日本が小川&堂安のゴールで南アフリカに逆転勝利! 5大会ぶりの出場で初戦白星《U-20W杯》

2017.05.21 18:52 Sun
Getty Images
▽21日、FIFA U-20ワールドカップのグループD第1節のU-20南アフリカ代表vsU-20日本代表が行われ、1-2で日本が逆転勝利を収めた。

▽アフリカユース選手権を4位で通過し4大会ぶり3回目の出場を果たした南アフリカと、5大会ぶり9回目の出場となった日本の対戦。日本は、板倉をボランチとして起用。2トップは小川と岩崎がコンビを組み、久保はベンチスタートとなった。
▽試合は立ち上がりから南アフリカがロングボールを多用したカウンターで攻め込み、日本はペースを掴む事ができない。それでも5分、舩木の左サイドからのクロスに対し、小川がボックス中央でヘッドも枠を越えていく。

▽すると7分、南アフリカが1つのチャンスを生かす。最終ラインの裏に抜けたマージマンがボックス内右からシュート。これを冨安がブロックに入るも、クリアがゴールに吸い込まれ、南アフリカが先制する。先制した南アフリカは12分、自陣からロングボールを蹴ると、抜け出したシングがボックス内でシュート。しかし、これは大きく枠を外れていく。

▽攻め手が見出せない日本に対し、南アフリカはロングボールとスピードを生かして攻め込むと17分、ボックス左からのクロスに17版がヘッドも枠の左に外れる。
▽日本は19分、決定機を作る。右CKから堂安がクロスを上げると、小川が競り合う。こぼれ球をつなぐと、ボックス中央で小川が反転ボレーも、シュートは右ポストを叩いてしまう。20分には三好からのパスを受けた小川は、ボックス手前からミドルシュート。しかし、枠の左に外れる。

▽日本は30分にビッグチャンス。ボックス手前左から三好がクロスを上げると、走り込んだ小川がフリーでヘッド。しかし、シュートはわずかに枠の左に外れてしまう。32分にはボックス左からのクロスを、ニアサイドに飛び込んだ板倉がダイビングヘッド。しかし、シュートは枠に飛ばない。

▽34分、南アフリカはカウンターからチャンス。ボックス右からの横パスを受けたシングが、キックフェイントでDFをかわしシュート。しかし、これは大きく枠を外れていく。日本は38分、三好がドリブル突破でボックス内に侵入。そのまま右足でシュートも、利き足と逆でのシュートは枠には飛ばない。

▽42分にはビッグチャンス。DFのクリアをブロックした三好は、無人のゴールをめがけてシュート。しかし、左足から放たれたシュートは、ゴール右に外れてしまう。

▽1点ビハインドで後半を迎えた日本は、早々に同点ゴールを奪う。48分、左サイドを仕掛けると、舩木のパスを受けた岩崎がボックス内左から早いクロス。これを小川がヒールシュートで流し込み、日本が同点に追いつく。

▽54分、ボックス内右で南アフリカが粘りを見せると、そのままシュート。しかし、GK小島がしっかりとセーブする。そのまま南アフリカが攻め込む時間が続くも日本は何とか凌ぐと、59分には三好に代えて久保をピッチに送り出す。

▽すると久保はファーストプレーで決定機を演出。縦パスを受けると、ノールックでスルーパス。抜け出した小川が飛び出したGKと一対一のチャンスを迎えるも、シュートはGKにブロックされてしまう。

▽南アフリカは後半もスペースへのロングボールを使って攻勢をかける。すると64分、ロングボールに抜け出したシングに対し、冨安がしっかりと競り合いに負けず、日本は事なきを得る。さらに66分、ボックス内でパスを繋がれると、最後はボックス中央でシングがシュート。しかし、冨安が体を張ったブロックで失点を免れる。

▽日本は67分、ボックス左から初瀬が左足でクロス。大外に走り込んだ岩崎がダイビングヘッドで合わせるも、シュートは枠の左に外れる。日本は直後、岩崎に代えて遠藤を投入する。

▽攻勢をかける72分、堂安がボックス手前中央からスルーパス。これに反応した久保がボックス内左からダイレクトで折り返すと、走り込んだ堂安が左足で蹴り込み、日本が逆転に成功する。

▽日本は78分、右サイドからのグラウンダーのクロスに走り込んだ遠藤がボックス内中央からシュート。ボールは左隅を捉えるが、GKがしっかりとセーブする。

▽逆転を許した南アフリカは、シングを中心に個人技でゴールをこじ開けに行く。しかし、日本は集中した守備でゴールを許さない。88分にはCKの流れからムクメラがボックス左からクロス。これにムテトワがヘッドで合わせるも、シュートは枠を外れていく。

▽その後は日本がしっかりとした守備を構築し、南アフリカの反撃を凌ぐ。そしてそのまま試合終了。日本が1-2と逆転勝利で南アフリカを下した。

U-20南アフリカ代表 1-2 U-20日本代表
【南アフリカ】
マージマン(前7)
【日本】
小川航基(後3)
堂安律(後27)
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