【フットサル大賞選考会③ベスト監督ほか】ホセ監督にはがっかり。「勝とうという意思が見えず、若手も育っていない」

2017.05.29 12:02 Mon
©超ワールドサッカー
▽国内の6つのフットサルメディアが立ち上げた「フットサル大賞」。2016-2017シーズンの「ベスト監督」は、結果とマネージメント力が評価され、満場一致で木暮賢一郎監督が受賞。他にも、「ブレイク賞」は、まさに大ブレイクを遂げた加藤未渚実。特別賞として創設された「がっかり賞」には、ワールドカップが開催されていたにも関わらず、出場していない日本代表が選ばれた。選考審査の模様を全4回にわたって掲載する、第3回目をお届けする。

■本文
【フットサル大賞選考審査参加者】
菊地芳樹(ストライカーDX)※審査委員長
太田武志(フットサルナビ)
河合拓(FutsalX)
川嶋正隆(超ワールドサッカー)
軍記ひろし(Futsalgraphic)
本田好伸(FutsalEDGE)
【ベスト監督】
◆木暮賢一郎監督が受賞も、4年目の真価が問われる
(C)CWS Brains,LTD.
菊地:では、今回の大賞に相当する、「マン・オブ・ザ・シーズン」を決めましょう。
本田:これは必ずしもベスト5から選ばなきゃいけないわけじゃないですよね?
川嶋:ということは監督とかでも良いってことですね。じゃあ、「ベスト監督」なども先に触れておく必要がありませんか?

菊地:それもそうですね。ではベスト監督を決めましょう。ちなみに、木暮賢一郎監督だという人は?
一同:(全員が挙手)

本田:おー、まあそうなりますよね。議論が必要だと言ってきましたが、木暮監督についてはシーズンを通してかなり話題になりましたから。
太田:妥当ですね。今シーズンの結果からしても、ここはもう文句はありません。
河合:もう、結果とマネージメント力は明らかなこと。みんな納得がいっていると思います。
菊地:えーと、じゃあ、ベスト監督についてはこのまま決定にしましょうか。

太田:うん、そうですね。でも一応、付け加えておくと、昨シーズンは結果を出したけど、同じようなチームづくりはできないですよ。それと、外国人選手が、万一ケガをしたときのマネージメントまでできているかどうか。シーズン振り返りの話題で最初にも言いましたが、新シーズンこそ真価が問われます。

河合:分からないところですね。3年計画でやってきたからこそ、4年目も同じように続けるのかどうか。
菊地:期待値はもちろん、ありますけどね。ではベスト監督は、素晴らしい成績を残した木暮賢一郎監督に決定します。今後、チームがどうなっていくのかにも注目していきたいと思います。

【ブレイク】
◆大ブレイクした加藤未渚実のカムバックに期待!
菊地:では続いて、先ほど話題に挙がっていたブレイク賞も決めますか?
太田:ここは改めて、加藤未渚実を推します。

菊地:ケガからの復帰を熱望してね。
本田:Fリーグの新人賞には該当しなかったけど、ある意味で“飛び級"でベスト5入りしたし、まだ若いし、大ブレイクだったし。

軍記:ただ、彼のようなプレースタイルの選手が前十字靭帯をやってしまって、戻れるかは心配。
河合:原田浩平も、2008シーズンの終盤に前十字靭帯をやって、そこからちょっと戻らなくなったしね。

本田:でも、稲葉洸太郎は、2009シーズンの開幕前に右膝半月板損傷で半年近く離脱しましたが、むしろ進化して戻ってきた感じ。ドリブラーだけど、体の使い方とかバランスをすごく意識したドリブルを身に付けてましたよ。

太田:ケガからの復帰ということでは、皆本晃に聞くのが良いかも。両足の前十字靭帯をやってますからね。

河合:皆本は、カムバックという意味では、昨シーズンのパフォーマンスが良かったかも。
本田:それと同じように、渡井博之も良い感じで戻ってきましたね。

軍記:つまり、戻れる人はちゃんと戻ってこれるってことか。
菊地:では、カムバックしてほしいという意味も込めて、ブレイク賞は加藤に決定します。

【がっかり賞】
◆ホセ・フェルナンデス監督は“持っている"のか?
(C)CWS Brains,LTD.
菊地:それと、ここからは特別賞ってことにしたいのですが、僕らメディアとして「がっかり賞」というものにも触れたいと思うのですが、どうでしょう?
太田:そこはもう、シノエでお願いします……。

菊地:(苦笑)。これはみんな思うところがありそう。僕は、ヴォスクオーレ仙台のホセ・フェルナンデス監督。
本田:僕も同感です。菊地さんはなぜですか?

