ローマ、モンチ新SD就任を公式発表! 1年の延長OP付きの4年契約にサイン

2017.04.25 03:11 Tue
Getty Images
▽ローマは24日、モンチの愛称で知られるラモン・ロドリゲス・ヴェルデホ氏(48)がクラブの新スポーツ・ディレクター(SD)に就任したことを発表した。契約期間は1年の契約延長オプション付きの4年契約となる。

▽ローマのジェームズ・パロッタ会長は、モンチ氏の招へいに関してクラブ公式サイトで以下のように語っている。
「ASローマを代表して、モンチを新たなファミリーとして歓迎したい。そして、今後の長く実りのある関係を楽しみにしている。同様に、クラブは刺激的な新たな時代を迎えるはずだ」

「モンチは世界のフットボール界において最も優れた知性を持つ1人と考えられており、そんな人物をこのポストに任命することができ、これ以上の幸せはないと思っている」

▽また、レアル・マドリーやパリ・サンジェルマンなど、多くのオファーがあった中でローマを新天地に選んだモンチ氏は、永遠の都での新たなスタートへの意気込みを語った。
「ジェームズ・パロッタ会長を始め、私にこのようなチャンスを与えてくれた幹部メンバーに感謝したい」

「これは非常に刺激的なプロジェクトだ。そして、この先長くこの偉大なクラブでサポーターやスタッフ、プレーヤーたちのために働くことを楽しみにしている」

▽選手の売買に関してヨーロッパ屈指のクラブであるセビージャの敏腕SDを務めてきたモンチ氏は、現役時代にセビージャでGKとしてプレーした後、1999年に31歳の若さで現役を引退。カンテラから現役引退までセビージャ一筋のキャリアを築いた同氏は、引退した翌年にSDに就任した。

▽クラブからカンテラの充実と有能なタレントの獲得という2つの要求を受けたモンチ氏は、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスやスペイン代表MFホセ・アントニオ・レジェス、スペイン代表MFヘスス・ナバス、スペイン代表DFアルベルト・モレーノなど錚々たるタレントをトップチームにデビューさせた。

▽一方、外部からの補強ではブラジル代表DFダニエウ・アウベスや元マリ代表MFセイドゥ・ケイタ、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ、スペイン代表MFアレイシ・ビダルを安価な移籍金で獲得した後、獲得資金の倍以上でバルセロナに売却する見事な商才を発揮。近年の移籍市場でもFWカルロス・バッカやフランス代表FWケヴィン・ガメイロの取引でスポーツ面、経済面で多くの利益をもたらし、17年間の在任期間に5度のヨーロッパリーグ制覇、2度のコパ・デル・レイ優勝などのタイトル獲得に貢献してきた。

▽昨年10月にイタリア屈指のSDとして知られたワルテル・サバティーニ前SDとの契約を解消したローマは、賢人モンチという最高の後釜を手にした。
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