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【プレミア第34節プレビュー】FAカップウィーク、チェルシーは中2日でセインツ戦2017.04.21 20:00 Fri

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▽前節は、マンチェスター・ユナイテッドが首位のチェルシーを2-0で撃破。ボーンマスに勝利した2位のスパーズがチェルシーとの勝ち点差を4ポイントに縮めた。そのほか、上位勢では、マンチェスター・シティ、リバプール、アーセナルが揃って勝利している。今節はFAカップ準決勝が開催されるため、チェルシーvsスパーズとアーセナルvsマン・シティにかかわる試合が延期となる。

▽独走ムードから一転、スパーズのプレッシャーが強まるチェルシー(勝ち点75、1試合未消化)は、土曜日に行われるスパーズとのFAカップを終えた後の火曜日、9位のサウサンプトン(勝ち点40、2試合未消化)をホームに迎える。ユナイテッド戦では、GKクルトワに加えて、直前練習でマルコス・アロンソが負傷。同じ3バックシステムを採用してきたユナイテッドに完敗し、今季5敗目を喫した。中9日と休養十分の相手に対し、チェルシーは疲弊確実の強豪戦から中2日という厳しい日程。これまで比較的楽な日程で戦ってきたチームだが、ここにきてコンテ監督のマネジメント力が問われる。

▽5位のユナイテッド(勝ち点60、2試合未消化)は、14位のバーンリー(勝ち点36)とアウェイで対戦。木曜日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでは延長戦の末、ラッシュフォード弾でアンデルレヒトを退けてベスト4入りを決めた。チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ、ELとリーグ戦の両にらみの状況だが、アンデルレヒト戦でロホとイブラヒモビッチが負傷。不動のレギュラーとしてチームをけん引してきたイブラヒモビッチはもちろん、フィル・ジョーンズ、スモーリングが離脱中でセンターバック不足な中でロホも離脱したのは非常に痛い。イブラヒモビッチの代わりにセンターフォワードで起用されるとみられるラッシュフォード、そしてロホの代役となりそうなブリントのパフォーマンスに注目だ。

▽3位のリバプール(勝ち点66)は、15位に位置するクリスタル・パレス(勝ち点35)をアンフィールドに迎える。マンチェスター勢の上に位置しているものの、2ポイント差のシティは1試合、6ポイント差のユナイテッドは2試合未消化のため、まだまだCL出場権獲得は簡単ではない状況。ホームのここは、3ポイントを奪っておく必要があるだろう。2戦連続ゴール中のフィルミノに引き続き期待がかかる。

◆プレミアリーグ第34節
▽4/22(土)
《23:00》
ボーンマス vs ミドルズブラ
ウェストハム vs エバートン
スウォンジー vs ストーク・シティ
ハル・シティ vs ワトフォード

▽4/23(日)
《22:15》
バーンリー vs マンチェスター・ユナイテッド
《24:30》
リバプール vs クリスタル・パレス

▽4/25(火)
《27:45》
チェルシー vs サウサンプトン

▽5/16(火)
《27:45》
アーセナル vs サンダーランド
《28:00》
マンチェスター・シティ vs WBA

▽5/18(木)
《27:45》
レスター・シティ vs トッテナム

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【リーガエスパニョーラ第35節プレビュー】今季順位争いで重要度増す2つのダービー

