逃げ切り失敗のユーベがCLモナコ戦に不安残すドロー…健闘アタランタはEL出場へ大きな勝ち点1《セリエA》
2017.04.29 06:00 Sat
▽セリエA第34節、アタランタvsユベントスが28日にアトレティ・アズーリ・ディタリアで行われ、2-2のドローに終わった。
▽リーグ3連勝でセリエA6連覇に向けて快走するユベントス(勝ち点83)は、来週ミッドウィークにモナコとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグが控える中で5位アタランタ(勝ち点63)との上位対決に臨んだ。モナコ戦に向けて主力温存も噂されたユベントスだが、モナコ戦出場停止のケディラを含め、同試合で先発起用が濃厚なベストメンバーを起用。前線にはクアドラード、ディバラ、マンジュキッチ、イグアインの4人のアタッカーが並んだ。
▽難攻不落のアトレティ・アズーリ・ディタリアで幕を開けた一戦は、立ち上がりから素早い攻守の切り替えとサイドを起点に推進力のある攻めを見せるアタランタが主導権を握る。
▽ハイプレスとリトリートを巧みに織り交ぜた連動した守備でユベントスに決定機を許さないホームチームは、21分に持ち上がったトロイがミドルシュートを狙うと、29分にはキエッリーニの縦パスをカットしたアンドレア・コンティのお膳立てからフロイラーがGKと一対一を迎えるが、ここは名手ブッフォンが冷静な対応で阻む。
▽一方、相手のマンマークディフェンスと素早い囲み込みに苦しみ攻撃の形を見い出せないユベントスは、25分を過ぎてようやくイグアインにシュートチャンスが訪れるも、いずれも決定機には至らず。37分にはキエッリーニの左クロスに大外で反応したクアドラードに絶好機も、ここはボレーシュートを枠に飛ばせない。
▽良いところなく前半を1点ビハインドで終えたユベントスだが、後半立ち上がりに幸運な形から同点に追いつく。50分、ボックス手前右角で得たFKからキッカーのピャニッチがアウトスウィングのクロスをファーサイドに送ると、これがボヌッチのマークに付いていたスピナツォーラの頭に当たってゴールインした。相手のオウンゴールでスコアをタイに戻したユベントスは、直後にディバラ、イグアインがボックス内で際どいシュートを放つが、いずれのシュートもGKベリシャの好守に阻まれる。
▽一方、課題のセットプレーから追いつかれたアタランタだが、55分にアレハンドロ・ゴメスの強烈なミドルシュートでGKブッフォンにファインセーブを強いるなど、気後れせずに勝ち越しゴールを目指す。
▽後半に入って主導権を掴んだユベントスは、69分にケディラが強烈なミドルシュートでゴールに迫ると、71分にもセットプレーから決定的なヘディングシュートを放つが、GKベリシャのビッグセーブに阻まれる。畳みかけたいアッレグリ監督は、79分にクアドラードを下げてリヒトシュタイナーを投入すると、この交代が逆転ゴールをもたらす。
▽83分、相手陣内左サイドでボールを持ったピャニッチがゴール右のスペースに絶妙な浮き球フィードを送ると、先ほどの選手交代で右ウイングにポジションを上げていたダニエウ・アウベスが見事なダイビングヘッドを流し込んだ。采配的中で逆転に成功した指揮官は、殊勲のダニエウ・アウベス、ディバラを下げてバルザーリ、レミナを投入し、このリードを守り切りに行く。
▽一方、善戦しながらも逆転を許したアタランタは、ケシエに続いてペターニャを投入し、同点ゴールを目指す。84分にケディラのミスパスを奪ったアレハンドロ・ゴメスの決定機はGKブッフォンの好守に遭うが、土壇場の89分に追いつく。ペターニャの絶妙なポストプレーからコンティの鋭い折り返しが、ピャニッチとリヒトシュタイナーの連係ミスを誘い、ルーズボールに反応したフロイラーがゴール前に抜け出す。この抜け出しは名手ブッフォンに防がれるも、こぼれ球を腰に当てたフロイラーがそのままゴール前に飛び出し、体勢を崩しながらも右足で蹴り込んだ。
▽結局、試合はこのままタイムアップを迎え、白熱の上位対決は2-2のドローで決着。盤石采配で逃げ切りを図りながらも追いつかれたユベントスは、リーグ戦の連勝が「3」でストップすると共に、CLモナコ戦に向けてやや不安を残す結果となった。一方、ユベントス相手に8年ぶりの勝ち点奪取に成功したアタランタは、6戦無敗でヨーロッパリーグ出場権獲得に向けて貴重な勝ち点1を手にした。
