ベシクタシュとのPK戦を制したリヨンがクラブ史上初のベスト4《EL》

2017.04.21 07:19 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのベシクタシュvsリヨンが20日に行われ、2-1でベシクタシュが勝利した。しかし、2戦合計スコア3-3となって迎えた延長戦でも決着が着かず、PK戦の末6-7としたリヨンがクラブ史上初のベスト4へ進出している。

▽1週間前にリヨンのホームで行われた1stレグでは終盤の2ゴールでリヨンが2-1と逆転勝利したこのカード。
▽開始直後、トスンのミドルシュートでゴールを脅かされたアウェイチームのリヨンだったが、徐々にポゼッションを高めると、14分に決定機を演出。ラカゼットの左クロスを受けたトリッソがボックス中央へ侵入して左足でシュート。しかし、わずかに枠の右へ外れた。

▽すると27分、右クロスを受けたボックス中央のタリスカが右足でゴール左へ流し込んでベシクタシュが先制した。

▽アウェイゴール差で上回られたリヨンだったが、34分にゴナロンの浮き球パスを受けたラカゼットがボックス左へ侵入。GKを外すループシュートを流し込んで2戦合計3-2とリードする。
▽延長戦へもつれ込むには少なくとも1点が必要なベシクタシュは56分、右クロスにトスンの合わせたヘディングシュートはGKアントニー・ロペスのビッグセーブに阻まれる。

▽それでも58分、アドリアーノの左クロスにタリスカが頭で合わせたシュートがゴール左に決まって2戦合計スコア3-3のタイに戻した。その後は膠着状態が続いてスコアが動かず延長戦へ突入した。

▽迎えた延長戦はリヨンが押し気味に試合を運ぶ中、同前半12分にベシクタシュに決定機。敵陣でボールを奪ったクアレスマの右サイドからの折り返しをタリスカが合わせたが、枠の右に外してしまった。

▽延長後半もリヨンがボールを持ったものの、チャンスを生み出すには至らずPK戦へ突入。そのPK戦では両チーム6人までのキッカーが全て成功した後、ベシクタシュは7番手のキッカーを務めたトシッチが失敗。しかし、リヨンもジャレが失敗して8人目までもつれ込む。ところがベシクタシュの8番手を務めたミトロビッチも失敗。一方でリヨンの主将ゴナロンが決めてリヨンがPK戦を制し、クラブ史上初のベスト4進出を決めている。

ベシクタシュ(PK6-7) リヨン
1.バベル 〇 〇 フェキル
2.トスン〇 〇 トリッソ
3.ハッチンソン 〇 〇 ゲザル
4.アルスラン 〇 〇 リブス
5.タリスカ 〇 〇 ヴァルブエナ
6.ウイサル 〇 〇 ディアカビ
7.トシッチ × × ジャレ
8.ミトロビッチ×〇ゴナロン
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