ブロゾビッチ背信のインテルがホームでサンプに痛恨の逆転負け…6位転落で来季CL出場遠のく…《セリエA》
2017.04.04 05:58 Tue
▽セリエA第30節、インテルvsサンプドリアが3日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、アウェイのサンプドリアが2-1で勝利した。インテルのDF長友佑都は、ベンチ入りも出場機会はなかった。
▽立ち上がりから優勢に試合を運ぶインテルは、9分に最初の決定機を迎える。左サイドでミランダからのフィードを受けたペリシッチが、サイドを深くえぐってマイナスのクロスを入れる。中央に走り込んだバネガが右足ダイレクトで合わせるが、これはGKヴィヴィアーニに阻まれる。さらに、こぼれ球を拾ったカンドレーバがフリーでシュートを放つが、コースを狙い過ぎて枠の左に外してしまった。
▽一方、立ち上がりから劣勢が続くサンプドリアは、16分に足を痛めたサーラがプレー続行不可能となり、ベレシュインスキが同じ右サイドバックに緊急投入された。それでも、24分にはボックス手前でボールを受けたクアリアレッラが右ポスト直撃の強烈な右足シュートを放つなど、虎視眈々とインテルゴールを脅かした。
▽前半半ばから終盤にかけて攻勢を強めるインテルは、35分に先制点を奪う。右サイド深くでスローインを受けたバネガが狙い澄ましたクロスをゴール前に入れる。これをゴール前に走り込んでいた右サイドバックのダンブロージオが右足インサイドで合わせると、DFベレシュインスキに当たってコースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。
▽迎えた後半、インテルは前半に足首を痛めていたガリアルディーニに代えて、ハーフタイム明けからコンドグビアを投入。前半同様に集中した入りを見せたホームチームだったが、相手のセットプレーから同点に追いつかれる。
▽50分、サンプドリアの左CKの場面でショートコーナーからファーサイドのブルーノ・フェルナンデスが頭で合わせると、ボックス左ギリギリのコースに飛んだボールをシックが足裏でわずかに触り、ゴールネットに流し込んだ。インテル守備陣はシックのオフサイドを主張するが、手前に居たブロゾビッチがラインを上げ切れておらず、ゴールが認められた。
▽1-1のイーブンに戻ったことで、試合はここからヒートアップ。62分にはインテルが右CKの場面でファーサイドのペリシッチがドンピシャのヘディングシュートを放つが、これはGKヴィヴィアーニの正面。この直後にはサンプドリアのロングカウンターからボックス左で強引に仕掛けたクアリアレッラが左足を強振するが、ここはGKハンダノビッチが好守で凌いだ。
▽ホームで負けられないインテルは66分、疲れの見えたバネガに代えてエデルを投入。そのエデルは69分にボックス手前から強烈なミドルシュートを放つが、GKヴィヴィアーニの好守に阻まれる。さらに72分には右サイドを縦に持ち上がったカンドレーバがボックス内に持ち込んで鋭いクロスを入れるが、ファーサイドに走り込んだイカルディはシュートをふかしてしまい、絶好の勝ち越し機を逸した。
▽その後、79分にペリシッチを下げて最後の交代カードとしてジョアン・マリオを投入したインテルだが、前半から飛ばしてきたツケか、運動量の低下が顕著で中盤が間延びし、相手のカウンターを許す苦しい展開に。すると84分、ボックス手前中央で与えたFKの場面でリカルド・アルバレスが直接狙ったシュートを壁に入ったブロゾビッチが不用意に出した腕でブロックしてしまい、痛恨のPK献上。これをキッカーのクアリアレッラに豪快に蹴り込まれ、まさかの逆転を許した。
▽CL出場権獲得に向けて負けられないインテルはここから反撃に出るも、一度失った流れを最後まで取り戻すことはできず、ホームで格下サンプドリア相手に痛恨の逆転負け。4試合ぶりの敗戦を喫したインテルは、アタランタに抜かれて6位に転落した。
