【ブンデス第24節プレビュー】大迫がバイエルンと激突、酒井高vs原口も

2017.03.03 18:00 Fri
Getty Images
▽前節は首位バイエルンがハンブルガーSVに8発大勝し、2位ライプツィヒがケルンに快勝したことで両軍の勝ち点差は5で維持された。そして、ドルトムントも2戦連続3-0の快勝を収め、3位をキープ。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを展開している原口ヘルタ・ベルリンと長谷部フランクフルトの日本代表対決では原口に軍配が上がり、5位に浮上している。下位では14位に沈むヴォルフスブルクがイスマエル監督の解任に踏み切った。迎える第24節はケルン大迫がバイエルンと激突する一戦や、酒井高ハンブルガーSVと原口ヘルタの日本代表対決が行われる。
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▽前節HSV戦を8-0と圧巻の大勝劇を飾った首位バイエルン(勝ち点53)は、水曜日に行われたDFBポカール準々決勝のシャルケ戦を主力を投入して3-0と快勝。シャルケ戦は余裕の展開となったことに加え、翌火曜日のCLアーセナル戦は1stレグを5-1と大勝していることから、ケルン戦に集中できる状況だ。
▽一方、前節ライプツィヒ戦を大迫の今季5ゴール目が生まれながらも1-3と完敗した7位ケルン(勝ち点33)は、3戦勝利がなくヨーロッパカップ戦出場に向け、踏ん張り時となっている。今季のバイエルンとの1stマッチで絶大な存在感を見せ付けた大迫のプレーに注目だ。

▽前節ケルン戦を得意の先行逃げ切りで快勝した2位ライプツィヒ(勝ち点48)は、金曜日に宇佐美のアウグスブルクと対戦する。Y・ポウルセンの負傷を[4-3-3]に切り替えることで対応し、内容も格段に改善された中、宇佐美がベンチスタート予想の13位アウグスブルク(勝ち点27)に勝利して3連勝としたい。

▽トゥヘル監督の迷采配が続いていたものの、ここ2試合は3-0と快勝している3位ドルトムント(勝ち点40)は、8位レバークーゼン(勝ち点30)とのホーム戦に臨む。火曜日に行われるはずだったDFBポカールのロッテ戦が雪で延期となり、翌水曜日にCLベンフィカ戦を控えるが、不安定な戦いを続けるレバークーゼンを下して3位死守となるか。2試合連続途中出場となった香川はヘディングシュートで1度ゴールに迫ったが、今節もベンチスタート予想だ。
▽今節の日本人対決では酒井高vs原口が行われる。HSVは前節バイエルン戦を0-8と惨敗し、残留プレーオフに回らなければならない16位に後退。水曜日に行われたDFBポカールのボルシアMG戦では善戦しながらも1-2の敗戦と流れが悪いが、断ち切れるか。酒井高は右サイドバックで先発予想となっている。

▽一方、前節フランクフルト戦を2-0と勝利し、5位に浮上したヘルタは、CL圏内の4位ホッフェンハイムを1ポイント差で追走。攻撃面で見せ場を作れなかった原口だが、献身的な守備で勝利に貢献している。その原口は引き続き右MFでの起用が予想されるが、ポジションチェンジをした際に酒井高とのマッチアップが見られるかもしれない。

▽原口との日本代表対決に敗れ、リーグ戦3連敗となった6位フランクフルト(勝ち点35)は、火曜日に行われたDFBポカール準々決勝のビーレフェルト戦を、長谷部を温存して1-0と勝利。悪い流れを断ち切ったチームは、9位フライブルク(勝ち点30)とのホーム戦に臨む。この試合に出場すれば奥寺氏の持つ日本人ブンデス最多出場記録の234試合を塗り替える長谷部だが、自身の記録更新とともにチームを勝利に導けるか。最後に3試合ぶりに先発となったマインツの武藤は、イスマエル監督を解任したヴォルフスブルクとのホーム戦で2連勝を目指す。

※スタメン予想はドイツ『キッカー』を参照

◆ブンデスリーガ第24節
▽3/3(金)
《28:30》
アウグスブルク vs ライプツィヒ

▽3/4(土)
《23:30》
ケルン vs バイエルン
ドルトムント vs レバークーゼン
ブレーメン vs ダルムシュタット
ホッフェンハイム vs インゴルシュタット
マインツ vs ヴォルフスブルク
《26:30》
ボルシアMG vs シャルケ

▽3/5(日)
《23:30》
フランクフルト vs フライブルク
《25:30》
ハンブルガーSV vs ヘルタ・ベルリン

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