アスパス弾などで快勝のセルタがベスト8進出! ベシクタシュとヘンクも8強入り!《EL》

2017.03.17 04:52 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグ、FCクラスノダールvsセルタが16日に行われ、アウェイのセルタが2-0で勝利した。この結果、2戦合計4-1としたセルタがベスト8進出を決めた。

▽スペイン勢4連覇が期待されるセルタは、ホームでの1stレグで試合終了間際にボーヴュが決めた劇的勝ち越し弾で2-1の勝利を収め、敵地での2ndレグに向けてアドバンテージを手にした。
▽ただ、直近のリーグ戦では4試合勝利がなく、今週末には宿敵デポルティボとの重要な“ガリシア・ダービー”を控えており、今回の2ndレグに心身のコンディションを整えられるかが、勝敗のカギを握った。ベリッソ監督はこの重要な一戦に向けて、ビジャレアル戦で温存したイアゴ・アスパスやグイデッティ、ヴァスなど主力を先発に復帰させた。

▽1stレグ同様に前半立ち上がりから拮抗した展開が続く試合。互いにセットプレーからセルタのヴァス、クラスノダールのマウリシオ・ペレイラというFKの名手が直接FKで相手ゴールに迫るが、相手GKの好守もあり、前半はゴールレスで終了した。

▽迎えた後半、徐々に試合のペースを握り始めたアウェイのセルタは、52分にゴール前の混戦からアスパスのシュートのこぼれ球に反応したマージョがボックス右から強烈な右足のシュートを流し込み、貴重なアウェイゴールを手にした。
▽先制後も持ち味のハイインテンシティのプレーで主導権を渡さないセルタは、80分にグイデッティの浮き球パスに抜け出したアスパスが冷静にGKとの一対一を制し、試合を決定付ける2点目を奪った。その後、危なげなく試合をクローズしたセルタが、2戦合計4-1でベスト8進出を決めた。

▽同時刻に行われたベシクタシュvsオリンピアコスのチャンピオンズリーグ常連チーム対決は、ホームのベシクタシュが4-1で勝利した。この結果、2戦合計5-2としたベシクタシュがベスト8進出を決めた。

▽オリンピアコスホームの1stレグを1-1のドローで終えた両チーム。迎えたベシクタシュホームの2ndレグでは、ホームの大歓声を後押しにしたベシクタシュが開始10分にアブバカルの2試合連続ゴールで先制に成功。さらに、22分には今季途中に加入したバベルのゴールで点差を広げる。だが、31分にエルヨナッシのゴールでオリンピアコスに1点を返されると、前半終了間際の39分にはボールに関係ないところで相手に暴力行為を働いたアブバカルにレッドカードが掲示され、1点リードのホームチームが数的不利を背負うことになった。

▽迎えた後半、数的優位を手にしたオリンピアコスが一方的に押し込む展開が続くが、先にゴールをこじ開けたのは1人少ないベシクタシュ。75分、カウンターからボックス付近でボールを持ったバベルの右足シュートをGKレアリが弾き切れず、ベシクタシュに決定的な3点目が入った。その後、より前がかりになったオリンピアコスの猛攻を跳ね返し続けたベシクタシュは、84分にも途中出場のトスンがゴールを決め、数的不利を背負いながらも4-1で快勝した。

▽また、ヘンクvsヘントのベルギー勢対決は、1-1のドローで終了した。この結果、2戦合計6-3としたヘンクがベスト8進出を決めた。敵地での1stレグを5-2で大勝したヘンクは、ホームでの2ndレグでも先制に成功。その後、ヘントに意地のゴールを決められて2連勝を逃すも、1stレグのアドバンテージを生かしてベスト8進出を決めた。

◆ELラウンド16・2ndレグ結果(日本時間27時開催)
FCクラスノダール 0-2(AGG:1-4) セルタ
ベシクタシュ 4-1(AGG:5-2) オリンピアコス
ヘンク 1-1(AGG:6-3) ヘント
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