プーマ主催の「KING of 1v1 HIGH SCHOOL TOURNAMENT」優勝者の中村翔也選手がドルトムント観戦ツアーに!

2017.03.22 16:00 Wed
▽プーマは21日、「第95回全国高校サッカー選手権大会」をサポートしたプーマは、最強の "一人" を決める大会、「KING of 1v1」の高校生大会「PUMA KING of 1v1 HIGHSCHOOL TOURNAMENT」を決勝戦が行われた埼玉スタジアム2002特設コートで開催。見事優勝を果たした中村翔也選手[写真左]が優勝賞品であるドルトムント観戦ツアーを行ったことを発表した。

▽中村選手は、「PUMA KING of 1v1 HIGHSCHOOL TOURNAMENT」決勝大会で実施した「最強の一人を応援しよう PUMA KING of 1v1 HIGHSCHOOL TOURNAMENT キャンペーン」で当選した、岩川嘉雅さん[写真右]と共にドルトムントの試合を観戦。3月17日にジグナル・イドゥナ・パルクで行われたインゴルシュタット戦(1-0でドルトムントが勝利)を観戦した。
▽また、前日の16日にはジグナル・イドゥナ・パルクの通常のスタジアムツアーとは異なるスペシャルコースのスタジアムツアーを体験。選手が使用するロッカールームや、ピッチへのトンネル、ベンチなど、選手さながらの経験に参加者の二人も大興奮の様子でした。
▽その後、ボルシア・ドルトムントのトレーニング施設へと移動し、普段はプロ選手しか使用できないトレーニング施設「Footbonaut」に挑戦。正方形のスペースの中央に立ち、四方の壁から飛んでくるボールをコントロールし、指示された枠にパスするといったトレーニングを行い、どこからボールが飛んできて、どこにパスをするのかはランダムにプログラムされているので、ルックアップし、首を振って360度周りを見渡しながら、正確にコントロールし、正確にパスをするといったもので、中村翔也選手は「エヴォパワー」を着用して挑戦しました。
▽「Footbonaut」挑戦後は、同世代でもある、ボルシア・ドルトムントU-19チームのトレーニングを見学。パススピードの速さや、一瞬で加速するプレーヤーの動きなど、同世代の日本人選手とは異なるプレーには参加者の二人も目を見張っていました。参加したお二人ともに「とても貴重な体験ができた」とコメントしています。
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【プレミアリーグ第29節プレビュー】FAカップ並行開催で変則日程に…トップ4争いで重要な一節に

先週末に行われた第28節は全世界注目のリバプールとマンチェスター・シティの首位攻防戦がドローに終わった結果、ブレントフォードにしぶとく勝ち切ったアーセナルがリバプールを得失点差で上回って首位に浮上。三つ巴の覇権争いはさらに熾烈を極める形となった。 インターナショナルマッチウィークの中断前の一節となる第29節は、FAカップ準々決勝との並行開催となり、アーセナルvsチェルシーのロンドン・ダービーを始め上位3チームを含む6カードが延期となる変則日程での開催となる。 そういった中で開催される今週末の4カードでは7位のウェストハムと4位のアストン・ビラの上位対決、5位のトッテナムが12位のフルアムと対峙するロンドン・ダービーと、トップ4争いに注目が集まる。 4位のアストン・ビラは前節、ホームで行われたトッテナムとのシックスポインターに0-4で完敗。リーグ連勝が「3」でストップした。[5-3-2]へのシステム変更で臨んだ前半は相手の攻撃をうまく封じることに成功したが、後半立ち上がりに一瞬の隙やミス絡みで連続失点。さらに、MFマッギンのラフプレーによる一発退場で窮地に立たされると、後半終盤にはさらに2ゴールを奪われてしまい、ライバルに得失点差でも上回れる厳しい敗戦となった。 暫定ながら依然として2ポイント差を付けており、来シーズンからのチャンピオンズリーグ(CL)のレギュレーション変更によって5位でも出場権獲得の可能性はあるが、トップ4維持へこれ以上の取りこぼしは許されない状況だ。