ナチョの機転にC・ロナウドがエースの仕事! セビージャにリベンジ達成のマドリーが大きな勝ち点3《リーガエスパニョーラ》
2017.05.15 05:39 Mon
▽リーガエスパニョーラ第37節、レアル・マドリーvsセビージャが14日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが4-1で快勝した。
▽一方、逆転でのCLストレートイン、CL出場権確定に向けて勝ち点獲得が必須のセビージャだが、前節ソシエダとの上位対決をドローに終えるなど、2戦未勝利。前回対戦で公式戦無敗記録を40試合でストップしたマドリーとの一戦に向けては、ケガのナスリやイボーラ、ラミ、エスクデロと一部主力を欠いて臨んだ。
▽前回対戦ではマドリーが3バックの奇策を採用し、逆にセビージャが予想外の4バックで臨む入りとなったが、今回は共に4バックでスタート。キックオフ直後から上位対決らしい緊迫感のある攻防が繰り広げられたが、意外な形から試合が動く。
▽10分、ペナルティアーク付近で仕掛けたアセンシオがDFカリソに倒されて好位置でFKを獲得。キッカーに注目が集まった中、ボール付近に居たナチョが相手守備陣の一瞬を突くクイックリスタートで無人のゴールへ蹴り込むと、セビージャの猛抗議も実らず、ホームチームのゴールが認められた。
▽相手の効率の良い攻撃から一気に2点のビハインドを背負ったセビージャだが、前半半ばから終盤にかけて攻勢を仕掛けていく。29分にはコレアからのクロスをヨベティッチ、32分にはコレアのシュートでゴールに迫るが、その前にGKケイロル・ナバスが立ちはだかる。さらに40分にはコレアのスルーパスに抜け出したヨベティッチがボックス中央でシュートを放つが、これもコスタリカ代表GKの圧巻のセーブに阻まれた。
▽迎えた後半、先に動きを見せたのはアウェイのセビージャ。DFパレハを下げて後半頭からアタッカーのワルテル・モントーヤを投入。この交代でシステムを[3-5-2]に変更し、前掛りになる。
▽すると49分、左サイドから中央にドリブルで切り込んだビトロがエンゾンジとのワンツーで相手守備を揺さぶり、ボックス手前のヨベティッチにラストパスを通すと、ヨベティッチが見事なコントロールシュートをゴール右隅に流し込んだ。鮮やかな連係からマドリーキラーのヨベティッチのゴールで点差を縮めたセビージャは、ここから勢いづいてマドリーを押し込む。
▽一方、連戦の疲れも影響してか、失点以降身体が重いマドリーは、60分過ぎにハメスとモラタをベンチに下げて、温存していたカゼミロと働き者のルーカス・バスケスを投入し、C・ロナウドを最前線に配した[4-3-3]にシステムを変更。さらに、72分にはコバチッチを下げてモドリッチを投入し、中盤をコントロールする戦い方にシフトした。
▽その後は一進一退の攻防が続く中、苦しいホームチームを頼れるエースが救う。78分、アセンシオのスルーパスに抜け出したクロースが左サイドからマイナスに折り返すと、これを中央に走り込んだC・ロナウドが後ろに重心がかかりながらも見事な左足のダイレクトシュートをゴール左上隅に突き刺し、試合を決定付ける3点目を奪った。
▽エースのこの試合2点目で勝利を大きく手繰り寄せたマドリーは、84分にもドリブルでボックス左に持ち込んだナチョからの折り返しを、クロースが右足アウトでわずかにコースを変える技ありのシュートを流し込み、とどめの4点目を奪った。前回対戦で敗れたセビージャに完勝のマドリーが、6年ぶりのリーグ制覇に向けて大きな関門を乗り越えた。なお、マドリーは17日に延期されていたセルタとの重要な一戦に臨む。
▽一方、善戦も決定力の差で敗れたセビージャはCLストレートインを逃すも、4位確定で来季のCL出場権を獲得した。