菊地:だって、面白くないじゃん。勝とうという意思が見えないし、かと言って若手が育っているわけでもない。これは降格がないリーグのシステムにも起因するのかもしれないけど、昨シーズンのラスト2試合のやられっぷりは本当にひどかった。

川嶋:名古屋オーシャンズに1-12で、シュライカー大阪に1-11でした。2試合連続で2ケタ失点という、不名誉な記録をつくってしまいましたね。

菊地:それで、新シーズンも選手がごっそり入れ替わるというのは、どういうことなんだろう。
河合:これは、監督の問題なのか、クラブの責任なのか。

本田:僕も思うんですけど、ホセ監督の能力については、僕らもそろそろ言わないといけないなと。経歴もあって、期待もしていた分、すごい成果を待っていた部分がありますけど、実は“持ってない"んだろ、って。当初から「育成」を掲げてますが、一向にそれが見えてこない。練習に行けてないから深く突っ込めなかったですが、これまでの試合を見る限り、監督としてのビジョンは見えないですよ。

菊地:下位の湘南ベルマーレもアグレミーナ浜松も、頑張っている姿勢は見えてくる。でも仙台にはそれを感じない。試合からそういうものが伝わってこないのは、良くないですね。

軍記:さっきの、クラブの責任ってところにも、何か問題があるのかな。
河合:一昨年の途中に就任して、2年目の昨シーズンは、開幕1週間前まで自分が指揮する選手が誰になるか分からなかった。そんななかで、果たしてモチベーションを保てるのか。契約のゴタゴタはありましたよね。

太田:外国人選手に聞くと、ホセ監督はもともと、バルセロナの育成年代で指揮していたからそこそこ有名で、しかもめちゃくちゃ良い監督だって言うんですよ。「仙台にいるのがもったいない」って。

河合:それこそ、湘南とかが獲っても面白いなって思うけどね。
太田:ただ、実際の部分は分からない。普段の姿を見れてないし。

川嶋:シュライカー大阪から昨シーズン途中加入した堀内迪弥は、大阪では出られないから、「ホセのもとでフットサルを学んでこい」ってことで移籍してるんです。それくらい、評価されてるってことですよね。

菊地:でも、そんな良い監督であれば、ピッチ上で何かしら見えてくるものがあっても良いはずなのに。開幕まで分からなかったとは言え、始まってからはある程度、同じメンバーでやってきてるわけだし。
河合:特に昨シーズンは、長い中断期間もありましたからね。

菊地:だから、がっかりだなって。
軍記:当初の契約は、この3年目まで。でも、また選手がすごい変わったからどうなるんだろう。

川嶋:“ホセ・チルドレン"とも呼ばれた藤山翔太もデウソン神戸に行っちゃったし……。
本田:それと、「Fリーグ」はどうだったんでしょうか。もちろん、悪いことばかりじゃなくて、ポジティブな変化だってありますけど、それなりに毎シーズン、がっかりしてますよね。

菊地:もはや、今に始まったことじゃないね……。
河合:でも、オールスターゲームは良かったよね。

本田:それは、本当に良かったです!
軍記:圧倒的に良い試合で、すごく面白かった。

川嶋:でも、前半はすごく心配してたんですよね。ガチガチの真剣勝負をして、しかもスコアレスで。これ、やり方を間違えちゃったんじゃないかなって。
本田:そうでしたね。

川嶋:初めてで分からない部分もありますからね。でも、真面目に戦って、あれだけ面白くなるんだって。
軍記:オールスターなのに、前日に集まって、守備練習とかしてたから(笑)。

川嶋:両チームとも、「魅せる」じゃなくて、「勝つ」ことを目指してた。
軍記:あのときは確か、プレスルームでもその話題になったよね。

川嶋:でもそうしたら、後半はその真剣勝負は維持したまま、質の高い点の取り合いになってすごく白熱したし、しかも魅せる戦いができていた。
河合:みんな慣れてなかったからね。継続してほしいけど、今年できないのは残念。
菊地:それにしても、魅せながら勝つって最高ですね。あれは全然、がっかりじゃなかった。

◆ワールドカップがあったのに、出場していない日本代表
(C)Yoshinobu HONDA
菊地:他にありますか?:太田さんはシノエ……。
太田:リーグ開幕直後に発売されるナビの最新号の表紙にして、サイン会まで準備して、そこで販売する用に、販売部数もたくさん確保したのに……。