敵地に乗り込む難敵ハマーズとの一戦に向けては、直近に行われたカンファレンスリーグ(ECL)のアヤックス戦で見事な4-0の快勝を収めてベスト8進出を決定。しっかりとスパーズ戦からリバウンドメンタリティを示したが、同試合では先制点を決めた主砲ワトキンスが負傷。リーグ3試合出場停止のマッギンと共に不在が濃厚となり、ディアビやロジャーズ、デュランといった代役を担う選手たちのパフォーマンスが重要となるはずだ。 一方、逆転でのトップ4は厳しいものの、地力でのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得へ勝ち点3が必要なウェストハム。前節は下位に沈むバーンリー相手にホームで2点を先行される厳しい展開となったが、FWイングスの後半アディショナルタイムの土壇場弾によって辛くも2-2のドローで敗戦を回避した。 これでリーグ連勝がストップした一方、直近のELフライブルク戦では1stレグを0-1で落としていた中、MFクドゥスの2ゴールを含め5ゴールを挙げる5-0の快勝によって逆転でのベスト8進出を決定。良い流れで今回のホームゲームに臨めるはずだ。対戦相手同様に中2日と厳しい日程での戦いとなるが、負傷者の復帰によって各ポジションに強力な交代カードを有しており、総力戦で勝ち切りたい。 ウェストハムのアシストを期待しつつ、今節での4位浮上を目指すトッテナムは、フルアムとのアウェイ開催のダービーに臨む。前述のアストン・ビラ戦では苦戦傾向にある5バック攻略に手を焼いたが、MFマディソンの復帰後初ゴールを皮切りにブレナン・ジョンソン、ソン・フンミン、ヴェルナーと3人のアタッカー陣の畳みかけるゴールで最終的には4点を奪って完勝した。 3連勝を狙う一戦ではアストン・ビラ戦で負傷したDFファン・デ・フェンが不在となるが、負傷明けのFWリシャルリソンが復帰予定。2戦連発中のヴェルナーやジョンソンの好調コンビに加え、タフに戦えるストライカーの復帰によって攻撃の破壊力を増す。その自慢の攻撃陣の活躍で打ち勝つ展開に持ち込みつつ、ファン・デ・フェンの代役として加入後初スタメンが予想されるDFドラグシンの活躍も期待したいところ。アストン・ビラ戦では途中出場で安定したパフォーマンスを見せたが、先発出場は2カ月ぶりとなるため、センターバックに運動量と多くのスプリントが求められるポステコグルー監督のスタイルにおいて体力面の部分は懸念材料。完全覚醒のFWムニスを筆頭にブロヤ、アダマ・トラオレ、イウォビら相手のアタッカー陣に対峙する中、ディフェンスリーダーのロメロらのサポートも重要となりそうだ。 DF橋岡大樹を擁する18位のルートン・タウンは、3ポイント差で17位に位置するノッティンガム・フォレストとの残留争い直接対決に臨む。 1-1のドローに終わった先週末のクリスタル・パレス戦では途中出場となった中、3バックの左で安定したパフォーマンスを披露した橋岡。ただ、ミッドウィーク開催となった第17節延期分のボーンマス戦では同じポジションで初スタメンを飾ったが、チームが3-0で折り返した後半に3失点に絡んで68分にベンチへ下げられる厳しい出来に。チームも後半終盤の失点で3点差を引っくり返される衝撃的な逆転負けを喫し、2分け5敗の7戦未勝利と泥沼の状況だ。ボーンマス戦の出来を考えれば、橋岡のスタメン落ちは濃厚だが、チームがリードする状況であれば本職のウイングバックでの守備固めでの投入の可能性は十分にあるはず。ここで汚名返上のパフォーマンスを見せたい。 19位のバーンリーと15位のブレントフォードによるボトムハーフ同士の対戦は、バーンリーが2024年初勝利となる11試合ぶりの白星を、ブレントフォードは先月10日のウォルバーハンプトン戦以来、6戦ぶりの白星を目指して戦うことになる。 ◆プレミアリーグ第29節 ▽3/16(土) 《24:00》 バーンリー vs ブレントフォード ルートン・タウン vs ノッティンガム・フォレスト 《26:30》 フルアム vs トッテナム ▽3/17(日) 《23:00》 ウェストハム vs アストン・ビラ ▽未定 アーセナル vs チェルシー クリスタル・パレス vs ニューカッスル マンチェスター・ユナイテッド vs シェフィールド・ユナイテッド ウォルバーハンプトン vs ボーンマス エバートン vs リバプール ブライトン vs マンチェスター・シティ 2024.03.16 12:00 Sat

