ディバラの劇的PK弾でユベントスが好調ミランを撃破!《セリエA》

2017.03.11 07:13 Sat
Getty Images
▽11日にセリエA第28節のユベントスvsミランが行われ、2-1でユベントスが勝利した。
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▽前節のウディネーゼ戦(1-1)で公式戦連勝が『10』でストップした首位ユベントス(勝ち点67)が、12月に行われたスーペル・コッパで激闘を繰り広げた7位ミラン(勝ち点50)を本拠地ユベントス・スタジアムに迎えた一戦。
▽来週のミッドウィークにホームで行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグのポルト戦を控えているユベントスは、低調なパフォーマンスで今季リーグ初の引き分けを喫したウディネーゼ戦からスタメンを3人変更。また、先発予定だったマンジュキッチが試合直前に腹痛を訴え、ピアツァが急遽スタメン起用された。

▽一方、現在リーグ戦5戦負けなしと好調のミランは、キエーボ戦からスタメンを3人変更。スソやロカテッリ、ヴァンジョーニに代えてオカンポスやパシャリッチ、パレッタが先発となった。なお、日本代表FW本田圭佑は練習中に足首を負傷してベンチ外となっている。

▽立ち上がりこそオープンな展開となったが、徐々にユベントスがプレスを強めていくと、4分にダニエウ・アウベスの右クロスのこぼれ球をボックス左で拾ったピアツァがワンフェイントからシュートを放ったが、ゴール左隅を捉えたボールはGKドンナルンマの好守に遭う。
▽その後も主導権を握るユベントスは24分、ボヌッチからのロングボールをペナルティアーク左付近でボールを受けたイグアインが巧みなトラップでボールを収めると、カットインからシュート。これはGKドンナルンマの好守に阻まれたが、30分に敵陣で細かくパスを繋ぐと、最後はダニエウ・アウベスのパスに抜け出したベナティアが強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。

▽王者相手に苦戦を強いられるミランだったが43分、自陣でのボールカットからロングカウンターを仕掛けると、パシャリッチが左サイドのスペースへスルーパス。これに反応したデウロフェウがボックス手前まで持ち上がりのラストパスを送ると、抜け出したバッカが絶妙タッチでボールを収め、シュートをゴールに流し込んだ。

▽1-1で迎えた後半、ユベントスはバルザーリを下げてリヒトシュタイナーを投入。すると52分、ユベントスはピアツァが左サイド深くまで持ち上がりクロスを供給。相手DFのクリアミスをゴール左で拾ったケディラが決定機を迎えたが、シュートはGKドンナルンマがファインセーブ。

▽後半も主導権を握るユベントスは58分、右FKのこぼれ球をペナルティアーク内のイグアインが頭で繋ぐと、このボールに反応したピアツァがゴール右からシュート。さらに72分には、ディバラのスルーパスに抜け出したケディラがボックス右からシュート。GKの弾いたボールをイグアインがジャンピングボレーで合わせたが、これはゴール右に逸れた。

▽後半に入り防戦一方の展開が続いたミランだが、相手のパスミスから決定機を迎える。77分、ベナティアのバックパスをボックス内で奪ったデウロフェウがゴール右からシュートを放ったが、これは飛び出したGKブッフォンの身体を投げ出したブロックに阻まれた。

▽試合も終盤に差し掛かり、このまま試合終了かと思われたが後半アディショナルタイム3分、ミランはホセ・ソサがこの試合2枚目のイエローカードを提示され、退場処分を受ける。

▽数的有利となったユベントスは後半アディショナルタイム7分、リヒトシュタイナーの右クロスがブロックに入ったデ・シリオの手に当たると、主審がPKを宣告。このPKをディバラがゴール左に突き刺し、土壇場で勝ち越しに成功した。

▽結局、試合はそのままタイムアップ。土壇場で獲得したPK弾で勝ち点3をもぎ取ったユベントスが、14日に行われるCLラウンド16・2ndレグのポルト戦に向けて大きな弾みを付けた。

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