本田:それ、心底がっかりな話ですね。
太田:準備万端で待ってたら、試合に出場しないまま帰国するって。

河合:それって、いつ分かったんでしたっけ?
太田:確か、表紙の入稿直前だった。それで会社で会議して、「逆に悪目立ちして面白いから、行け」ってことになったんですよ(苦笑)。「デス表紙」が、シノエによって確固たるものになってしまった。

川嶋:昨シーズンのナビの表紙で、「デス」を外したのは、ブラジル人トリオの表紙だけですよね。
太田:そう。甲斐(修侍)さんもケガしちゃうし……。

本田:傷をえぐるようでアレなんですが……デス表紙の歴史って他に何がありましたっけ?
太田:いっぱいありますよ。まず、ミゲル・ロドリゴ。

軍記:それは本当に悲惨だった。
太田:まさか、ワールドカップの予選を兼ねたアジア選手権で負けるなんて……。

菊地:本当に恐ろしい力だね……。
太田:日本代表を敗退させてしまう力があるなんて、すごい威力ですよ。それ以前にもいろいろと、ね。

菊地:(5月号の表紙の)ATHLETA(アスレタ)は大丈夫かな。
太田:それはまずいですって……。でも、本当に少し怖くなってしまって、名古屋の新しいブラジル人を表紙にしましょうって、名古屋のGMの櫻井(嘉人)さんに相談できなかったから。これまでなら、「表紙、いってみましょう!」ってオファーを出せてたのに、「いや、言えないな……」って。

菊地:でも逆に、「デス表紙」の話題で盛り上がったりするんじゃないの。
太田:良くも悪くも、いろいろ言われますけどね。もはや自虐ネタで、ナビの編集後記にも、「デス表紙、ここに極まれり」って書いちゃってるくらいです。

菊地:まさか、デス表紙が大賞ですかね。
太田:フットサル界を操る、デス表紙……。

川嶋:ちなみに、次号は誰ですか?
太田:実は、ファルカンなんです。

河合:甲斐さんの引退試合で来日するときに撮るの?(編集部注:選考審査は、5月初旬に行われた)
本田:えっ、もしかして来ないとか(笑)。

菊地:もはや掲載前!(笑)
太田:それ、撮影すらしてないのに発動しちゃうんだ(笑)。

軍記:でも、確かに来ないかもしれないって説はあったよね。
本田:がっかり賞、もはやこれ以上の話題はありますかね……。
菊地:他に、がっかり賞で挙げたいことはありますか?

河合:バサジィ大分とアグレミーナ浜松とか。
川嶋:バルドラール浦安の外国人2人とか。
本田:ダニエル・サカイ、というか、“サカイ兄弟"とか。

河合:昨シーズン、ワールドカップがあったのに、出場していない日本代表……。
一同:うわー、それだ……。

菊地:間違いなく、一番がっかりしたやつだ。
軍記:もはや、忘れたいくらいだったのに……。

河合:でもこれは、忘れちゃいけないよね。
太田:予選で負けたのに、一人だけタイ代表で出てるミゲルとかね。
軍記:それもがっかりだったな。
菊地:では決まりですね、がっかり賞は、日本代表です。

【フットサル大賞2016-2017】
■選考対象期間:
2016年4月1日(金)〜2017年3月31日(金)
■選考対象者:
国外で活動する日本人を含む、国内選手および指導者、スタッフなど
■表彰:※所属クラブは2016-2017シーズン
「マン・オブ・ザ・シーズン」
アルトゥール(シュライカー大阪)

「ベスト5」
アルトゥール(シュライカー大阪)
チアゴ(シュライカー大阪)
中井健介(ペスカドーラ町田)
星龍太(名古屋オーシャンズ)
西谷良介(フウガドールすみだ)

「ベスト監督賞」
木暮賢一郎(シュライカー大阪)

「ブレイク賞」
加藤(シュライカー大阪)

■特別賞:
「広報活動賞」
小曽戸允哉(シュライカー大阪)

「未来賞」
Fリーグ育成組織の選手

「がっかり賞」
フットサル日本代表
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各カテゴリーの日本代表年間スケジュールが発表! カタールW杯予選や女子アジアカップなど