【ラ・リーガ第29節プレビュー】CL8強進出のアトレティコvsバルサ! 下位2クラブは新体制初陣

先週末に行われた第28節はアトレティコ・マドリーを除く上位陣が揃って勝利を収め、優勝争いに大きな変化は起こらず。一方、下位クラブではセルタ、アルメリアの2クラブで監督交代が行われている。 インターナショナルマッチウィークの中断期間前の一節となる第29節は、共にチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8進出を決めた4位のアトレティコと3位のバルセロナによる上位対決に注目が集まる。 アトレティコは前節、下位のカディス相手に0-2で完敗。週明けに控えていたCLのインテル戦により重きを置いていた中、攻守両面で精彩を欠きFWフアンミにドブレーテを許して敵地で厳しい黒星を喫した。それでも、CLでは公式戦13連勝中だったセリエA首位チーム相手にFWグリーズマンとFWデパイの2ゴールによって2-1の逆転勝利。2戦合計で追いついた結果、守護神オブラクが2本のPKストップを見せたPK戦を3-2で制し、見事に準々決勝進出を決めた。そのタフな一戦から中3日でのリーグ上位対決は非常に難しい試合となることは間違いないが、インテル戦でも証明したメトロポリターノの圧倒的なホームアドバンテージを武器に勝ち点3を手にしたい。 一方、バルセロナは前節、マジョルカにウノセロ勝利。MFギュンドアンのPK失敗など最後の仕上げの部分で苦戦を強いられたが、16歳FWラミン・ヤマルのスーペルゴラッソによって見事に勝ち切った。さらに、CLではMFフレンキー・デ・ヨング、MFペドリと中盤の要を欠く厳しい戦いとなったが、代役を担ったMFフェルミンの先制点を皮切りにDFカンセロ、FWレヴァンドフスキが決めたゴールによって3-1の勝利。MOTMに輝いた17歳DFパウ・クバルシの圧巻のパフォーマンスも光った一戦で見事に4季ぶりの8強進出を決めた。日程面ではアドバンテージがあるものの、引き続き主力数人を欠く中での戦いとなり、前述の頼もしいカンテラーノの躍動が難所攻略のカギを握る。 首位のレアル・マドリーは10位のオサスナとのアウェイゲームで2連勝を狙う。前節は不振のセルタを相手にFWヴィニシウスの先制点を皮切りに、相手の2つのオウンゴールで効果的に加点。試合終了間際にはMFギュレルにラ・リーガ初ゴールも生まれる実り多き内容での完勝を収めた。今回の一戦に向けては軽傷を抱えるMFセバージョスが不在となるが、長期離脱組を除く多くの主力がプレー可能な状態にあり、アンチェロッティ監督としてはさまざま状況に応じて効果的なカードを切りながら、総合力で勝ち切る試合にできるはずだ。 前節、オサスナに2-0の快勝を収めて2位を死守したジローナは12位のヘタフェ相手に久々の連勝を狙う。前節はFWポルトゥ、FWサヴィオのゴールでに加え、安定したゲーム運びでの勝利を収めており、球際でのバトルがより激しくなる難敵相手の一戦ではそのバトルでしっかりと相手を上回りつつ、両サイドのDFヤン・コウト、DFミゲル・グティエレスらを起点に2列目、3列目からの飛び出しを効果的に使ってハイラインを攻略したい。 MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは、アトレティコ撃破で勢いに乗るカディス相手に連勝を狙う。前節、久保ら一部主力を温存した中、FWサディク、FWアンドレ・シウバと悩めるセンターフォワード陣の活躍によってグラナダ相手に3-2の逆転勝利を収めたラ・レアル。