スパーズ、アリ&ケイン弾でWHLラストダービーで宿敵撃破! 22年ぶりのアーセナル超えが確定《プレミアリーグ》
2017.05.01 02:42 Mon
▽プレミアリーグ第35節、トッテナムvsアーセナルの“ノースロンドン・ダービー”が4月30日にホワイト・ハート・レーンで行われ、ホームのトッテナムが2-0で勝利した。
▽一方、ミッドウィークに行われたレスター・シティ戦を幸運なオウンゴールで勝ち切って、3バックへのシステム変更以降の公式戦3連勝を飾ったアーセナル。しかし、3位リバプール(勝ち点66)、4位マンチェスター・シティ(勝ち点65)、5位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点64)とのトップ4争いで後れを取り、20年連続のトップ4フィニッシュに黄色信号が灯る。敵地でのダービーではトップ4フィニッシュと共に“セント・トッテリンガムズ・デイ(アーセナルがトッテナムよりも上の順位で終えることが確定した日)”に望みを繋げるため、勝ち点3奪取を狙った。レスター戦からは先発3人を変更。ベジェリン、コクラン、ウォルコットに代えて、チェンバレン、ラムジー、ジルーが入り、[3-4-3]のシステムを継続した。
▽互いの立ち上がりの布陣に注目が集まった中、戦前の予想とは異なり[4-2-3-1]の布陣で臨んだトッテナムが、立ち上がりに続けて決定機を創出する。開始1分、デレ・アリのワンタッチパスをボックス左で受けたケインが強引に仕掛けて左足のシュートを放つが、これはGKチェフが対応する。続く6分にはエリクセンのアウトスウィングの右CKをニアでフリーとなったアルデルヴァイレルトが頭で合わすが、わずかに枠を外れる。
▽守勢の入りも前線からの果敢なプレスで徐々に相手のパスワークに順応したアーセナルは、10分過ぎに左ウイングバックのギブスがボックス内に良い形で飛び出すが、ここは飛び出したGKロリスに阻まれた。
▽その後もホームチームが押し込む展開が続くが、3バックへの変更以降守備に粘りが出てきたアーセナルも簡単には失点を許さない。逆に、38分には高い位置で奪ったクリアボールを右サイドでチェンバレン、エジルと繫ぎ、最後はボックス手前のラムジーがシュート。このシュートが枠の右隅を捉えるが、GKロリスがファインセーブで阻んだ。さらに、セットプレーの流れからギブス、サンチェスとフィニッシュに絡む。一方、トッテナムも前半終了間際のセットプレーからヴェルトンゲンの右足ミドルが枠の右を捉えるが、ここはGKチェフの好守に防がれた。
▽ゴールレスで折り返したダービーは、後半立ち上がりもホームのトッテナムが先にチャンスを作る。48分、自陣深くからのロングカウンターで持ち上がったソン・フンミンがバイタルエリアで粘ると、右サイドでトリッピアーの横パスをワニャマが右足ダイレクトシュート。だが、このシュートはGKチェフのファインセーブに阻まれた。
▽それでも、押し気味に試合を進めるホームチームは、今季の攻撃をけん引してきた3選手が仕事を果たす。55分、ボックス右でゴールを背にしてボールをキープしたケインが粘ってルーズボールがこぼれる。これをゴール前で拾ったデレ・アリがエリクセンに繋ぐと、巧みな切り返しでDFを剥がしたエリクセンがシュート。これはGKチェフが身体に当てるも、こぼれ球にいち早く詰めたデレ・アリが体勢を崩しながらも右足で流し込んだ。
▽主役3人の連係で均衡を破ったトッテナムは、今度は頼れるエースが個人で魅せる。58分、ボックス左に抜け出したケインがDFガブリエウのファウルを誘い、値千金のPK奪取。これをケイン自ら冷静にゴール左隅へ蹴り込み、“ロンドンダービー・キング”の面目躍如のゴールを奪取した。
