香川先発のドルトがCLストレートイン遠のく痛恨ドロー…大迫は扁桃炎で招集外《ブンデスリーガ》

2017.04.30 00:39 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第31節、ドルトムントvsケルンが29日にシグナル・イドゥナ・パルクで開催され、0-0のドローに終わった。ドルトムントのMF香川真司は先発出場し66分までプレーした。ケルンのFW大迫勇也は扁桃炎の影響で遠征メンバー外となった。

▽リーグ戦2連勝でチャンピオンズリーグ(CL)ストレートイン圏内の3位をキープするドルトムント(勝ち点56)だが、4位ホッフェンハイム(勝ち点55)とのポイント差はわずかに1ポイントと油断できない状況が続く。それでも、ミッドウィークのDFBポカール準決勝でバイエルンを破り、勢いに乗るチームは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に向けて負けられない9位ケルン(勝ち点41)とのホームゲームに臨んだ。トゥヘル監督はバイエルン戦から先発4人を変更。デンベレやピシュチェクらがベンチスタートとなり、香川やプリシッチが先発に入った。
▽立ち上がりからケルンを押し込むドルトムントは、14分にボックス左へ抜け出した香川の折り返しをオーバメヤンが流し込み、ゴールネットを揺らす。だが、香川がわずかにオフサイドラインを越えており、ゴールは認められず。このプレーの直後には相手最終ラインのパスを引っかけた香川のスルーパスに抜け出したロイスがDFとGKを引き付け、ボックス右に走り込むオーバメヤンにラストパス。これがDFのクリアミスを誘い、あわやオウンゴールという場面となるが、これは味方がかき出し事なきを得た。

▽前半半ばを過ぎると、試合は徐々に行ったり来たりのオープンな展開に。27分には左サイドをドリブルでこじ開けたオーバメヤンの右足アウトにかけたクロスを、ゴール前に走り込んだロイスが右足で合わすが、シュートをふかしてしまう。

▽一方、ようやく反撃の構えを見せるケルンは29分と32分にいずれもボックス内に抜け出したヨイッチ、ビッテンコートに決定機も、シュートを枠に飛ばせない。その後は再びドルトムントペースで進むが、カストロのヘディングシュートによるゴールがオフサイドで取り消しになるなど、共に決定機こそ多かったものの枠内シュート0で試合は後半へと折り返した。
▽後半もボールポゼッションを握って攻勢に出るドルトムントは、49分にシュメルツァーが枠の左を捉えた強烈なミドルシュートを放つが、ここはGKホルンの好守に遭う。さらに65分にはドゥルムの右からの折り返しをゴール前でフリーの香川が右足で合わすが、このシュートをふかしてしまう。

▽攻め込みながらも1点が遠いドルトムントは66分、ロイスと香川を諦めてデンベレ、ラファエウ・ゲレイロを同時投入。さらに74分にはパパスタソプーロスを下げて、より攻撃的なピシュチェクを投入。選手交代で流れを変えにかかる。

▽CLストレートインに向けて取りこぼしが許されないドルトムントは、デンベレとオーバメヤンを起点にゴールへ迫るが、最後の場面で精度を欠く。後半アディショナルタイムにはピシュチェクのクロスに反応したラファエウ・ゲレイロがボックス左でダイビングヘッドも、GKホルンのビッグセーブに阻まれる。さらに、このこぼれ球をボックス中央のデンベレがすかさず蹴り込むが、今度はDFのブロックに遭い、試合はタイムアップ。再三の決定機を決め切れなかったドルトムントは、痛恨のゴールレスドローで明日行われるホッフェンハイムの結果次第で4位転落の可能性が出てきた。
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