これで公式戦連敗を「4」でストップしたチームは、終盤戦へ弾みを付ける上でしっかりとホームで勝ち切りたいところだ。グラナダ戦での起用法を見ると、コンディションにやや不安を抱かせる久保だが、日本代表合流前にきっちり結果を残して良い形で北朝鮮代表戦に臨みたい。 その他では残留圏内ギリギリの17位という成績不振を受け、今季就任のベニテス監督を解任し、セルタBのクラウディオ・ヒラルデス氏を暫定指揮官に据えたセルタ、開幕28戦未勝利でガリターノ監督解任と共にペペ・メ新監督招へいを発表した最下位アルメリアの新体制初陣に注目したい。 また、5位のアスレティック・ビルバオ、ビジャレアルvsバレンシアのバレンシア自治州ダービーにも注目だ。 《ラ・リーガ第29節》 ▽3/15(金) 《29:00》 レアル・ソシエダ vs カディス ▽3/16(土) 《22:00》 マジョルカ vs グラナダ 《24:15》 オサスナ vs レアル・マドリー 《26:30》 ヘタフェ vs ジローナ 《29:00》 アスレティック・ビルバオ vs アラベス ▽3/17(日) 《22:00》 セビージャ vs セルタ 《24:15》 ビジャレアル vs バレンシア ラス・パルマス vs アルメリア 《26:30》 ラージョ vs ベティス 《29:00》 アトレティコ・マドリー vs バルセロナ 2024.03.15 19:00 Fri

【ECLラウンド16 プレビュー】8強進出を懸けた運命の第2戦! 先勝D・ザグレブに常本&本間はチャンス十分

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・ラウンド16の2ndレグが14日に開催される。ECLグループステージ首位通過8チームと、プレーオフ突破8チームで争われる第2戦の展望を、注目カードを中心に紹介していく。 ◆ラウンド16 2ndレグ ▽3/14(木) 《26:45》 ビクトリア・プルゼニ vs(AGG:0-0) セルヴェット フェネルバフチェ vs(AGG:3-0) ユニオン・サン=ジロワーズ PAOK vs(AGG:0-2) ディナモ・ザグレブ フィオレンティーナ vs(AGG:4-3) マッカビ・ハイファ 《29:00》 アストン・ビラ vs(AGG:0-0) アヤックス クラブ・ブルージュ vs(AGG:1-2) モルデ リール vs(AGG:3-0) シュトゥルム・グラーツ マッカビ・テルアビブ vs(AGG:4-1) オリンピアコス ◆唯一先勝D・ザグレブに常本&本間はチャンス十分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240313_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今ラウンドにはDF町田浩樹、MF金子拓郎、DF荻原拓也、DF常本佳吾、MF本間至恩と5人の日本人選手が参戦する。なお、常本のセルヴェットの同僚であるFW西村拓真は登録メンバー外となっている。 金子と荻原の所属するディナモ・ザグレブは初戦で唯一先勝に成功。ギリシャの強豪PAOKをホームで迎え撃った1stレグは、主砲ブルーノ・ペトコビッチが前後半に1ゴールずつを挙げて2-0の勝利を飾った。金子は後半終盤の途中出場となった中、攻撃面で見せ場は訪れなかったが、献身的な守備できっちり逃げ切りに貢献した。なお、荻原はケガの影響で初戦も2ndレグも欠場となる見込みだ。 敵地で逃げ切りを図る2ndレグで金子は初戦同様にベンチスタートが濃厚か。スタメン起用で5-2の勝利を飾った直近のスラヴェン・ベルポ戦では控え中心のメンバー構成で臨んでおり、金子は後半途中にFWシュピキッチとの交代でピッチを後にしている。ただ、プレータイムは60分程度となっており、ヤキロビッチ監督はジョーカー役も献身的な守備やボールキープでクローザー役もこなせる、金子を2ndレグに向けた重要な戦力とみなしているはずだ。 