フェライーニ弾のユナイテッドがセルタの反撃を凌いで辛くも決勝進出《EL》

2017.05.12 06:10 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド vsセルタが11日にオールド・トラフォードで行われ、1-1で引き分けた。この結果、2戦合計スコア2-1でユナイテッドが決勝進出を果たしている。
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▽1週間前に敵地で行われた1stレグを1-0と先勝したユナイテッドは、直近のアーセナル戦を0-2と完敗。プレミアリーグ4位以内でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が厳しい状況となった中、アーセナル戦のスタメンから8選手を変更。エレーラ、ムヒタリャン、ダルミアンのみを引き続きスタメンとし、1stレグの先発に戻した。
▽一方、アウェイゴールを許しての先勝を許したセルタは、直近のマラガ戦を0-3と完敗したものの主力を温存。1stレグと同様のスタメンを送り出した。

▽開始4分にアスパスにGKロメロが強襲されたユナイテッドだったが、徐々にポゼッションを高めていくと、17分に先制する。左サイド絞った位置からのラッシュフォードのアーリークロスを、ファーサイドのフェライーニがヘッドでゴールへ押し込んだ。

▽失点によって立ち上がりの勢いを失ったセルタに対し、ユナイテッドが試合をコントロール。余裕を持ってボールを動かしながら試合を進めていった。
▽2点が必要なセルタは27分にパブロ・エルナンデスがミドルシュートでゴールを脅かすも、単発な攻撃に終始する。40分にようやくシストがコントロールシュートを浴びせたが、GKロメロにキャッチされ、前半を1-0で終える。

▽後半からヴァスに代えてホサベド・サンチェスを投入したセルタに対し、49分にユナイテッドはムヒタリャンが強烈なミドルシュートでGKセルヒオ・アルバレスを強襲。

▽ユナイテッドが前半同様に試合をコントロールしていく中、58分にグイデッティにボレーシュートで牽制されるも、主導権を渡さないユナイテッドはラッシュフォードとフェライーニが立て続けにボックス内から枠内シュートをマーク。しかし、いずれもGKセルヒオ・アルバレスにセーブされ、追加点を奪うには至らない。

▽75分にグイデッティのヘディングシュートでゴールを脅かされたユナイテッドは、85分にショートコーナーからロンカーリアのヘディングシュートで1点を返されてしまう。そして直後にバイリーとロンカーリアがやり合って両者にレッドカードが提示され、10人同士の戦いとなった。

▽逃げ切りを図るユナイテッドはラッシュフォードに代えてスモーリングを投入し守備の枚数を整えると、6分が提示された追加タイムでセルタの反撃を辛くも凌ぎきって1-1でタイムアップ。2戦合計スコア2-1で決勝進出を決めた。

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