途中出場のコウチーニョ&フィルミノ弾のリバプールがストークに逆転勝利《プレミアリーグ》

2017.04.09 01:05 Sun
Getty Images
▽リバプールは8日、プレミアリーグ第32節でストーク・シティとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。
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▽前節ボーンマス戦を2-2の引き分けに持ち込まれた3位リバプール(勝ち点60)は、ボーンマス戦のスタメンから3選手を変更。コウチーニョとフィルミノの主力2選手をベンチスタートとし、ウッドバーンとアーノルドの両若手を起用してきた。
▽3連敗中の12位ストーク・シティ(勝ち点36)に対し、[5-3-2]の守備的な布陣で臨んだリバプールはマティプを5バックの中央に据え、バックラインの右にアーノルド、左にクライン、中盤アンカーにカン、インサイドにワイナルドゥムとミルナーを配置し、2トップにオリジとウッドバーンを起用した。

▽開始3分にディフェンスライン裏を取られたシャキリにネットを揺らされたものの、オフサイドで助かったリバプールだったが、出足の鋭いストークに押し込まれる展開を強いられる。

▽何とか重心を下げて凌ぐリバプールだったが、守備に追われて攻撃の枚数が足りず、フィニッシュに持ち込む形を作れない状況が続いた。
▽そんな中、27分に右足ハムストリングを痛めたジョー・アレンに代わりアダムを投入せざるを得なくなったストークに28分、アルナウトビッチに枠内シュートを浴びせられる。

▽さらに32分にはロブレンのクリアが中途半端になったところをアルナウトビッチに決定的なボレーシュートを許すも、わずかに枠を外れて助かったリバプールだったが、44分についに失点する。シャキリが右サイドを突破してボックス右ゴールライン際から右足で上げたクロスをニアのウォルタースにヘディングで決められた。

▽低調だったリバプールは後半からアーノルドとウッドバーンに代えてコウチーニョとフィルミノを投入する。そのリバプールが攻勢に出ていたが、52分にCKの流れからワイナルドゥムがクリアミスを犯してアダムにゴール至近距離からシュートを打たれるも、GKミニョレが好守で凌いだ。

▽その後、徐々に勢いを失っていったリバプールはオリジに代えてスタリッジを投入。すると70分、カンのフィードはDFにカットされたものの、ルーズボールをボックス中央のコウチーニョがゴール左へ蹴り込み、試合を振り出しに戻した。さらに2分後、ワイナルドゥムのロングフィードに抜け出したフィルミノがペナルティアーク右から右足を一閃。強烈なドライブシュートがGKグラントの頭上を越えてネットを揺らし、リバプールが逆転に成功した。

▽直後、ベラヒノのゴール至近距離からのシュートをGKミニョレがビッグセーブで防いだリバプールは終盤にかけて敵陣でプレーし、2-1で逃げ切り。途中出場2選手のゴールでリバプールが3位を堅守する逆転勝利を飾っている。

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