった。体格には恵まれていないものの、類まれなるシュートセンスとキレのあるドリブルを駆使して28ゴールを奪った。彼の活躍なくしてナポリがCL権を勝ち取ることはなかった。
35試合(先発28)2565分
28得点

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