常本のセルヴェットはビクトリア・プルゼニとのホームでの初戦を0-0のドローで終えており、ディナモ・ザグレブと共にベスト8進出へ十二分な可能性を有している。その初戦では右サイドバックでフル出場し、クリーンシートに貢献した常本は、ECLの公式インスタグラムが「ケイゴ・ツネモトによるソリッドなパフォーマンス」とプレー集を投稿するなど、同チームのキーマンとみなす。そういった形で注目を集める中、敵地でのリターンレグでは持ち味の守備と共にスイスの地で磨きをかける攻撃面でも正確なクロス、タイミングの良い攻撃参加で勝利に繋がる貢献を見せたい。 本間の所属するクラブ・ブルージュは、敵地でのモルデとの初戦を1-2で落とした。本間はベンチ入りを果たしたが、この試合でプレー機会を得ることはできなかった。ホームで逆転突破を目指す一戦では主砲イゴール・チアゴを引き続き欠く中、FWジュグラやFWスコフ・オルセンの活躍が必須となるが、その大一番で本間に出番は訪れるか…。 町田のユニオン・サン=ジロワーズは、ホームで行われた優勝候補フェネルバフチェとの初戦を0-3で落としており、逆転突破は非常に厳しい状況だ。フル出場した町田自身に大きなミスはなかったが、チームはセットプレーとロングカウンターによって3失点を喫した上、幾つかのチャンスモノにできず。地力の違いを示される形での敗戦となった。難所イスタンブールでの逆転突破は非常に厳しいが、町田ら3バックがチーム全体をうまく押し上げながら、初戦で仕事ができなかったFWアムーラ、FWニルソンの2トップの奮起によって奇跡を起こしたい。 今ラウンド屈指の強豪対決となったアストン・ビラvsアヤックスは、完全にイーブンな状況でビラ・パークでの決着を目指す。共に退場者を出した実力拮抗の1stレグは中盤でのバトルがメインとなった中、ホームのアヤックスがやや優勢に進めたものの、最後まで互いの集中した守備を上回ることができなかった。 なお、アストン・ビラは直近のリーグ戦でトッテナムに0-4の惨敗、アヤックスは格下フォルトゥナ・シッタートに2-2のドローと、いずれも弾みを付けられず。今回の一戦では共にリバウンドメンタリティを示したい。 また、昨季準優勝のフィオレンティーナは壮絶な撃ち合いとなったマッカビ・ハイファとの1stレグを4-3で制したが、直近のリーグ戦ではローマ相手にタフな2-2のドローゲームを演じており、全体的に重さが出てしまうと、初戦以上に難しい戦いを強いられるかもしれない。 2024.03.14 18:30 Thu

【ELラウンド16 プレビュー】堂安が8強懸けた痺れる第2戦へ! リバプールやミランは余裕を持って逃げ切りへ

ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の2ndレグが14日に開催される。ELグループステージ首位通過8チームと、プレーオフ通過8チームで争われるラウンド16第2戦の展望を、注目カードを中心に紹介していく。 ◆ラウンド16 2ndレグ ▽3/14(木) 《26:45》 ビジャレアル vs(AGG:0-4) マルセイユ レンジャーズ vs(AGG:2-2) ベンフィカ ウェストハム vs(AGG:0-1) フライブルク スラビア・プラハ vs(AGG:2-4) ミラン 《29:00》 リバプール vs(AGG:5-1) スパルタ・プラハ ブライトン vs(AGG:0-4) ローマ アタランタ vs(AGG:1-1) スポルティングCP レバークーゼン vs(AGG:2-2) カラバフ ◆堂安が痺れる大一番へ…遠藤は温存の可能性も? <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240313_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今ラウンドにはMF遠藤航、MF守田英正、MF三笘薫、MF堂安律、GK小久保玲央ブライアンと5人の日本人選手が参戦する。なお、三笘は腰のケガで長期離脱中だ。 堂安のフライブルクはウェストハムとのホームでの初戦を、途中出場のFWグレゴリッチュのゴールによって1-0で先勝。