シティ撃破のモナコが逆転でベスト8進出! シティのCL制覇の夢は今季も志半ばで潰える…《CL》2017.03.16 06:51 Thu

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Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、モナコvsマンチェスター・シティが15日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、モナコが3-1で勝利した。この結果、2戦合計6-6で並ぶもアウェイゴール数で上回ったモナコがベスト8進出を決めた。

▽先月21日にシティ・オブ・マンチェスターで行われた1stレグでは、壮絶な打ち合いを制したシティが5-3で先勝した。アウェイゴール3点を献上したものの、リロイ・ザネの5点目が効いて2点差を付けて1stレグを終えたシティは、以降の公式戦4試合を3勝1分けの好成績で終えた。なお、今回の2ndレグに向けては、直近のFAカップ準々決勝のミドルズブラ戦から先発4人を変更。GKにカバジェロが戻り、サバレタとオタメンディに代わって、サーニャとコラロフが最終ラインに入り、ヤヤ・トゥーレに代わってフェルナンジーニョがアンカーを務めた。

▽一方、敵地で2度のリードを守り切れず、敗戦したモナコだが、以降の公式戦4試合で全勝。また、その4試合全てで複数得点を記録しており、逆転突破に向けて少なくとも2点以上が必要なシティ戦に向けて好調を維持。だが、逆転を期すこの一戦に向けては、1stレグで2ゴールを決めていたエースFWファルカオが臀部のケガでメンバー外となり、代役にジェルマン。また、出場停止のグリクに代わって、出場停止明けのジェメルソンが最終ラインに入った。

▽立ち上がりから積極的にハイプレスを仕掛けるモナコは、その勢いのままに決定機を作り出す。7分、プレスバックしたジェルマンのボール奪取からバカヨコのスルーパスに抜け出したムバッペが中央を突破してGKカバジェロと一対一となるが、右足のシュートはカバジェロの見事なワンハンドセーブに遭う。

▽最初の絶好機を逸したモナコだったが、このプレーで得たCKの流れから先制点を奪う。8分、ボックス左で仕掛けたメンディのシュートはGKに弾かれるが、こぼれ球を拾ったベルナルド・シウバがボックス左で折り返したグラウンダーのボールを、ムバッペがワンタッチで押し込んだ。

▽18歳の新星FWの2試合連続弾で早々にゴールをこじ開けたモナコは、バカヨコとファビーニョの屈強な2セントラルハーフを起点に、出足鋭い守備をみせ、シティ自慢のポゼッションサッカーを機能不全に陥れる。さらに素早い守備から攻撃への切り替えを生かし、18分にはショートカウンターから中央を持ち上がったジェルマンがミドルシュートを狙うが、これは枠を捉え切れない。

▽その後も完璧に試合の流れを掴んだモナコは、29分に追加点を奪う。敵陣左サイドでボールを持ったルマールを大外のメンディが追い越し、グラウンダーのクロスを入れる。これをタイミング良くゴール前に走り込んだファビーニョが右足ダイレクトで流し込んだ。

▽この2点目で2戦合計5-5としたモナコは、アウェイゴール数で相手を上回り、2戦合計スコアで逆転に成功。その後も連動した守備でパスコースを遮断し、苦し紛れの縦パスを前向きな守備陣が危なげなく跳ね返し、シティ攻撃陣に全く攻撃の形を作らせない。結局、シティに1本のシュートも許さない完璧な試合運びを見せたホームチームが、最高の形で試合を折り返した。

▽互いに選手交代なしで迎えた後半は、ビハインドを追うシティが立ち上がりから押し込む展開が続く。デ・ブライネのポジションを下げ、[4-2-3-1]に近い並びでビルドアップにかける人数を増やしたシティは、動き出しの量の増加も重なり、相手陣内でボールを持つ場面が多くなる。

▽57分にはボックス右に抜け出したスターリングが、タイミングを窺いながら中央のアグエロにパスを狙うが、ここはDFラッジの身体を張ったブロックに阻まれる。さらに62分には左サイドでDFラッジを交したザネからのマイナスの折り返しに中央のアグエロが反応するが、ここはシュートをふかしてしまい、ゴールには繫がらない。

▽モナコの運動量の低下に伴い、徐々にゴールの匂いを感じさせ始めたシティは、65分にこの試合最大の決定機が訪れる。フェルナンジーニョの縦パスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したシルバが、ボックス右でフリーのアグエロにラストパスを通す。だが、アグエロはGKスバシッチとの一対一を決め切れない。続く67分にはシルバのスルーパスに抜け出したザネがボックス左でGKと一対一となるが、ここはシュートコースを消されて左足のシュートはサイドネットを叩いた。

▽その後もシティペースが続く中、防戦一方のモナコは70分、ラッジに代えてアルマミー・トゥーレを同じセンターバックのポジションに入れる。だが、この交代直後にここまで耐えてきた守備が決壊する。

▽71分、右サイドで浮き球のパスを受けたスターリングがカットインから左足のシュートを放つ。これはGKスバシッチが外側に弾き出すが、こぼれ球にいち早く反応したザネが左足で蹴り込み、シティが2戦合計スコアで再び優位に立った。

▽劣勢の中で試合を引っくり返されたモナコだが、不屈の闘志を見せる若きチームはワンチャンスを生かして再びゴールをこじ開ける。77分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのルマールがゴール前に絶妙なインスウィングのクロスを入れると、中央でフリーになっていたバカヨコが頭で右隅に流し込んだ。

▽痛恨の失点で再びゴールが必要となったシティは、84分にクリシを下げてイヘアナチョを投入。ここから決死の猛攻に出るかと思われたが、ピッチの11人は気落ちした様子こそ見せないものの、熱量が上がらない。対してムバッペ、ジェルマンと2トップを下げてモウティーニョ、ディラールの投入で逃げ切りを図るモナコは、最後まで熱量のこもったプレーで相手の反撃を凌ぎ切り、試合はこのままタイムアップ。

▽エースFWファルカオ不在の逆境を乗り越え、ホームでシティを見事に撃破したモナコが、2戦合計6-6もアウェイゴール数の差で上回り、逆転でのベスト8進出を果たした。一方、最後まで気持ちが見えないまま痛恨の逆転負けを喫したシティのCL制覇の夢は、今季も志半ばで潰えることになった。

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