日本サッカー協会(JFA)は17日、2022年の日本代表年間スケジュールを発表した。 2021年は、コロナ禍において東京オリンピックやカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が開催。一方で、世代別の国際大会が中止になるなど、大きな変更が起きたシーズンだった。 2022年に関しては、日本代表はカタールW杯が11月21日から12月18日まで開催。その出場権を懸け、1月27日に中国代表、2月1日にサウジアラビア代表、3月24日にオーストラリア代表、3月29日にベトナム代表と対戦。現在2位につける中で、そのまま出場権確保といきたいところだ。 なお、2022年最初の試合は、1月21日のキリンチャレンジカップ2022のウズベキスタン代表戦となる。 また、5月から6月にかけてと9月にインターナショナルウィンドウが設定。7月には19日から27日に中国でEAFF E-1サッカー選手権が予定されている。 同日会見に出席した反町康治技術委員長は、5月から6月にかけては4試合の親善試合を予定していると明言。ただ、カタールW杯開幕直前の11月の強化試合については海外組との折り合いもあるため未定とのこと。「できて2試合」とのみ答えた。 なでしこジャパンは、1月にトレーニングキャンプを実施。その後、1月20日からAFC女子アジアカップがインドで開催され、2月6日まで行われる、その後は4月、6月、11月にインターナショナルウインドウが設定されているほか、7月にはトレーニングキャンプとEAFF E-1サッカー選手権、9月にはアジア競技大会、10月には2試合の国際親善試合が予定されている。 大岩剛監督の就任が決定した2024年のパリ五輪出場を目指すU-21日本代表は、3月にトレーニングキャンプと海外遠征を予定。5月にはAFC U-23アジアカップがウズベキスタンで行われる。9月には中国で開催されるアジア競技大会に出場、11月には海外遠征も予定されている。 その他、U-19日本代表は9月にU-20アジアカップ予選、 U-16日本代表は9月から10月にかけてU-17アジアカップ予選が開催。U-20日本女子代表は8月にコスタリカでU-20女子W杯、U-17日本女子代表は10月にインドでU-17女子W杯が開催される。 また、フットサル日本代表は10月にフットサルアジアカップがクウェートで開催。その地区予選が4月上旬に予定されている。 各カテゴリーの日本代表のスケジュールは以下の通り。 ◆2022年 年間スケジュール 【SAMURAI BULE(日本代表)】 ・1月21日 キリンチャレンジカップ2022 vsウズベキスタン代表/埼玉スタジアム2002 ・1月27日 カタールW杯アジア最終予選 vs中国代表/埼玉スタジアム2002 ・2月1日 カタールW杯アジア最終予選 vsサウジアラビア代表/埼玉スタジアム2002 ・3月24日 カタールW杯アジア最終予選 vsオーストラリア代表/未定 ・3月29日 カタールW杯アジア最終予選 vsベトナム代表/埼玉スタジアム2002 ・5月30日〜6月14日 FIFA インターナショナルウインドウ ・7月19日〜7月27日 EAFF E-1サッカー選手権/中国 ・9月19日〜9月27日 FIFA インターナショナルウインドウ ・11月21日〜12月18日 カタールW杯 【なでしこジャパン(日本女子代表)】 ・1月11日〜1月16日 トレーニングキャンプ ・1月20日〜2月6日 AFC 女子アジアカップ/インド ・4月4日〜4月12日 FIFA インターナショナルウインドウ ・6月20日〜6月28日 FIFA インターナショナルウインドウ ・7月13日〜7月17日 トレーニングキャンプ ・7月19日〜7月27日 EAFF E-1サッカー選手権/中国 ・9月7日〜9月25日 アジア競技大会/中国・杭州 ・10月6日 国際親善試合/ノエビアスタジアム神戸 ・10月9日 国際親善試合/長野Uスタジアム ・11月7日〜11月15日 FIFA インターナショナルウインドウ 【U-21日本代表】 ・3月6日〜3月9日 トレーニングキャンプ ・3月21日〜3月29日 海外遠征 ・5月8日〜5月11日 トレーニングキャンプ ・5月23日〜6月19日 AFC