ロシアW杯優勝トロフィーが日本初上陸! 目の前にしたハリル「日本代表で大きな仕事を」、中田氏「僕がこの先触る機会はない」
2017.05.24 17:50 Wed
▽「ウブロ ポップアップブティック表参道」期間限定オープン記念イベントが24日に都内で行われ、ウブロアンバサダーで日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督、元日本代表MFの中田英寿氏、『キャプテン翼』作者の高橋陽一氏が出席した。
▽ハリルホジッチ監督は、トロフィーを目の前にして「日本代表で大きな仕事をして、これを手にすることができたら嬉しい」とコメント。中田氏は「僕がこの先触る機会はないだろうなと思います」と語り、「羨ましい」と今後の日本代表が勝ち取るチャンスがあることを羨んだ。また、高橋氏はワールドカップについて「翼くんの一番の目標はトロフィーを掲げること」と語り、それを目指して物語を進めていることを明かした。
──ハリルホジッチ監督はどのような思いで今までこの優勝トロフィーを見てきたか
ハリルホジッチ監督「ワールドカップとは直接関わってきました。選手として、代表監督として関わってきました。選手としても監督としても忘れがたい経験となります。ただ、私の人生ではこれをまだ1度も手にしたことはありません。何が起こるかわかりませんし、私がいつか手にするかもしれないです。日本代表で大きな仕事をして、これを手にすることができたら嬉しいです」
「これは、日本国民みなさんの夢だと思います。ただ、まだ最終予選を突破していません。本大会に出て、何かを成し遂げたいと思っています。スポーツというのは、我々が望めば全てが可能です。信じること、そして勇敢さと少しのチャンスがあれば行けると思います。大きな仕事にトライすることが重要です」
ハリルホジッチ監督「まず、声を大にして言わなくてはいけないのは、最終予選を突破しなければなりません。まだ、難しい試合が3つ待っています。ここまでは上手く行っていますが、あと数日で大事な合宿が始まります。その後移動して、イラクと対戦する訳ですが、勝つために全てを捧げます。ここに勝利すれば、ワールドカップ本大会へ大きな一歩になると思います。そして、最終予選を突破すれば、野心も気持ちも全て本大会に向けて準備をします。本当に大きな野心が必要となります」
「私が日本代表の監督に就任して、最初に選手に言ったことを今でも思い出します。『ブラジルでやった前回のワールドカップの失望が君たちを覆っている。ロシアにもう1回行くのであれば、幸運を掴みながら、前を向いて行くぞ』と。なぜなら、ワールドカップの後、選手もスタッフもみんな打ちひしがれていました。これを克服するためにも、日本のサポーター、国民と本大会で何かを成し遂げたいと思っています。そして日本国民みなさんが、日本代表を誇りに思えるように準備したいと思います」
中田英寿氏「これだけ近くでワールドカップを見るのは初めての経験です。ここにありますが、優勝した選手、監督しか触れないというルールがありますから、僕がこの先触る機会はないだろうなと思います。ただ、これからの日本代表を含めて可能性があるということは、(ハリルホジッチ監督と)右と左に分かれていますが、羨ましいなと思います」
ハリルホジッチ監督「みなさんが御存知の通り、中田英寿という選手はワールドカップで大きな貢献をしました。そして、歴史上必ず誰かが失敗します。その人生で必ず、後悔、悲しみが残ってしまう。私も選手として、中田英寿と同じ思いをしています。そしてワールドカップで負けた悲しさが人生で離れません。だから、選手には声を大にして言っています。ワールドカップ本大会出場を懸けて戦うこと、本大会に出たことが、すでに人生の大きな一歩だと。そして、本大会に出たら必ず後悔をしないで欲しいです。人生で1回、2回出られるかどうかの大会です。そこで終わりです」
