10人のアーセナルが意地の勝利も5位フィニッシュ…CL連続出場記録が「19」でストップ《プレミアリーグ》
2017.05.22 01:12 Mon
▽プレミアリーグ最終節、アーセナルvsエバートンが21日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-1で勝利した。
▽前節、最下位サンダーランドを一蹴し、リーグ4連勝を飾った5位アーセナル(勝ち点72)は、4位リバプール(勝ち点73)と3位マンチェスター・シティ(勝ち点75)との三つ巴のトップ4争いの中、最終節で逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指した。21年連続トップ4フィニッシュに向けてヴェンゲル監督は、サンダーランド戦から先発3人を変更。ムスタフィ、ギブス、ジルーに代わってコシエルニー、ガブリエウ、ウェルベックが先発に入った。
▽一方、既に7位が確定しているエバートン(勝ち点61)だが、今季限りでの退団も噂されるバークリーこそベンチスタートとなったものの、得点王争いが懸かるエースFWルカクなど、主力を揃えてアーセナルの悲願阻止を目指した。
▽逆転でのトップ4フィニッシュに向けて前がかりな入りを見せたホームのアーセナルは、積極的に高い位置を取るベジェリンとモンレアルの両ウイングバックが攻撃に厚みを加える。すると8分、波状攻撃からボックス左でウェルベックが折り返したボールをベジェリンが右足で押し込み、開始早々に先制点を奪う。
▽幸先良くリードを奪ったアーセナルだが、14分にアクシデントが発生。相手のカウンターの場面でエネル・バレンシアに危険な両足タックルを見舞ったDFコシエルニーにレッドカードが掲示され、退場処分に。1点のリードこそあるものの、残り80分近くを10人で戦うことになった。
▽27分、ペナルティアーク付近でサンチェスが放ったミドルシュートがDFに当たり、オフサイドラインに居たウェルベックに渡る。だが、この場面ではオフサイドとならないウェルベックは冷静にGKを引き付けてバックパスを送ると、サンチェスが難なく流し込んだ。
▽この2点目で勝利に大きく近づいたアーセナルだが、その後はリスクを冒して前に出るエバートン相手に防戦一方の展開に。前半終了間際にはルカク、バークリー、バレンシア、グイエと続けざまにボックス内でシュートを浴びせかけられるが、圧巻のゴールセービングを見せたGKチェフがゴールに鍵を欠けた。
▽ハーフタイムにシティとリバプールが先制した情報を聞きつけたアーセナルだが、後半も気持ちを切らさずに試合を進める。だが、52分に再びアクシデントが発生。バレンシアにスライディングタックルに行ったDFガブリエウが足を痛めてしまい、担架に乗せられてピッチを後に。この緊急事態を受けて、ヴェンゲル監督はメルテザッカーをピッチに送り出した。
▽流れが悪いアーセナルは58分、ボックス内でクロスの対応にあたったDFモンレアルが手を使ってボールをブロックし、痛恨のPK献上。これをキッカーのルカクに左隅へ決められ、点差を縮められた。
▽この失点でより難しい試合運びを強いられたアーセナルベンチは、さらにライバルチームがいずれも追加点を奪い、逆転でのトップ4フィニッシュが難しいと判断したのか、62分にジャカを下げてコクラン、68分には痛みを抱えていたエースFWサンチェスを下げてイウォビを投入した。
▽それでも、ホーム最終戦を勝利で飾りたいホームチームは攻守にハードワークをみせ、再三の鋭いカウンターからエジルやイウォビがゴールに迫るなど、10人とは思えない戦いぶりでリードを保つ。その後、試合終了間際にはボックス内に抜け出したラムジーがゴール右上隅に絶妙なシュートを流し込み、試合を決定付ける3点目を奪取。数的不利を背負いながらもリーグ戦5連勝でシーズンを締めくくったアーセナルだったが、ライバルのリバプール、シティがいずれも最終節を勝利したため、今シーズンの5位フィニッシュが決定。この結果、19年連続で続けていたCL出場記録が途切れることになり、来季はヨーロッパリーグに参戦することになった。