U-23アジアカップ/ウズベキスタン ・9月7日〜9月25日 アジア競技大会/中国・杭州 ・11月14日〜11月22日 海外遠征 【U-19日本代表】 ・2月27日〜3月2日 トレーニングキャンプ ・3月21日〜3月29日 海外遠征 ・4月24日〜4月27日 トレーニングキャンプ ・5月26日〜6月13日 海外遠征 ・8月14日〜8月17日 トレーニングキャンプ ・9月5日〜9月19日 AFC U-20アジアカップ予選 ・11月14日〜11月22日 海外遠征 【U-18日本代表】 ・2月下旬〜3月上旬 トレーニングキャンプ ・6月18日〜6月22日 トレーニングキャンプ ・8月22日〜8月28日 SBSカップ国際ユースサッカー/静岡 ・11月14日〜11月22日 海外遠征 【U-17日本代表】 ・3月16日〜3月21日 トレーニングキャンプ ・8月8日〜8月14日 国内大会 ・9月13日〜9月19日 国際ユースサッカー/新潟 ・11月14日〜11月22日 海外遠征 【U-16日本代表】 ・2月上旬 トレーニングキャンプ ・3月中旬 トレーニングキャンプ ・4月10日〜4月20日 モンテギュー国際大会/フランス ・6月8日〜6月12日 U-16インターナショナルドリームカップ/ユアテックスタジアム仙台 ・7月10日〜7月14日 トレーニングキャンプ ・8月中旬 海外遠征 ・9月26日〜10月10日 AFC U-17アジアカップ予選 ・11月中旬 海外遠征 【U-15日本代表】 ・2月上旬 トレーニングキャンプ ・6月中旬 海外遠征 ・8月上旬 トレーニングキャンプ ・10月下旬 海外遠征 【U-20日本女子代表】 ・3月6日〜3月10日 トレーニングキャンプ ・5月8日〜5月12日 トレーニングキャンプ ・6月13日〜6月30日 海外遠征 ・7月29日〜8月5日 トレーニングキャンプ ・8月6日〜8月30日 U-20女子ワールドカップ/コスタリカ 【U-17日本女子代表】 ・2月27日〜3月3日 トレーニングキャンプ ・4月10日〜4月14日 トレーニングキャンプ ・5月15日〜5月20日 トレーニングキャンプ ・7月10日〜7月14日 トレーニングキャンプ ・8月中旬 海外遠征 ・9月30日〜10月6日 トレーニングキャンプ ・10月 U-17女子ワールドカップ/インド 【U-15日本女子代表】 ・8月 トレーニングキャンプ 【フットサル日本代表】 ・1月20日〜2月4日 FIFA インターナショナルウインドウ ・4月上旬 フットサルアジアカップ地区予選 ・9月5日〜9月12日 トレーニングキャンプ ・9月15日 国際親善試合/松江市総合体育館 ・9月18日 国際親善試合/スカイホール豊田 ・10月上旬〜中旬 フットサルアジアカップ ・11月5日〜11月9日 トレーニングキャンプ 【フットサルU-19日本代表】 ・3月7日〜3月14日 海外遠征/スペイン ・5月27日〜6月5日 トレーニングキャンプ ・12月25日〜12月27日 トレーニングキャンプ 【フットサル日本女子代表】 ・8月 トレーニングキャンプ ・11月 海外遠征 【ビーチサッカー日本代表】 ・2月 トレーニングキャンプ ・5月 トレーニングキャンプ ・6月 海外遠征 ・8月 トレーニングキャンプ ・10月25日〜10月29日 インターコンチネンタルカップ/UAE 【サッカーe日本代表】 ・1月27日〜1月28日 FIFAe Nations Online Qualifiers 2022 Play-In Match Week2 ・3月10日〜3月11日 FIFAe Nations Online Qualifiers 2022 Play-In Match Week3 ・4月7日〜4月8日 FIFAe Nations Online Qualifiers 2022 Play-In Match Week4 ・4月下旬 サッカーe日本代表選考 ・5月19日〜5月21日 FIFAe Nations Online Qualifiers 2022 Play-In Main Stage ・6月7日〜6月12日 FIFAe Nations Playoffs 2022 ・7月18日〜7月24日 FIFAe Nations Cup 2022 2021.12.17 14:47 Fri