「ワールドカップ本大会はロシアで行われますが、本当に大きな意気込みを持って行きたいと思います。ブラジル大会で、私はあるチームを率いていました。美しい成功だったと思います。我々がブラジルから帰った後、勝利をみんなが大きく喜んでくれました。200万人、300万人の人が待っていました。そして、国民のみんなが喜びを持って迎えてくれました。そういった経験があるので、ロシア・ワールドカップでは日本国民がそういった気持ちになってもらえるように、私は努力したいです。それが、私の代表監督しての目的です」
───高橋先生はワールドカップのトロフィーを間近で見ていかがですか
高橋陽一氏「これだけ近い位置で見るのは僕も初めてなので、輝いているなと思います。これが本物だなという気持ちです」
高橋陽一氏「主人公の翼くんの一番の目標は、日本代表としてワールドカップのトロフィーを掲げることなので、それを目指して描いているところです」
──中田さんがサッカーを始めたキッカケは『キャプテン翼』だったと聞いていますが
中田英寿氏「色々なところで話はしていますが、『キャプテン翼』がなければ、僕のサッカー人生はなかったと思います。日本自体もプロ化だったりは遅れたんじゃないかなと。『キャプテン翼』は日本のサッカー界にとっても重要でしたし、世界のサッカーの多くの選手が影響を受けていると思います。『キャプテン翼』の中でのプレーは大体試しました。『キャプテン翼』に描いてあることは大体できるということなので、ワールドカップで日本が勝つと描いてくれれば、日本も早く勝てるんじゃないかなと思います」
──ピアチェンツァ戦(1998年11月29日)でオーバーヘッドのゴールを決めています。『キャプテン翼』の影響ですか?
中田英寿氏「『キャプテン翼』でオーバーヘッドというものを見てから、すぐに砂場で練習しました。その経験がなければ、あの様なプレーをしようとも思ってないです。オーバーヘッドって横から来たボールに対してやりますが、あの時は後ろからきたボールだったのでね。自分では色々考えられないことも、漫画でインスピレーションを受けて、できるだろうと考えてやることが多かったです。漫画を読んでなければ、まずなかったシュートだと思います」
中田英寿氏「それも試しました(笑)。下になる人は必ず背中を痛めるという(笑)。ポストを駆け上がったりするのも試しましたが、スパイクだと滑るとか。あとで聞くとルール上はあまりいけないプレーだと聞きましたが、実はいろんなプレーを試しました。子供だったので、現実でできるかは考えず、漫画で描かれていることはできるだろうと。高橋先生の責任ですね(笑)」
──次の試合、そして来年のワールドカップに向けて一言お願いします
ハリルホジッチ監督「次の土曜日から合宿がスタートします。まず海外組の選手とだけで合宿を行います。その後、Jリーグを終えた選手が合流します。今はその準備をしています。スピーチとトレーニングが中心となります。まず、6月7日にフレンドリーマッチがあり、シリアも強く、イラクに似ているので良い準備をしていきたいです。次の日に飛び立ち、テヘランで6月13日に試合をします。もの凄く重要な試合となります。この試合に全てを捧げる。もちろん勝利するためです。勝てば最終予選突破が近づくと思っています」
「まずは最終予選を突破することですが、その後に違う目的を作りたいと思っています。ただ、私が日本に居る間の大きな目標は、過去の偉人たちが繋いできた日本の伝統に対して、日本国民のみなさんに誇りに思ってもらうことです。それが私の大きな目標です。現段階の代表が情熱を持って、野心を持って戦う姿を国民のみなさんに見守ってもらいたいです」
▽ハリルホジッチ監督は、トロフィーを目の前にして「日本代表で大きな仕事をして、これを手にすることができたら嬉しい」とコメント。中田氏は「僕がこの先触る機会はないだろうなと思います」と語り、「羨ましい」と今後の日本代表が勝ち取るチャンスがあることを羨んだ。また、高橋氏はワールドカップについて「翼くんの一番の目標はトロフィーを掲げること」と語り、それを目指して物語を進めていることを明かした。
(C)CWS Brains,LTD.