▽ミッドウィークに行われた第34節では、豊富な選手層を武器に激戦となった“エル・クラシコ”から中2日の過密日程を制した首位バルセロナと2位レアル・マドリーの2強が揃って勝利し、優勝争いは激しさを増す。また、好調の3位アトレティコ・マドリーが5位ビジャレアルとの上位対決に敗れ、同節勝利した4位セビージャと勝ち点で並ばれた。そのほか、ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いでは6位ビルバオ、7位ソシエダのバスク2強に後れを取った8位エイバルの逆転が厳しくなった。 ▽クラシコから中2日のオサスナ戦をFWメッシ、MFアンドレ・ゴメス、FWパコ・アルカセルのドブレテに加え、MFマスチェラーノの移籍後初ゴールで大勝したバルセロナ(勝ち点78)は、一部主力を温存しつつ暫定首位キープに成功。迎えた今節は、9位エスパニョール(勝ち点50)との“バルセロナ・ダービー”に臨む。今回は難所コルネジャでの難しいダービーとなるが、3連覇を目指すバルセロナにとってダービーでの勝ち点3獲得は必須だ。幸い、3試合の出場停止明けが明けるFWネイマール、オサスナ戦で温存されたFWスアレス、MFイニエスタ、後半半ばに途中交代でピッチを退いたFWメッシが休養十分で臨める点は大きなアドバンテージだ。対するエスパニョールは、既に勝ち点50を獲得して残留を決めたうえ、EL出場権獲得の可能性は低く、ダービー勝利というモチベーション以外にこの試合へ懸けるものがない。また、直近のリーグ戦5試合で複数得点がなく得点力不足に陥っており、この試合でも守備的なゲームプランの採用が濃厚だ。バルセロナとしては休養十分の“MSN”の爆発がダービー勝利のカギを握るはずだ。 ▽ダービーでのバルセロナの取りこぼしを期待しつつ首位再浮上のチャンスを窺う2位レアル・マドリー(勝ち点78)は、複数の主力を温存したデポルティボ戦を6-1の大勝で飾り、クラシコからのバウンスバックに成功。迎える今節は、12位バレンシア(勝ち点40)をホームで迎え撃つ。今節に向けてはデポルティボ戦で温存したエースFWクリスティアーノ・ロナウド、FWベンゼマに加え、クラシコで退場し、追加処分も噂されたDFセルヒオ・ラモスも1試合の停止で済んだため、この試合での復帰が濃厚だ。また、対戦相手のバレンシアは前回対戦で1-2の敗戦を喫したタフな相手だが、直近2試合で連敗を喫しているうえ、その2試合で合計5失点を喫しており、レアル・マドリーの攻撃力であれば、十分に攻略は可能だ。その一方で懸念材料は、来週ミッドウィークにアトレティコとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグを控えている点だ。仮に、CLに気持ちが傾けば、FWザザやFWナニなど質の高いタレントを擁するバレンシアに苦杯を舐める可能性は十分にある。 ▽レアル・マドリーと同様のジレンマを抱えているのが、前節公式戦の無敗記録が12試合でストップした3位アトレティコ(勝ち点68)。ビジャレアルとの堅守対決を落としたことで、CLストレートインを争うセビージャに勝ち点で並ばれ、取りこぼしが許されない状況だ。その一方で、宿敵と同様に悲願のCL制覇に向けて来週ミッドウィークに重要な初戦を控えており、できれば一部主力を温存したいところ。右サイドバックやMFカラスコなど、負傷者に悩まされているシメオネ監督は、13位ラス・パルマスとのアウェイゲームでいかなるメンバーをピッチに送り出すか。 ▽一時の不調を脱した感のある4位セビージャ(勝ち点68)は直近4試合を3勝1分けの好成績で終え、一時は絶望と見られたCLストレートインに向けてアトレティコを猛追。ただ、残り試合でソシエダ、レアル・マドリーとの対戦を残しており、依然として厳しい立場に立たされているのも事実だ。勝ち点3奪取が求められる今節は、14位マラガとのアンダルシア自治州ダービーに臨む。前回対戦では4-1で圧勝している相手だが、直近5試合で4勝1敗と好調を継続するマラガは、バルセロナを破るなど、侮れない存在。一度乗ったら止められない守護神カメニ、直近5試合で5ゴール中のFWサンドロ・ラミレスという攻守の軸に仕事をさせない展開に持って行きたい。 ▽5位ビジャレアル(勝ち点60)、6位ビルバオ(勝ち点59)、7位ソシエダ(勝ち点58)の熾烈なEL出場権争いでは、ビルバオがEL準決勝1stレグ、マンチェスター・ユナイテッド戦を控える11位セルタとの比較的楽な試合を戦う一方、ビジャレアルは18位スポルティング・ヒホン(勝ち点24)、ソシエダが19位グラナダ(勝ち点20)と、前節降格が決定したオサスナに続き残り2枠となった降格の危機を迎える崖っぷちの2チームとの難しい対戦を控える。とりわけ、今節での勝利が最低条件のグラナダは決死の覚悟で臨むはずだ。 <div style="text-align:left;font-size:small;">《リーガエスパニョーラ第35節》 ▽4/28(金) 《27:45》 ビジャレアル vs スポルティング・ヒホン ▽4/29(土) 《20:00》 ソシエダ vs グラナダ 《23:15》 レアル・マドリー vs バレンシア 《25:30》 ラス・パルマス vs アトレティコ・マドリー 《27:45》 エスパニョール vs バルセロナ ▽4/30(日) 《19:00》 オサスナ vs デポルティボ 《23:15》 ベティス vs アラベス 《25:30》 エイバル vs レガネス 《27:45》 セルタ vs ビルバオ ▽5/1(月) 《28:00》 マラガ vs セビージャ</div> 2017.04.28 22:00 Fri
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【プレミア第35節プレビュー】ノースロンドン・ダービー開催