▽リーグ3連勝でセリエA6連覇に向けて快走するユベントス(勝ち点83)は、来週ミッドウィークにモナコとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグが控える中で5位アタランタ(勝ち点63)との上位対決に臨んだ。モナコ戦に向けて主力温存も噂されたユベントスだが、モナコ戦出場停止のケディラを含め、同試合で先発起用が濃厚なベストメンバーを起用。前線にはクアドラード、ディバラ、マンジュキッチ、イグアインの4人のアタッカーが並んだ。
▽ハイプレスとリトリートを巧みに織り交ぜた連動した守備でユベントスに決定機を許さないホームチームは、21分に持ち上がったトロイがミドルシュートを狙うと、29分にはキエッリーニの縦パスをカットしたアンドレア・コンティのお膳立てからフロイラーがGKと一対一を迎えるが、ここは名手ブッフォンが冷静な対応で阻む。
▽一方、相手のマンマークディフェンスと素早い囲み込みに苦しみ攻撃の形を見い出せないユベントスは、25分を過ぎてようやくイグアインにシュートチャンスが訪れるも、いずれも決定機には至らず。37分にはキエッリーニの左クロスに大外で反応したクアドラードに絶好機も、ここはボレーシュートを枠に飛ばせない。
▽前半終盤にかけてもコンティの右サイドを起点に鋭い仕掛けを続けるアタランタは、43分にゴール前へ飛び込んだアレハンドロ・ゴメスに決定機も、ここは決め切れず。それでも45分、ボックス内でクルティッチの放ったシュートのこぼれ球を拾ったゴメスがボックス左で折り返したボールをファーに飛び込んだコンティが右足ワンタッチで流し込み、公式戦5試合連続クリーンシート中のユベントスの堅守を破った。
▽良いところなく前半を1点ビハインドで終えたユベントスだが、後半立ち上がりに幸運な形から同点に追いつく。50分、ボックス手前右角で得たFKからキッカーのピャニッチがアウトスウィングのクロスをファーサイドに送ると、これがボヌッチのマークに付いていたスピナツォーラの頭に当たってゴールインした。相手のオウンゴールでスコアをタイに戻したユベントスは、直後にディバラ、イグアインがボックス内で際どいシュートを放つが、いずれのシュートもGKベリシャの好守に阻まれる。
▽一方、課題のセットプレーから追いつかれたアタランタだが、55分にアレハンドロ・ゴメスの強烈なミドルシュートでGKブッフォンにファインセーブを強いるなど、気後れせずに勝ち越しゴールを目指す。
▽後半に入って主導権を掴んだユベントスは、69分にケディラが強烈なミドルシュートでゴールに迫ると、71分にもセットプレーから決定的なヘディングシュートを放つが、GKベリシャのビッグセーブに阻まれる。畳みかけたいアッレグリ監督は、79分にクアドラードを下げてリヒトシュタイナーを投入すると、この交代が逆転ゴールをもたらす。
▽83分、相手陣内左サイドでボールを持ったピャニッチがゴール右のスペースに絶妙な浮き球フィードを送ると、先ほどの選手交代で右ウイングにポジションを上げていたダニエウ・アウベスが見事なダイビングヘッドを流し込んだ。采配的中で逆転に成功した指揮官は、殊勲のダニエウ・アウベス、ディバラを下げてバルザーリ、レミナを投入し、このリードを守り切りに行く。
▽一方、善戦しながらも逆転を許したアタランタは、ケシエに続いてペターニャを投入し、同点ゴールを目指す。84分にケディラのミスパスを奪ったアレハンドロ・ゴメスの決定機はGKブッフォンの好守に遭うが、土壇場の89分に追いつく。ペターニャの絶妙なポストプレーからコンティの鋭い折り返しが、ピャニッチとリヒトシュタイナーの連係ミスを誘い、ルーズボールに反応したフロイラーがゴール前に抜け出す。この抜け出しは名手ブッフォンに防がれるも、こぼれ球を腰に当てたフロイラーがそのままゴール前に飛び出し、体勢を崩しながらも右足で蹴り込んだ。
▽結局、試合はこのままタイムアップを迎え、白熱の上位対決は2-2のドローで決着。盤石采配で逃げ切りを図りながらも追いつかれたユベントスは、リーグ戦の連勝が「3」でストップすると共に、CLモナコ戦に向けてやや不安を残す結果となった。一方、ユベントス相手に8年ぶりの勝ち点奪取に成功したアタランタは、6戦無敗でヨーロッパリーグ出場権獲得に向けて貴重な勝ち点1を手にした。
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