また、スタメン出場の堂安は右サイドで得意の仕掛けからのチャンスメークに献身的な守備と攻守両面で良いパフォーマンスを見せた。 難所ロンドン・スタジアムで逃げ切りを図る一戦に向けては直近のボーフム戦で2-1の勝利を飾り、良い状態で敵地に乗り込めるはずだ。堂安も見事なクロスから1アシストを記録しており、引き続き好調を維持している。一方、対戦相手のウェストハムは直近のバーンリー戦で2点ビハインドから後半終盤のゴールで劇的ドローに持ち込んだが、試合の入りの部分で隙を見せており、アウェイチームとしてはアグレッシブな入りで主導権を掴みたいところだ。 守田の所属するスポルティングCPは、アタランタとの1stレグを1-1のドローで終えた。オープンな展開となった前半にFWパウリーニョのゴールで先制も、前半終盤にFWスカマッカに同点ゴールを許す。守勢を強いられた後半は厳しい戦いを強いられたが、GKイスマイルら守備陣の好守によって何とかドローに持ち込んだ。 敵地ベルガモでの勝利が突破の絶対条件となる中、直近のリーグ戦ではアロウカ相手に追加点を挙げられずに苦戦したものの、最終的に3-0で勝利。主力のプレータイムをコントロールしつつ弾みを付ける白星を獲得した。初戦では守備面のハードワークが光った守田だが、この試合では残念ながら体調不良の影響によって土壇場で遠征メンバー外に。相手の司令塔MFコープマイネルス、中盤のダイナモであるMFエデルソン相手との重要な局地戦は代役を担うコインドレディ、ヒュルマンドらの奮闘が必須だ。 遠藤を擁するリバプールは、スパルタ・プラハとの敵地での初戦に5-1で圧勝。今回の2ndレグを前にベスト8進出をほぼ確実なものとした。相手の球際の強さ、推進力に手を焼いたが、GKケレハーの再三の好守で易々とゴールを許さず。逆に、2ゴールを挙げたFWヌニェスを筆頭に自慢のアタッカー陣が見事な決定力を発揮し、試合内容を鑑みれば望外の4点差を付けた。 先週末にはマンチェスター・シティとのプレミアリーグ首位攻防戦を戦い、今週末にはFAカップ準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチを控えており、今回の一戦では主力をベンチに控えさせつつ若手や控え中心のスカッドでの戦いが見込まれる。そのため、シティ戦で出色のパフォーマンスを見せた遠藤やFWルイス・ディアスらをベンチに置き、MFクラークやMFマコーネル、FWクーマスら若手に出番が与えられそうだ。 三笘不在のブライトンは難所オリンピコで行われたローマとの初戦でまさかの0-4の惨敗。逆転でのベスト8進出は非常に厳しい状況だ。ボール保持やチャンスクリエイトの部分ではそこまで大きな差はなかったが、FWディバラとFWルカクの圧倒的な個の力、勝負所でのアラートさを欠いたことで大量失点を喫することになった。直近のノッティンガム・フォレスト戦を1-0で勝利し、公式戦5試合ぶりの白星を手にしたが、逆転突破へ最低5点が必要な今回のリターンレグに向けて攻撃面の改善はあまり窺えず。 一方、デ・ゼルビ監督との友人対決に先勝したデ・ロッシ監督率いるローマは、直近のフィオレンティーナ戦を2-2のドローで終えた。指揮官が誤りを認めた[3-5-2]の布陣でのスタートが影響し、勝ち点を取りこぼす形となったが、GKスヴィラールのPKストップからDFジョレンテの土壇場弾でのドローと流れは悪くない。ただ、今回の一戦に向けてはコンディションに問題を抱えるFWルカクが遠征メンバーを外れ、FWディバラらをベンチに置いて臨む可能性が高く、代役を担うFWアズムンやMFバルダンツィら前線の選手が相手守備に脅威を与えられずにいると、防戦一方を強いられての悪夢の逆転負けも想定できるだけに気を引き締めて臨みたい。 小久保のベンフィカはレンジャーズとのホームでの初戦を2-2のドローで終え、難所アイブロックスでの勝利で突破を目指す。初戦はボール保持率、シュート数で完全に相手を圧倒したが、粘り強い相手の守備に手を焼いてMFディ・マリアと相手のオウンゴールによる2点にとどまると、効率良い相手の攻撃に屈して先勝を逃した。