4年ぶり4度目のピチーチ獲得メッシの活躍でバルサが7連勝フィニッシュも逆転3連覇ならず…乾がカンプ・ノウで圧巻の2ゴール《リーガエスパニョーラ》
2017.05.22 05:04 Mon
▽バルセロナは21日、カンプ・ノウで行われたリーガエスパニョーラ最終節でエイバルと対戦し、4-2で逆転勝利した。なお、エイバルのMF乾貴士はフル出場し、7分と61分に2ゴールを記録して今季3ゴールでシーズンを終えた。
▽立ち上がりからボールを保持するバルセロナだったが、開始7分に最初の決定機をエイバルに決められてしまう。右サイドを突破したカパのクロスをファーサイドでフリーの乾に難しいバウンドを見事なダイレクトシュートで決められた。
▽乾の日本人初となるカンプ・ノウでのゴールで均衡を破られたバルセロナだったが、直後に相手のミスから決定機。エイバルの不用意なバックパスに反応したスアレスが中央をドリブルで持ち上がり、GKと一対一を迎える。ここでスアレスは得意の右足アウトにかけたシュートを狙うが、枠の左に外してしまい、絶好の同点機を逸した。
▽逆転優勝に向けて勝利が必須のバルセロナは、ここから攻勢を強める。13分にはボックス中央で右サイドのセルジ・ロベルトからパスを受けたスアレスがシュートするが、これは枠を捉え切れず。この直後にはイニエスタのスルーパスに抜け出したジョルディ・アルバが左サイドをえぐって折り返す。これを中央のスアレスが冷静に流し込むが、ジョルディ・アルバがオフサイドを取られ、ゴールは認められず。
▽まさかの1点ビハインドで試合を折り返したバルセロナは、セルジ・ロベルトを下げてハーフタイム明けにアンドレ・ゴメスを同ポジションに入れる。だが、開始直後にボックス左を破った乾に決定機を許すなど、今一つ流れを掴み切れない。
▽それでも、前半同様に攻勢を強めるバルセロナは、50分過ぎにネイマールの仕掛けと波状攻撃からボックス内のイニエスタに続けて決定機も、前半からリズムに乗っていた相手GKの牙城を打ち破れない。さらに56分にはメッシとスアレスが完璧に裏へ抜け出し、ゴール前でスアレスからプレゼントパスを受けたメッシに絶好機も、GKをかわして放ったチップキックは枠の左に外れてしまった。
▽再三の決定機を決め切れないバルセロナは61分、再び乾に仕事を許す。カウンターで右サイドからのクロスを中央のセルジ・エンリクがワンタッチで流したボールを、ボックス左でフリーの乾に絶妙なハーフボレーで合わせられると、クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。
▽ホームで痛恨の2失点を喫したバルセロナだが、失点からわずか2分後に1点を返す。中央を持ち上がったメッシからスルーパスを受けたネイマールがボックス左からシュート。このシュートが右ポストの内側を叩くと、ゴール前に戻ったDFフンカの身体に当たってゴールに吸い込まれた。
▽ようやく反撃の狼煙を挙げるゴールを奪ったバルセロナは、69分にボックス内で相手と接触したジョルディ・アルバが倒れ込むと、やや微妙な判定ながらPKが与えられる。これをキッカーのメッシが右隅を狙って蹴るが、GKジョエル・ロドリゲスの圧巻のPKストップに阻まれた。
▽何とか追いつきたいホームチームは、71分にラキティッチを下げてパコ・アルカセルを投入すると、この交代が同点ゴールをもたらす。73分、ネイマールの左CKをニアのアルカセルが頭でフリック。これをファーサイドに詰めたスアレスが右足で押し込んだ。
▽畳みかけるバルセロナは75分にもネイマールが鋭い仕掛けでボックス内に侵入すると、DFカパに後方から倒されてこの試合2本目のPKを獲得。さらにこのファウルで2枚目の警告を受けたカパが退場となる。そして、このPKを再びメッシが蹴ると、今度はきっちり右隅に決めて、逆転に成功した。
▽その後も攻撃の手を緩めないバルセロナは、試合終盤にかけても多くの決定機を創出する。すると後半アディショナルタイム2分、ボックス手前でドリブルを仕掛けたメッシが再三苦しめられたGKジョエル・ロドリゲスからようやく流れの中でゴールを決め、試合は4-2でバルセロナの逆転勝利。
▽リーグ戦を7連勝で終えたバルセロナだが、同時刻開催の試合でレアル・マドリーがマラガに勝利したため、逆転でのリーガ3連覇を逃した。チャンピオンズリーグに続きリーガのタイトルを逃したバルセロナは、27日に行われるアラベスとのコパ・デル・レイ決勝で今季残された唯一のタイトル獲得を目指すことになる。
▽なお、この試合で2ゴールを決め、今季のリーグ戦ゴール数を37ゴールに伸ばしたメッシは、4年ぶり4度目のピチーチ賞(得点王)に輝いた。
