武藤PK獲得&ボージャン移籍後初ゴールのマインツがバイエルンにドロー《ブンデスリーガ》

2017.04.23 00:36 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第30節バイエルンvsマインツが22日にアリアンツ・アレーナで行われ、2-2で引き分けた。マインツのFW武藤嘉紀はフル出場している。

▽前節は10人のレバークーゼンに0-0で引き分け、2位ライプツィヒに8ポイント差とされた首位バイエルン(勝ち点69)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦では延長戦にもつれ込んだ末にベスト8敗退に終わった。そのバイエルンはレアル・マドリー戦でGKノイアーが左足中足骨を骨折して今季絶望となり欠場。その他、ベテランのラームとシャビ・アロンソがベンチスタートとなった。
▽一方、前節ヘルタ・ベルリン戦を1-0と辛勝して7試合ぶりの勝利を飾り、残留圏内の15位を死守したマインツ(勝ち点32)。ヘルタ戦では攻撃面で存在感を見せられなかった武藤だったが、3試合連続スタメンとなり、ボージャンと縦関係の2トップを形成した。

▽試合は開始3分、意外にもマインツが先制する。ビダルのバックパスミスをカットしたボージャンがボックス中央へ侵入し、GKウルライヒとの一対一を制した。

▽その後もカウンターを狙うマインツが主導権を握ると、15分には武藤のスルーパスを受けたエツナリがGKウルライヒとの一対一に。しかし、シュートはウルライヒの右手一本の好守に阻まれる。
▽すると直後の16分、バイエルンはリベリのスルーパスを受けたロッベンがボックス左へ侵入し、ゴール右サイドネットへ流し込んで試合を振り出しに戻した。

▽同点としたバイエルンだったが、アラバの負傷を受けてキミッヒをセンターバックに投入せざるを得なくなる。それでも、バイエルンが圧倒していくと、29分に左CKからミュラーがヘディングシュートでGKを強襲。続く33分にはミュラーがミドルシュートでゴールを脅かすも、わずかに枠を外れた。

▽劣勢に陥っていたマインツだったが、40分に武藤がPKを獲得する。ボックス左で味方のパスを受けた武藤がキミッヒに足を引っかけられた。これをブロシンスキが決めてマインツが勝ち越しに成功し、前半を終えた。

▽後半からリベリに代えてコマンを投入したバイエルンは、開始2分にチアゴの左足ボレーで同点ゴールに近づいた。その後も敵陣で試合を進めると、62分にはコマンが強烈なミドルシュートを浴びせる。

▽その後、徐々に膠着状態に陥り、不穏な空気が流れていた中、バイエルンは73分に再び試合を振り出しに戻す。バイタルエリアでパスを受けたチアゴがペナルティアーク右から右足を一閃。これがゴール左隅に決まった。

▽ここから勢いに乗るかと思われたが、終盤にかけてはチャンスを生み出せずに2-2のままタイムアップ。マインツが武藤のPK獲得とボージャンの移籍後初ゴールで王者相手に勝ち点1をもぎ取り、16位アウグスブルクとのポイント差を1に広げている。
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