それでも、直近のエストリル・プライア戦は相手をしっかりと圧倒した末に3-1の勝利。公式戦3試合ぶりの白星を収め、良い形で敵地へ乗り込む。 ◆薄氷ドローのレバークーゼン、余裕を持って逃げ切り図るミラン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240313_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 日本選手所属クラブ以外では今季未だ無敗を継続するレバークーゼン、優勝候補ミランの戦いに注目が集まる。 アゼルバイジャン王者カラバフとの再戦となったレバークーゼンは、敵地とは言えども危なげなく勝ち切ることが想定されたが、思わぬ大苦戦を強いられた。低調な前半に2ゴールを奪われると、慌てて主力を投入した後半に何とか流れを引き寄せてMFヴィルツと後半アディショナルタイムにFWシックが決めたゴールによって薄氷の2-2のドロー。何とか今季の公式戦初黒星を回避した。 ただ、この試合を教訓に週末のヴォルフスブルク戦に気を引き締めて臨んだ結果、前半半ばに退場者を出した相手に対して、MFテラ、ヴィルツの2ゴールによって余裕を持っての2-0の完勝。きっちり白星を取り戻してホーム開催のリターンレグに弾みを付けている。 一方、曲者スラビア・プラハとのホームでの初戦に臨んだミランは前半退場者を出した相手に2点を奪われる拙い試合運びになったものの、最終的に突き放して4-2のスコアで先勝。また、週末のエンポリ戦では追加点を奪うのに苦戦したものの、主力のプレータイムをコントロールしながら好調のFWプリシックのゴールを守り切ってウノゼロ勝利。リーグ戦で2位に浮上して今回のリターンレグに臨むことになった。初戦では相手の強度の高いマンツーマン守備に手を焼いており、その部分の修正がしっかりとできれば、余裕を持っての逃げ切りは十分に可能だ。 マルセリーノ監督の古巣対決に注目が集まったビジャレアルとマルセイユの名門対決は、マルセイユがFWオーバメヤンの2ゴールの活躍などで4-0の先勝。ビジャレアルホームで行われる2ndレグを前に決着を付けた印象だ。ここからの逆転は厳しいと言わざるを得ないが、マルセリーノ監督としては因縁の古巣相手に意地を見せたいところだ。 2024.03.14 18:00 Thu

【ラ・リーガ第28節プレビュー】バウンスバック図る上位陣は揃って下位と対戦

先週末に行われた第27節は首位のレアル・マドリー、ジローナ、バルセロナと3強が揃って勝ち点逸。その中で4位のアトレティコ・マドリーが公式戦4試合ぶりの白星を挙げている。 今節はバウンスバックを図る上位陣が下位相手に勝利を目指す構図となる。 首位のマドリーは前節、因縁深いメスタージャでのバレンシアとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。ミッドウィークにベスト8進出を懸けたチャンピオンズリーグ(CL)のRBライプツィヒ戦を控える難しさがあったものの、試合の入りに失敗してDFカルバハルの信じがたいミスなどで2点を献上。その後、渦中のFWヴィニシウスが前半終盤、後半半ば過ぎに続けてゴールを挙げてドブレーテを達成し、逆転の機運も高まった。しかし、試合最終盤のヒル・マンサーノ主審の微妙なタイミングでのタイムアップの笛によってMFベリンガムのゴールが幻に…。その判定を巡る抗議の際にイングランド代表MFがレッドカードを掲示された結果、2試合の停止となる不運にも見舞われた。 それでも、より重要度が高かったライプツィヒ戦では振るわないパフォーマンスに終わったものの、GKルニンやDFリュディガーの再三の好守と、ベリンガムとヴィニシウスのコンビで奪ったゴールによって1-1のドロー。CLでの連勝がストップしたが、きっちりベスト8進出を決めた。17位のセルタをホームで迎え撃つ今回の一戦はクラブとして上訴の意向も、ベリンガムの欠場は濃厚だ。