▽前節は、FAカップの影響で延期試合も出た中、チェルシーがサウサンプトンに勝利して首位を堅持。3位のリバプールがクリスタル・パレスに屈し、痛い取りこぼしとなっている。迎える今節、最大の注目カードは、30日(日)の日本時間24時30分キックオフとなるスパーズvsアーセナルのノースロンドン・ダービーだ。 ▽首位のチェルシー(勝ち点78)を4ポイント差で追う2位のスパーズ(勝ち点74)は、目下のところリーグ戦8連勝中と勢いに乗る。ミッドウィークには、延期されていたクリスタル・パレス戦を行い、1-0で勝利。4月に入ってチェルシー、アーセナル、リバプールと、立て続けに大物食いを果たしてきた相手とのアウェイ戦をエリクセン弾によりモノにした。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内が濃厚な中、逆転優勝に向けては勝利が必要な状況だけに、リスクを冒してでも3ポイントを狙っていきたい。 ▽一方、6位のアーセナル(勝ち点60)は、20シーズン連続のCL出場権確保へ勝利が必要な状況。先週末にマンチェスター・シティとのFAカップ準決勝を延長戦の末に制し、水曜日にはレスター・シティを1-0で退けた。これで、3バックに変更後の3試合ですべて勝利と、システム変更も選手たちの刺激になっている模様。引き続き3バックで試合に入ることが予想される中、リーグ屈指の完成度を誇る宿敵に対して、敵地で白星を挙げることはできるか。 ▽チェルシーは、7位につけるエバートン(勝ち点58)とグディソン・パークで対戦する。ミッドウィークには、敗れた前々節のユナイテッド戦から見事にバウンスバックし、ジエゴ・コスタの2発とアザール、ケイヒルのゴールにより、4-2で勝利。公式戦7試合にわたってクリーンシートがない点は気にかかるが、連敗しないあたりはさすが。古巣対決となるリーディングスコアラーのルカクを抑え込み、首位を堅持できるか。 ▽3位のリバプール(勝ち点66)は、ワトフォードとのアウェイを戦う。前節は、コウチーニョが見事な直接FKで直近5戦4発目を記録したが、C・パレスに敗戦。対するワトフォードは残留が濃厚な状況で高いモチベーションもなく、リーグ戦8試合ぶりの黒星となったが前節を払拭する白星を手にしたい。 ▽そのほか、ダービーから中2日のマンチェスター勢は、それぞれ残留に向けてモチベーションの高いチームと対戦する。引き続きイブラヒモビッチ、ロホ、スモーリング、フィル・ジョーンズらが不在の5位ユナイテッド(勝ち点63)は、ホームに戻って18位のスウォンジー(勝ち点31)と激突。4位のマン・シティ(勝ち点64)は、19位のミドルズブラ(勝ち点27)の本拠地に乗り込む。 ◆プレミアリーグ第35節 ▽4/29(土) 《23:00》 WBA vs レスター・シティ サンダーランド vs ボーンマス ストーク・シティ vs ウェストハム サウサンプトン vs ハル・シティ 《25:30》 クリスタル・パレス vs バーンリー ▽4/30(日) 《20:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs スウォンジー 《22:05》 エバートン vs チェルシー ミドルズブラ vs マンチェスター・シティ 《24:30》 トッテナム vs アーセナル ▽5/1(月) 《28:00》 ワトフォード vs リバプール 2017.04.28 18:00 Fri
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【プレビュー】CL権獲得への重大なマンチェスター・ダービー《マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッド》

