香川フル出場のドルトムント、フランクフルトに競り勝って5シーズンぶり4度目の優勝《DFBポカール》

2017.05.28 05:04 Sun
Getty Images
▽DFBポカール決勝、フランクフルトvsドルトムントが27日に行われ、1-2でドルトムントが勝利し、5シーズンぶり4度目の優勝を飾った。フランクフルトのMF長谷部誠は負傷で欠場し、ドルトムントのMF香川真司はフル出場している。

▽準決勝でボルシアMGをPK戦の末に下した1988年以来5度目の優勝を目指すフランクフルトと、バイエルンに3-2と競り勝った2012年以来4度目の優勝を目指すドルトムントの決勝。
▽香川が[3-1-4-2]の左インサイドMFで先発となったドルトムントが立ち上がりから圧力をかけると、8分に先制する。O・デンベレがピシュチェクのスルーパスを受けてボックス右へ侵入。バジェホを深い切り返しでかわし、左足でシュートを流し込んだ。

▽その後、16分に右CKからロイスがボレーシュートで追加点に迫ったドルトムントに対し、前がかるフランクフルトは26分にレビッチが枠内シュートを浴びせて応戦。

▽すると29分に試合を振り出しに戻した。パパスタソプーロスからボールを奪ってショートカウンターに転じると、ガシノビッチのスルーパスを受けたレビッチがボックス左へ侵入。冷静にGKビュルキとの一対一を制した。
▽さらに39分、フランクフルトはレビッチとのワンツーを受けたセフェロビッチのシュートが左ポストを直撃。良い流れのままハーフタイムに入った。

▽迎えた後半からシュメルァーと負傷していたロイスに代えてプリシッチとカストロを投入したドルトムントが押し込む流れとしたものの、崩しきるには至らない。だが63分、ドルトムントに決定機。ボックス右でO・デンベレが鋭い切り返しでDFを外し、浮き球のパスを送る。これをオーバメヤンがジャンピングボレーで合わせたが、ゴールライン上のファビアンにクリアされた。

▽それでも66分、ラファエウ・ゲレイロの浮き球パスに反応したプリシッチがボックス左に侵入すると、GKフラデツキーに倒されてPKを獲得。これをオーバメヤンがチップキックシュートで決め、勝ち越しに成功した。

▽再び追う展開となったフランクフルトはチャンドラーを削ってマイヤーを投入し、攻撃に人数を割いていく。終盤にかけてはオープンな展開となる中、ドルトムントがフランクフルトの攻撃を凌ぎきって2-1で勝利。2012年以来4度目の優勝を果たした。
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