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▽前節、トリノとドローに終わり、連勝がストップした5位インテル(勝ち点55)。逆転でのチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すインテルは、今節で3位ナポリ(勝ち点64)が首位ユベントスと引き分けたため、勝ち点差を縮める格好のチャンスとなった。9位サンプドリアをホームに迎えたこの一戦に向けてピオリ監督は、コンドグビアに代えてブロゾビッチを起用した以外、トリノ戦と同じメンバーを起用した。▽一方、立ち上がりから劣勢が続くサンプドリアは、16分に足を痛めたサーラがプレー続行不可能となり、ベレシュインスキが同じ右サイドバックに緊急投入された。それでも、24分にはボックス手前でボールを受けたクアリアレッラが右ポスト直撃の強烈な右足シュートを放つなど、虎視眈々とインテルゴールを脅かした。
▽前半半ばから終盤にかけて攻勢を強めるインテルは、35分に先制点を奪う。右サイド深くでスローインを受けたバネガが狙い澄ましたクロスをゴール前に入れる。これをゴール前に走り込んでいた右サイドバックのダンブロージオが右足インサイドで合わせると、DFベレシュインスキに当たってコースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。
▽幸先良く先制に成功したインテルは、その後も積極的に2点目を目指すが、イカルディが続けてオフサイドにかかるなど、前半のうちに取り切れない。逆に、前半終了間際にはブルーノ・フェルナンデス、シックに続けて決定機を許すが、ブルーノ・フェルナンデスがボックス右で放ったシュートが前半2度目のポストに直撃する幸運もあり、1点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、インテルは前半に足首を痛めていたガリアルディーニに代えて、ハーフタイム明けからコンドグビアを投入。前半同様に集中した入りを見せたホームチームだったが、相手のセットプレーから同点に追いつかれる。
▽50分、サンプドリアの左CKの場面でショートコーナーからファーサイドのブルーノ・フェルナンデスが頭で合わせると、ボックス左ギリギリのコースに飛んだボールをシックが足裏でわずかに触り、ゴールネットに流し込んだ。インテル守備陣はシックのオフサイドを主張するが、手前に居たブロゾビッチがラインを上げ切れておらず、ゴールが認められた。
▽1-1のイーブンに戻ったことで、試合はここからヒートアップ。62分にはインテルが右CKの場面でファーサイドのペリシッチがドンピシャのヘディングシュートを放つが、これはGKヴィヴィアーニの正面。この直後にはサンプドリアのロングカウンターからボックス左で強引に仕掛けたクアリアレッラが左足を強振するが、ここはGKハンダノビッチが好守で凌いだ。
▽ホームで負けられないインテルは66分、疲れの見えたバネガに代えてエデルを投入。そのエデルは69分にボックス手前から強烈なミドルシュートを放つが、GKヴィヴィアーニの好守に阻まれる。さらに72分には右サイドを縦に持ち上がったカンドレーバがボックス内に持ち込んで鋭いクロスを入れるが、ファーサイドに走り込んだイカルディはシュートをふかしてしまい、絶好の勝ち越し機を逸した。
▽その後、79分にペリシッチを下げて最後の交代カードとしてジョアン・マリオを投入したインテルだが、前半から飛ばしてきたツケか、運動量の低下が顕著で中盤が間延びし、相手のカウンターを許す苦しい展開に。すると84分、ボックス手前中央で与えたFKの場面でリカルド・アルバレスが直接狙ったシュートを壁に入ったブロゾビッチが不用意に出した腕でブロックしてしまい、痛恨のPK献上。これをキッカーのクアリアレッラに豪快に蹴り込まれ、まさかの逆転を許した。
▽CL出場権獲得に向けて負けられないインテルはここから反撃に出るも、一度失った流れを最後まで取り戻すことはできず、ホームで格下サンプドリア相手に痛恨の逆転負け。4試合ぶりの敗戦を喫したインテルは、アタランタに抜かれて6位に転落した。
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