▽痛恨の連続失点で窮地に追い込まれたアーセナルは、すぐさま反撃を開始。60分にジルー、63分にサンチェスと続けて枠内シュートを放つが、GKロリスに難なく処理される。流れを変えたいヴェンゲル監督は、直後の65分にジャカを下げてウェルベックを投入。この交代でチェンバレンがセントラルMFにスライドし、ウェルベックが右ウイングバックに入った。
▽2点リードで勢いづくトッテナムは、アーセナルの攻撃をきっちり受け止めながら要所で鋭いカウンターを繰り出す。77分にはワニャマが絶妙なインターセプトからそのまま持ち上がってボックス右のケインにラストパスを通すが、ここはGKチェフが好守で阻む。さらにセットプレーの場面でもヴェルトンゲン、アルデルヴァイレルトが決定的なシュートもアーセナルの守護神が見事なセーブで3点目を許さない。
▽その後、ベジェリン、ウォルコットの投入でシステムを4バックに戻したアーセナルに対して、トッテナムは殊勲のソン・フンミンやデレ・アリを下げてデンベレやウォーカーを投入し、逃げ切りを図る。そして、最後まで主導権を譲らずに試合をクローズしたトッテナムが、ホワイト・ハート・レーンでのラストダービーに2-0で完勝。ホーム13連勝にリーグ9連勝、クラブ史上初の77ポイントと記録尽くめのホームチームは、1994-95シーズン以来となる宿敵アーセナルより上の順位でシーズンを終えることが確定した。
▽一方、為すすべなく敗れたアーセナルは、22年ぶりに“セント・トッテリンガムズ・デイ”を祝うことができないという屈辱を味わうと共に、来季のCL出場権獲得がより厳しくなった。
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▽逆転優勝を目指す2位トッテナム(勝ち点74)と、20年連続のトップ4フィニッシュを目指す6位アーセナル(勝ち点60)が、互いの悲願阻止を狙う今季2度目のダービー。ミッドウィークに行われたクリスタル・パレス戦を苦しみながらも勝ち切ったトッテナムは、破竹の8連勝で首位チェルシー(勝ち点78)との4ポイント差をキープ。先日、来シーズンのウェンブリー・スタジアムへの一時移転と共に、118年を過ごしたホワイト・ハート・レーンの今季限りでの解体を発表したトッテナムは、愛するレーンでのラストダービーでホーム13連勝を目指した。パレス戦からは負傷を抱えるデンベレに加え、ウォーカーをベンチスタートとし、トリッピアーとソン・フンミンを起用。システムは[4-2-3-1]に変更した。▽互いの立ち上がりの布陣に注目が集まった中、戦前の予想とは異なり[4-2-3-1]の布陣で臨んだトッテナムが、立ち上がりに続けて決定機を創出する。開始1分、デレ・アリのワンタッチパスをボックス左で受けたケインが強引に仕掛けて左足のシュートを放つが、これはGKチェフが対応する。続く6分にはエリクセンのアウトスウィングの右CKをニアでフリーとなったアルデルヴァイレルトが頭で合わすが、わずかに枠を外れる。
▽守勢の入りも前線からの果敢なプレスで徐々に相手のパスワークに順応したアーセナルは、10分過ぎに左ウイングバックのギブスがボックス内に良い形で飛び出すが、ここは飛び出したGKロリスに阻まれた。
▽立ち上がりの攻防を経てやや落ち着き始めた中、ホームチームが鋭い仕掛けでゴールに迫る。22分、巧みな動き出しでエリック・ダイアーからの縦パスを引き出したケインがボックス右でクロス。相手DFにディフレクトしたボールがファーサイドに走り込むデレ・アリに渡るが、ここはチェンバレンが懸命の寄せを見せたことでヘディングシュートは枠の左に外れた。続く25分にはカウンターからワニャマのスルーパスに抜け出したソン・フンミンが、チェンバレンと入れ替わってボックス内に切り込んで右足のシュート。このこぼれ球にファーでフリーのエリクセンが反応も左足のダイレクトボレーはクロスバーを叩いた。
