モナコがムバッペのCL4戦連発弾などで香川フル出場のドルトムントに連勝! 13年ぶりのベスト進出!!《CL》

2017.04.20 05:51 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのモナコvsドルトムントが19日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、3-1でモナコが勝利した。この結果、2戦合計6-3でモナコが準決勝進出を決めた。ドルトムントのMF香川真司はフル出場した。

▽敵地で行われた1stレグを新星FWムバッペの2ゴールなどで先勝したモナコは、直近のディジョン戦では大苦戦を強いられるも、ファルカオの直接FKなどで逆転勝利を飾り国内リーグ首位の座をキープ。好調を維持するモナコは、その1stレグからスタメンを2人変更。出場停止のファビーニョとラッジに代わり、打撲の影響で1stレグを欠場したメンディとサスペンション明けのバカヨコが先発に復帰した。
▽一方、ホームで行われた1stレグを2-3で落としたドルトムントだが、直近のフランクフルト戦では戦列復帰したロイスのゴールなどで3-1の快勝を収め、きっちり立て直しに成功。逆転での準決勝進出を目指すこの2ndレグに向けて、ドルトムントは1stレグからスタメンを3人変更。O・デンベレ、シュメルツァー、Sベンダーに代えてシャヒン、ロイス、ドゥルムをスタメンで起用した。

▽試合は開始早々に動く。3分、左サイドからドリブルで仕掛けたメンディがバイタルエリア左からミドルシュート。これはGKビュルキが弾くも、こぼれ球に反応したムバッペがゴール左隅に流し込み、モナコが先制に成功した。

▽先制を許したドルトムントは10分、オーバメヤンのパスをボックス右で受けたドゥルムが折り返すと、中央に走り込んだロイスが右足で合わせたが、シュートはGKスバシッチが正面でキャッチ。さらに14分には、ボックス右手前でオーバメヤンが倒されて獲得したFKをシャヒンが直接狙うも、これは右ポストを叩いた。
▽ドルトムントの反撃を凌いだモナコは17分に追加点を奪う。左サイドをオーバーラップしたメンディの折り返しをボックス左のムバッペが落とすと、ボックス左角付近でこれを受けたルマールのクロスをゴール前に走り込んだファルカオがダイビングヘッドでゴール右に流し込んだ。

▽リードを広げられたドルトムントのトゥヘル監督は、27分にドゥルムを下げてO・デンベレを投入。2列目を右からO・デンベレ、香川、ロイスと配置した[4-2-3-1]に布陣を変更した。ポジションチェンジによりやや落ち着きを取り戻したドルトムントは38分、O・デンベレのスルーパスをボックス中央のロイスがヒールパスでゴール前に流すと、これにオーバメヤンが反応するも、ボールは飛び出したGKスバシッチが先にキャッチ。

▽さらに41分には、ボックス左手前で香川がベルナルド・シウバに倒され、FKを獲得。このFKをロイスが直接狙ったが、シュートはGKスバシッチの正面を突いた。

▽迎えた後半、ドルトムントはシャヒンを下げてシュメルツァーを投入。左サイドバックにシュメルツァーを置き、ラファエウ・ゲレイロをボランチに上げた。すると、後半最初のチャンスはドルトムント。48分、ドリブルでボックス右深くまで切り込んだO・デンベレが左足アウトサイドで折り返すと、中央のロイスが右足でゴール右にシュートを突き刺した。

▽1点を返されたモナコもすぐに反撃に転じる。50分、CKのこぼれ球を左サイドで拾ったルマールのクロスをボックス中央のA・トゥーレが頭で合わせると、これが枠を捉えたがボールはGKビュルキが右手で弾き出した。

▽さらに63分には、最終ラインからのロングフィードに抜け出したファルカオがボックス右から侵入。切り返しでマークを剥がし、飛び出したGKビュルキの上を突くチップシュートを放ったが、これは枠の上に外れる。

▽その後、ドルトムントはラファエウ・ゲレイロに代えて3枚目の交代カードとして72分にプリシッチを投入。すると、74分に決定機。O・デンベレのロングパスをボックス左の香川が頭で落とすと、これをボックス手前のロイスがダイクトシュート。しかし、シュートはGKスバシッチが正面でセーブ。

▽モナコは81分、ムバッペを下げてジェルマンを投入。すると、直後のプレーで追加点が生まれる。中盤でピシュチェクのパスをカットしたルマールが素早くゴール前へスルーパスを供給。このパスに抜け出したジェルマンが、この試合最初のタッチでゴールネットを揺らした。

▽試合を決定づける3点目を奪ったモナコは、90分にベルナルド・シウバに代えてラッジを投入し、試合をクローズ。ムバッペのCL4戦連発弾などでドルトムントに連勝したモナコが、13年ぶりの準決勝進出を決めた。
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