守備陣を除いてやや疲労が見受けられるが、総力戦で公式戦3試合ぶりの白星を手にしたい。 前々節のラージョ戦を快勝したものの、前節はマジョルカにウノセロ負けで直近5試合でわずか1勝と、急失速の2位ジローナは、10位のオサスナ相手に勝利を目指す。前節はマジョルカにセットプレーから前半半ばに先制点を奪われると、以降は完全に後ろ重心のホームチームの堅守攻略に苦戦。試合終盤には畳みかける攻めを仕掛けたものの、厳しい敗戦となった。同じく堅守速攻スタイルのオサスナ相手の一戦では直近5試合ゴールから遠ざかる主砲ドフビクの奮起が求められるところだ。 3位のバルセロナはCLのナポリ戦を控える中、フライデーナイトに15位のマジョルカとの一戦に臨む。前節のアスレティック・ビルバオとの上位対決はコパ・デル・レイ準決勝を戦って疲労を抱えるホームチームを攻め切れず、停滞感が漂うゴールレスドロー。上位2チームにお付き合いする形での勝ち点逸となった。さらに、同試合ではMFフレンキー・デ・ヨングが足首、MFペドリが右太ももを負傷。いずれも数週間単位の戦線離脱が決定した。 本来であれば、今回の一戦で幾つかのポジションでターンオーバーを敢行したいところだが、中盤ではフル稼働中のMFギュンドアンに大きな負担がかかる形となる。強豪相手に手堅い戦いで勝ち点を重ねる難敵相手の一戦では得点の形にこだわらず、早い時間帯のゴールラッシュで主力を早いタイミングで休ませられるような展開に持ち込みたい。 バルセロナ同様にCLのインテル戦を控える4位のアトレティコは、降格圏の18位に沈むカディスと対戦する。前節は難敵ベティス相手に開始早々のオウンゴールと、PKを失敗したFWモラタの名誉挽回のゴールを守護神オブラクの再三の好守で守り抜いて2-1の勝利。公式戦4試合ぶりの白星を挙げた。逆転を目指すインテル戦へ弾みを付けつつ、トップ4死守へ勝ち点3が必須の一戦ではFWグリーズマン、DFヒメネスらを引き続き欠く状況となるが、下位相手にしっかりと勝ち切って運命の一戦に臨みたい。 MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは、降格圏の19位に沈むグラナダ相手に公式戦連敗ストップの勝利を目指す。久保ら主力を温存した前節のセビージャ戦はセットプレーから2点を奪ったものの、3失点を喫して2-3の敗戦。さらに、CLではパリ・サンジェルマン相手に試合終了間際のMFメリーノのゴールで一矢報いたが、FWムバッペの2ゴールに沈んで2戦合計1-4での敗戦が決定した。先日のコパに続いて2つ目のカップ戦敗退となったイマノルのチームは、シーズン残りで来季ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を最大の目標として戦う。その初戦となるグラナダ戦では攻守両面で相手を圧倒するような戦いが求められる。PSG戦で消化不良に終わった久保にはマジョルカ戦以来、公式戦5試合ぶりのゴールを期待したい。 その他では泥沼の開幕27戦未勝利の最下位のアルメリアと復調気配を示す14位のセビージャのボトムハーフ対決、5位のアスレティックやELの決勝トーナメントを戦うビジャレアルの戦いにも注目だ。 《ラ・リーガ第28節》 ▽3/8(金) 《29:00》 バルセロナ vs マジョルカ ▽3/9(土) 《22:00》 バレンシア vs ヘタフェ 《24:15》 カディス vs アトレティコ・マドリー 《26:30》 グラナダ vs レアル・ソシエダ 《29:00》 ジローナ vs オサスナ ▽3/10(日) 《22:00》 アラベス vs ラージョ 《24:15》 ラス・パルマス vs アスレティック・ビルバオ 《26:30》 レアル・マドリー vs セルタ 《29:00》 ベティス vs ビジャレアル ▽3/11(月) 《29:00》 アルメリア vs セビージャ 2024.03.08 19:00 Fri
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