▽プレミアリーグ第26節延期分、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドのダービーマッチが27日(木)の日本時間28時からエティハド・スタジアムで開催される。勝ち点64(2試合未消化)で4位に位置するシティと、勝ち点63(2試合未消化)で5位のユナイテッドによる、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けた重要なシックスポインターだ。 ▽シティは、第28節から第31節までの4試合で3分け1敗と苦しんだが、リーグ戦のここ2試合はハル・シティとサウサンプトンに勝利。先週末はFAカップ準決勝でアーセナルと対戦し、延長戦の末に1-2で敗れた。中3日のスケジュールはユナイテッドと同様だが、延長戦を戦ったことによる疲労と敗戦での精神的ダメージが気になるところ。とはいえ、ここは絶対に落とせない一戦だ。 ▽対するユナイテッドは前節、バーンリーとのアウェイ戦を2-0で完勝。リーグ戦23試合無敗のリーグ戦3連勝中で勢いに乗る。ただ、ヨーロッパリーグとの両にらみで、ここからシーズン終了まで中2日~中3日で試合をこなさなければならない状況が続く上、アーセナル、スパーズ、サウサンプトンとのアウェイ戦を残している。強豪との戦いを控えているだけに、ここは敵地でも勝利し、勝ち点で宿敵を上回っておきたいところだ。 <div style="text-align:center;">◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】</div> ▽マンチェスター・シティ予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170427_13_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:ブラーボ DF:ヘスス・ナバス、コンパニ、オタメンディ、クリシ MF:フェルナンジーニョ、ヤヤ・トゥーレ MF:スターリング、デ・ブライネ、リロイ・ザネ FW:アグエロ 負傷者:DFサーニャ、DFストーンズ、MFギュンドアン 出場停止者:なし ▽直近のアーセナル戦で負傷交代したシルバの出場が微妙な状況。同じくアーセナル戦で途中交代したアグエロは先発できそうだ。また、2月に負傷離脱したガブリエウ・ジェズスも復帰できる状態だが、まずはベンチスタートか。右サイドは、経験豊富なサバレタをサイドバックとして起用し、ヘスス・ナバスをウイングで起用する形も考えられる。 <div style="text-align:center;">◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【4-3-3】</div> ▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170427_15_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:デ・ヘア DF:バレンシア、バイリー、ブリント、ショー MF:エレーラ、キャリック、フェライーニ FW:リンガード、ラッシュフォード、ムヒタリャン 負傷者:DFロホ、 DFフィル・ジョーンズ、DFスモーリング、MFマタ、MFポグバ、FWイブラヒモビッチ 出場停止者:なし<hr> ▽そ径部を手術したマタと負傷中のフィル・ジョーンズ、スモーリングに加え、前節に途中交代したポグバがフィットできず、欠場する。また、先日にヒザの靭帯損傷により長期離脱となったロホとイブラヒモビッチも出場できない。 ▽前線の構成は、マルシャルが前節にセンターフォワードとして好パフォーマンスを見せたため、予想が難しい。マルシャルの最前線での先発起用やルーニー、アシュリー・ヤングらの左ウイング起用も十分に可能性がある。 ★注目選手 ◆シティ:MFケビン・デ・ブライネ<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170427_18_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽シルバの起用が難しい状況の中、攻撃の全権を担うことになるデ・ブライネがシティの注目選手だ。今季はここまで、リーグ戦30試合に出場して4ゴール15アシストの活躍。この試合では、トップ下としての先発が濃厚だ。バイタルエリアでデ・ブライネが効率よくアクセントを付けることができれば、ザネやスターリングといった両翼、ヤヤ・トゥーレの攻撃参加が生きてくる。 ◆ユナイテッド:MFアンデル・エレーラ<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170427_17_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽対するユナイテッドは、攻守にチームを支えるエレーラを注目選手に挙げる。今季、インターセプトの回数は、チェルシーのカンテを凌ぐ75回でプレミアNO.1(Opta)。16日に行われたチェルシーとのビッグマッチでは、相手エースのアザールを封じ込めながらも1ゴール1アシストと躍動した。今回は、デ・ブライネと相対する場面が多くなりそうだが、持ち前の機動力で同選手を抑え込みつつ、ポグバ不在の中盤で攻撃の厚みを生み出したい。 2017.04.27 11:00 Thu
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【リーガエスパニョーラ第34節プレビュー】激闘クラシコで明暗分かれた2強は共に中2日で格下と対戦