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▽2位レアル・マドリー(勝ち点84)と、4位セビージャ(勝ち点69)による優勝争いを左右する上位対決。“エル・クラシコ”での敗戦以降、積極的なターンオーバーを採用しながらも危なげなく3連勝を飾ったマドリーは、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台でもアトレティコ・マドリーとの準決勝“マドリッド・ダービー”を2戦合計4-2で勝ち切り、2年連続CLファイナル進出を決めた。シーズン2冠に向けて邁進するレアル・マドリーだが、今節は6年ぶりのリーグ制覇に向けて最大の関門となるセビージャとのホームゲームに臨んだ。アトレティコ戦からの変更は5点。マルセロに代わってナチョが左サイドバックに入り、4枚の中盤はアセンシオ、クロース、コバチッチ、ハメス・ロドリゲス。2トップにクリスティアーノ・ロナウドとモラタが組んだ。▽前回対戦ではマドリーが3バックの奇策を採用し、逆にセビージャが予想外の4バックで臨む入りとなったが、今回は共に4バックでスタート。キックオフ直後から上位対決らしい緊迫感のある攻防が繰り広げられたが、意外な形から試合が動く。
▽10分、ペナルティアーク付近で仕掛けたアセンシオがDFカリソに倒されて好位置でFKを獲得。キッカーに注目が集まった中、ボール付近に居たナチョが相手守備陣の一瞬を突くクイックリスタートで無人のゴールへ蹴り込むと、セビージャの猛抗議も実らず、ホームチームのゴールが認められた。
▽ナチョの機転を利かせたファインプレーで先制に成功したマドリーだが、20分にヨベティッチの強力なシュートが枠の右上角を叩くなど、失点後も冷静に攻撃に出るセビージャの反撃に手を焼く。だが、23分に自陣深くからのロングカウンターを発動すると、ボックス左でアセンシオが放ったシュートのこぼれ球を拾ったハメスがDFをかわしてシュート。これはGKセルヒオ・リコの好守に遭うも、こぼれ球に詰めたC・ロナウドが難なく押し込み、追加点を奪った。
▽相手の効率の良い攻撃から一気に2点のビハインドを背負ったセビージャだが、前半半ばから終盤にかけて攻勢を仕掛けていく。29分にはコレアからのクロスをヨベティッチ、32分にはコレアのシュートでゴールに迫るが、その前にGKケイロル・ナバスが立ちはだかる。さらに40分にはコレアのスルーパスに抜け出したヨベティッチがボックス中央でシュートを放つが、これもコスタリカ代表GKの圧巻のセーブに阻まれた。
▽迎えた後半、先に動きを見せたのはアウェイのセビージャ。DFパレハを下げて後半頭からアタッカーのワルテル・モントーヤを投入。この交代でシステムを[3-5-2]に変更し、前掛りになる。
▽すると49分、左サイドから中央にドリブルで切り込んだビトロがエンゾンジとのワンツーで相手守備を揺さぶり、ボックス手前のヨベティッチにラストパスを通すと、ヨベティッチが見事なコントロールシュートをゴール右隅に流し込んだ。鮮やかな連係からマドリーキラーのヨベティッチのゴールで点差を縮めたセビージャは、ここから勢いづいてマドリーを押し込む。
▽一方、連戦の疲れも影響してか、失点以降身体が重いマドリーは、60分過ぎにハメスとモラタをベンチに下げて、温存していたカゼミロと働き者のルーカス・バスケスを投入し、C・ロナウドを最前線に配した[4-3-3]にシステムを変更。さらに、72分にはコバチッチを下げてモドリッチを投入し、中盤をコントロールする戦い方にシフトした。
▽その後は一進一退の攻防が続く中、苦しいホームチームを頼れるエースが救う。78分、アセンシオのスルーパスに抜け出したクロースが左サイドからマイナスに折り返すと、これを中央に走り込んだC・ロナウドが後ろに重心がかかりながらも見事な左足のダイレクトシュートをゴール左上隅に突き刺し、試合を決定付ける3点目を奪った。
▽エースのこの試合2点目で勝利を大きく手繰り寄せたマドリーは、84分にもドリブルでボックス左に持ち込んだナチョからの折り返しを、クロースが右足アウトでわずかにコースを変える技ありのシュートを流し込み、とどめの4点目を奪った。前回対戦で敗れたセビージャに完勝のマドリーが、6年ぶりのリーグ制覇に向けて大きな関門を乗り越えた。なお、マドリーは17日に延期されていたセルタとの重要な一戦に臨む。
▽一方、善戦も決定力の差で敗れたセビージャはCLストレートインを逃すも、4位確定で来季のCL出場権を獲得した。
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