▽その後もホームチームが押し込む展開が続くが、3バックへの変更以降守備に粘りが出てきたアーセナルも簡単には失点を許さない。逆に、38分には高い位置で奪ったクリアボールを右サイドでチェンバレン、エジルと繫ぎ、最後はボックス手前のラムジーがシュート。このシュートが枠の右隅を捉えるが、GKロリスがファインセーブで阻んだ。さらに、セットプレーの流れからギブス、サンチェスとフィニッシュに絡む。一方、トッテナムも前半終了間際のセットプレーからヴェルトンゲンの右足ミドルが枠の右を捉えるが、ここはGKチェフの好守に防がれた。
▽ゴールレスで折り返したダービーは、後半立ち上がりもホームのトッテナムが先にチャンスを作る。48分、自陣深くからのロングカウンターで持ち上がったソン・フンミンがバイタルエリアで粘ると、右サイドでトリッピアーの横パスをワニャマが右足ダイレクトシュート。だが、このシュートはGKチェフのファインセーブに阻まれた。
▽それでも、押し気味に試合を進めるホームチームは、今季の攻撃をけん引してきた3選手が仕事を果たす。55分、ボックス右でゴールを背にしてボールをキープしたケインが粘ってルーズボールがこぼれる。これをゴール前で拾ったデレ・アリがエリクセンに繋ぐと、巧みな切り返しでDFを剥がしたエリクセンがシュート。これはGKチェフが身体に当てるも、こぼれ球にいち早く詰めたデレ・アリが体勢を崩しながらも右足で流し込んだ。
▽主役3人の連係で均衡を破ったトッテナムは、今度は頼れるエースが個人で魅せる。58分、ボックス左に抜け出したケインがDFガブリエウのファウルを誘い、値千金のPK奪取。これをケイン自ら冷静にゴール左隅へ蹴り込み、“ロンドンダービー・キング”の面目躍如のゴールを奪取した。
▽痛恨の連続失点で窮地に追い込まれたアーセナルは、すぐさま反撃を開始。60分にジルー、63分にサンチェスと続けて枠内シュートを放つが、GKロリスに難なく処理される。流れを変えたいヴェンゲル監督は、直後の65分にジャカを下げてウェルベックを投入。この交代でチェンバレンがセントラルMFにスライドし、ウェルベックが右ウイングバックに入った。
▽2点リードで勢いづくトッテナムは、アーセナルの攻撃をきっちり受け止めながら要所で鋭いカウンターを繰り出す。77分にはワニャマが絶妙なインターセプトからそのまま持ち上がってボックス右のケインにラストパスを通すが、ここはGKチェフが好守で阻む。さらにセットプレーの場面でもヴェルトンゲン、アルデルヴァイレルトが決定的なシュートもアーセナルの守護神が見事なセーブで3点目を許さない。
▽その後、ベジェリン、ウォルコットの投入でシステムを4バックに戻したアーセナルに対して、トッテナムは殊勲のソン・フンミンやデレ・アリを下げてデンベレやウォーカーを投入し、逃げ切りを図る。そして、最後まで主導権を譲らずに試合をクローズしたトッテナムが、ホワイト・ハート・レーンでのラストダービーに2-0で完勝。ホーム13連勝にリーグ9連勝、クラブ史上初の77ポイントと記録尽くめのホームチームは、1994-95シーズン以来となる宿敵アーセナルより上の順位でシーズンを終えることが確定した。
▽一方、為すすべなく敗れたアーセナルは、22年ぶりに“セント・トッテリンガムズ・デイ”を祝うことができないという屈辱を味わうと共に、来季のCL出場権獲得がより厳しくなった。
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