デウロフェウは続けるか...セスクやデ・ラ・ペーニャなどバルサ復帰を果たした選手たち

2017.03.30 22:10 Thu
バルセロナが、ミランFWジェラール・デウロフェウの買い戻しを検討しているという。バルセロナには、これまでにも一度手放したカンテラーノ(下部組織出身選手)を復帰させた過去がある。

■チャンピオンズリーグを制したL・ガルシア、セスクの成功

すでに現役を退いている選手で有名なのはジェラール・ロペス、ルイス・ガルシア、イバン・デ・ラ・ペーニャの3選手だ。バルセロナはジェラールの買い戻しに2300万ユーロを費やし、L・ガルシアに至ってはバルセロナの黎明期にリバプールでチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げている。デ・ラ・ペーニャはのちに同都市に拠点を置くエスパニョールに移籍して、ファンの反感を買った。

10代のうちにラ・マシア(バルセロナの育成寮)を離れ、国外で成功をつかんだ選手と知られているのは、現チェルシーMFセスク・ファブレガスだろう。当時16歳でアーセナルへと渡ったセスクの挑戦はメディアで大きく取り上げられた。バルセロナは2011年にセスクを4000万ユーロで買い戻したが、わずか3年後に再びイングランドへと新天地を求めることになった。

■見事バルセロナに戻って返り咲いた選手も多数

現所属メンバーのなかにも、出戻り組は存在する。DFジョルディ・アルバ、ジェラール・ピケ、アレイシ・ビダル、MFラフィーニャである。

ピケは17歳でマンチェスター・ユナイテッドに移籍した後、サラゴサを経て2008年ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)就任と同時に引き戻された。アルバは15歳で一度見切りをつけられ、バレンシアでプロ選手となり、左サイドバックへのコンバートもあって2012年に移籍金1400万ユーロで復帰を果たした。この2選手は今やスペイン代表にも欠かせない存在となっている。

A・ビダルは12歳でバルセロナに別れを告げられ、複数クラブを渡り歩いたのちにアルメリアでプロデビューを飾った。初めて1部の舞台に立ったのは、わずか4年前。それからセビージャを経て、一昨年の夏にバルセロナへと戻った。

ラフィーニャは13歳でバルセロナの下部組織に入団した。実兄である現バイエルン・ミュンヘンMFチアゴ・アルカンタラの影響もあったかもしれない。それでもトップチームに残れず、2013年にセルタに移籍。恩師ルイス・エンリケ監督の就任に伴い、翌年バルセロナに復帰している。


提供:goal.com
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