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▽シーズン終盤の6連勝で優勝に望みを繋いだものの、ミッドウィークに行われたセルタvsレアル・マドリーで、マドリー(勝ち点90)の勝利を受けて、2位に転落したバルセロナ(勝ち点87)は、逆転での3連覇に黄色信号が灯る。それでも、逆転優勝を諦めないバルセロナは、今季のカンプ・ノウ最終戦で8位エイバル(勝ち点54)相手に7連勝でのシーズンフィニッシュを目指した。前節のラス・パルマス戦からディーニュに代えて、セルジ・ロベルトを起用した以外、同じメンバーを起用。いずれも負傷のピケ、マスチェラーノは間に合わず、ユムティティの相棒には引き続きマルロンが入った。▽乾の日本人初となるカンプ・ノウでのゴールで均衡を破られたバルセロナだったが、直後に相手のミスから決定機。エイバルの不用意なバックパスに反応したスアレスが中央をドリブルで持ち上がり、GKと一対一を迎える。ここでスアレスは得意の右足アウトにかけたシュートを狙うが、枠の左に外してしまい、絶好の同点機を逸した。
▽逆転優勝に向けて勝利が必須のバルセロナは、ここから攻勢を強める。13分にはボックス中央で右サイドのセルジ・ロベルトからパスを受けたスアレスがシュートするが、これは枠を捉え切れず。この直後にはイニエスタのスルーパスに抜け出したジョルディ・アルバが左サイドをえぐって折り返す。これを中央のスアレスが冷静に流し込むが、ジョルディ・アルバがオフサイドを取られ、ゴールは認められず。
▽その後も攻勢を続けるバルセロナは、33分に右サイド深くでセルジ・ロベルトが折り返したボールをラキティッチ、36分にはイニエスタの絶妙なスルーパスに抜け出したスアレスに絶好機も、GKジョエル・ロドリゲスの好守に阻まれる。逆に、前半終了間際にはボックス左でボールを受けた乾にカットインから右足のシュートでゴールを脅かされ、こぼれ球をペーニャに詰められるが、ここは相手のシュートミスに助けられた。
▽まさかの1点ビハインドで試合を折り返したバルセロナは、セルジ・ロベルトを下げてハーフタイム明けにアンドレ・ゴメスを同ポジションに入れる。だが、開始直後にボックス左を破った乾に決定機を許すなど、今一つ流れを掴み切れない。
▽それでも、前半同様に攻勢を強めるバルセロナは、50分過ぎにネイマールの仕掛けと波状攻撃からボックス内のイニエスタに続けて決定機も、前半からリズムに乗っていた相手GKの牙城を打ち破れない。さらに56分にはメッシとスアレスが完璧に裏へ抜け出し、ゴール前でスアレスからプレゼントパスを受けたメッシに絶好機も、GKをかわして放ったチップキックは枠の左に外れてしまった。
▽再三の決定機を決め切れないバルセロナは61分、再び乾に仕事を許す。カウンターで右サイドからのクロスを中央のセルジ・エンリクがワンタッチで流したボールを、ボックス左でフリーの乾に絶妙なハーフボレーで合わせられると、クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。
▽ホームで痛恨の2失点を喫したバルセロナだが、失点からわずか2分後に1点を返す。中央を持ち上がったメッシからスルーパスを受けたネイマールがボックス左からシュート。このシュートが右ポストの内側を叩くと、ゴール前に戻ったDFフンカの身体に当たってゴールに吸い込まれた。
▽ようやく反撃の狼煙を挙げるゴールを奪ったバルセロナは、69分にボックス内で相手と接触したジョルディ・アルバが倒れ込むと、やや微妙な判定ながらPKが与えられる。これをキッカーのメッシが右隅を狙って蹴るが、GKジョエル・ロドリゲスの圧巻のPKストップに阻まれた。
▽何とか追いつきたいホームチームは、71分にラキティッチを下げてパコ・アルカセルを投入すると、この交代が同点ゴールをもたらす。73分、ネイマールの左CKをニアのアルカセルが頭でフリック。これをファーサイドに詰めたスアレスが右足で押し込んだ。
▽畳みかけるバルセロナは75分にもネイマールが鋭い仕掛けでボックス内に侵入すると、DFカパに後方から倒されてこの試合2本目のPKを獲得。さらにこのファウルで2枚目の警告を受けたカパが退場となる。そして、このPKを再びメッシが蹴ると、今度はきっちり右隅に決めて、逆転に成功した。
▽その後も攻撃の手を緩めないバルセロナは、試合終盤にかけても多くの決定機を創出する。すると後半アディショナルタイム2分、ボックス手前でドリブルを仕掛けたメッシが再三苦しめられたGKジョエル・ロドリゲスからようやく流れの中でゴールを決め、試合は4-2でバルセロナの逆転勝利。
▽リーグ戦を7連勝で終えたバルセロナだが、同時刻開催の試合でレアル・マドリーがマラガに勝利したため、逆転でのリーガ3連覇を逃した。チャンピオンズリーグに続きリーガのタイトルを逃したバルセロナは、27日に行われるアラベスとのコパ・デル・レイ決勝で今季残された唯一のタイトル獲得を目指すことになる。
▽なお、この試合で2ゴールを決め、今季のリーグ戦ゴール数を37ゴールに伸ばしたメッシは、4年ぶり4度目のピチーチ賞(得点王)に輝いた。
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