▽前節、最下位サンダーランドを一蹴し、リーグ4連勝を飾った5位アーセナル(勝ち点72)は、4位リバプール(勝ち点73)と3位マンチェスター・シティ(勝ち点75)との三つ巴のトップ4争いの中、最終節で逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指した。21年連続トップ4フィニッシュに向けてヴェンゲル監督は、サンダーランド戦から先発3人を変更。ムスタフィ、ギブス、ジルーに代わってコシエルニー、ガブリエウ、ウェルベックが先発に入った。
▽逆転でのトップ4フィニッシュに向けて前がかりな入りを見せたホームのアーセナルは、積極的に高い位置を取るベジェリンとモンレアルの両ウイングバックが攻撃に厚みを加える。すると8分、波状攻撃からボックス左でウェルベックが折り返したボールをベジェリンが右足で押し込み、開始早々に先制点を奪う。
▽幸先良くリードを奪ったアーセナルだが、14分にアクシデントが発生。相手のカウンターの場面でエネル・バレンシアに危険な両足タックルを見舞ったDFコシエルニーにレッドカードが掲示され、退場処分に。1点のリードこそあるものの、残り80分近くを10人で戦うことになった。
▽数的優位を生かして攻勢に出ようとするエバートンは、26分にトム・デイビスを下げてバークリーをピッチに送り出す。これで一気にエバートンペースに傾くと思われたが、ホームチームが底力を見せる。
▽27分、ペナルティアーク付近でサンチェスが放ったミドルシュートがDFに当たり、オフサイドラインに居たウェルベックに渡る。だが、この場面ではオフサイドとならないウェルベックは冷静にGKを引き付けてバックパスを送ると、サンチェスが難なく流し込んだ。
▽この2点目で勝利に大きく近づいたアーセナルだが、その後はリスクを冒して前に出るエバートン相手に防戦一方の展開に。前半終了間際にはルカク、バークリー、バレンシア、グイエと続けざまにボックス内でシュートを浴びせかけられるが、圧巻のゴールセービングを見せたGKチェフがゴールに鍵を欠けた。
▽ハーフタイムにシティとリバプールが先制した情報を聞きつけたアーセナルだが、後半も気持ちを切らさずに試合を進める。だが、52分に再びアクシデントが発生。バレンシアにスライディングタックルに行ったDFガブリエウが足を痛めてしまい、担架に乗せられてピッチを後に。この緊急事態を受けて、ヴェンゲル監督はメルテザッカーをピッチに送り出した。
▽流れが悪いアーセナルは58分、ボックス内でクロスの対応にあたったDFモンレアルが手を使ってボールをブロックし、痛恨のPK献上。これをキッカーのルカクに左隅へ決められ、点差を縮められた。
▽この失点でより難しい試合運びを強いられたアーセナルベンチは、さらにライバルチームがいずれも追加点を奪い、逆転でのトップ4フィニッシュが難しいと判断したのか、62分にジャカを下げてコクラン、68分には痛みを抱えていたエースFWサンチェスを下げてイウォビを投入した。
▽それでも、ホーム最終戦を勝利で飾りたいホームチームは攻守にハードワークをみせ、再三の鋭いカウンターからエジルやイウォビがゴールに迫るなど、10人とは思えない戦いぶりでリードを保つ。その後、試合終了間際にはボックス内に抜け出したラムジーがゴール右上隅に絶妙なシュートを流し込み、試合を決定付ける3点目を奪取。数的不利を背負いながらもリーグ戦5連勝でシーズンを締めくくったアーセナルだったが、ライバルのリバプール、シティがいずれも最終節を勝利したため、今シーズンの5位フィニッシュが決定。この結果、19年連続で続けていたCL出場記録が途切れることになり、来季はヨーロッパリーグに参戦することになった。
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