▽先週に行われた第33節では、首位攻防戦となったレアル・マドリーとバルセロナの“エル・クラシコ”を劇的勝利で飾ったバルセロナが逆転優勝に望みを繋いだ。また、3位以下の結果では3位アトレティコ・マドリー、4位セビージャ、5位ビジャレアルを含め8位エイバルを除くすべてのチームが勝ち点3を積み上げている。 ▽エースFWメッシがラストプレーで決めた劇的ゴールで敵地でのクラシコを制し、暫定ながら首位に浮上したバルセロナ(勝ち点75)。その激戦から中2日で行われる今節は、最下位オサスナ(勝ち点18)とホームゲームを戦う。首位浮上とはいえ、残り5試合を全勝で終え、且つ1試合未消化の2位レアル・マドリー(勝ち点75)の取りこぼしを必要とするバルセロナは、今週末にコルネジャで行われるエスパニョールとの難しいダービーを控える。 ▽そのため、ビッグマッチとビッグマッチに挟まれたこのオサスナ戦でターンオーバーを行いたいところだが、先日のデポルティボ戦のようにビッグマッチ後の試合で苦戦が目立つチームは、控えのパフォーマンスに問題を抱えていることもあり、慎重なメンバー選考が求められるところだ。クラシコでは[4-4-2]の布陣を採用したが、MFイニエスタら一部主力を休ませたい今節では本来の[4-3-3]か、[3-4-3]への布陣変更が濃厚だ。これが3試合の出場停止の最後となるFWネイマールが引き続き欠場となるため、公式戦5試合ゴールから遠ざかるFWスアレスの活躍に期待したい。 ▽一方、10人での戦いを強いられながら、一度はMFハメス・ロドリゲスのゴールで同点に追いつきながら、最後の最後でメッシにやられたレアル・マドリーは疲労と精神的なショックが残る敗戦となった。クラシコ敗戦で首位の座を明け渡すも、未だに自力優勝の可能性を残すチームは、16位デポルティボの本拠地リアソールに乗り込む今節で立て直しを図りたい。 ▽今節ではクラシコで退場したDFセルヒオ・ラモスに加え、負傷交代したMFベイルの2選手が不在となる。とりわけ、選手層が薄いセンターバックでは主審侮辱のセルヒオ・ラモスに追加処分を科される可能性があり、DFナチョも累積警告にリーチがかかっており、苦しい台所事情だ。既に練習復帰のDFヴァランが今節で復帰を果たす予定だが、前回の復帰試合で負傷離脱したこともあり、こちらも不安が残る。また、ホームでの前回対戦では試合終了間際のセルヒオ・ラモスのゴールで辛くも勝ち切ったものの、残留を争うデポルティボは不気味な相手だ。とりわけ、今季のリアソールではバルセロナ、アトレティコ相手に勝ち点を拾っており、レアル・マドリーにとっても困難な一戦となるはずだ。 ▽前節、エスパニョールを相手にエースFWグリーズマンのゴールで辛勝した3位アトレティコ(勝ち点68)は、公式戦11試合無敗と好調を継続。今節は前回対戦で0-3の大敗を喫した5位ビジャレアル(勝ち点57)とのリベンジマッチに臨む。リーガ最少失点と次点の堅守対決となるこの一戦は、1点を争う拮抗した展開が予想される。直近のエスパニョール戦では相手の堅守を前に得点力不足を露呈したアトレティコだが、守護神オブラクを筆頭に守備のソリッドさは健在。熾烈なヨーロッパリーグ(EL)出場権争いで勝ち点3を奪いに来るビジャレアルにボールを持たせて焦れずに守りながら、グリーズマンやMFカラスコの個人技を生かしたカウンターでゴールチャンスを窺いたい。 ▽伏兵MFガンソの2ゴールでグラナダを撃破し、2試合ぶりの白星を手にした4位セビージャ(勝ち点65)は、10位セルタ(勝ち点44)をホームに迎える。後半戦に入って安定した戦いができずにいるセビージャだが、逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)ストレートインに向けて残り5試合で全勝が求められるところ。幸い、対戦相手のセルタは準決勝進出を果たしたELの戦いに全精力を傾けているため、過密日程の中で本来の攻守にアグレッシブな姿勢を全面に押し出す可能性は低く、ビエルサ門下生対決を優位に運べるはずだ。 ▽痛恨の2連敗でEL出場権獲得が遠のいた8位エイバル(勝ち点50)は、3試合ぶりの白星を目指して11位アラベス(勝ち点44)と対戦する。前節のビルバオ戦で4試合ぶりの先発出場となったMF乾貴士だが、味方の退場の煽りを受けて後半序盤にピッチを退いており、中2日で戦うアラベス戦でも先発のチャンスは十分にありそうだ。 <div style="text-align:left;font-size:small;">《リーガエスパニョーラ第34節》 ▽4/25(火) 《26:30》 スポルティング・ヒホン vs エスパニョール 《27:30》 グラナダ vs マラガ 《28:30》 アトレティコ・マドリー vs ビジャレアル ▽4/26(水) 《26:30》 バルセロナ vs オサスナ 《27:30》 バレンシア vs ソシエダ レガネス vs ラス・パルマス 《28:30》 デポルティボ vs レアル・マドリー ▽4/27(木) 《26:30》 アラベス vs エイバル 《27:30》 セビージャ vs セルタ 《28:30》 ビルバオ vs ベティス</div> 2017.04.25 18:00 Tue
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【戦術分析】注目は主導権争い、ネイマール不在のバルサが採用すべきシステムは?《レアル・マドリー vs バルセロナ》

