ラッシュフォード弾で120分の激闘を制したユナイテッドがベスト4進出!!《EL》

2017.04.21 06:39 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッドvsアンデルレヒトが20日、オールド・トラフォードで行われ、延長戦までもつれこんだ120分の激闘を制したユナイテッドが2-1で勝利した。この結果、2戦合計3-2でユナイテッドが準決勝進出を決めた。
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▽13日に敵地で行われた1stレグを1-1と引き分けたものの、アウェイゴールという最低限のアドバンテージを持ってホームへ帰還したユナイテッド。そのユナイテッドは、直近に行われたリーグ戦で首位チェルシーに2-0と完勝。この勢いを活かし準々決勝突破を狙いたいユナイテッドは、1stレグ同様にGKにカップ戦GKのロメロを起用した以外は、イブラヒモビッチやポグバ、ムヒタリャン、キャリックなど現状のベストメンバーを起用した。
▽一方、ホームで行われた1stレグを終盤のゴールで追いつき、2ndレグへ望みをつなげたアンデルレヒトは、公式戦7戦負けなし(5勝2分け)と好調を維持。敵地で勝利し準々決勝突破を目指すアンデルレヒトは、1stレグから先発を4人変更。テリンやブルーノらに代えて今季リーグ戦20ゴールの主砲テオドルチクやチプシウらを先発で起用した。

▽試合は開始早々に両チームにチャンスが生まれる。ユナイテッドは2分、ムヒタリャンのパスでボックス右に抜け出したリンガードが折り返したが、このクロスはイブラヒモビッチの前でスパイッチにカットされる。

▽一方のアンデルレヒトは3分、バイタルエリア左でボールを受けたデンドンカーが強烈なロングシュートでゴールを脅かしたが、これはわずかに枠の上に外れた。
▽すると10分、ユナイテッドは自陣からのロングカウンターでスコアを動かす。ポグバのロングスルーパスでボックス左まで侵入したラッシュフォードがクロスを供給。一度は相手DFのブロックに阻まれるも、こぼれ球を再び拾ったラッシュフォードのマイナスの折り返しをボックス中央に走り込んだムヒタリャンがゴール左隅に流し込んだ。

▽先制に成功したユナイテッドだが、19分にアクシデント。相手選手との交錯の際に左足を捻ったロホがピッチに倒れ込む。一度は治療を受けてピッチに戻ったロホだったが、直後のプレーでアチェンポンと再び接触するとプレー続行は不可能となり、担架でピッチを後にした。

▽ロホの負傷交代の影響でややバタつくユナイテッドは、32分に一瞬の隙を突かれる。デンドンカーのサイドチェンジを右サイドで受けたチプシウがクロスを入れると、こぼれ球をボックス手前で拾ったティーレマンスがミドルシュート。バレンシアにディフレクトしたボールはクロスバーを叩いたが、セカンドボールに素早く反応したハンニがこれをゴールに押し込んだ。

▽同点にされたユナイテッドは38分、相手ボックス手前でFK獲得すると、ムヒタリャンの素早くリスタートに抜け出したラッシュフォードが決定機を迎えたが、これはオフサイドの判定となる。

▽1-1で迎えた後半、最初のチャンスはホームチームに生まれる。59分、ラッシュフォードのパスをボックス左までオーバーラップしたショーが受けると、ゴール左付近まで切り込みクロス。しかし、ゴール前に飛び込んだリンガードが足を伸ばすも、わずかに届かない。

▽追加点の遠いユナイテッドは60分、リンガードを下げてフェライーニを投入。対するアンデルレヒトは64分、ハンニとチプシウを下げてスタンチュとブルーノを投入する2枚替えを敢行した。

▽すると65分、ユナイテッドに決定機。中盤からのロングパスをボックス左手前のイブラヒモビッチが頭で落とすと、これを受けたラッシュフォードがミドルシュートで狙ったが、ボールはゴール左に外れる。

▽さらに68分、自陣でのCKのこぼれ球を拾ったポグバが素早く前線に送ると、これがアッピアーのクリアミスを誘発。これを奪ったラッシュフォードが相手GKと一対一を迎えるも、GKをかわす際のドリブルのタッチが大きくなり、戻ったDFにカバーされ、絶好の勝ち越し機を逃した。

▽すると83分、アデルレヒトにアクシデント。左サイドでボールを追ったアチェンポンが太もも裏を痛め、ピッチに倒れ込む。しかし、すでに3人の選手交代を終えていたアンデルレヒトは、アチェンポンを治療してピッチに戻した。