フットサル日本代表新監督に木暮賢一郎氏、女子代表は元フウガ監督の須賀雄大氏が就任

日本サッカー協会(JFA)は22日、フットサル日本代表、フットサル日本女子代表の新監督を発表した。 男子は元フットサル日本代表の木暮賢一郎氏(42)、女子は須賀雄大氏(39)が就任することを発表した。 木暮氏は、FIRE FOX(ファイルフォックス)でプレーし、その後スペインへ渡ると、クリペウス・ナサレノ、カルニセール・トレホン、MNP ブハランセ、ヘステサ・グアダラハラでプレー。2008年にはFリーグの名古屋オーシャンズへと加入して2012年までプレーした。 フットサル日本代表としては2000年から2012年にわたってプレー。2004年、2008年、2012年にはフットサルワールドカップに出場し、2006年にはAFC年間最優秀フットサル選手賞を受賞した。 引退後は、FリーグU-23選抜の監督やシュライカー大阪の監督を務め、2016年4月にはフットサル日本代表も指揮。その後は、フットサル日本代表のコーチやU-20フットサル日本代表のコーチを務めた後、2018年にU-18フットサル日本女子代表の監督を務め、2019年からU-20フットサル日本代表の監督を務めていた。 須賀氏は、暁星高校サッカー部出身で、そのサッカー部メンバーで「森のくまさん」を立ち上げ。同期の元フットサル日本代表FP北原亘、FP稲葉洸太郎と共にプレーした。 その後、BOTSWANA MEGUROに合流し、東京都のフットサルリーグを戦うと、徐々に昇格を繰り返し1部まで昇格。2005年に監督となると、そのチームがFUGA MEGUROと名前を変え、その後、FUGA TOKYOを経て、2011年いはフウガすみだに改名。2014年からはフウガドールすみだとしてFリーグに参戦し、その間監督を務めていた。 2020-21シーズンで監督を退任。今回新たにフットサル日本女子代表の監督を務める。 2021.11.22 20:05 Mon

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湘南ベルマーレは20日、フットサルクラブに所属するFP久光重貴が他界したことを発表した。39歳だった。 久光はヴェルディ川崎の下部組織出身で、帝京高校へ進学。その後、カスカヴェウ(現ペスカドーラ町田)に加入してフットサルを始める。 2007年に開幕したFリーグにも参加。2008年からは湘南ベルマーレでプレーした。 フィクソ(サッカーでいうディフェンダー)のポジションでプレー。2009年にはフットサル日本代表にも選出されていたが、2011年に骨髄炎を発病。2013年7月には右上葉肺腺癌が発見された。 その後現役復帰を果たし、闘病生活を送りながらFリーグでもプレー。通算で135試合に出場。今シーズンもメンバーに登録されていた。 湘南によると、19日に久光が逝去したとのことだ。 2020.12.20 21:30 Sun

日本開催ならず…2020年フットサルW杯はリトアニアで開催

▽国際サッカー連盟(FIFA)は26日、ルワンダのキガリでFIFA評議会を開催。2020年に開催されるFIFAフットサルワールドカップの開催地が、リトアニアに決定したと発表した。 ▽2020年のフットサルワールドカップには、日本も開催地として立候補。2016年3月24日に日本サッカー協会(JFA)がFIFAに対し招致に関する意思を表明した。Fリーグの名古屋オーシャンズが本拠地とする愛知県を開催候補地とする開催最終書類「招致ブック」を提出していたものの、招致は叶わなかった。 ▽JFAは、招致が叶わなかったことを受け、FIFAフットサルワールドカップ2020日本招致委員会の小倉純二委員長、JFAの田嶋幸三会長のコメントを発表した。 ◆小倉純二委員長(FIFAフットサルワールドカップ2020日本招致委員会) 「FIFAフットサルワールドカップ2020の開催地に決定したリトアニアに心からおめでとうと伝えたいです。暑くても寒くても、どんな時間でも、女性でも男性でも楽しむことができるフットサルが、リトアニアでの開催を機にさらに発展し、世界に発信されることを願っています」 「2020年の日本/愛知での開催は叶いませんでしたが、フットサルが競技スポーツとして、生涯スポーツとして、日本でその地位を確固たるものにできるよう、日本サッカー協会、Fリーグが一体となって取り組んでいくつもりです。最後になりますが、招致活動、スポーツ普及活動をともに進めてくださった愛知県、大村秀章知事にお礼申し上げます」 ◆田嶋幸三会長(日本サッカー協会) 「FIFAフットサルワールドカップ開催地となったリトアニア、おめでとうございます。世界各国の最高峰のパフォーマンスを間近で見ていただき、フットサルの魅力をさらに拡散させたいと、この数年間、愛知県とともに招致活動を行ってきました」 「2020年に愛知で開催することはできませんが、招致活動を通じて、愛知県を中心にフットサルの普及や発信がなされたことは必ず未来につながります。フットサル日本代表としては、このリトアニアでのワールドカップ出場を目指し、引き続き北澤豪フットサル委員長ならびにブルーノ監督のもとしっかりと強化を進めていきたいと思います。招致活動にご協力、ご尽力いただきました愛知県をはじめ、関係者の皆様に心から御礼申し上げます」 2018.10.27 10:30 Sat
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