▽リーガエスパニョーラ第33節、レアル・マドリーvsバルセロナの“エル・クラシコ”が日本時間23日27:45にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。5シーズンぶりのリーガ制覇を目指す首位のマドリー(勝ち点75)と、リーガ3連覇を狙う2位のバルセロナ(勝ち点72)がリーガ覇権争いを決定付ける今季2度目の伝統の一戦だ。ここでは注目の一戦のタクティカルプレビューを紹介する。 <span style="font-weight:700;">◆注目の主導権争い</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170422_41_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽昨年12月に行われた前回対戦(1-1のドロー)では、より勝ち点3が必須だったホームのバルセロナがボールの主導権を握った。とりわけ、1点リード後の後半半ばに負傷明けのMFイニエスタを投入したことで、後半に関してはボール、試合の双方でバルセロナが主導権を掴んだ。その一方で、マドリーも八面六臂の活躍を見せたMFモドリッチを軸に、前半に関しては守備的ながら試合の主導権を掴むことに成功していた。今回のクラシコも前回対戦同様に勝ち点など試合前の条件が似通っており、同じような展開が予想される。 <span style="font-weight:700;">◆攻守両面でバランスを保てるか</span></span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170422_43_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽1試合未消化ながら3ポイント差を付けて臨むマドリーにとって、最優先は負けないことだ。したがって、リスクを冒してボールを保持し、不用意なボールロストからFWメッシやFWスアレスに高速カウンターを浴びる形は避けたいところ。その一方で、2試合連続で“MSN”を零封したユベントスほどの堅守を持ち合わせないマドリーが、極端に守備的に戦うのもリスクが大きく、ジダン監督には堅守速攻を軸にバランスが取れた戦い方が求められる。 ▽基本的なゲームプランとしては、勢いを持って戦える前後半の立ち上がり10分を目途に、相手の後方からのビルドアップをけん制し、相手をリズムに乗らせない対応が求められる。そして、前回対戦同様に自陣でコンパクトな[4-4-2]のブロックを構築し、MFカゼミロを軸にきっちり中央を締めて、メッシやスアレスのプレーエリアを消したい。また、バルセロナの攻撃に高さがないため、サイドの守備ではピンポイントクロスを許さないぐらいの圧力を掛けつつ、スアレス以外に背後を狙う選手が少ないため、最終ラインはある程度の高さをキープしておきたい。 ▽攻撃に関しては、相手のシステムによって攻めどころが変わってくるが、基本は自陣で奪ったボールを相手サイドバック、ウイングバックの背後のスペースを狙うFWクリスティアーノ・ロナウド、FWベンゼマらのアタッカーをシンプルに使い、手数をかけずに攻め切りたい。また、どうしても相手が攻め込む時間が長くなる展開の中で速攻一辺倒になると、守備陣が休む時間が無くなってしまう。そこで、守備のためのボールポゼッションで試合を落ち着かせ、攻撃にもメリハリを付けたい。MFイスコやモドリッチ、MFクロース、DFマルセロなど、ボールスキルに長けた選手たちはバイエルン相手にも臆せず、相手のプレッシャーをいなせていただけに、対バルセロナでも不安はない。 ▽クラシコに向けての注目ポイントの1つが、ジダン監督の用兵だ。