▽ユナイテッドは89分、ボックス右前手前でボールを受けたムヒタリャンがクロスを供給。ボックス中央でポグバの落としをイブラヒモビッチが受けると、ボックス左から駆け上がったラッシュフォードへパス。ラッシュフォードはゴール左からシュートを狙ったが、これはサイドネットを揺すった。

▽延長前半、ユナイテッドは後半ラストプレーの競り合いで右足を痛めたイブラヒモビッチがプレー続行不可能となり、マルシャルの投入を余儀なくされた。すると92分、ラッシュフォードの右クロスからファーサイドのポグバがオーバーヘッドシュートを放ったが、これはゴール前でスパイッチがブロック。

▽さらに101分、左クロスをゴール右のフェライーニが頭で落とし、最後はポグバがゴールネットを揺らしたが、これはフェライーニの競り合ったDFに対するプッシングを取られ、ノーゴールとなった。

▽1-1で迎えた延長後半、ユナイテッドがファーストチャンスをモノにする。107分、ブリントのロングフィードをボックス内のフェライーニが頭で落とすと、これを受けたラッシュフォードが巧みなステップで2枚のマークを剥がし、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。

▽結局、このゴールが決勝点となり120分の激闘を制したユナイテッドが準決勝進出を決めた。

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プレミアリーグ勢からの熱心な関心を受けているスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(25)だが、争奪戦は激しいものになりそうだ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)のコヴェントリー・シティから2023年夏にスポルティングに完全移籍したギョケレシュ。初挑戦となったプリメイラ・リーガでは27試合で22ゴール10アシストと圧倒的な得点力を見せ、首位を走るチームを支えている。 そのギョケレシュには、アーセナルやチェルシー、ニューカッスルと言ったプレミアリーグのクラブが関心を寄せており、代理人とも交渉をすでにスタートさせていると見られている。ただ、契約解除条項の金額である1億ユーロ(約161億5000万円)の支払いが移籍の条件のようだ。 そんな中、イギリス『HITC』はマンチェスター・ユナイテッドも参戦することとを報道。ストライカー補強を今夏のテーマにしているユナイテッドは、新たな少数株主である『INEOS』の後押しも受けて、資金面での遅れを取らないと見られている。 ユナイテッドは昨夏も獲得を目指したバイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインやブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーもターゲットにしている中、ギョケレシュが最優先と考えている状況。すでにコンタクトを取っているという。 一方で、そのユナイテッドの動きに待ったをかけようとしているのがリバプールとのこと。ユルゲン・クロップ監督が退任することが決定している中、後任の候補にはスポルティングのルベン・アモリム監督も浮上。併せて選手も獲得したいと考えているという。 長年エースとしてチームを支えてきたエジプト代表FWモハメド・サラーがサウジアラビアから熱心なオファーを受けており、退団する可能性が高く、コロンビア代表FWルイス・ディアスも他クラブに狙われている状況。ストライカーの獲得に動きたい中で、ギョケレシュが検討されているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻のゴールラッシュ!ギョケレシュの2023-24シーズンゴール集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xBd7ZmTcUFY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.16 15:05 Tue

フランクフルトでもパッとせずのファン・デ・ベーク、夏に新たなクラブ探しへ

元オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク(26)は来る夏に新たなクラブを探す見通しのようだ。 2020年9月にアヤックスからユナイテッド入りしてからというもの、パッとせずのファン・デ・ベーク。不遇感もあるが、出番が見込めるタイミングで負傷したりとチャンスを不意にし、今年1月に2022年1月のエバートン行きに続くローンでフランクフルトに活躍の場を求めた。 だが、その今季もあと数カ月で終わるというなか、出場数を増やせず、ここまでブンデスリーガ7試合の出場のみ。14日に行われた第29節のシュツットガルト戦で4試合ぶりに出場が巡ったが、この試合も途中からと思ったよりも出番が限られる。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、フランクフルトは固定額1100万ユーロ+アドオン300万ユーロの総額1400万ユーロ(約22億9000万円)からなる買取オプションの行使を見送るという。 となれば、ユナイテッド復帰が既定路線となる今後だが、夏のマーケットでは改めて新たな章、新たなクラブを探すことになるそうだ。 今月18日には27歳となるファン・デ・ベーク。年齢的にも働き盛りとあって、そろそろ活躍先を見つけ出したいところだが、いかに。 2024.04.16 11:50 Tue
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