▽イベントでは、ハリルホジッチ監督、中田氏、高橋氏のトークセッションが行われ、ワールドカップへの思いや、『キャプテン翼』についての思いなどを語った。また、イベント中に高橋氏が色紙に主人公の大空翼を描いてハリルホジッチ監督へプレゼント。受け取ったハリルホジッチ監督は「日本代表の選手たちに必ず見せます。そして、モスクワまで持って行きます。これが幸運となればいいですね」と、ワールドカップ本大会へ持っていくプランを明かした。ハリルホジッチ監督「ワールドカップとは直接関わってきました。選手として、代表監督として関わってきました。選手としても監督としても忘れがたい経験となります。ただ、私の人生ではこれをまだ1度も手にしたことはありません。何が起こるかわかりませんし、私がいつか手にするかもしれないです。日本代表で大きな仕事をして、これを手にすることができたら嬉しいです」
「これは、日本国民みなさんの夢だと思います。ただ、まだ最終予選を突破していません。本大会に出て、何かを成し遂げたいと思っています。スポーツというのは、我々が望めば全てが可能です。信じること、そして勇敢さと少しのチャンスがあれば行けると思います。大きな仕事にトライすることが重要です」
(C)CWS Brains,LTD.
──日本サポーターがこのトロフィーを見たら一つになると思いますか?ハリルホジッチ監督「まず、声を大にして言わなくてはいけないのは、最終予選を突破しなければなりません。まだ、難しい試合が3つ待っています。ここまでは上手く行っていますが、あと数日で大事な合宿が始まります。その後移動して、イラクと対戦する訳ですが、勝つために全てを捧げます。ここに勝利すれば、ワールドカップ本大会へ大きな一歩になると思います。そして、最終予選を突破すれば、野心も気持ちも全て本大会に向けて準備をします。本当に大きな野心が必要となります」
「私が日本代表の監督に就任して、最初に選手に言ったことを今でも思い出します。『ブラジルでやった前回のワールドカップの失望が君たちを覆っている。ロシアにもう1回行くのであれば、幸運を掴みながら、前を向いて行くぞ』と。なぜなら、ワールドカップの後、選手もスタッフもみんな打ちひしがれていました。これを克服するためにも、日本のサポーター、国民と本大会で何かを成し遂げたいと思っています。そして日本国民みなさんが、日本代表を誇りに思えるように準備したいと思います」
──中田さんはワールドカップのトロフィーを間近で見ていかがですか
中田英寿氏「これだけ近くでワールドカップを見るのは初めての経験です。ここにありますが、優勝した選手、監督しか触れないというルールがありますから、僕がこの先触る機会はないだろうなと思います。ただ、これからの日本代表を含めて可能性があるということは、(ハリルホジッチ監督と)右と左に分かれていますが、羨ましいなと思います」
(C)CWS Brains,LTD.
──中田さんの言葉を受けていかがですかハリルホジッチ監督「みなさんが御存知の通り、中田英寿という選手はワールドカップで大きな貢献をしました。そして、歴史上必ず誰かが失敗します。その人生で必ず、後悔、悲しみが残ってしまう。私も選手として、中田英寿と同じ思いをしています。そしてワールドカップで負けた悲しさが人生で離れません。だから、選手には声を大にして言っています。ワールドカップ本大会出場を懸けて戦うこと、本大会に出たことが、すでに人生の大きな一歩だと。そして、本大会に出たら必ず後悔をしないで欲しいです。人生で1回、2回出られるかどうかの大会です。そこで終わりです」
「ワールドカップ本大会はロシアで行われますが、本当に大きな意気込みを持って行きたいと思います。ブラジル大会で、私はあるチームを率いていました。美しい成功だったと思います。我々がブラジルから帰った後、勝利をみんなが大きく喜んでくれました。200万人、300万人の人が待っていました。そして、国民のみんなが喜びを持って迎えてくれました。そういった経験があるので、ロシア・ワールドカップでは日本国民がそういった気持ちになってもらえるように、私は努力したいです。それが、私の代表監督しての目的です」
───高橋先生はワールドカップのトロフィーを間近で見ていかがですか
高橋陽一氏「これだけ近い位置で見るのは僕も初めてなので、輝いているなと思います。これが本物だなという気持ちです」
(C)CWS Brains,LTD.