とりわけ、ふくらはぎのケガの影響でスタメンが微妙なMFベイルの代役に注目が集まる。現時点でベイルに加え、イスコ、MFアセンシオ、FWルーカス・バスケス、MFハメス・ロドリゲスの4選手に起用の可能性があるが、バイエルン戦を踏襲してイスコを起用しポゼッション重視の策を取るのか。献身的な守備を特長とするバスケスを起用して守備的に戦うのか、アセンシオ、ハメスを起用して攻め勝つ展開に持ち込むのか。 <span style="font-weight:700;">◆ネイマール不在を埋める指揮官の策は?</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170422_42_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽一方、逆転でのリーガ3連覇に向けて敵地での勝利が最低条件のバルセロナだが、ここ最近の不調に加えて、後半戦のチームをけん引してきたFWネイマール不在という厳しい条件の中でクラシコに臨む。同じくベイルという看板選手不在の可能性もあるマドリーが、イスコやアセンシオなど、頼れるバックアッパーを擁している一方、バルセロナには世界屈指の突破力を誇るアタッカーの代役はおろか、ビッグクラブの守備陣相手に個で打開を図れるドリブラー自体が存在しない。したがって、ルイス・エンリケ監督にはシステム変更や選手の組み合わせなど、自身の戦術でブラジル代表FWの穴を埋めることになる。 ▽システムに関しては、通常の[4-3-3]、可変式の[3-4-3]が基本線となるはずだ。戦術的に熟成している[4-3-3]を採用する場合、ネイマール不在の左ウイングにFWパコ・アルカセル、MFデニス・スアレスのいずれかを当てはめることになるが、共にネイマールと全くプレースタイルが異なる。そのため、前者はメッシからの対角線上のクロスを仕留めるFWカジェホン、FWペドロが得意とするダイアゴナルな仕掛け、後者はMFイニエスタ、DFジョルディ・アルバと形成するトライアングルからのコンビネーションプレーという、それぞれの特長を生かすためにチーム全体での共通理解が重要となる。 ▽守備時に[4-4-2]に変化する可変式の[3-4-3]に関しては、豊富な運動量に加え優れた個の打開力を持つネイマール、ラフィーニャの存在あってこそのシステムという印象があり、右ウイングのポジションに関してはMFセルジ・ロベルトが代役を務められるが、ネイマールが入るはずの左ウイングに関しては適任者が不在だ。また、トップ下に入るメッシがカゼミロ、モドリッチの徹底監視に遭う可能性が高く、攻撃から守備への切り替えにも弱点がある同システムの採用はデメリットも多い。 ▽そこで[4-3-3]の布陣と共に有力な候補となるのが、[3-5-1-1]の布陣だ。現状のメンバーを軸に、左右のウイングバックにサイドバックのセルジ・ロベルトとジョルディ・アルバを配し、前線はメッシとスアレスが縦関係を築く2トップとなる。前線の枚数やサイドアタックの迫力という部分で前述の2つのシステムに比べ、守備的と言わざるを得ない。それでも、ネイマール不在の中で頼りない代役に賭けるよりも、思い切ったプラン変更が吉と出る可能性もある。 ▽このシステムでは各ポジションのプレーヤーが攻撃時と守備時で大きくポジションを変える必要がなく、ウイングバックに入る選手も上下動と幅を取る動きに専念できる。ただ、攻撃の厚みや意外性という部分を解決するうえでは、トップ下でフリーマンを担うメッシの運動量や2列目、3列目からの積極的な飛び出しなど、中央に入る選手たちのハードワークが求められる。 2017.04.23 09:01 Sun
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