──率直にお聞きします。翼くんがワールドカップのトロフィーを掲げることはあるんでしょうか高橋陽一氏「主人公の翼くんの一番の目標は、日本代表としてワールドカップのトロフィーを掲げることなので、それを目指して描いているところです」
──中田さんがサッカーを始めたキッカケは『キャプテン翼』だったと聞いていますが
中田英寿氏「色々なところで話はしていますが、『キャプテン翼』がなければ、僕のサッカー人生はなかったと思います。日本自体もプロ化だったりは遅れたんじゃないかなと。『キャプテン翼』は日本のサッカー界にとっても重要でしたし、世界のサッカーの多くの選手が影響を受けていると思います。『キャプテン翼』の中でのプレーは大体試しました。『キャプテン翼』に描いてあることは大体できるということなので、ワールドカップで日本が勝つと描いてくれれば、日本も早く勝てるんじゃないかなと思います」
──ピアチェンツァ戦(1998年11月29日)でオーバーヘッドのゴールを決めています。『キャプテン翼』の影響ですか?
中田英寿氏「『キャプテン翼』でオーバーヘッドというものを見てから、すぐに砂場で練習しました。その経験がなければ、あの様なプレーをしようとも思ってないです。オーバーヘッドって横から来たボールに対してやりますが、あの時は後ろからきたボールだったのでね。自分では色々考えられないことも、漫画でインスピレーションを受けて、できるだろうと考えてやることが多かったです。漫画を読んでなければ、まずなかったシュートだと思います」
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──ちなみに、スカイラブハリケーンにはチャレンジしたんでしょうか中田英寿氏「それも試しました(笑)。下になる人は必ず背中を痛めるという(笑)。ポストを駆け上がったりするのも試しましたが、スパイクだと滑るとか。あとで聞くとルール上はあまりいけないプレーだと聞きましたが、実はいろんなプレーを試しました。子供だったので、現実でできるかは考えず、漫画で描かれていることはできるだろうと。高橋先生の責任ですね(笑)」
──次の試合、そして来年のワールドカップに向けて一言お願いします
ハリルホジッチ監督「次の土曜日から合宿がスタートします。まず海外組の選手とだけで合宿を行います。その後、Jリーグを終えた選手が合流します。今はその準備をしています。スピーチとトレーニングが中心となります。まず、6月7日にフレンドリーマッチがあり、シリアも強く、イラクに似ているので良い準備をしていきたいです。次の日に飛び立ち、テヘランで6月13日に試合をします。もの凄く重要な試合となります。この試合に全てを捧げる。もちろん勝利するためです。勝てば最終予選突破が近づくと思っています」
「まずは最終予選を突破することですが、その後に違う目的を作りたいと思っています。ただ、私が日本に居る間の大きな目標は、過去の偉人たちが繋いできた日本の伝統に対して、日本国民のみなさんに誇りに思ってもらうことです。それが私の大きな目標です。現段階の代表が情熱を持って、野心を持って戦う姿を国民のみなさんに見守ってもらいたいです」
(C)CWS Brains,LTD.
▽今回日本初上陸となった2018 FIFAワールドカップ優勝トロフィーは、5月16日(火)〜6月11日(日)まで期間限定でオープンしている「ウブロ ポップアップブティック表参道」にて、5月25日(木)の1日限定で展示。一般公開されるため、この機会に是非足を運んではいかがだろうか。
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